高級タワマンを舞台に、過去のいじめっ子との再会から始まる壮絶なママ友サバイバル。主人公・明日海の苦悩と、執着する孔美子の策略が交錯する緊迫のサスペンス。家庭の闇、歪んだ人間関係、そして母親たちの本音が赤裸々に描かれる。読者を息詰まる展開に引き込み、人間の深層に迫る衝撃作。
「おちたらおわり」はどこで読める?
「おちたらおわり」はBE・LOVEで2019年7月号から連載、全10巻で完結。
以下の方法で読むことができます
- 電子書籍:Kindle、eBookJapan、ブックライブなどで配信中。
多くの電子書籍ストアでは、無料で試し読みできます。 - 紙の書籍:全国の書店で発売中。オンライン書店でも購入可能です。
10巻完結

作品基本情報
タイトル:「おちたらおわり」
作者:すえのぶ けいこ
ジャンル:
サスペンス
ヒューマンドラマ
社会派マンガ
ターゲット読者層:
30代以上の成人
女性
人間関係や家庭問題に関心がある読者
心理描写や複雑な人間ドラマを好む読者
登場人物
月島 明日海(つきしま あすみ)
本作品の主人公です。36歳で、フリーランスのイラストレーターとして働いています。夫の月島航と一人娘の月島杏と共に、憧れのタワーマンション「キャナルタワー羽浪」に引っ越してきました。
明日海は中学生時代に壮絶ないじめを受けた経験から、人付き合いを苦手としています。しかし、娘の杏のために周囲とうまく付き合っていこうと努力しています。新しい環境での人間関係に不安を感じながらも、前向きに生きようとする姿勢が印象的です。
物語が進むにつれ、明日海は過去のトラウマと向き合いながら、孔美子の策略に対抗していきます。彼女の成長と葛藤は、作品のテーマである人間関係の複雑さと過去との和解を体現しています。
間宮 孔美子(まみや くみこ)
36歳。「キャナルタワー羽浪」のコアタワーの最上階に住んでおり、メイクやファッションを指導する「イメージコンサルタント」として活躍しています。
孔美子は、中学生時代に明日海に対して酷いいじめを行った主犯格でした。現在は裕福な生活を送る「セレブ」として周囲から羨望の眼差しを受けていますが、明日海との再会後、不可解な行動を取り始めます。
彼女の行動の背景には、複雑な過去と心理があります。物語が進むにつれ、孔美子の執着の理由や、彼女自身が抱える闇が明らかになっていきます。孔美子の存在は、作品全体のサスペンス要素を高め、人間の心の闇を象徴しています。
丸山 朋代(まるやま ともよ)
36歳の専業主婦で、「キャナルタワー羽浪」のフォレストタワーに住んでいます。一人娘の芽依がおり、自然派の生活にこだわりを持っています。
朋代は、おおらかで穏やかな性格から周囲に人気がある人物です。明日海に対しても友好的に接し、アドバイスを送るなど、サポート的な役割を果たしています。
しかし、朋代自身も完璧な生活を送っているわけではありません。夫との関係に問題を抱えており、その悩みが物語の展開に影響を与えていきます。朋代の存在は、表面的な幸せと内面の葛藤のコントラストを示しています。
楠 紗都(くすのき さと)
42歳の専業主婦で、「キャナルタワー羽浪」のベイタワーに住んでいます。三児の母親で、夫は有名モデルの楠英治です。
紗都は情報通でサバサバとした性格ですが、デリカシーに欠ける面があり、噂好きな一面も持っています。孔美子と親しい関係にあり、しばしば孔美子の味方をする立場にいます。
物語の中で、紗都は自身の家庭問題と向き合いながら、ママ友間の複雑な人間関係の渦中に巻き込まれていきます。彼女の存在は、表面的な関係性と内面の葛藤を表現しています。
桜庭 心菜(さくらば ここな)
「キャナルタワー羽浪」のベイタワーの最上階に住む若い母親です。双子の玲央と理央の母親で、登場人物の中では最年少です。
心菜は思ったことをすぐに口に出す短絡的な性格で、快楽主義的な面があります。明日海に対して否定的な感情を抱いており、孔美子の味方をすることが多いです。
