
「家庭も仕事もワンオペです」は、ウエディングプランナーの澤村恵梨香が育休明けに家事と育児を一人で抱え込み、同じ式場で働く夫・晃とぶつかりながら家族の形を探す物語です。
この記事では、晃の外出は浮気なのか、職場や保育園を巻き込んだ嫌がらせの犯人は誰なのかを、答えから先に書いています。新人プランナーを悩ませたストーカーの正体にも、同じく答えを載せました。急ぐ方はQ&Aへ、順を追って読みたい方はネタバレあらすじへ。ネタバレ部分はすべて折りたたんであります。
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「家庭も仕事もワンオペです」あらすじ・ネタバレ
作品名:家庭も仕事もワンオペです
作者:蒼田山
出版社:シーモアコミックス(トレモア・リアルラブ)
ステータス:連載中
巻数:既刊29巻(2026年9月時点)
連載媒体:コミックシーモア
あらすじ ー 育休明けの妻に、家事も育児も仕事も押し寄せる
澤村恵梨香は、ブライダル会社で顧客から厚い信頼を寄せられるウエディングプランナーです。同じ会社の映像制作部で働く晃と結婚し、息子の朝陽を授かって、仲の良い家庭を築いていけると信じていました。
ところが育休を終えて職場に戻ると、毎日の段取りは一気に崩れます。保育園からは発熱のたびにお迎えの電話がかかり、打ち合わせの途中で席を立てば、同僚の視線が冷たくなりました。帰宅すれば洗濯も夕食も待っていて、恵梨香の一日には休む隙間がありません。
一方の晃は、口では心配してみせても、送り迎えや看病は引き受けようとしません。仕事だけしていればいい夫と、仕事も家事も育児も背負う妻。同じ職場にいるからこそ、二人の負担の差は恵梨香の目にはっきり映ってしまいます。
物語は夫婦の問題だけでは終わらず、職場の人間関係や、恵梨香が長く距離を置いてきた実家の問題まで巻き込んで広がっていきます。離婚か、やり直しか。どちらにも簡単には振り切れない共働き夫婦の日々が、巻をまたいで描かれていく作品です。
「家庭も仕事もワンオペです」のネタバレあらすじ ー 晃の外出の真相から嫌がらせの犯人、27巻の転機まで
【ネタバレ注意】「家庭も仕事もワンオペです」の27巻まで読む(タップで開きます)
夫に期待するのをやめた日(1〜3巻・ワンオペ地獄編)
育休を終えて職場に戻った恵梨香は、1歳にも満たない朝陽の発熱で、保育園から何度もお迎え要請を受けます。同じ会社の映像制作部にいる晃は、自分にも仕事があることや、小児科は母親ばかりで居づらいことを理由に、迎えも看病も引き受けません。早退が続く恵梨香に、後輩プランナーの大石はあからさまな批判を向けました。休日に家事と育児を任せた日も、晃は何もしないまま寝ていて、注意されると逆に怒り出す始末です。
3巻では、晃が仕事だと嘘をついて外出したせいで恵梨香が朝陽を見ることになり、育休明けに担当した大切な顧客から外されてしまいます。朝陽の1歳の誕生日を忘れて飲みに行くなど、晃の身勝手は積み重なっていました。怒りを通り越した恵梨香は「もうあなたには期待しない」と告げ、夫に頼らない代わりに夫の面倒も見ないと決めます。
出張の2日間と副業の告白(4〜5巻・和解編)
恵梨香は上司から泊まりがけの出張を任され、朝陽を晃に預けて出かけます。出張先では後輩の和田と一緒にセミナーを受け、飲みの席で恵梨香は母との確執を、和田は父の暴力に悩んだ過去を打ち明け合いました。その間、晃は初めて一人で朝陽と過ごし、入浴後に子どもを受け取る相手がいない不便さや、高熱を出した朝陽を前にした心細さを味わいます。帰宅した恵梨香と晃は互いに謝り、晃は休日に黙って出かけていた理由がフリーカメラマンの副業だったと明かしました。
5巻では、晃が会社と相談して週2日の在宅勤務に切り替え、夫婦で家事を分担する生活が始まります。遅くまで働けるようになった恵梨香は仕事で手応えをつかみ、厄介な顧客の担当も任されました。反対に晃は、部署で自分だけ働くペースが違うことに焦りを募らせ、二人の気持ちには少しずつ温度差が生まれていきます。
結城の看病と一線を越えた暴言(6〜9巻・すれ違い編)
6巻、顧客対応に疲れて帰宅した恵梨香は、風邪で寝込んだ晃を同僚の結城が自宅で看病し、朝陽の相手までしている場面に出くわします。結城は式場の会場設営と進行を担当する社員で、晃は恵梨香に断りなく彼女を家に上げたことを問題だと思っていませんでした。その裏では大石が晃に何かを吹き込んでおり、7巻で晃は、前の出張が和田と一緒だったのかと恵梨香を問い詰めます。和田と組んで結婚式を成功させようとする恵梨香の姿を見た晃は、女性を見下すような暴言をぶつけ、恵梨香は再び離婚を考え始めました。
8巻では家の中で1か月以上会話のない状態が続き、晃は結城から見返りを求められ、高額なコスメセットを買わされていたことを悔やみます。謝るきっかけをつかめないうちに、そのレシートを恵梨香に見つけられてしまいました。9巻で恵梨香は朝陽を連れてビジネスホテルへ家を飛び出しますが、育児用品をほとんど持たずに出たため、翌日には疲れ切って家に戻ります。
実母との絶縁と嫌がらせの犯人(10〜13巻・実家編)
家出に動揺した晃は、恵梨香と折り合いの悪い実母に助けを求め、自宅に呼び寄せていました。勝ち誇ったような母の態度を前に、恵梨香の怒りは再び燃え上がります。11巻では和田から好意を告げられますが、既婚者の恵梨香は応えません。母の来訪をきっかけに両親が長年別居していたことが分かり、母に愛されていなかったと痛感した恵梨香は絶縁を宣言しました。仲直りを勧める晃に、恵梨香はそれまで話さずにいた自分の生い立ちを打ち明けます。
