「普通」が難しい高校生たちの友情と成長を描く感動作。コミュニケーションが苦手な宇野と、勉強が苦手な小林。天文部での活動を通じて互いの長所を認め合い、支え合う姿に胸を打たれる。生きづらさを抱える全ての人に勇気と希望を与える、星空のように輝く青春ストーリー。
「君と宇宙を歩くために」はどこで読める？
「君と宇宙を歩くために」はWeb漫画サイト、&Sofaにて連載中。
既刊3巻。
以下の方法で読むことができます
- 電子書籍：Kindle、eBookJapan、ブックライブなどで配信中。
多くの電子書籍ストアでは、無料で試し読みできます。 - 紙の書籍：全国の書店で発売中。オンライン書店でも購入可能です。
作品基本情報
タイトル：「君と宇宙を歩くために」
漫画：泥ノ田 犬彦
ジャンル：
青春ドラマ
ヒューマンドラマ
学園もの
成長物語
ターゲット読者層：
10代後半から20代の若者
生きづらさや不器用さを感じている人
人間関係や自己成長に興味がある読者
高校生活や天文に関心がある人
心温まる友情物語を好む読者
登場人物
小林 大和（こばやし やまと）
物語の主人公の一人で、高校2年生のヤンキーです。勉強が苦手で、バイトも長続きしない彼は、自分に自信が持てずにいました。小学生の頃に算数でつまずいて以来、学校が苦手な場所になってしまいました。できない自分を認めることができず、日常生活では生きづらさを感じています。
しかし、宇野啓介との出会いをきっかけに、小林は少しずつ変わり始めます。宇野の日常のルールや困った時の対処法を細かく記したノートに興味を持ち、自分も同じように工夫を始めます。バイトでも、ノートにやることを書き込んで真摯に仕事に向き合うようになり、仕事の中に楽しさを見出していきます。
小林は見た目のせいで誤解されがちですが、根っこにある誠実さと優しさで徐々に周囲の理解も得るようになります。
宇野 啓介（うの けいすけ）
小林大和のクラスに転校してきた高校2年生です。他の人とは少し違う特徴を持っており、コミュニケーションが苦手で、日常生活のルールを細かく記したノートを常に持ち歩いています。このノートは宇野にとって生きるための命綱であり、宇宙飛行士が宇宙空間で船外活動を行う際に使用するテザーにたとえられています。
宇野は記憶力が抜群である一方、人が怒っている声や大きな音、椅子の鳴る音が苦手で、よくパニックになってしまいます。また、たくさんのことを同時に行ったり、臨機応変に対応することを苦手としています。これまで幾度となくノートを捨てられるなどの嫌がらせを受け、友達は一人もいませんでした。
朔（さく）
小林大和の幼なじみで、ヤンキー仲間です。当初は、人ができないことを嘲笑したり、誰かの努力を陰でバカにするような素振りを見せていました。宇野啓介のノートを見て笑ったり、小林が日常のルールを書き込んだノートを捨てるなど問題行動も少なくありませんでした。
しかし、小林が宇野の影響で変わっていく姿を目の当たりにし、朔自身も少しずつ考え方を改めていきます。挑戦や努力を避けてきた小林が自分を変えようと行動する姿に感銘を受け、朔も成長していく様子が描かれています。
美川 昴（みかわ すばる）
天文部の部長で、宇野や小林とは違った意味で人とのコミュニケーションを苦手としている生徒です。根暗な性格で、人とうまく話すことができません。彼もまた日常に生きづらさを感じている一人です。
当初、美川はヤンキーの小林に対して偏見を抱いていましたが、宇野と小林の関係性を目の当たりにして心境に変化が訪れます。天文部が部員数の減少によって廃部の危機にあることを知った小林と宇野が入部したことで、三人は紆余曲折の末に互いの苦手なことを理解し合い、少しずつ距離感を縮めていきます。
井ノ上 晶
天文部の顧問で、定年退職を間近に控えた教師です。宇野、小林、美川といった生きづらさを抱えた生徒たちを温かい目で見守る存在として描かれています。
彼は生徒たちの個性や困難を理解し、それぞれの成長を支援する重要な役割を果たしています。特に、宇野と小林が天文部に入部した際には、彼らの関係性や成長を見守りながら、適切なアドバイスや励ましを与えています。
