大正時代、青い瞳ゆえに虐げられた娘と、戦争で心に傷を負った元軍人。政略結婚で結ばれた二人が、互いの傷を癒しながら真実の愛を見出していく。時代の壁を乗り越え、互いを思いやる心が織りなす、珠玉の大正ロマンス。
「大正の花嫁～夫婦から恋をはじめます～」はどこで読める？
「大正の花嫁～夫婦から恋をはじめます～」ブックライブのオリジナル女性マンガレーベル「COMICエトワール」で連載。全14話で完結。
1話〜5話の内容に加え描き下ろし表紙、描き下ろし4P漫画を収録した特装版1巻も配信開始。こちらは全3巻で順次配信予定です。
以下の方法で読むことができます
作品基本情報
タイトル：「大正の花嫁～夫婦から恋をはじめます～」
マンガ：篠ヒロフミ
ジャンル：
大正ロマンス
歴史恋愛漫画
シンデレラストーリー
溺愛ラブストーリー
ターゲット読者層：
10代後半から30代前半の女性
歴史恋愛物語が好きな読者
大正時代の雰囲気や文化に興味がある人
傷ついた主人公たちの成長と癒しの物語を楽しみたい人
政略結婚から始まる恋愛展開を好む読者
登場人物
藤原雪（ふじわらせつ）
本作品の主人公であり、青い瞳を持つ心優しい女性です。母親の不貞によって生まれた不義の子として、家族から虐げられ、疎まれて育ちました。そのため、自分の価値を見出せず、人生を諦めているような儚さを感じさせます。
しかし、雪は虐げられながらも、穏やかな優しさを失わない強さを持っています。ある日、縁談の話が持ち込まれ、元軍人の柊宗一郎と政略結婚をすることになります。結婚後、宗一郎の優しさに触れ、次第に彼に惹かれていきます。
雪は、宗一郎との新しい生活を通じて、少しずつ自信を取り戻し、自分の価値を見出していきます。彼女の純粋な優しさは、心に傷を負った宗一郎の心を開かせる力となります。
柊宗一郎（ひいらぎそういちろう）
男爵位を持つ元軍人の青年です。戦争で左目を失明し、顔に大きな傷痕が残っています。そのため、「鬼のように恐ろしい」と噂される存在となっています。戦争での経験から心に深い傷を負い、人を寄せ付けない態度を取るようになりました。
宗一郎は、政略結婚として雪と結婚しますが、当初は「妻など必要ない」と冷たい態度を取ります。しかし、雪の純粋な優しさに触れるうちに、少しずつ心を開いていきます。彼の優しさは、最初は些細な行動で表れます。例えば、雪のあかぎれだらけの手に薬を塗ってあげるなど、さりげない気遣いを見せます。
時任綾女（ときとうあやめ）
柊宗一郎の幼なじみです。綾女は宗一郎のことを幼い頃から好きで、彼のことを「運命の人」だと信じています。
綾女は、宗一郎が雪と結婚したことを知り、強い嫉妬心を抱きます。彼女は宗一郎への思いを諦めきれず、雪に対して様々な嫌がらせを行います。例えば、宗一郎から雪へのプレゼントだった髪飾りを盗むなど、悪質な行動を取ります。
柊家の義母
柊家の義母は、宗一郎の母親です。彼女は、多くの嫁姑物語とは異なり、非常に気さくで優しい性格の持ち主として描かれています。
義母は、雪が新しい環境に馴染めるよう、温かく接してくれます。例えば、雪に宗一郎の左目が見えないことを教えるなど、家族の事情を丁寧に説明します。また、雪に着物を贈るなど、物質的にも精神的にも雪をサポートする存在です。
柊家の義妹（千代）
宗一郎の妹です。千代は、雪が柊家に来てから、彼女に対して友好的な態度を取ります。
千代は、雪が新しい環境に慣れるのを手伝い、特にダンスの練習などを通じて、雪と親密な関係を築いていきます。彼女は雪のダンスの上達を褒めるなど、雪に対して肯定的な言葉をかけ、雪の自信を育てる役割を果たしています。
用語集
青い瞳
主人公の藤原雪が持つ特徴的な身体的特徴です。当時の日本社会では珍しく、雪が不義の子であることを示す象徴として扱われています。この青い瞳は、雪が家族から虐げられる原因となっていますが、同時に彼女の純粋さや特別な存在感を表現する要素でもあります。物語が進むにつれて、この特徴は雪の個性として肯定的に捉えられるようになっていきます。
男爵位