12巻に入ると、職場の玄関先にゴミが置かれ、恵梨香を名指ししたクレーム電話が続き、保育園には朝陽の祖母を名乗る人物まで現れます。実家に帰らずにいた母の仕業だと気づいた恵梨香は、父に連絡を取りました。13巻で父の住まいを訪ねた恵梨香は、3年前の頸椎骨折で寝たきりになった芹沢奈緒子を父が介護している現実を知ります。奈緒子の提案をもとに恵梨香と父が母に働きかけた結果、母は拒み続けてきた父との離婚を受け入れ、嫌がらせもぴたりと止みました。
映像制作部の解散と朝陽の入院(14〜16巻・家族の危機編)
14巻、晃が所属する映像制作部が3か月後に解散すると決まり、晃は他部署へ移るか会社を辞めるかの選択を迫られます。その通達を持ってきたのが、実は親会社から出向していた和田だったことも、晃の自尊心を傷つけました。15巻では朝陽に川崎病の疑いが出て検査入院が決まり、恵梨香と晃は仕事と泊まり込みの付き添いを交代でこなします。眠れない病室の夜が続き、恵梨香はわずか2日で心身ともに追い詰められていきました。
16巻で朝陽は川崎病ではないと分かって退院し、恵梨香は職場に戻って、別の業界から転職してきた新人プランナー・河合の指導にあたります。それでも、また同じことが起きたらという不安は消えません。悩みを打ち明けた和田からは、恵梨香が予想していなかった厳しい言葉が返ってきました。
河合のストーカーと晃の転職(17〜18巻・職場の試練編)
17巻、晃は休みの融通が利き、家事と育児に関わりやすいタクシー運転手へ転職すると恵梨香に伝えます。家族を優先した選択に恵梨香は感謝しますが、晃にはまだ話していない将来の計画がありました。同じころ河合は、仕事帰りに後をつけられ、大量のメールや待ち伏せに悩まされて業務に集中できなくなっていきます。18巻で明らかになったストーカーの正体は、恵梨香と河合が初めて一緒に担当したカップルの新郎でした。
発端は、打ち合わせで河合がかけた社交辞令を、新郎が好意と受け取ったことです。式場の業界では対応マニュアルがあるほどよく起きる事態だと語られ、教育係の恵梨香は上司から責任を問われ、河合も責任を感じて退職を申し出ました。帰宅して仕事を辞めたいと泣き崩れた恵梨香を、晃は抱きしめて好きな仕事を続けるよう励まします。立ち直った恵梨香の働きかけで河合は思いとどまり、晃も新しい職場で働き始めました。
第二子の妊娠と晃の独立(19〜27巻の到達点)
19巻以降、澤村家には大きな転機が続きます。20巻までに恵梨香の第二子の妊娠が分かり、晃は転職先から独立して、自分で事業を始める道を選びました。晃の収入が安定しない時期の妊娠で、夫婦は十分に話し合わないまま決めては衝突する、というすれ違いを繰り返していきます。
23巻では、つわりに苦しみながら朝陽の世話と仕事を続ける恵梨香に対し、晃は妊娠は恵梨香が自分で決めたことだと突き放すような言葉を投げつけます。和田が今も恵梨香への想いを抱えていることもうかがえ、夫婦の行方はさらに見えにくくなりました。27巻では、晃が仕事の重圧を誰にも打ち明けられず、一人で抱え込んでいたことが表に出ます。29巻の時点で物語は完結しておらず、二人が離婚へ向かうのか関係を立て直すのかは、まだ決着していません。
この場面は27巻。コミックシーモアなら27巻から読めます。
みさき疑問を解消(Q&A)
読む前に気になりやすい点と、物語の途中で湧く疑問に答えます。ネタバレを含む質問は後半にまとめ、タップで開く形にしてあります。
【⚠️ネタバレ注意】晃が休日にこっそり外出していたのは浮気ですか?
浮気ではありません。4巻で、晃が恵梨香に黙って出かけていたのはフリーカメラマンとしての撮影、つまり副業だったことを本人が打ち明けます。恵梨香の出張中に一人で朝陽の世話を経験した晃が、それまでの行いを謝った流れの中での告白でした。ただし嘘の外出のせいで恵梨香は大切な顧客の担当を外されており、隠していた事実そのものが消えるわけではありません。
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【⚠️ネタバレ注意】職場や保育園への嫌がらせの犯人は誰ですか?
犯人は恵梨香の実母です。12巻で、職場の玄関先へのゴミ、恵梨香を名指ししたクレーム電話が続き、保育園には朝陽の祖母を名乗る人物まで現れます。恵梨香に絶縁を告げられた母は、実家に帰らないまま嫌がらせを続けていました。13巻で恵梨香と父が母に働きかけ、母は拒み続けていた父との離婚を受け入れて、嫌がらせも止みます。
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【⚠️ネタバレ注意】新人プランナーの河合を追い詰めたストーカーの正体は誰ですか?
正体は、恵梨香と河合が初めて一緒に担当したカップルの新郎です。18巻で明かされ、打ち合わせ中に河合がかけた社交辞令を好意と受け取り、待ち伏せや大量のメールを繰り返すようになっていました。教育係の恵梨香は上司から責任を問われ、河合も責任を感じて退職を申し出ます。最終的に河合は思いとどまり、恵梨香と一緒にプランナーの仕事を続けました。
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みさきガチ評価・徹底考察