物語が進むにつれ、心菜の家庭生活の問題や、彼女自身の内面の葛藤が明らかになっていきます。心菜の存在は、若さゆえの未熟さと、それに伴う問題を象徴しています。
用語集
キャナルタワー羽浪
本作品の主要な舞台となる高級タワーマンション群です。運河沿いに建設された3棟のタワーから構成されており、「ベイタワー」「コアタワー」「フォレストタワー」と呼ばれています。各タワーには異なる特徴があり、住民の社会的地位や経済状況を反映しています。このマンションには、子育て世帯向けの設備が充実しており、物語の中心となるママ友たちの生活の場となっています。
自然の森ようちえん
キャナルタワー羽浪の近くにある幼稚園です。園長の鷹谷悦子が運営しており、自然との触れ合いを重視した教育方針を持っています。園内でのスマートフォン使用禁止や手作り弁当の推奨など、独自のルールがあります。この幼稚園は、登場人物の子どもたちが通う場所であり、ママ友たちの交流の中心地となっています。
イメージコンサルタント
間宮孔美子が持つ職業肩書です。メイクやファッションの指導を行い、個人のイメージ向上をサポートする仕事です。孔美子はこの仕事を通じてメディアに登場することもあり、セレブリティとしての地位を確立しています。彼女の職業は、外見や印象の重要性を強調する物語のテーマと密接に関連しています。
ママ友誓約書
孔美子が明日海に署名させる書類です。これは、過去の出来事を水に流し、新たにママ友として関係を築くことを約束する象徴的な文書です。この誓約書は、孔美子の明日海に対する執着と支配欲を表現するとともに、表面的な和解と裏に潜む緊張関係を象徴しています。
キッズ&ペアレントルーム
キャナルタワー羽浪内に設置された共用施設です。子どもたちが遊べるスペースであり、同時に親たちの交流の場としても機能しています。この場所は、ママ友たちの日常的な出会いや会話の舞台となり、物語の重要なシーンが展開される場所の一つです。
あらすじ
新築タワーマンションでの新生活
月島明日海は、夫の航と娘の杏と共に、念願だった新築タワーマンション「キャナルタワー羽浪」に引っ越してきました。
新しい生活への期待に胸を膨らませる明日海でしたが、入居説明会で思いもよらない人物と再会します。それは、中学時代に明日海をいじめていた主犯格の間宮孔美子でした。
明日海は過去のトラウマが蘇り、動揺してしまいます。しかし、娘のために新しい環境に馴染もうと決意し、他のママ友たちとの交流を始めます。
過去との再会と新たな葛藤
明日海は孔美子との再会に戸惑いながらも、過去は過去として割り切ろうと決意します。しかし、孔美子は表面上は友好的な態度を取りつつ、内心では明日海に対して不快感を抱いています。一方で、明日海は他のママ友たちとの関係構築に苦心します。特に、桜庭心菜から流された噂により、周囲から警戒されるようになってしまいます。そんな中、幼稚園での親子遠足が開催され、明日海は不本意ながら孔美子たちのグループに入ることになります。
孔美子の執着と明日海の苦悩
孔美子の明日海への執着は次第にエスカレートしていきます。
孔美子は明日海の娘・杏を誘い出し、人気のない場所に連れて行くなど、不審な行動を取り始めます。明日海は孔美子の行動に気付き、対立を決意します。二人きりで対面した際、明日海は「あなたと関係なく幸せに生きる」と宣言します。
しかし、孔美子はこれを受け入れず、逆に「ママ友として仲良くなりましょう」と言い、より深く明日海の生活に入り込もうとします。
孔美子の策略と明日海の孤立
孔美子は明日海を孤立させるため、周囲のママ友たちを巧みに操ります。
特に、楠紗都と桜庭心菜を味方につけ、明日海に関する悪い噂を広めていきます。その結果、明日海は幼稚園コミュニティの中で徐々に孤立していきます。さらに、孔美子は明日海の夫・航平の会社にも手を伸ばし、彼の仕事に影響を与えようとします。明日海は孔美子の策略に気付きつつも、証拠がないため対抗できずにいます。