柊宗一郎が持つ爵位です。明治時代に創設された華族制度の一つで、当時の社会的地位を示す重要な要素です。この爵位は、宗一郎が社会的に高い地位にあることを示し、雪との政略結婚の背景となっています。男爵位は、物語の舞台である大正時代の社会階級や身分制度を反映しており、当時の社会構造を理解する上で重要な概念です。
政略結婚
本作品で、藤原雪と柊宗一郎の結婚の形態を指します。両者の意思というよりは、家族や周囲の都合によって決められた結婚のことを指します。当時の社会では珍しくない慣習でした。この政略結婚が物語の出発点となり、互いをよく知らない状態から始まった二人の関係が、徐々に愛情に発展していく過程が描かれています。
眼帯
柊宗一郎が左目に着けている装飾品です。戦争で負った傷を隠すために使用しています。この眼帯は、宗一郎の過去の苦痛や心の傷を象徴する重要なアイテムです。物語の中で、雪が宗一郎の眼帯の下にある傷を受け入れていく過程は、二人の関係性の深まりを表現する重要な要素となっています。
髪飾り
宗一郎が雪にプレゼントした桜色の装飾品です。この髪飾りは、雪の青い瞳によく似合うと宗一郎に言われ、雪にとって大切な思い出の品となります。物語の中で、この髪飾りは雪と宗一郎の絆を象徴する重要なアイテムとなり、後に時任綾女による嫌がらせの対象にもなります。髪飾りをめぐる出来事は、物語の展開に大きな影響を与えています。
夜会
本作品に登場する社交の場です。貴族や上流階級の人々が集まり、交流を深める機会として描かれています。雪と宗一郎にとって、夜会は彼らの関係性が試される重要な舞台となります。ここでのダンスや会話を通じて、二人の関係の変化や周囲の人々との関わりが描かれ、物語の展開に大きな影響を与えています。
懐中時計
宗一郎が所持している時計です。この時計は、宗一郎の軍人時代の記憶と深く結びついており、彼の過去の苦悩を象徴するアイテムです。物語の中で、この懐中時計は宗一郎の心の傷を表す重要な小道具として機能し、彼が過去と向き合い、乗り越えていく過程を表現する上で重要な役割を果たしています。
あらすじ
運命の出会い
藤原雪は、母親の不貞によって生まれた青い瞳を持つ娘で、家族から虐げられて育ちました。ある日、雪に縁談の話が持ち込まれます。相手は男爵位を持つ元軍人の青年・柊宗一郎。
鬼のように恐ろしい人間だと噂される宗一郎のもとに嫁ぐことになった雪。結婚式で初めて対面した宗一郎は、片目に眼帯をしている怖そうな男性でした。
しかし、初夜に猫をかわいがる宗一郎の姿を見た雪は、彼の優しさに触れ、少し安心します。
心を開く二人
結婚生活が始まり、雪は宗一郎の左目が戦争で失明したことを知ります。宗一郎の不自由な生活を助けようと奮闘する雪。最初は戸惑う宗一郎でしたが、雪の優しさに少しずつ心を開いていきます。
ある日、宗一郎は雪の髪に桜色の髪飾りをつけ、「瞳の色とよく合う」と褒めます。自分の瞳の色にコンプレックスを持つ雪は、初めて自分の瞳を美しいと言われ、心が温かくなります。
幼なじみの登場
平穏な日々を過ごしていた雪と宗一郎の前に、宗一郎の幼なじみである時任綾女が現れます。綾女は宗一郎に馴れ馴れしく接し、雪は動揺します。しかし、宗一郎は雪に「心配する必要はない。私はお前がいい」と想いを告げ、雪の不安を和らげます。綾女の存在は雪の心をかき乱しますが、宗一郎への信頼を深める機会にもなります。
過去の傷
ある日、宗一郎のもとに懐中時計を持った男性が訪れます。この時計は宗一郎の軍人時代の記憶を呼び起こし、彼を苦しめます。宗一郎は雪にも冷たく当たってしまいますが、雪は諦めず、宗一郎の心の内を知ろうと努力します。夜会での出来事をきっかけに、宗一郎は少しずつ自分の過去について雪に打ち明け始めます。二人の絆は、この試練を乗り越えることでさらに深まっていきます。
綾女の策略
綾女は宗一郎への想いを諦められず、雪を陥れようと画策します。綾女の別荘に招かれた雪と宗一郎。そこで綾女は雪の出自を暴露し、彼女を追い詰めます。さらに、雪が大切にしている髪飾りを奪おうとします。雪は必死に抵抗しますが、綾女に押されて湖に落ちてしまいます。危機一髪のところで宗一郎に助けられた雪。この出来事を通じて、宗一郎の雪への愛情がより強固なものとなります。