あらすじ
宇野啓介の転校
ヤンキー高校生の小林大和のクラスに、宇野啓介という変わり者の転校生がやってきます。
宇野は他人とのコミュニケーションが苦手で、日常生活のルールが細かく書かれたノートを常に持ち歩いています。この「テザー」と呼ばれるノートは、宇野にとって生活の指針となっています。小林は当初、宇野の奇妙な行動に戸惑いますが、次第に興味を持ち始めます。
宇野の真摯な姿勢と、自分なりの方法で日常生活に取り組む姿に、小林は自分との共通点を見出していきます。
小林大和の変化の兆し
小林は、これまで勉強もバイトも長続きせず、自分を「バカ」だと思い込んでいました。しかし、宇野との出会いをきっかけに、自分の生き方を見つめ直し始めます。宇野のノートに書かれた「悔しくても泣くのは家に帰ってからにする」という言葉に触発され、小林も自分なりの工夫を始めます。
バイト先でミスをしても、すぐに諦めるのではなく、謝罪し、改善策を考えるようになります。この小さな変化が、小林の自信回復につながっていきます。
天文部への入部
宇野は宇宙に強い興味を持っており、小林は宇野のために天文部への入部を提案します。しかし、天文部は部員数の減少により廃部の危機に瀕していました。小林と宇野は共に入部することで天文部を存続させることになります。天文部では、人とのコミュニケーションを苦手とする部長の美川昴とも出会います。
三人はそれぞれの生きづらさを抱えながらも、天文部という共通の場所で少しずつ距離を縮めていきます。
星空観察会での気づき
天文部の活動で、小林と宇野は初めて本格的な星空観察を経験します。広大な宇宙を目の当たりにした二人は、自分たちの悩みや問題が宇宙の大きさに比べればちっぽけなものだと気づきます。しかし同時に、なぜそれでも気にしてしまうのかという疑問も生まれます。この経験は、二人に新たな視点をもたらし、自分たちの「宇宙」すなわち日常生活を見つめ直すきっかけとなります。
テスト勉強への挑戦
夏休みの天文部の活動に参加するため、小林は期末試験で赤点を取らないよう勉強を始めます。しかし、長年勉強から遠ざかっていた小林にとって、それは困難な挑戦でした。宇野と一緒にカフェで勉強を始めますが、プリントを読んでも理解できず苦戦します。そんな中、バイト先の先輩である山田さんが声をかけ、小林の勉強を手伝ってくれることになります。小林は初めて、自分に合った学習方法を見つけ始めます。
小林の自己理解の深まり
勉強に取り組む中で、小林は自分の特性に気づき始めます。文字よりも視覚的な情報の方が理解しやすいこと、新しいことに注意が逸れやすいことなどを認識します。
山田さんの助言を受けながら、小林は自分に合った学習方法を模索していきます。この過程で、小林は自分を「バカ」だと決めつけていた過去の考えを少しずつ改めていきます。自己理解が深まることで、小林の自尊心も少しずつ回復していきます。
宇野の疲労と葛藤
宇野は、新しい人間関係に慣れようと努力を続けていましたが、それは彼にとって大きな負担となっていました。友達と一緒にいることが楽しいと感じる一方で、極度の疲労も感じていました。
宇野は自分の限界と向き合いながら、どのようにして人間関係を維持していくべきか悩みます。この葛藤は、宇野が自分の特性を受け入れつつ、社会に適応していく過程を表しています。
周囲の人々のサポート
小林と宇野の成長を、周囲の人々が温かく見守り、サポートしています。天文部の顧問である井ノ上先生は、彼らの努力を認め、励ましの言葉をかけます。バイト先の山田さんは、小林の勉強を手伝うだけでなく、自身の過去の経験を共有することで小林に共感を示します。クラスメイトの朔も、最初は小林と宇野の関係を嫉妬の目で見ていましたが、次第に理解を示すようになります。このように、周囲の人々のサポートが、二人の成長を後押ししています。
小林の自己肯定感の芽生え
小林は、宇野との交流や周囲の人々のサポートを通じて、少しずつ自己肯定感を取り戻していきます。バイトや勉強で失敗しても、すぐに諦めるのではなく、改善策を考えるようになります。また、自分の苦手なことに向き合い、克服しようとする姿勢を持つようになります。この変化は、小林が自分自身を受け入れ、前向きに生きていこうとする意志の表れです。