明日海の反撃開始
孔美子の執拗な攻撃に耐えかねた明日海は、ついに反撃を決意します。
まず、孔美子の過去について調査を始めます。その過程で、中学時代に二人が「将来海の近くの家で一緒に住もう」と約束していたことを思い出します。この記憶は、孔美子の異常な執着の理由を理解する鍵となります。同時に、明日海は自分を支持してくれる人々を集め始めます。
夫の航平、親友の涼夏、そして孔美子に嵌められた経験を持つ心菜らと協力し、孔美子の悪事を暴くための情報収集を開始します。
孔美子の暴走と事件の発生
孔美子の行動はますますエスカレートし、ついに犯罪的な行為にまで及びます。
明日海に近づこうとする人物を排除するため、孔美子はイベント会場の爆破を計画します。この計画が実行され、イラストレーターの桐ヶ谷が大怪我を負ってしまいます。
明日海は孔美子を犯人として警察に訴えますが、孔美子は巧妙に罪を逃れます。さらに、孔美子は自分の夫を刃物で刺すという衝撃的な行動に出ます。事態は完全に制御不能になり、孔美子の精神状態も急速に悪化していきます。
最終対決へ
事態が最悪の方向に向かう中、明日海と孔美子の最終対決の時が訪れます。
孔美子は自分の娘を連れてタワーマンションの屋上に逃げ込みます。「おちたらおわり」と言い放つ孔美子は、屋上から飛び降りようとします。明日海は必死に孔美子を止めようとしますが、状況は極めて危険なものとなります。この緊迫した場面で、二人の過去と現在が交錯し、長年の因縁に決着がつけられようとしています。
過去の真相と和解への道
最終的な対決の中で、孔美子の行動の根底にある真の理由が明らかになります。孔美子は幼少期に虐待を受けた過去があり、初めて友情を感じた明日海との約束に固執していたのです。
明日海は孔美子の過去に同情しつつも、これまでの行為を厳しく叱責します。同時に、孔美子にも愛する家族がいることを伝え、和解への道を開こうとします。この瞬間、長年続いた二人の歪んだ関係に、新たな展開が生まれる可能性が見えてきます。
他のママ友たちの変化
明日海と孔美子の確執を中心に物語が展開する中、他のママ友たちにも大きな変化が訪れます。
不倫問題を抱えていた心菜は、真相が明らかになった後、夫との関係を修復し、新たな家族の形を見出します。
紗都も、夫の仕事が軌道に乗り、家族関係が改善されていきます。
朋代は新たな出会いを経て再婚し、幸せな生活を送るようになります。
それぞれが自分の問題と向き合い、成長していく姿が描かれます。
結末
物語は、長く続いた孔美子と明日海の確執に決着がつき、それぞれの登場人物が新たな人生の一歩を踏み出すところで幕を閉じます。
タワーマンションを舞台に繰り広げられた激しい人間ドラマは、最終的に和解と成長の物語へと昇華します。各キャラクターがそれぞれの道を歩み始め、新たな日常が始まろうとしています。
見どころ
孔美子の異常な執着心に鳥肌
この作品の中で最も印象的なのは、間宮孔美子の明日海に対する異常な執着心です。物語序盤から、孔美子の行動は尋常ではありません。彼女の目的を達成するためなら、他人を傷つけることも厭わない姿勢に、思わず背筋が凍りつきます。
孔美子の執着心は、ストーリーが進むにつれてどんどんエスカレートしていきます。彼女の行動は、時に美しさすら感じさせるほど徹底しています。全てはただ明日海を自分のものにするため。この歪んだ愛情が、どんな結末を引き起こすのか、目が離せません。
ママ友たちの秘められた闇
表面上は幸せそうに見えるママ友たちの家庭にも、実は様々な問題が潜んでいます。丸山朋代の夫婦関係の悩み、桜庭心菜の不倫、楠紗都の家庭内の葛藤など、それぞれが抱える闇が次々と明らかになっていきます。
これらの問題は、単なるサイドストーリーではありません。メインストーリーと絡み合いながら、物語全体に深みを与えています。普段は見えない家庭の内側を覗き見るような感覚は、読者の好奇心をくすぐります。