宗一郎の過去
宗一郎は雪に、自分の左目の傷跡について話し始めます。戦時中、親友の戸塚国広と共に戦地に赴いた宗一郎。援軍を呼びに行く途中で敵に遭遇し、左目に大怪我を負います。その時、国広が命がけで宗一郎を救いました。しかし、柊中隊は全滅し、宗一郎だけが生き残ってしまいます。自分だけが生き残ったことに強い罪悪感を抱く宗一郎。雪は宗一郎の苦しみを受け止め、共に乗り越えようとします。
新たな絆
お盆の日、柊家に親戚が集まります。宗一郎は従兄の信之介から新しい仕事の誘いを受けます。雪は宗一郎の新しい人生の一歩を応援します。そんな中、雪は買い物中に絵を描く軍服姿の青年と出会います。青年は戦争で兄を亡くしており、雪は彼の悲しみに共感します。しかし、この出会いが思わぬ展開を引き起こすことになります。
真実の対面
青年・和馬は、宗一郎が自分の兄を殺したと信じていました。宗一郎は和馬の兄・国広の死について多くを語らず、ただ「私が殺した」と言うのみでした。雪は二人の仲を取り持とうと、話し合いの場を設けます。そこで宗一郎は初めて国広の死の真相を明かします。国広は宗一郎にとって「最高の相棒」であり、彼を救うために命を落としたのでした。この告白を通じて、宗一郎は過去の重荷から少しずつ解放されていきます。
愛の深まり
雪と宗一郎の関係は、様々な試練を乗り越えることでより深いものになっていきます。宗一郎は雪との出会いによって、自分だけが生き残ったことの意味を見出し始めます。雪もまた、宗一郎との生活を通じて、自分の存在価値を感じるようになります。二人は互いの傷を癒し合い、支え合いながら、真の愛を育んでいきます。家族や周囲の人々との関係も徐々に改善され、雪と宗一郎は新たな人生の一歩を踏み出します。
結末
雪と宗一郎は、互いの過去や傷を受け入れ、乗り越えていきます。二人の絆は試練を経てより強固になり、真の愛を見出していきます。周囲の理解も得られ、新たな人生への希望を抱きながら、幸せな未来へと歩み始めます。大正時代という時代背景の中で、二人の愛は深く、静かに、そして力強く育まれていくのです。
見どころ
青い瞳の象徴性
この作品で最も印象的なのは、主人公・雪の青い瞳です。当時の日本社会では珍しく、不義の子の象徴として扱われるこの特徴が、物語の重要な要素になっています。雪が家族から虐げられる原因でありながら、同時に彼女の純粋さや特別な存在感を表現する青い瞳。宗一郎が「お前の瞳は美しい」と言ったシーンは、雪の人生を大きく変える転換点になっていて、胸が熱くなりました。
この青い瞳を通じて、当時の社会の偏見や差別、そして人々の価値観の変化が巧みに描かれています。雪の成長と共に、周囲の人々の彼女への見方が変わっていく様子は、読んでいて心地よい満足感を覚えます。
不器用な二人の恋の行方
雪と宗一郎の関係性の変化が、とてもドキドキします。政略結婚から始まった二人の関係が、少しずつ変化していく様子が丁寧に描かれています。特に、宗一郎が雪にフォークを用意してくれたシーンは印象的でした。最初は冷たく接していた宗一郎が、雪の純粋な優しさに心を開いていく過程が、とても自然で説得力があります。
二人とも感情を素直に表現するのが下手なところが、かえって魅力的に感じます。読者の一人として、二人の気持ちが通じ合うまでのもどかしさや、少しずつ近づいていく様子に、ページをめくる手が止まりませんでした。
大正時代の風情ある描写
舞台である大正時代の雰囲気が、とても魅力的です。着物や髪飾り、建築物など、時代考証がしっかりとされていて、その世界観に引き込まれます。特に、夜会のシーンでの華やかな衣装や、上流階級の社交の様子は、まるでタイムスリップしたかのような臨場感があります。
また、政略結婚や身分制度など、当時の社会背景も物語に深みを与えています。現代とは異なる価値観や慣習が描かれていることで、歴史的な興味も掻き立てられます。
心の傷を癒す愛の力
