「レッドブルー」陰から放つ反逆の拳

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格闘技界の「神童」に助けられた陰キャ高校生が、その人物を「殴りたい」という歪んだ動機でMMAを始める。観察眼と執念を武器に、寝技の道を極めていく異色の格闘スポーツ物語。主人公の捻じれた感情と冷徹な戦略が織りなす、従来のスポーツ漫画の型を打ち破る新感覚の成長譚。

もくじ

「レッドブルー」はどこで読める?

最新話は少年サンデーで連載中。
既刊11巻。

テレビドラマが、2024年12月18日(17日深夜)から毎日放送の「ドラマイズム」枠で放送中

以下の方法で読むことができます。

  • 電子書籍:KindleeBookJapanブックライブなどで配信中。
    多くの電子書籍ストアでは、無料で試し読みできます。
  • 紙の書籍:全国の書店で発売中。オンライン書店でも購入可能です。
レッド・ブルー
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作品基本情報

タイトル:「レッドブルー」

作者:波切敦

ジャンル:
スポーツ漫画(MMA/総合格闘技)が主要ジャンル⁠
成長物語/青春物語が副次的ジャンル
学園もの(高校生が主人公)

ターゲット読者層:
主に男性読者
格闘技や戦略的な展開に興味を持つ読者⁠⁠​
従来の王道展開に飽きた新しい物語を求める読者⁠

登場人物

鈴木青葉(すずき あおば)

鈴木青葉

高校1年生の主人公です。喘息持ちの虚弱体質で、根暗でひねくれ者の性格をしています。自分の意志を言葉で伝えることが苦手ですが、相手の動きを観察・分析することに長けています。赤沢拳心に助けられたことをきっかけに格闘技を始めますが、その動機は「拳心を一発殴りたい」という歪んだものでした。寝技を得意とし、相手の弱点を見抜いて戦略的に戦うスタイルを確立していきます。

赤沢拳心(あかさわ けんしん)

赤沢拳心

高校1年生で、U-18全国大会チャンピオンの実力を持つ天才格闘家です。底抜けに明るいポジティブな性格で、清廉潔白、品行方正な人気者として描かれています。父親が運営する大手ジム、晴天道場に所属しており、格闘技界の次世代を担う人材として期待されています。

岩瀬三之助(いわせ さんのすけ)

岩瀬三之助

高校1年生で、青葉のクラスメイトです。シャークジムで総合格闘技を習っており、地方大会で入賞するほどの実力の持ち主です。当初は赤沢に対するコンプレックスから青葉をいじめていましたが、後に青葉を格闘技の世界へ導く重要な存在となります。

時和金成(ときわ かねなり)

時和金成

シャークジムの経営者で、30歳を過ぎた元プロ格闘家です。10年前はバンタム級のトップ戦線で戦っていました。試合前に必ず相手を煽る生粋の悪役として知られ、その性格のために初心者に対しても容赦のない指導を行うことがあります。

雨地渉(あまち わたる)

雨地渉

会社勤めのサラリーマンで、シャークジムの中で最も寝技に長けた人物です。家計を支えるために不安定な格闘家の道を諦め、会社勤めの帰りにシャークジムに通っています。会社での不満を寝技で解消する特徴的な性格の持ち主で、後に青葉の寝技指導者となります。

玉松光太(たままつ こうた)

玉松光太

青葉の中学時代の同級生で、大手ステーキハウスチェーンの御曹司です。中学時代は肥満体型でしたが、現在は筋トレによってマッチョな体型に変化しています。当初は晴天道場に所属していましたが、後にシャークジムに移籍し、青葉の練習相手となります。

用語集

MMA(Mixed Martial Arts)

打撃技、投げ技、寝技などあらゆる格闘技をミックスさせた総合格闘技のことです。この作品では主人公が挑戦する競技として描かれています。

MMA甲子園

年に2回(8月と2月)に開催される、BOOST主催の格闘技大会です。アマチュア高校生の最大の格闘技大会で、プロへの登竜門として知られています。優勝者は次世代の格闘家として注目を集めます。