リアルな人間関係の描写
「おちたらおわり」の魅力の一つは、リアルな人間関係の描写です。特に、ママ友間のコミュニケーションや駆け引きは、現実味があって引き込まれます。表面上の友好関係と、内心の嫉妬や競争心のコントラストが見事に描かれています。
例えば、孔美子を中心としたママ友グループの力関係の変化や、明日海が周囲から孤立していく過程など、細やかな心理描写に思わずうなずいてしまいます。これらの描写は、読者自身の経験と重なる部分も多く、共感を呼びます。
タワーマンションという特殊な舞台設定
物語の舞台となる「キャナルタワー羽浪」は、それ自体が一つの小さな社会です。高級感あふれるこの環境が、登場人物たちの行動や心理にどのような影響を与えているのかが興味深いです。
タワーマンションという閉鎖的な空間が、人間関係をより濃密にし、問題をより複雑にしている様子が巧みに描かれています。この特殊な環境が、物語にサスペンス感を加えている点も見逃せません。
子どもたちの無垢な姿
大人たちの複雑な関係とは対照的に、子どもたちの純粋さが印象的です。特に、明日海の娘・杏と孔美子の娘・陽美紀の友情は、物語に清涼感を与えています。
大人の世界の闇に気づかず、無邪気に遊ぶ子どもたちの姿は、読者の心を和ませると同時に、大人たちの行動の愚かさを浮き彫りにしています。この対比が、物語全体に深みを与えているのです。
「おちたらおわり」は、表面的な人間関係の裏に潜む闇と、それでも前を向いて生きようとする人々の姿を鮮烈に描いた作品です。リアルな人間ドラマと、サスペンス要素が絶妙にブレンドされており、一度読み始めたら止められない魅力があります。
感想・考察
人間関係の脆さと複雑さ
「おちたらおわり」を読んで、人間関係の脆さと複雑さに改めて気づかされました。表面上は仲良しに見えるママ友グループの中で、実は様々な思惑や嫉妬、競争心が渦巻いているんです。
特に印象的だったのは、主人公の明日海が周囲から徐々に孤立していく様子。最初は皆と打ち解けようと頑張るのに、孔美子の策略によって少しずつ排除されていく過程が、リアルで胸が痛くなりました。
例えば、幼稚園の行事で明日海が孤立する場面は、社会人になった今でも共感できる部分があって、ぐっときました。結局のところ、大人になっても人間関係って難しいんだなって。この作品は、そんな現実を赤裸々に描いているように感じます。
過去のトラウマと向き合う勇気
特に考えさせられたのは、過去のトラウマと向き合うことの大切さです。明日海が中学時代のいじめのトラウマを抱えたまま大人になり、それが現在の人間関係にも影響を与えている様子が印象的でした。
最初は過去から逃げ出そうとする明日海。でも、孔美子との再会をきっかけに、少しずつ自分の過去と向き合っていく姿に、勇気をもらえました。
特に、明日海が孔美子と対峙するシーンは、過去のトラウマを乗り越えようとする決意が感じられて、胸が熱くなりました。自分も過去のモヤモヤした気持ちから逃げずに、しっかり向き合わなきゃいけないんだなって思いました。結局、過去を受け入れることが、前に進むための第一歩なんだって、この作品は教えてくれているように感じます。
「完璧な母親」像への疑問
社会が求める「完璧な母親」像に疑問を感じました。登場する母親たちは皆、一見すると理想的な母親に見えますが、実際はそれぞれが悩みや葛藤を抱えているんです。
特に印象的だったのは、イメージコンサルタントとして成功している孔美子の姿。外見は完璧なのに、内面は歪んでいて。この対比が、「完璧」を求めることの危うさを物語っているように感じました。
例えば、孔美子が自分の娘を虐待するシーンは衝撃的でした。外から見えない部分で、子どもにしわ寄せが行っている現実を突きつけられた気がします。結局、「完璧な母親」なんて存在しないし、そんなものを追い求めること自体が間違っているんじゃないかって。この作品は、そんな社会の価値観に一石を投じているように思います。

