隣人・鞍馬凪人への淡い恋心から始まる、サイコスリラー作品。優しく朗らかな笑顔の裏に隠された衝撃の真実が、読者の予想を裏切る展開を見せます。
恋愛下手な主人公は、想いを伝えられないままストーカーまがいの行為を繰り返してしまいます。罪悪感から引っ越しを決意するも、最後の挨拶で思いもよらない事実を知ることに。実は鞍馬もまた、彼女のストーカーだったのです。しかもそれは、主人公の行動をはるかに超える執着と狂気に満ちたものでした。 日常の些細な恋心が、次第に歪んでいく過程を丁寧に描写。表の顔と裏の顔を使い分ける鞍馬の存在感と、追う立場から追われる立場へと変化する主人公の心理描写が秀逸です。優しい笑顔の違和感が徐々に恐怖へと変わっていく様は、読者の背筋を凍らせます。
「203号の隣人は鍵束一つ残して消えた。」はどこで読める?
ブリック書店で連載、4巻完結。
最新話は、以下の方法で読むことができます
- 電子書籍:Kindle、eBookJapan、ブックライブなどで配信中。
多くの電子書籍ストアでは、無料で試し読みできます。 - 紙の書籍:全国の書店で発売中。オンライン書店でも購入可能です。
4巻完結 アダルト

作品基本情報
タイトル:「203号の隣人は鍵束一つ残して消えた。」
作画:閏あくあ
原作:蓮井子鹿
ジャンル:
サイコスリラー
TL(ティーンズラブ)、ホラー要素
日常から狂気への転調、心理描写重視
ターゲット読者層:
主な年齢層:18歳以上の成人
興味・関心:心理サスペンス、スリル展開を好む読者
その他特性:恋愛要素と恐怖要素の融合を楽しめる読者層
登場人物
鞍馬 凪人(くらま なぎと)

203号室に住む青年。メガネをかけ、優しく朗らかな態度で主人公に接する隣人です。表面上は親切で穏やかな性格を装っていますが、実は主人公の引っ越し前から彼女をストーカーしており、異常な執着心を持っています。
常にニコニコと笑顔を絶やさず、怒りの感情を見せない特徴があり、それが逆に不気味さを際立たせています。自室の壁には主人公の写真を大量に貼り、等身大の人形まで所持しているなど、その狂気的な面は徐々に明らかになっていきます。
主人公(女性)

隣人の鞍馬に恋心を抱く女性。恋愛下手で好意の伝え方が分からず、ストーカーまがいの行為(ゴミ漁りや匿名の手紙投函)を繰り返してしまいます。自分の行動に罪悪感を覚え、引っ越しを決意するものの、最後の挨拶の際に鞍馬の本性を知ることになります。
あらすじ
優しい隣人との出会い
マンションの203号室に引っ越してきた鞍馬凪人は、メガネをかけた好青年です。大柄な体格ながら物腰は柔らかく、いつも朗らかで優しい性格の持ち主でした。毎日のように夜遅くにゴミ出しをする習慣があり、その時間に偶然出会うと、「今お帰りですか?お仕事大変ですね」と気さくに声をかけてくれます。同じマンションの隣人として、日々の何気ない挨拶や会話を重ねるうちに、主人公の女性は彼に好意を抱くようになります。彼の優しい笑顔、丁寧な言葉遣い、そして誰に対しても変わらない親切な態度に、次第に心を奪われていきました。しかし、恋愛下手な性格から、その気持ちを素直に伝えることができず、遠くから彼を見つめることしかできません。
ストーカー行為の始まり
鞍馬への想いを抑えきれない主人公は、次第にストーカーまがいの行為を始めます。最初は「偶然」を装って彼と同じ時間帯に外出するように生活リズムを調整することから始まりました。そして、彼が出したゴミを漁って食生活をチェックしたり、好みの食べ物を調べたりするようになります。さらに、「いつもあなたを見ています」「ゴミの出し方が間違っていたから、分別しておきました」といった匿名の手紙をポストに投函したり、時には彼の生活音に耳を澄ませたりと、自分でも理解している以上に行動がエスカレートしていきました。ある日、鞍馬は主人公に「最近、怪しい人がいるんです」と話しかけてきます。手紙の内容を見せられた主人公は、表面上は心配そうな態度を装いながらも、内心では罪悪感に苛まれるのでした。