シャークジム

時和金成が経営する総合格闘技ジムです。雑居ビルの地下にあり、設備は整っていませんが、実力のある選手が集まっています。時和の厳しい指導方針のため、入会者が減少し経営が厳しい状況にあります。

晴天道場

赤沢拳心の父である赤沢康夫が経営する大手ジムです。拳心の存在により知名度が高く、多くの実力者が所属しています。施設も充実しており、プロの育成にも力を入れています。

BOOST

日本の主要な総合格闘技団体です。プロの試合を開催し、MMA甲子園も主催しています。多くの実力者が所属し、格闘技界での影響力が強い団体として描かれています。

万龍

マイナーな総合格闘技団体です。青葉がプロデビューする舞台として選んだ団体で、BOOSTと比べると規模は小さいものの、実力のある選手が多く所属しています。

寝技

格闘技の技術の一つで、地上での組み合いや関節技、絞め技などを指します。主人公の青葉が得意とする戦法で、相手の動きを封じながら勝利を目指す技術として描かれています。

あらすじ


運命の出会い

高校1年生の鈴木青葉は、クラスメイトの岩瀬三之助からいじめを受けていました。ある日、体育館裏での「戦いごっこ」の最中、格闘技界の「神童」と呼ばれる赤沢拳心が現れ、青葉を助けます。しかし、青葉は小学校時代からの同級生である拳心の明るすぎる性格と「夢を持て」という言葉に反発を覚え、拳心を殴ることを決意します。

シャークジム入門

青葉は岩瀬に格闘技を教えてもらうため、シャークジムを訪れます。そこでジムのオーナーである時和金成と出会い、入会試験としてスパーリングを行います。時和の寝技による一本負けを喫しますが、その闘争心を評価され、入会を許可されます。時和は一週間後に晴天道場との練習試合への出場を告げます。

初めての試合

晴天道場との練習試合で、青葉は中学時代の同級生である玉松光太と対戦します。経験不足ながらも岩瀬から教わった知識を活かして奮闘しますが、スタミナ切れでタオル投入となり敗北を喫します。その後、時和と拳心のスパーリングを目にした青葉は、拳心の弱点を見抜き、寝技での勝利を目指すことを決意します。

寝技の特訓

MMA甲子園出場を目指し、青葉は寝技の練習に励みます。ジム随一の寝技の使い手である雨地渉をスパーリングの相手として、技術を磨いていきます。また、シャークジムに移籍してきた玉松を練習相手として実戦感覚を養っていきます。

MMA甲子園予選

予選トーナメントで青葉は、かつて岩瀬と一緒にいた不良の関矢翔と対戦し、寝技で勝利を収めます。続く試合でも寝技を武器に勝ち進み、決勝では羽鶴結雅と対戦。接戦の末、羽鶴の反則により勝利を収め、本戦への出場権を獲得します。

決勝トーナメント開幕

本戦一回戦で青葉は鵺路雁丸と対戦します。打撃で優位に立つ鵺路に対し、青葉は寝技で応戦。激しい攻防の末、残り1秒で腕ひしぎ逆十字を決めて勝利を収めます。

準決勝戦

医学生格闘家の柊愛矛との準決勝戦に挑む青葉。柊の冷静な分析により、青葉の戦略は次々と読まれていきます。しかし、青葉は予想外の技を繰り出し、勝利をつかみ取ります。

MMA甲子園決勝

決勝戦で青葉は、規格外の怪力を持つ鉢屋守と対戦します。圧倒的な力の差に苦しみながらも、青葉は諦めることなく戦い続けます。最後は変形の三角締めで勝利を収め、見事優勝を果たします。

プロデビュー戦

MMA甲子園優勝後、青葉はマイナー団体「万龍」でプロデビューを果たします。対戦相手は8戦のキャリアを持つ根嶋和義。グラウンドでの攻防で苦戦し、最終的に敗北を喫します。