宗一郎の左目の傷と、それに伴う心の傷の描写が秀逸です。戦争で負った傷は、単なる身体的なものだけでなく、深い心の傷となっています。雪が宗一郎の傷を受け入れ、彼の心を癒していく過程は、とても感動的です。
特に、宗一郎が懐中時計を通じて過去と向き合うシーンは、彼の内面の葛藤がよく表現されていて、思わず涙がこぼれそうになりました。二人が互いの傷を癒し合いながら成長していく様子は、この作品の大きな魅力の一つだと感じます。
綾女との三角関係
宗一郎の幼なじみ・綾女の登場によって生まれる三角関係も、物語に緊張感をもたらす重要な要素です。綾女の嫉妬心から生まれる様々な嫌がらせは、ハラハラドキドキの展開を生み出します。特に、髪飾りを巡るエピソードは、読んでいてヒヤヒヤしました。
しかし、この三角関係を通じて、雪と宗一郎の絆が試され、さらに強くなっていく様子が描かれているのも魅力的です。綾女の存在が、逆説的に二人の関係を深める触媒となっているところが、見事な構成だと感じました。
「大正の花嫁 ～夫婦から恋をはじめます～」は、歴史的背景と人間ドラマが絶妙にバランスを取った作品で、読者を大正時代の世界に引き込みながら、普遍的な愛と成長の物語を紡ぎ出しています。不器用な二人が互いを理解し、支え合いながら真実の愛を育んでいく過程は、読者の心に深く響く感動を与えてくれる、読む価値のある素晴らしい作品です。
感想・考察
偏見を乗り越える愛の力
この作品を読んで、最も心に残ったのは、偏見を乗り越える愛の力です。雪の青い瞳は、当初は不義の子の象徴として扱われ、彼女を苦しめる原因でした。でも、宗一郎が雪の瞳を美しいと言ってくれたシーンは、本当に胸が熱くなりました。
偏見は簡単には消えないけど、二人の関係が深まるにつれて、周りの人々の見方も少しずつ変わっていく。そんな様子を見ていると、愛には人々の価値観を変える力があるんだなって、しみじみ感じます。
例えば、義母や義妹が雪を温かく迎え入れる場面は、とても印象的でした。最初は戸惑いがあったかもしれないけど、雪の優しさに触れるうちに、彼女を家族として受け入れていく。そんな変化が、とても自然に描かれていて好きです。
結局のところ、偏見を乗り越えるのは、一朝一夕にはいかないけど、雪と宗一郎の純粋な愛が、少しずつ周りの人々の心を開いていく。そんな過程を見ていると、愛の持つ力の大きさを改めて感じずにはいられません。
トラウマからの解放と成長
この漫画では、トラウマからの解放と成長というテーマが、とても丁寧に描かれていると思います。雪も宗一郎も、それぞれ過去のトラウマを抱えていて、最初はお互いを受け入れるのに戸惑っていました。でも、二人が少しずつ心を開いていく過程が、本当に心温まるんです。
特に印象的だったのは、宗一郎が戦争で負った左目の傷を、雪が受け入れるシーン。宗一郎にとって、その傷は単なる身体的なものじゃなくて、深い心の傷でもあったんですよね。でも、雪が優しく受け入れてくれたことで、宗一郎も少しずつ自分の過去と向き合えるようになっていく。
例えば、宗一郎が懐中時計を通じて過去を振り返るシーンがありましたよね。あのシーンは、彼の内面の葛藤がよく表現されていて、読んでいてグッときました。過去と向き合うのは辛いけど、雪の存在があったからこそ、宗一郎も前を向けたんだと思います。
結局、二人が互いの傷を癒し合いながら成長していく姿は、私たち読者にも勇気を与えてくれるんです。トラウマは簡単には消えないけど、大切な人と一緩に乗り越えていけば、必ず道は開けるって。そんなメッセージを、この作品から強く感じました。
大正時代の女性の生き方
大正時代の女性の生き方について深く考えさせられました。雪の境遇は、当時の女性が置かれていた立場を如実に表していると思います。政略結婚や、家族からの虐待など、現代では考えられないような状況に置かれながらも、雪は強く生きていく。
特に印象的だったのは、雪が自分の価値を見出していく過程です。最初は自分に自信が持てず、周りの言いなりになっていた雪が、宗一郎との出会いを通じて、少しずつ自分の意思を持つようになっていく。そんな彼女の成長は、当時の女性たちの内なる強さを象徴しているように感じました。
