コスプレ姿で仕事をこなす天才プログラマー・佐藤愛が、理不尽な解雇から新たな挑戦へ。「真のプログラマ塾」で技術と人間性を融合させた独自の指導法で、IT業界の闇に立ち向かう。現役エンジニアが描く、笑いあり涙ありのお仕事コメディ。読者はキャリアの壁を乗り越える勇気と、自分らしく輝く喜びを体感できる一作。
「え、社内システム全てワンオペしている私を解雇ですか?」はどこで読める?
コミックPASH!にて連載中。
既刊3巻。おおよそ半年に1巻のペースでリリースされています。
以下の方法で読むことができます。
- 電子書籍:eBookJapan、ブックライブなどで配信中。
多くの電子書籍ストアでは、無料で試し読みできます。 - 紙の書籍:全国の書店で発売中。オンライン書店でも購入可能です。
作品基本情報
タイトル:「え、社内システム全てワンオペしている私を解雇ですか?」
著者:伊於
ジャンル:
日常
ドラマ
社会派フィクション
ターゲット読者層:
IT業界従事者、エンジニア
キャリアに悩む社会人
職場環境や人間関係に興味がある読者
テクノロジーと社会の関係性に関心がある
人間ドラマを好む一般読者
現代社会の問題に興味がある人
主要キャラクター
佐藤愛(さとう あい)
佐藤愛は、この物語の主人公で、28歳の女性システムエンジニアです。彼女は理系出身で、オタク趣味を持ちながらも仕事との両立を目指してRaWi株式会社に就職しました。しかし、その環境は技術者を軽視するブラック企業でした。
佐藤愛は、自作のコスプレ衣装を着用しながら5年かけて社内システムの自動化を一人で成し遂げました。このシステムは「オルラビシステム」と呼ばれ、会社の業務効率を大幅に向上させました。しかし、新社長の就任により、コスプレ姿で勤務していたことを理由に解雇されてしまいます。
彼女の性格は、仕事に対して真摯で、同僚思いで優しい一面がある一方で、社会的には非常識な部分も見られます。特に、コスプレ衣装での勤務は周囲から問題視されていました。しかし、そのユニークな個性と高い技術力が、物語の中心となっています。
鈴木健太(すずき けんた)
鈴木健太は、佐藤愛の幼馴染で、「真のプログラマ塾」を経営する合同会社KTRの社長です。幼少期は佐藤と親しかったものの、中学から疎遠になり、高校では会わなくなっていました。
社会人になってからベンチャー企業「真のプログラマ塾」を設立し、偶然再会した無職の佐藤をヘッドハンティングします。彼は佐藤の才能を高く評価し、彼女のために「輝ける場所」を作ると約束します。
鈴木の経営方針は、相手の心に寄り添うことを最も重視しています。佐藤のコスプレ姿での勤務を許可するなど、柔軟な姿勢を見せる一方で、常識的な判断も持ち合わせています。彼は受講生のプライバシーを尊重し、佐藤の行き過ぎた介入を時に制止することもあります。
新勉(あらた つとむ)
RaWi株式会社の新社長で、60歳の男性です。海外を中心に多くの実績を持ち、前社長の引責辞任後に就任しました。
新社長としての新勉の方針は、組織の再編成とコスト削減に重点を置いています。彼は、プライドだけが肥大化した従業員が不要なコストを生み出すと考え、多くの部署を不要とし、「希望退職」という形で人員削減を行っています。
しかし、新勉はシステムエンジニア(SE)に対して致命的に無知であり、SEの仕事の重要性や複雑さを理解していません。彼は多忙なSEの事情を考慮せず、要望をろくに聞かないなど、全体的にSEを軽視する態度が目立ちます。
本間百合(ほんま ゆり)
本間百合は、ゲーム会社で働いていた女性社員です。情報系の学部を卒業後、プログラマ志望で入社しましたが、「いつ休むかわからない女には厳しい」という理不尽な理由でプランナーに配属されてしまいました。
彼女は当初、転職を考えましたが、経歴に傷がつくことを恐れて1年間我慢しました。しかし、職場では課長の原による常習的な嫌がらせや、自身の訴えが封殺される社内政治、さらには仕事を押し付けてくる男性社員たちにより、孤立した状況に陥っていました。
終電を逃すほどの残業に追われ、転職活動も思うように進まない中で自信を失いかけていた本間は、「真のプログラマ塾」の張り紙を見てプログラミングの無料体験に申し込みます。
その後、本間は退職し、佐藤愛の紹介で新しいゲーム会社に就職します。ここで彼女は、渡辺や松崎といった同僚たちと切磋琢磨しながら仕事をこなすようになります。