罪悪感との葛藤
自分の行動に嫌悪感を抱きながらも、止められない主人公。毎日のように「今日で最後にしよう」と決意するものの、気がつけば同じ行動を繰り返していました。鞍馬の誠実な態度を目の当たりにするたびに、自分の行為への罪悪感は増していきます。彼は匿名の手紙の差出人について、「このストーカーさんは、ちょっと不器用なんだよね」と笑って話すのですが、その優しさがかえって主人公の心を痛めつけます。ついに「このままでは釣り合わない」と感じた主人公は、引っ越しを決意。新しい物件も決まり、これを機に自分の歪んだ愛情に終止符を打とうと考えます。
告白と衝撃の真実
最後の挨拶のため鞍馬の部屋を訪れた主人公は、これまでの罪を告白しようとします。震える声で「私がストーカーでした」と打ち明けると、鞍馬は「知っているよ」と穏やかな笑顔で答え、強引に部屋へ連れ込みます。そこで目にしたのは、壁一面に貼られた自分の盗撮写真の数々。日常のあらゆる場面で撮影された写真が、まるでギャラリーのように展示されていました。さらに驚くべきことに、等身大の人形が2体も置かれており、過去に捨てた服や下着まで着せられていました。鞍馬は主人公が引っ越してくる前から彼女をストーカーしており、わざと隣人を追い出して、自分の部屋にしたことを明かします。
恐怖の部屋
逃げようとする主人公を、鞍馬は終始ニコニコと笑顔のまま強引に引き止めます。「君がストーカーをしてくれて嬉しかったんだ」と告白し、その事実を楽しんでいたと明かすのでした。主人公の恐怖に興奮した様子で、「エンバーミングのプロの知り合いがいるんだ、君をこのままダッチワイフにしてあげようか?」と不気味な提案までしてきます。呼吸を止められ苦しい中、必死に首を横に振って命乞いをする主人公。しかし、そんな主人公の姿を見てさらに興奮する鞍馬は、次第に過激な行動へとエスカレートしていきます。
監禁の始まり
恐怖で動けなくなった主人公に、鞍馬は手足をガムテープでぐるぐる巻きにし、クローゼットに閉じ込めてしまいます。しばらくして戻ってきた鞍馬が手に持っていたのは、大量の「おもちゃ」。主人公はさらなる絶望を感じます。逃げられない状況で、主人公は何度も何度もおもちゃで責められ、鞍馬の興奮は加速していきます。さらに主人公の顔にまで行為を及ぼし、「胸が寂しいよね」と言いながら、新たなおもちゃを押し付けるのでした。
救いを求めて
突然、部屋のインターホンが鳴り響きます。訪ねてきたのはマンションの管理人で、主人公が午後2時に来るはずだったのに来ないことを心配していました。しかも、ドアは開けっ放しで、鍵が玄関に落ちていたため、様子を見に来たのだと言います。主人公は管理人に気づいてもらおうと必死に物音を立てますが、鞍馬は「あー、スーツケースが倒れたのかな?」と、涼しい顔で誤魔化してしまいます。救いの手が目の前にありながら、届かない絶望感が主人公を襲います。
絶望の淵で
管理人が去った後、鞍馬はさらなる恐怖を主人公に与えます。「君との子供なら、欲しいかもしれないな。でも、たった一人の子だけを愛するっていうのも…」と意味深な言葉を投げかけます。主人公が「赤ちゃんができちゃう」と震える声で訴えても、鞍馬の残虐な行為は止まりません。むしろその反応に興奮を覚えた様子で、主人公は完全に希望を失い、絶望の淵に追い込まれていきます。
消えた鍵束と暗示される結末