例えば、雪が宗一郎のために工夫を凝らしてフォークを用意するシーンがありましたよね。一見些細なことかもしれないけど、あのシーンは雪が自分なりに考え、行動を起こす力を持っていることを示していると思います。
結局のところ、この作品は大正時代という設定を通じて、女性の力強さや可能性を描いているんだと思います。時代は違えど、自分の人生を切り開いていこうとする雪の姿に、現代を生きる私たちも勇気をもらえるんじゃないでしょうか。
「運命」の意味を問い直す
「運命」という言葉の意味を深く考えさせられました。政略結婚という形で始まった雪と宗一郎の関係。最初は「運命」に翻弄されているように見えた二人が、徐々に自分たちの意思で関係を築いていく過程が、とても印象的でした。
特に興味深かったのは、綾女の存在です。彼女は宗一郎のことを「運命の人」だと信じ込んでいましたよね。でも、結局のところ「運命」って、自分で作り出すものなんじゃないかって。
例えば、雪が宗一郎の左目の傷を受け入れるシーン。あれは単なる偶然じゃなくて、雪の優しさと宗一郎の勇気が重なった結果だと思うんです。二人の選択が、新しい「運命」を作り出したんですよね。
結局、この作品は「与えられた運命」から「自分で選び取る運命」への変化を描いているんだと思います。最初は周りに翻弄されていた雪と宗一郎が、少しずつ自分たちの意思で人生を切り開いていく。そんな二人の姿に、私たち読者も自分の人生を主体的に生きる勇気をもらえるんじゃないでしょうか。
読者の声
好きなお話です！
似たような漫画もありますが、これはこれで楽しめます！
他人とは違ってもそれは『個性』
それを認め合えるような、そんな人間関係が築いていけたらいいのにな…と常々思います。
日本人は特に、「みんなと一緒じゃないといけない」というような風習が強いのではないでしょうか？
そんなことを考えられるような良い作品かなと…
まだ1話しか読んでませんが直感しました。
BookLiveより引用
よくあるストーリーですが
ヒロインは使用人扱いされ父親からも虐待されていますが、可愛いし健気です。
無理矢理嫁がされますが、夫からは拒絶されます。でも、全然めげなくて・・・
次第に夫も心を開いていきますが、まわりの人がいろいろと厄介で。
始めからラストが見えてしまいますが、続きが読みたいと思ってしまう作品でした。
BookLiveより引用
心を閉ざした旦那様
導入から結婚までのスピードは早く、
雪への家族からのいじめを長く見る事なく
次の展開に行ってもらったのがとてもよかった。
長くいじめのシーンを見ると心が辛くなるので。
自分が虐げられて育ったから、旦那様の
心の奥底まで理解しようと頑張るのでしょうね。
2人がこのまま幸せになれるといいなぁ。
BookLiveより引用
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作者について
篠ヒロフミ
シノヒロフミ
作者のSNSリンク
「大正の花嫁～夫婦から恋をはじめます～」まとめ
- 連載状況：COMICエトワールで連載された
- 読むには：ブックライブ、コミックシーモアで読むことができる
- 関連作品：オリジナルマンガなので、原作となる小説は存在しない。
- 作品の魅力：大正時代という魅力的な時代設定が物語に独特の雰囲気を与えている
- キャラクター：主人公の藤原雪と柊宗一郎は、それぞれが深い傷を抱えた魅力的なキャラクターとして描かれている
- テーマ性：自己受容と成長が主要なテーマとして描かれており、現代社会にも通じる普遍的な問題を扱っている
- ジャンルの新規性：大正時代を舞台にした歴史恋愛漫画で、政略結婚から始まる溺愛ラブストーリー
- 作画：繊細で美しい作画が大正時代の雰囲気を巧みに表現している
- ストーリー展開：政略結婚から始まる二人の物語は、予想を裏切る展開の連続である
- 世界観：大正時代特有の社会規範や価値観が物語に深みを与えている
- 読者の感想：二人の幸せな結末を望む声が多く、作品の魅力に引き込まれている読者が多い
- 今後の展望：雪と宗一郎の関係について、続編を望む声も多い。