小田原茂(おだわら しげる)
32歳の妻子持ちのサラリーマンです。彼は正社員兼プログラムを書かないSEとして多彩な業務に従事していますが、人員不足の会社で様々な仕事を押し付けられ、忙殺されている状況にあります。
会社の方針変更により、外注のシステムを自社製に変更することになり、そのプログラムの運用と改修に悪戦苦闘しています。納期やタスクの整理に追われ、残業による疲労で家では寝てばかりの日々を送っていました。
この状況により、娘の歩夢からは嫌われ気味になり、妻の恵美からも邪険に扱われるようになってしまいました。会社でも家庭でも「手詰まり」な状況に陥り、自らの働く理由さえも疑い始めていました。
そんな中、通勤途中の駅で「真のプログラマ塾」の張り紙を見かけ、現状を打破するためにプログラミングの無料体験に申し込みます。そこで、魔法少女のコスプレ姿の佐藤愛に出会い、戸惑いながらも鈴木健太のアドバイスを受けます。
あらすじ
佐藤愛、解雇される
RaWi株式会社で5年間ワンオペで社内システムを運用していた佐藤愛は、28歳のSEです。彼女は様々なシステムを統合したオルラビシステムを一人で開発し、管理していました。しかし、新社長の就任により、コスプレ姿で業務を行っていたことを理由に突然解雇されてしまいます。新社長は技術者を軽視し、「一人で出来るならば誰でも出来る」という誤った認識を持っていました。佐藤愛は解雇に納得がいかず、後に連れ戻す電話がかかった時も拒否しました。
幼馴染との再会と新たな挑戦
解雇後、ファミレスで途方に暮れていた佐藤愛は、偶然にも幼馴染の鈴木健太と再会します。健太は新規に立ち上げたベンチャー企業「真のプログラマ塾」に講師として佐藤愛を招きます。この塾は、相手の心に寄り添うことを最も大事にしており、プログラミングの未経験者は受け入れないという方針を持っています。佐藤愛は、健太の誠意ある対応と、自分の能力を活かせる場所を得たことに希望を見出します。
小田原茂の家庭問題
真のプログラマ塾に通ってきた小田原茂は、32歳の妻子持ちサラリーマンです。彼は正社員兼プログラムを書かないSEとして多彩な業務に従事していましたが、人員不足の会社で様々な仕事を押し付けられて忙殺されていました。残業による疲労で家では寝てばかりで過ごし、娘の歩夢からも嫌われ気味で、妻の恵美からも邪険に扱われていました。
佐藤愛のアドバイスを受け、家族と向き合うことを決心し、娘とはニチアサのアニメを視聴することで、妻には感謝の言葉をかけることで家庭での状況を好転させることができました。
本間百合のハラスメント問題
本間百合は、ゲーム会社で働く女性社員です。情報系の学部を卒業後、プログラマ志望で入社しましたが、「いつ休むかわからない女には厳しい」という理不尽な理由でプランナーに配属されてしまいました。課長の原による常習的な嫌がらせや、社内政治に悩まされていました。
真のプログラマ塾に通い始めた後、佐藤愛のアドバイスを受けて退職し、新しいゲーム会社で働き始めます。そこで、渡辺や松崎といった社員たちと切磋琢磨しながら職務をこなすようになり、自信を取り戻していきます。
洙田裕也の挑戦
洙田裕也は、30歳の派遣社員です。母子家庭で育ち、大学卒業に必要な金額を捻出するために母が十年以上もかけて用意してくれた貯金と奨学金、更にはアルバイト代をつぎ込んで大学を卒業しました。しかし、資格を持っていなかったため、最低賃金よりも下回る派遣社員として働いていました。母親のハワイ旅行の夢を叶えるためにIT職に転職しようと真のプログラマ塾に申し込みますが、プログラミングの知識がなく、鈴木健太からNGを出されてしまいます。しかし、佐藤愛のアドバイスを受け、独学でプログラミングの勉強を始めます。
RaWi株式会社の混乱
佐藤愛の解雇後、RaWi株式会社は大きな混乱に陥ります。佐藤愛の同僚と後任のエンジニアが次々と離職し、オルラビシステムを扱える人材がいなくなってしまいます。その結果、第1四半期は減収・減益となり、会社を支えているシステムが全損してしまいます。
新社長は自分の判断ミスに気づかず、佐藤愛に対して筋違いの憎悪を募らせることになります。そして、一億円を投じてまで大規模イベントを潰して佐藤愛への復讐を目論むという極端な行動に出ます。
神崎央橙とのエピソード