- お迎え要請や早退の気まずさまで描く、ワンオペの具体的な描写
- ブライダル業界の仕事の現場が、家庭の問題と連動して描かれる
- 夫婦が離婚にも和解にもすぐ振れない、揺り戻しの丁寧さ
- 晃の言動と実母編が重く、読み進めるほど気持ちが疲れやすい
「みさきの総評」 ー 割り切れない夫婦の現実を、巻をまたいで見届ける作品
ワンオペの苦しさを細部まで描き、夫婦がすぐには別れも和解もしない揺り戻しまで追う作品です。晃に苛立ちながらも、次の巻を確かめたくなります。
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澤村家が「離婚」にも「和解」にも着地しない理由

本作では、夫婦が決定的に壊れそうになる場面が何度も訪れ、そのたびに関係は少しだけ持ち直します。なぜ二人はどちらにも振り切れないのか、設定と人物の側から読んでいきます。
同じ式場という逃げ場のない職場
恵梨香と晃は、同じブライダル会社の別部署で働いています。この配置が、ありふれた夫婦げんかを抜け出しにくいものにしています。お迎えを代われない理由を晃が語るとき、その職場の空気は恵梨香にも見えているため、単純に夫だけを責める構図になりません。
そして職場の人間関係は、そのまま家庭へ流れ込みます。結城が自宅に上がり込み、大石が晃に何かを吹き込み、恵梨香が和田と組んで出張したことが暴言の引き金になりました。家と職場の境目がないので、家で起きた亀裂は翌朝の会社でも続いてしまいます。
14巻で映像制作部の解散を告げに来たのが和田だった場面は、この設定がもっとも効いた箇所です。会社の方針という夫婦にはどうにもできない出来事が、晃にとっては妻の後輩に見下ろされる屈辱として届きました。
ワンオペが夫一人の性格だけで生まれるのではなく、職場の制度や評価の仕組みと絡み合っていることを、この設定は物語の形で見せています。だからこそ、離婚すればすべて解決するという話にもなりにくくなっています。
晃は変わったのか、変わったふりなのか
晃に変化がないわけではありません。4巻の出張で一人きりの育児を経験した晃は、自分から謝り、5巻では在宅勤務に切り替えて家事を分担しました。17巻のタクシー運転手への転職も、家族との時間を優先した選択です。
ところが、変わろうとした直後に晃はつまずきます。在宅勤務で部署から取り残される焦りを、妻ではなく結城に打ち明け、嫉妬を暴言に変えてしまいました。行動を変えることはできても、弱っている自分を恵梨香に見せることはできていない、という点が一貫しています。
17巻でまだ話していない将来の計画を抱えていたこと、27巻で仕事の重圧を一人で抱え込んでいたことも、同じ線の上にあります。晃は恵梨香に「言えない」まま決めて、あとから衝突する人物として描かれています。
そう読むと、晃の変化は本物ですが部分的です。家事の手は動くようになっても、話し合う習慣はまだ育っていません。夫婦が和解にも着地しないのは、この欠けたままの部分が、生活が変わるたびに表に出てくるからだと考えられます。
恵梨香の「頼れなさ」は実家から始まっている
恵梨香が母との確執を初めて口にするのは、4巻の出張先で和田と話す場面です。11巻では晃にも自分の生い立ちを打ち明けました。親に頼れない前提で結婚し、出産したことが、恵梨香の働き方と暮らし方の土台になっています。
一人でやり切る力は、職場では優秀なプランナーとして評価されます。けれど家庭では、夫を当てにしない姿勢が「期待しない」宣言にまで行き着き、晃を家事の外へ押し出す面も持っていました。読者の感想に、主人公の強さを独りよがりと受け取る声があるのは、この両面が描かれているためです。
その恵梨香が、13巻では父と力を合わせて母と向き合い、18巻では晃の前で仕事を辞めたいと泣きます。誰かと組んで問題を解き、誰かに弱さを見せた場面は、どちらも事態が好転するきっかけになりました。
タイトルの「ワンオペ」は、夫が手を貸さない状態だけを指しているわけではなさそうです。何でも一人で抱えてしまう恵梨香自身の癖も含んでいて、夫婦の行方は、二人がそれぞれ「言えなさ」と「頼れなさ」をどこまで手放せるかにかかっています。
登場人物・キャラクター分析
主要キャラクター
澤村恵梨香(さわむらえりか)