読者の声
これは怖い、設定だけでも怖すぎます。
出た、すえのぶけいこさんの新作です。
心の闇や、意外過ぎる手段を描かせたら
天下一品ですよね、今作もすごいです。
タワーマンションを舞台にしたママ友なんて
いったら、設定だけで怖いし、イヤミスの世界ですよね、
ご丁寧にタワマンを3棟も用意して派閥を作るあたり、
怖すぎます。前振りは十分、次巻が待たれます。
Amazonより引用
敵は主人公に異常な執着を持っているハイスペックモンスター
ライフの作者の方の新作だけあって読み応えがありました。一気に5巻まで読んだ感想です。
話のベースはまさに名前をなくした女神、敵は主人公に異常な執着を持っているハイスペックモンスターで、少女ファイトの雨宮摩耶orプライベートアクトレスの十文字花菜…みたいなキャラ。
シリアスが過ぎて時々ギャグになるのがいいですね、完結まで追いかけたいと思います。
Amazonより引用
タワマンのママ友をすえのぶさんがどう描くのかが楽しみです
すえのぶさんファンです
いつもながら物語の導入部の惹きつける力はすごいですね
人の心の繊細なモヤモヤした部分や過去のトラウマに苦悩するところを描くのがとっても上手い作家さんですよね
タワマンのママ友って、ある意味TVドラマ等で手垢のついた題材かもしれませんが
すえのぶさんが今後どのようにストーリー展開させるのか楽しみです
結婚して子ども産んだマナみたいなキャラがいるので、この人どうなるのかな?とちょっと楽しみです 笑
Amazonより引用
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作者について
すえのぶ けいこ
本名(末延 恵子)
日本の漫画家。女性。筑波大学芸術専門学群美術専攻彫塑コース卒業。1999年、『手をつなごう』で、第338回BFまんがセミナー別フレ賞グランプリ受賞。漫画家デビューとなる。2002年「別冊フレンド」にて『ライフ』の連載を開始。いじめをテーマにした、リアルな内容が反響を呼び、2006年に第30回講談社漫画賞少女部門を受賞。また、北乃きい主演でテレビドラマにもなった。その後も、同誌で『リミット』『HOPE』を連載していたが、2016年には「月刊アフタヌーン」に移籍。『ライフ2 ギバーテイカー』の連載を開始した。
作者のSNSリンク
「おちたらおわり」まとめ
- 連載状況:2023年9月30日発売のBE LOVE 10月号にて最終回を迎え、完結した。
- 作者:すえのぶ けいこ
- コミックス情報:全10巻で完結。
- 読むには:割引クーポンを使えば、eBookJapanでお得に読める
- 作品の魅力:タワーマンションを舞台にしたママ友同士の人間関係を描いたヒューマンドラマ。孔美子の異常な執着心や各キャラクターの闇の部分が丁寧に描かれており、読者を引き込む。
- キャラクター:主人公の月島明日海を中心に、間宮孔美子、楠紗都、桜庭心菜など、個性的なママ友たちが登場。それぞれが複雑な背景を持ち、物語を深みのあるものにしている。
- テーマ性:過去のトラウマ、執着心、家族関係、ママ友コミュニティの闇など、現代社会の問題を多角的に描いている。
- ジャンルの新規性:ママ友サバイバル漫画というジャンルで、特に30代後半の女性読者に人気がある。
- 読者の感想:「ドロドロしていて面白い」「キャラクターの闇が深くて引き込まれる」という意見が多い一方で、「読んでいてツラい」「後味が悪い」という感想も見られる。
- 作品の特徴:現実では起こりえないような誇張されたエピソードも多いが、日常的な人間関係のリアリティと高い画力で説得力のある物語を展開している。
- 子どもたちの描写:ママ友たちの複雑な関係とは対照的に、子どもたちの純粋な姿が描かれており、物語に救いを与えている。
- 今後の展望:完結したばかりの作品だが、作者の過去作品がドラマ化されていることから、将来的にドラマ化の可能性もある。