宇野と小林の相互理解
宇野と小林は、一見正反対の性格に見えますが、お互いの中に自分にはない長所を見出し、尊敬し合うようになります。宇野は小林のコミュニケーション能力や適応力を羨ましく思い、小林は宇野の知識や集中力を尊敬します。二人は互いの違いを認め合いながら、自分たちなりの方法で困難に立ち向かっていきます。この相互理解と尊敬が、二人の友情をより深いものにしていきます。
今後の展望
小林と宇野がさらに成長し、自分たちの「宇宙」を広げていくことが予想されます。
天文部の活動を通じて、新たな挑戦や経験をすることで、二人の視野がさらに広がっていくでしょう。また、周囲の人々との関係性も深まり、より多様な視点や価値観に触れることで、自己理解や他者理解がさらに深まっていく可能性があります。
同時に、高校生活や将来の進路など、新たな課題に直面することも考えられます。これらの経験を通じて、小林と宇野が自分たちなりの方法で「宇宙を歩く」ことを学んでいく姿が描かれることでしょう。
見どころ
「悔しくても泣くのは家に帰ってからにする」
この作品の中で最も印象的なシーンの一つが、宇野くんのテザー（ノート）に書かれていた「悔しくても泣くのは家に帰ってからにする」というフレーズです。この一言に、宇野くんの生きづらさと、それでも前を向こうとする強さが凝縮されていて、胸が締め付けられる思いがしました。小林くんがこの言葉に触発されて自分も頑張ろうと思うシーンは、本当に心に響きます。
宇宙を通じて広がる世界観
タイトルにもある「宇宙」は、この作品の重要なモチーフです。宇野くんの宇宙への興味が天文部入部につながり、小林くんも一緒に星空を見上げるようになります。特に印象的だったのは、河川敷での夜の星空観察シーンです。宇宙の広大さを前に、自分たちの悩みがちっぽけに思えると同時に、なぜか気にしてしまう人間の複雑さが描かれていて、とても考えさせられました。
小林くんの成長する姿
小林くんの変化は、この作品の大きな見どころの一つです。最初は何をやっても長続きしない、自信のないヤンキー高校生だった彼が、宇野くんとの出会いをきっかけに少しずつ変わっていく姿に、読んでいて勇気をもらえます。特に、バイト先で失敗した時に、宇野くんのことを思い出して頭を下げるシーンは、小林くんの成長を象徴していて感動的でした。
「普通」の意味を問い直す
この作品は、「普通」とは何かを考えさせてくれます。宇野くんが「普通」のことができずに苦労する一方で、小林くんも「普通」にできないことに悩んでいます。でも、二人の関係が深まるにつれて、「普通」じゃなくても大丈夫だということに気づいていく過程が素敵です。「普通」を追い求めるのではなく、お互いの違いを認め合い、支え合うことの大切さを教えてくれる作品だと思います。
周囲の人々の温かさ
小林くんと宇野くんを中心に物語は進みますが、周りの人々の描写も魅力的です。天文部の美川先輩や顧問の井ノ上先生、バイト先の山田さんなど、みんながそれぞれの形で二人を支えています。特に、山田さんが小林くんに勉強を教えるシーンは印象的でした。みんなが協力的で、優しい世界が描かれているのが心地よいです。
この作品が読む価値があるのは、生きづらさを抱えた人たちの姿を通して、私たち一人一人の中にある「普通じゃない」部分を肯定してくれるからです。読んでいると、自分自身も含めて、みんなが頑張って生きているんだなと思えて、勇気をもらえる素敵な作品です。
「君と宇宙を歩くために」の世界観に合う音楽
コミトラの独断で、マンガの世界観に合う音楽を紹介します！
Yann Tiersen – Comptine d`un autre ete – l`apres-midi
静かで繊細なピアノ曲。宇野啓介の内面の繊細さや、彼が日常生活で感じる不安と希望を表現している。穏やかなメロディーは、宇野が自分のペースで少しずつ成長していく様子を反映しています。ノスタルジックcな音色は、キャラクターたちの過去と未来をつなぐ物語の流れを想起させます。