神崎央橙は、32歳の世界的に有名なAIエンジニアです。異例の若さですでに一つのスタートアップを上場させ、その事業を売却して海外に挑戦しています。RaWi株式会社の新社長は、会社の混乱を収拾するために神崎にオルラビシステムの管理を依頼しますが、神崎は新社長の技術者を軽視する態度を見抜き、即座に事業提携を拒否します。
このエピソードは、新社長の無知と傲慢さを浮き彫りにし、佐藤愛の技術力の高さを間接的に証明することになります。
真のプログラマ塾の成長
佐藤愛の熱心な指導と、受講生たちの成長により、真のプログラマ塾の評判は徐々に高まっていきます。小田原茂や本間百合、洙田裕也など、様々な背景を持つ受講生たちが、プログラミングスキルだけでなく、人生の問題も解決していく姿が描かれます。
塾の特徴である「相手の心に寄り添う」アプローチが、技術的な指導と人間的な成長の両面で効果を発揮していきます。
佐藤愛の成長
佐藤愛は、真のプログラマ塾で講師として働く中で、自身も大きく成長していきます。技術力の高さは変わらないものの、人との接し方や、相手の気持ちを理解することの重要性を学んでいきます。コスプレ好きという個性を保ちつつも、それぞれの受講生の問題に真摯に向き合い、技術的なアドバイスだけでなく、人生のアドバイスも行うようになります。この過程で、佐藤愛自身も以前の会社での経験を客観的に見つめ直し、新たな価値観を形成していきます。
IT業界の問題点の露呈
物語全体を通して、IT業界が抱える様々な問題点が浮き彫りになっていきます。技術者の労働環境、経営者と技術者の認識のギャップ、女性エンジニアへの差別、派遣社員の待遇問題など、現実のIT業界が抱える課題が次々と描かれます。
これらの問題に対して、佐藤愛や鈴木健太たちが真のプログラマ塾を通じて、小さくても確実な解決策を提示していく様子が描かれています。
今後の展望
真のプログラマ塾のさらなる成長と、RaWi株式会社との対立の深まりが予想されます。
佐藤愛たちの活動が注目を集めるにつれ、新たな受講生や協力者が現れる可能性があります。一方で、RaWi株式会社の新社長による妨害や、IT業界全体からの反発なども予想されます。
また、洙田裕也の成長や、小田原茂、本間百合たちの更なる活躍も期待されます。佐藤愛自身も、講師としての経験を積むことで、より深い洞察力と指導力を身につけていくでしょう。
物語は、IT業界の変革と、個人の成長という二つのテーマを軸に、さらに展開していくことが予想されます。
見どころ
リアルな職場環境と技術者の苦悩
この作品の最大の魅力は、リアルな職場環境と技術者の苦悩をしっかりと描いているところです。主人公の佐藤愛が直面する問題、例えば技術者の価値が正当に評価されないことや、経営者との価値観の衝突は、現実のIT業界でもよく聞く話で、とても共感できます。
特に印象的なのは、佐藤愛が開発した「オルラビシステム」の重要性が理解されずに解雇されてしまうシーンです。これは多くの技術者が感じている「自分の仕事の価値が理解されていない」という思いを見事に表現していて、読んでいてハッとさせられました。技術者の方々にとっては、まさに「あるある」な展開かもしれませんね。
個性豊かなキャラクターたち
この漫画のもう一つの魅力は、個性的で魅力的なキャラクターたちです。コスプレ好きでありながら優秀なエンジニアである佐藤愛、彼女の才能を理解し支える鈴木健太、そして様々な問題を抱えた受講生たち。それぞれのキャラクターが生き生きと描かれていて、読んでいて飽きません。
特に、小田原茂や本間百合など、受講生たちの成長ストーリーは心に響きます。彼らが抱える問題は、仕事と家庭の両立や職場での差別など、現代社会を反映したリアルなものばかり。それらの問題に向き合い、少しずつ前に進んでいく姿に、私自身も勇気をもらえました。自分の人生と重ね合わせながら読めるのも、この作品の大きな魅力だと思います。
テクノロジーと人間性の融合
この漫画の面白さは、単にプログラミングや技術の話に留まらず、人間ドラマとしても深みがあることです。「真のプログラマ塾」での佐藤愛の指導は、技術的なスキルだけでなく、受講生の人生相談にも及びます。
テクノロジーと人間性の融合という観点から物語が展開されていくのが新鮮で、読んでいて心が温かくなります。技術の世界は冷たいものだと思われがちですが、この作品は技術を通じて人々がつながり、支え合える可能性を示してくれています。プログラミングに興味がない人でも、十分に楽しめる内容になっているのが素晴らしいですね。