本作の主人公で、ブライダル会社に勤めるウエディングプランナーです。育休前は社内でも頼りにされる存在でしたが、復帰後は朝陽の発熱による早退が続き、職場での立場を失いかけました。責任感が強く、何でも自分でやり切ろうとするぶん、夫にも親にも頼れないまま限界まで抱え込んでしまう人物として描かれています。
澤村晃(さわむらあきら)

恵梨香の夫で、同じ会社の映像制作部に勤めていました。家事と育児から言い訳をつけて逃げがちで、嘘の外出や暴言で何度も恵梨香を追い詰めます。一方で、一人育児を経験して謝ったり、家族のために転職を選んだりと、行動を変えようとする面も持っていて、その振れ幅が夫婦の揺り戻しを生んでいます。
澤村朝陽(さわむらあさひ)

恵梨香と晃の息子で、物語の始まりではまだ1歳前後です。たびたび熱を出して保育園から呼び出しがかかり、恵梨香の仕事の段取りを崩すきっかけにもなります。川崎病の疑いで入院した場面では、冷え切っていた両親が協力し合う理由になりました。
和田(わだ)

恵梨香の後輩にあたる男性プランナーで、早退の多い恵梨香を否定せずに支え続けます。父親の暴力に悩んだ過去を持ち、11巻では恵梨香に好意を伝えました。実は親会社から出向してきた社員で、14巻では映像制作部の解散を伝える側に立ち、晃との間に新たな摩擦を生みます。
脇を固める重要人物たち
大石(おおいし)