宮川泰 – 宇宙戦艦ヤマト 組曲
壮大で希望に満ちたオーケストラ曲。天文部の活動や宇宙への憧れを表現し、主人公たちの夢と挑戦を音楽で描いているようです。星空を見上げる場面や、キャラクターたちが互いに支え合う瞬間に合う曲です。
RADWIMPS – 前前前世
エネルギッシュでポジティブな雰囲気のロック曲。小林大和の明るさや、キャラクターたちが困難を乗り越えて成長していく姿を表現しています。歌詞の中に込められた運命や出会いのテーマが、作品の友情や成長のメッセージと共鳴するようです。
感想・考察
生きづらさを抱える人々への共感
この作品を読んで、まず心に響いたのは登場人物たちの抱える生きづらさです。小林くんや宇野くん、そして美川先輩など、それぞれが異なる形で日常生活に困難を感じています。でも、その描写が本当にリアルで、思わず「わかる！」って声を上げそうになりました。
特に印象的だったのは、宇野くんが人と長時間一緒にいると疲れてしまうけど、でも楽しいと感じているシーンです。これって、コミュニケーションが苦手な人の気持ちをすごく上手く表現していると思います。自分も似たような経験があるので、宇野くんの気持ちがよく分かって、なんだか励まされた気分になりました。
作者の泥ノ田さんは、きっと自分自身や周りの人の経験を元に、こういった生きづらさを丁寧に描いているんだろうなって感じます。そのおかげで、読者の多くが自分の姿を登場人物に重ね合わせることができるんじゃないでしょうか。生きづらさを抱えている人も、そうでない人も、互いの違いを理解し合えるきっかけになる、そんな素敵な作品だと思います。
努力する姿に勇気をもらう
この漫画の中で、登場人物たちが自分の困難に向き合い、少しずつ前に進もうとする姿に、本当に勇気をもらいました。特に小林くんの変化には心を打たれます。
最初は何をやっても長続きせず、自信を失っていた小林くんが、宇野くんとの出会いをきっかけに少しずつ変わっていく様子が印象的でした。バイトでも勉強でも、宇野くんを参考にしてノートに書き出したり、周りの人に教えを乞うたりと、自分なりの方法で頑張る姿に、思わず応援したくなります。
例えば、バイト先で失敗した時に、宇野くんのことを思い出して頭を下げるシーン。これって、小林くんの成長を象徴していて、すごく感動的でした。失敗を恐れずに、素直に謝罪できるようになった小林くんの姿に、自分も何かに挑戦する勇気をもらえた気がします。
この作品は、努力すれば必ず報われるというような単純な物語ではありません。でも、一歩ずつでも前に進もうとする姿勢が大切だということを教えてくれます。読んでいると、自分も頑張ろうって気持ちになれる、そんな力を持った作品だと思います。
人とのつながりの大切さ
「君と宇宙を歩くために」を読んで、人とのつながりの大切さを改めて感じました。この作品の魅力は、登場人物たちが互いに支え合い、成長していく様子にあると思います。
小林くんと宇野くんの友情は、本当に心温まるものです。二人は一見正反対のタイプに見えますが、お互いの良いところを見つけ、尊重し合っています。宇野くんの素直さと努力する姿勢に小林くんが感銘を受け、小林くんの優しさと理解力に宇野くんが心を開いていく過程が、とても自然で素敵です。
でも、二人だけじゃありません。天文部の美川先輩や顧問の井ノ上先生、バイト先の山田さんなど、周りの人々もそれぞれの形で二人を支えています。特に印象的だったのは、山田さんが小林くんに勉強を教えるシーン。みんなが協力的で、優しい世界が描かれているのが心地よいです。
この作品を通じて、人は一人では生きていけないということを強く感じました。誰かと繋がること、支え合うこと、それが生きる上でどれだけ大切かを教えてくれます。読んでいると、自分の周りの人々への感謝の気持ちが湧いてきて、もっと大切にしようと思えるんです。人とのつながりの大切さを、こんなにも心に響く形で描いた作品は珍しいと思います。
読者の声
発達障害を描いた稀有な作品
ＶＲ映像で、自閉症の世界を体験する動画を見た。