時和の復帰戦

時和金成がBOOSTでの復帰戦に挑むことが決定します。対戦相手はアジム・ガザトハノフ。厳しい減量を行いながら、試合に向けて準備を進めていきます。

今後の展望

青葉のプロデビュー戦での敗北により、当面の目標であった拳心との対戦は遠のきました。一方で、時和の復帰戦という新たな展開が始まろうとしています。青葉は初めての敗北を経験し、今後どのように成長していくのか、また時和の試合がどのような結果となるのかが注目されます。

見どころ

異質な主人公の魅力

このマンガの最大の特徴は、主人公・青葉の異質な性格設定です。助けてくれた人を殴りたいという歪んだ動機で格闘技を始める展開は、従来のスポーツ漫画の常識を覆しています。読者からも「主人公のイカれ具合」が高評価を得ており、新鮮な印象を与えています。

緻密な戦略バトル

青葉の戦い方は、相手の動きを細かく観察・分析し、弱点を突く戦略的なものです。単なる力と力のぶつかり合いではなく、知的な駆け引きが描かれており、試合展開に深みを与えています。

個性的な脇役たち

シャークジムの面々、特に会社での不満を寝技で解消する雨地や、試合前に必ず相手を煽る時和など、クセの強いキャラクターたちが物語を彩ります。彼らとの関わりを通じて、青葉の成長が自然な形で描かれていきます。

格闘技の専門性

MMAの技術面が詳細に描かれており、特に寝技の描写は実践的で説得力があります。格闘技マンガとしての専門性の高さは、作品の大きな魅力の一つとなっています。

アンチヒーロー的展開

主人公が必ずしも正しい道を選ばず、時には反則ギリギリの戦い方をする展開は、従来のスポーツ漫画にない緊張感を生み出しています。

このマンガは、スポーツ漫画の新境地を開く意欲作です。従来の王道展開に飽きた読者に、新鮮な視点と緊張感のある展開を提供してくれます。

ドラマ化情報

MBS 毎日放送
レッドブルー | ドラマイズム | MBS 毎日放送 主演 木村慧人(FANTASTICS)!史上最も根暗な主人公が最強の格闘技に挑む…!?この冬、最強の格闘技“MMA”を題材にした青春スポーツドラマが誕生!2024年12月17日(火)より...

放送情報

2024年12月17日(火)より放送開始

  • MBS:毎週火曜24:59~
  • TBS:毎週火曜25:28~

配信情報

  • 放送後1週間:TVer、MBS動画イズムで見逃し配信
  • Netflix:見放題独占配信

キャスト

主要キャスト10名が格闘技トレーニングに取り組んでいます。

  • 鈴木青葉 役:木村慧人(FANTASTICS)
  • 岩瀬三之助 役:長谷川慎(THE RAMPAGE)
  • 赤沢拳心 役:椿泰我(IMP.)
  • 時和金成 役:佐野岳
  • 雨地渉 役:笠松将
  • 玉松光太 役:山下永玖(ONE N’ ONLY)
  • 羽鶴結雅 役:大久保波留(DXTEEN)
  • 鵺路雁丸 役:武知海青(THE RAMPAGE)
  • 柊愛矛 役:大倉空人(原因は自分にある。)
  • 鉢屋守 役:須見和馬(DDTプロレスリング)

スタッフ

製作:「レッドブルー」製作委員会・MBS

監督:林隆行、古澤健

アクション監督:田渕景也

MMA監修:岡見勇信

脚本:たかせしゅうほう、木村暉、目黒啓太

制作:C&I entertainment

感想・考察

孤独と成長の物語

単なる格闘技の物語を超えた、孤独な魂の成長譚として読めます。主人公の青葉は、周囲に馴染めない”はぐれ者”として描かれていますが、格闘技との出会いを通じて、自分らしい表現方法を見つけていきます。特に、雨地との関係性には共感を覚えます。会社での不満を寝技で発散する姿に、現代社会を生きる人々の縮図を見る思いです。

反骨精神の意味

「嫌いな奴を曇らせるためにそいつの土俵に立ちに行く」という青葉のスタンスは、単なる反抗心以上の意味を持っています。拳心という完璧な存在への対抗心は、実は自分自身との戦いでもあるのかもしれません。弱者が強者に挑む姿は、読者の心に強く響くものがあります。