恵梨香の後輩の女性プランナーです。早退を繰り返す恵梨香を周囲への迷惑だとあからさまに批判し、育児と仕事を両立する社員に向けられる職場の厳しい目を体現しています。晃に何かを吹き込み、夫婦のすれ違いを深める一因にもなりました。
結城(ゆうき)

式場の会場設営と披露宴の進行を担当する同僚です。風邪で寝込んだ晃を自宅で看病し、恵梨香の不信を招きます。優しく接していたかと思えば見返りを求め、晃に高額なコスメセットを買わせたことで、夫婦の関係をさらにこじらせました。
河合(かわい)

別の業界から転職してきた新人プランナーで、16巻以降は恵梨香が指導を担当します。担当したカップルの新郎からストーカー被害を受け、責任を感じて退職を申し出ますが、恵梨香の働きかけで職場に残りました。
芹沢奈緒子(せりざわなおこ)

恵梨香の父と暮らしている女性です。3年前の頸椎骨折で寝たきりとなり、父はその介護のために母と向き合えずにいました。13巻では奈緒子の提案が、恵梨香と父が母の問題を解決する糸口になります。
恵梨香の母

恵梨香と長く折り合いが悪く、娘に愛情を向けられなかった母親です。夫の浮気を機に心を閉ざした過去があり、10巻で晃に呼ばれて家に来たことから確執が再燃します。絶縁を告げられたあとは職場や保育園への嫌がらせに走り、13巻で父との離婚を受け入れました。
恵梨香の父

母と長年別居し、芹沢奈緒子と暮らしている恵梨香の父親です。奈緒子の介護を抱えて母と向き合う余裕を失っていましたが、12巻で恵梨香から連絡を受け、13巻では娘と協力して母との離婚にたどり着きます。
共感と苛立ちが、同じページから生まれる
「我が家を見ているよう」という共感の声
もっとも多いのは、保育園からの呼び出しで仕事を切り上げる場面や、頼んだことをしてくれない夫の姿に、自分の暮らしを重ねたという感想です。共働きで子育てをしている読者はもちろん、子育てを終えた世代からも、当時を思い出しながら読んだという声が寄せられています。
元プランナーだという読者が、業務の描写が現実に近すぎて胸が痛んだと書いているように、ブライダルの現場の細かさも支持されています。スカッと離婚したり、別の相手に乗り換えたりする展開に流れず、子どもがいる家庭の割り切れなさを描き続ける点を、ほかの作品にない魅力として挙げる人もいました。
朝陽の存在に救われるという声もあり、重い展開のなかで読者の気持ちをつなぎ止める役割を果たしています。
重さと展開の遅さに疲れる読者も
反対に、晃の無神経さに読むたび腹が立つ、実母の問題まで加わって気持ちが沈むといった理由で、途中で読むのをやめたという感想も目立ちます。1巻ごとの進みがゆっくりで、衝突と仲直りの繰り返しに疲れたという指摘や、問題の片づき方が早すぎるという声もありました。
主人公の強さを独りよがりに感じたという意見も見られました。ただ、同じ場面が共感にも反発にもつながるのは、恵梨香と晃のどちらか一方を正解として描いていないからです。自分が読むタイミングや立場によって受け取り方が変わる作品と考え、しんどい時期には間を空けて読む、という付き合い方が合っています。
「家庭も仕事もワンオペです」を一番お得に読む方法・まとめ
一人で抱えてきた恵梨香が、誰と手を取るのかを見届けたい
「家庭も仕事もワンオペです」は、育休明けのウエディングプランナーが、夫の無理解と職場の厳しい目、そして実家の問題に一つずつ向き合っていく物語です。浮気に見えた外出の真相や嫌がらせの犯人といった謎は早めに明かされ、読みどころはその後の夫婦の選択に移っていきます。
晃は変わろうとしては崩れ、恵梨香は頼らないと決めては限界を迎えます。どちらか一方を悪者にして終わらせない描き方に、苛立ちと共感が同時に湧いてくるはずです。
2026年9月時点で連載中の本作は、コミックシーモアが先行配信のため、最新の29巻まで読めるのはシーモアです。この記事で紹介した27巻の展開まで一気に確かめたい方は、シーモアで読み始めるのが確実です。
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