社会問題への鋭い視点
この漫画が単なるエンタメ作品を超えて魅力的なのは、現代社会の問題に鋭く切り込んでいる点です。技術者の価値が正当に評価されない問題や、女性技術者が直面する困難、ワークライフバランスの難しさなど、今の日本社会が抱える様々な課題がストーリーに織り込まれています。
特に、新勉社長に代表される旧来型の経営者の姿勢と、鈴木健太が目指す新しい形の経営のコントラストは興味深いです。この対比を通じて、読者である私たちに「これからの社会や企業はどうあるべきか」を考えさせてくれます。エンターテイメントでありながら、社会性も持ち合わせているのが、この作品の大きな魅力だと感じます。
希望を与えるストーリー展開
最後に、この漫画の大きな魅力は、読者に希望を与えてくれることです。主人公の佐藤愛が解雇という逆境を乗り越え、新たな場所で自分の才能を開花させていく姿は、とても勇気づけられます。また、受講生たちが少しずつ成長していく様子も、読んでいて心が温かくなります。
「明日がちょっとだけ笑顔になれるお話」というキャッチコピーの通り、この作品は現代社会の問題をしっかりと描きつつも、最終的には前向きなメッセージを発信しています。仕事や人生に悩むことがあっても、きっと道は開けるはず。そんな希望を与えてくれる素敵な作品だと思います。
この「え、社内システム全てワンオペしている私を解雇ですか?」は、現代社会の問題を鋭く描きつつ、人々の成長と希望を描く心温まるストーリーで、技術に興味がある人もそうでない人も楽しめる素晴らしい作品です。現代を生きる私たちに、多くの気づきと勇気を与えてくれる、読む価値の高い漫画だと思います。
「え、社内システム全てワンオペしている私を解雇ですか?」の世界観に合う音楽
コミトラの独断で、マンガの世界観に合う音楽を紹介します!Queen – Don’t Stop Me Now
この曲の前向きで活気に満ちた雰囲気は、佐藤愛の自由奔放な性格と、逆境を乗り越えて新たな道を切り開いていく姿勢によく合っています。コスプレ趣味や破天荒な講義スタイルにも通じる、エネルギッシュな曲調が物語の雰囲気に合います。
Jimmy Eat World – The Middle
この曲のメッセージは、自分らしさを貫き、他人の評価に惑わされないことの大切さを歌っています。佐藤愛が社会の常識や固定観念に囚われず、自分の信念を貫いて「真のプログラマ塾」で新たな道を切り開いていく姿勢とマッチ。
Andra Day – Rise Up
逆境からの立ち直りと希望を歌っており、解雇された佐藤愛が新たな挑戦に立ち向かい、受講生たちに希望を与えていく物語の展開によく合っています。曲の力強さと感動的な歌詞は、物語の心温まる側面を反映しています。
感想・考察
個性的な働き方の可能性
このマンガの主人公、佐藤愛さんのコスプレしながら仕事をするスタイルには驚かされました。最初は「え?そんなの許されるの?」って思いましたが、彼女なりの理由があるんですよね。ストレス対策だったり、集中力を高めるためだったり。
会社側からすれば問題行動に見えるかもしれませんが、彼女の能力を考えると、むしろ個性として認めるべきだったのかもしれません。このマンガは、従来の「まじめに働く=スーツを着てオフィスにいる」みたいな固定観念に一石を投じているような気がします。
技術者として優秀な佐藤さんが、自分らしい働き方を模索する姿に、共感する人も多いんじゃないでしょうか。私自身、このマンガを通して「自分らしく働く」ことの大切さを考えさせられました。
技術と人間性の融合
佐藤さんが始めた「真のプログラマ塾」での活動が特に印象的でした。ここで彼女は単にプログラミングを教えるだけじゃなくて、生徒たちの人生相談にも乗っているんです。技術と人間性の両方を大切にする姿勢に、心を打たれました。
作者の下城米雪さんが現役のエンジニアだということで、プログラミングの描写がリアルなんです。素人の私でも佐藤さんの凄さが伝わってきます。でも、難しい技術の話だけじゃなくて、人間ドラマとしても楽しめるのがこのマンガの魅力だと思います。
IT業界の問題点も浮き彫りにしつつ、そこで働く人たちの人間味溢れる姿を描いているのが印象的でした。技術者の価値が正当に評価されにくい現状や、彼らが抱える悩みなど、リアルだけど温かい視点で描かれています。