執念の美学

青葉の戦い方には独特の美学があります。MMA甲子園での試合、特に鉢屋との決勝戦では、圧倒的な力の差がありながらも諦めることなく戦い続ける姿が印象的でした。物語全体を通じて、執念と戦略で道を切り開いていく様子は、スポーツマンガの新しい魅力を感じさせてくれます。

挫折からの学び

プロデビュー戦での敗北は、青葉にとって大きな転換点となっています。これまで寝技一筋で戦ってきた青葉が、初めて大きな壁にぶつかる展開は、成長物語としての深みを増しています。この挫折を通じて、青葉がどのように成長していくのか、今後の展開が非常に気になるところです。

画像
コミック・トライアル作成のイメージ画像

読者の声

三巻までは☆4

四巻からは☆5です
格闘技経験者がやるタイプではなく、完全に素人が始めるタイプなので
どうしても序盤は下積みになりストーリーとしては面白みに欠けます
ですが別につまらない訳ではないですし、しっかりと試合に繋がっていき
試合が始まる(四巻)とものすごく面白くなります
七巻まで読みましたが四巻からものすごく面白くて一気に読んでしまいました
とてもよく出来ている良作だと思います
Amazonより引用

 主人公のヤバさに読者もライバルも魅了されていく

少年漫画にあるまじきキモさ(誉め言葉)あふれる主人公の異質さに、いかにも少年漫画チックなライバルたちが惹かれていく様子が面白い。
鵺路の「生まれも育ちも関係なくヤバい奴はいる」というコメントが、血統や悲しき過去を背負わせたがる少年漫画へのアンチテーゼにも受け取れる。

Amazonより引用

 プロ編も変わらず面白い

今回はプロデビュー戦。
敵の体を抑え込むことで一切反撃させず、自分もまた派手な動きを見せない根嶋が、主人公青葉の対戦相手となることで地味VS地味というお互いの性格の悪さがモロにでた戦いを繰り広げる。
青葉に初めてできたファンの扱いや、根嶋に対する青葉の思考…歪んでいるが、これこそ青葉の個性。
読んでいると、いつの間にか青葉と根嶋の戦いにハラハラしている自分が居て、読み終わった時は続きが気になって仕方ない。
青葉に絶対的なパワーがなく、いつも紙一重な戦いを繰り広げるので「勝利」の保証がない。
なんやかんや負けるときは負ける。
だからこそ先が読めなくてハラハラするし、青葉の行く末を応援したくなる。
次の巻がとっても楽しみ。
Amazonより引用

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作者について

波切 敦

なみきり あつし

日本の漫画家。男性。町田・デザイン専門学校卒業。『黒子のバスケ』や『ハイキュー!!』のアシスタント経験あり。2017年『ガリバク合気』で、第79回「小学館新人コミック大賞」佳作を受賞。同年、「週刊少年サンデー」41号に読切作品『貫通』を掲載。2018年、同誌20号よりバスケットボールを題材にした『switch』で連載デビューを果たす。2022年には、同誌にて総合格闘技を題材にした『レッドブルー』を連載。

作者のSNSリンク

「レッドブルー」まとめ

  • 連載状況:「レッドブルー」は週刊少年サンデーにて連載中で連載中
  • 作者:波切敦
  • コミックス情報:既刊11巻、連載中。
  • 関連情報:2024年12月より、毎日放送にてテレビドラマが放送予定
  • 読むには:割引クーポンを使えば、eBookJapanでお得に読める
  • 作品の魅力:格闘技の専門性の高さと、独特な主人公の心理描写が特徴的です
  • キャラクター:根暗でひねくれ者の主人公と、個性的な脇役陣が魅力です
  • テーマ性:孤独な魂の成長と、自分らしい表現方法の追求がテーマとなっています
  • ジャンルの新規性:従来の王道スポーツ漫画とは異なる、アンチヒーロー的な展開が特徴です
  • 読者の感想:主人公の異質な性格設定と、緻密な格闘描写が高評価を得ています
  • 今後の展望:プロデビュー戦での敗北後、主人公の成長と時和の復帰戦が注目されます
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