過敏のため人の声の大きさが異常に聞こえたり、いろいろなものが気になってしまって集中できない様子もあった。いわゆる一般人が見ている、世界とはことなる世界がそこにはあった。
発達障害をもつ、若者2人が主人公であるが総じてわかるのは、その生きにくさである。
読みながら自分の子どもの未来を思っている。
恐らく、育つにつれて苦しくなる世界で、どうやって味方や得意を増やしていくか。そういったヒントと勇気が書かれている。
ひとつの本や作品に、心を救われる経験はだれしもある。この作品は、発達障害の人そのものとその周りの人も勇気づけたり理解を助けるものである。
なるべく長く連載して、なるべく大きな作品になってほしいな。
Amazonより引用
読んでいて辛い
私は彼らのどちらにもとても共感します。身に覚えがあり過ぎて自分を見ているかのようです。
そしてそんな私は学業や社会から逃げ続けて大人になってしまいました。
この漫画では普通じゃない、普通が出来ない人がぶち当たる壁の乗り越え方を教えてくれます。
が、漫画だから綺麗事というか、周りが良い人である事が前提です。
現実はこんなに優しい人ばかりじゃないですからね。
あくまで〝理想的な世界〟を描いてるファンタジーな漫画だと思います。
私は読んでいてほっこりしたり、現実とのギャップに辛くなったりしました。
Amazonより引用
とにかく良い！心温まる
それぞれの登場人物が生きていく中での困りごとがある。しかし、人との出会いで少しずつ少しずつ前進していくストーリー。発達凸凹がある方は作品の中のいずれかの登場人物に当てはまるんじゃないかなと思う。私は子供が特性を持っていてたまたま手に取って読み始めましたが、発達当事者の視点、フォローする周りの視点どちらも共感できたし新たな視点もあった。スモールステップでもいい、新たな一歩を踏み出す勇気が大事だなと改めて感じました。発達指南書系の本は、〜すべき〜すると良いと書いてあったりしますが、こちらの本はハートフルでありながら、困りごとに対しての対応もしっかり描かれていて素晴らしい。共感の嵐で泣きそうになりました。
Amazonより引用
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試し読みの利点：
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作者について
泥ノ田 犬彦
どろのだ いぬひこ
日本の漫画家。静岡県出身。2023年、講談社「&Sofa」にて『君と宇宙を歩くために』を初連載。同作で「マンガ大賞2024」大賞を受賞。
SNSリンク
「君と宇宙を歩くために」まとめ
- 連載状況：「君と宇宙を歩くために」はWeb漫画サイト「&Sofa」で連載中
- 作者：泥ノ田 犬彦
- コミックス情報：現在3巻まで発売、連載中
- 受賞歴：「マンガ大賞2024」大賞を受賞
- 読むには：割引クーポンを使えば、eBookJapanでお得に読める
- 作品の魅力：
- 生きづらさを抱える高校生たちの成長を丁寧に描いたストーリー展開
- 天文部という特殊な環境を通じて、宇宙という壮大なテーマを日常と結びつけている
- キャラクターの心理描写と関係性の変化を繊細に描いている
- キャラクター：
- 宇野啓介：コミュニケーションが苦手な転校生
- 小林大和：学校生活に馴染めないヤンキー
- 美川昴：人付き合いが苦手な天文部部長
- それぞれが独特の個性と魅力を持ち、互いに影響し合いながら成長していく
- テーマ性：生きづらさ、成長、友情、多様性の尊重、相互理解
- ジャンルの新規性：青春ドラマ、ヒューマンドラマ、学園もの。発達障害や生きづらさを抱える人々、そしてそれを理解しようとする人々に向いている
- 読者の感想：
- 発達障害を描いた稀有な作品として高評価
- キャラクターへの強い共感と、現実とのギャップに複雑な感情を抱く読者も
- 心温まる展開と、困難に対する具体的な対応が描かれている点を評価
- 今後の展望：キャラクターたちの更なる成長と、より広い社会との関わりが描かれる可能性。サブキャラクターの描写が増え、作品世界がより豊かになることも予想される