挫折からの再起と普遍的なメッセージ
このマンガ、タイトルだけ見ると「ざまぁ系かな?」って思いきや、読み進めるうちにどんどん引き込まれていきました。主人公の佐藤愛さんが会社をクビになった後の展開が予想外で、とても面白かったです。
佐藤さんのように、一度は挫折しても、自分の強みを活かせる場所を見つけられる可能性があるんだと、勇気をもらえた気がします。読者の感想を見ても、多くの人が共感したり元気をもらったりしているようで、このマンガの影響力の大きさを感じます。
技術者だけでなく、様々な職業の人たちにも響くメッセージがあるんだなと思いました。私自身、IT業界のことはよく分かりませんが、このマンガを通して少し身近に感じられるようになりました。人間関係や仕事の悩みなど、普遍的なテーマも含まれているので、誰でも楽しめる作品だと思います。これからの展開も楽しみですし、もっとIT業界のことを知りたくなりました。
読者の声
優秀なエンジニアを解雇した会社が破滅へ傾く。ストーリー自体はさすがのなろう追放系。勧善懲悪でわかりやすくて良いんですが、主人公の妙なテンション、エキセントリックな言動はどうも共感できない。本編でされる「真のプログラム塾」も内容が落ち着いておらず、なぜ顧客がつくのかわからない。結局佐藤さんの活躍に理解が追いつかないまま結果オーライで会社の業績が伸びるという彼女に依存した状況は転職前後で何も変わってないと思う。善悪で言えば善だけど善悪を抜くと彼女の能力が言語化されない限り社会的には彼女は毒のままだと思う。
読書メーターより引用
SEの世界ははるか昔に覗いただけなんで現状はわからないんですが、昔はめっちゃブラックでした。残業200時間てなんだよ?当時女性は22時迄の残業なのに何故か終電逃す。一応山手線沿線なんですけどね。って感じだったんで愛ちゃんがコスプレしたくなる気持ちはわからなくもない。しかしシステムってそんな軽視されてるの?それなかったら今どき業務回らんでしょ。SNSの炎上とかありそうでワラタ。ストーリーは極一部を覗いて深刻ではない。楽しげだったりする。社長のざまぁが腰抜ける程度で寂しい。倒産まで書いてほしかったかな。
読書メーターより引用
コミカライズが面白かったので原作も。 数多の社内システムを統合し業務の自動化を実現したSE佐藤愛。交代した新社長の逆鱗に触れて運用マニュアルを作り直す間もなく退職させられ、偶然再会した幼馴染の立ち上げたスタートアップで働きだす。条件はコスプレOK。「真のプログラマ塾」でお試しカウンセリングをしつつ、顧客を呼び込む大イベントに社員4人で挑むが、愛が辞めたことで社内システム運用に破綻をきたした新社長の妨害を受け一時は失意のどん底に。そこから這い上がってイベントを成功させるところは筆致は軽いのに感動モノ。
読書メーターより引用
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作者について
伊於
いお
現在はスマホアプリゲーム「グラフィティスマッシュ」の公式ゆる4コマ『ゆるすまっ!』を連載。
他作品:ご主人様、早く結婚してください! 、強面後輩くんと同居することになりまして
作者のSNSリンク
「え、社内システム全てワンオペしている私を解雇ですか?」まとめ
- 連載状況:「え、社内システム全てワンオペしている私を解雇ですか?」はコミックPASH!にて連載中
- 作者:伊於
- コミックス情報:現在3巻まで発売、連載中
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- 作品の魅力:現代社会の職場環境を舞台に、テクノロジーと人間性の融合を描いた心温まる人間ドラマ。プログラミングの専門用語を織り交ぜつつ、エンジニアの世界を一般読者にも分かりやすく提示している
- キャラクターの魅力:主人公の佐藤愛は、コスプレ趣味を持つ天才SEで、非常識な面もあるが仲間思いで優しい。幼馴染の鈴木健太は、常識的な判断力を持ちつつ相手の心に寄り添う人物
- テーマ性:技術者の価値評価、IT業界の実態、自己実現、人間関係の重要性などを探求している
- ジャンルの新規性:IT業界を舞台にした社会派フィクションで、エンジニアだけでなく一般読者にも訴求力がある
- 読者の感想:ストーリーの展開や主人公の行動に共感できないという意見がある一方で、IT業界の実態を反映した内容に共感する声も多い