後日、管理人は主人公の部屋の前で鍵束を発見します。しかし主人公の姿は見当たりません。そして最後に鞍馬は「旅行に行ってきます」と告げ、大きなスーツケースを持ってマンションを去ります。管理人が「203号室の子は、結局見つからなかったんだ」と言うと、鞍馬は薄ら笑いを浮かべながら「お隣さんは、もう二度と見つからないよ」と答えるのでした。物語は、主人公の運命を暗示する不気味な言葉で幕を閉じます。後日談では、主人公は鞍馬のおもちゃとして、どこかの街で生きているものの、薬物によって意識を操られた状態で過ごしていることが示唆されます。
見どころ
笑顔の裏に潜む狂気
このマンガの最大の見どころは、鞍馬凪人という人物の二面性の描写です。いつもニコニコと穏やかな表情を浮かべながら、その裏に潜む狂気が徐々に明らかになっていく展開は背筋が凍ります。特に興味深いのは、彼には怒りの感情が見られないという特徴。それが逆に不気味さを際立たせ、読者の恐怖心を掻き立てています。
ストーカーとストーカーの心理戦
主人公と鞍馬、互いがストーカー行為を行うという異常な関係性が描かれています。主人公の「恋愛下手が高じた」些細なストーカー行為と、鞍馬の計画的で狂気的なストーカー行為。この対比が物語に独特の緊張感を生み出しています。
日常から非日常への転調
平凡な恋愛感情から始まり、徐々にサスペンス要素が色濃くなっていく展開は絶妙です。特に、主人公が鞍馬の部屋で目にする「壁一面の写真」のシーンは、読者の予想を裏切る衝撃的な展開として印象に残ります。
人形が象徴する執着
鞍馬の部屋に置かれた等身大の人形は、彼の異常性を表現する重要なアイテムです。主人公が過去に捨てた服や下着まで着せられているという設定は、執着の度合いを如実に物語っています。
消えゆく希望
主人公の心理描写も見事です。最初は純粋な恋心だったものが自己嫌悪を経て、最後は完全な絶望へと変化していく過程が丁寧に描かれています。特に、管理人が来訪するシーンでの救いを求める必死さと、それが叶わない絶望感は読者の心を強く揺さぶります。
この作品は、日常に潜む狂気をテーマに、純愛からサイコスリラーへと変貌していく展開が秀逸で、読者を最後まで釘付けにする作品性の高さが魅力です。
感想・考察
愛と執着の境界線
このマンガを通して、愛情と執着の境界線について深く考えさせられます。主人公の行動は純粋な恋心から始まりましたが、それが次第にストーカー行為へと変質していく過程は、私たち読者の心に不安な影を落とします。誰もが経験する恋愛感情が、どこからどう歪んでいくのか。その境界線の曖昧さに、ゾクッとするような現実味を感じます。
「優しさ」という仮面
私たちの周りにいる「優しい人」の正体について、この作品は鋭い問題提起をしています。鞍馬が見せる穏やかな笑顔は、実は完璧な仮面でした。マンション住民からの「いい人」という評価を得ながら、その裏で異常な執着を持つ彼の姿は、現代社会における「見えない悪意」の象徴として読み取れます。
社会における孤独と繋がり
都会のマンションという閉じた空間で展開される物語には、現代人の孤独と繋がりへの渇望が色濃く描かれています。恋愛下手な主人公が取った行動は、言い換えれば他者との関係性を求める必死な叫びだったのかもしれません。隣人との距離感の難しさは、多くの読者の共感を呼ぶポイントになっているはずです。
救いのない結末が問いかけるもの
物語は決してハッピーエンドでは終わりません。むしろ、その残酷な結末には意味があるように感じます。私たちの日常に潜む危険性、他者を理解することの難しさ、そして表面的な関係性の脆さ。これらの現代社会が抱える問題を、作者は敢えて救いのない形で突きつけているのでしょう。

読者の声
広告で凪人さんを見てめっちゃタイプだったので
単行本版でるの待ってましたが、出る気配がなかったので購入しました!!!早く購入すればよかったと後悔しちゃうほど
作画も内容もどストライクです♪
ブックライブより引用
広告で見て気になってたやつ
4巻分読みましたが、バッドエンドですね。
絵が綺麗でこの絵でエロ描くんだ…とおもってしまいました。ふわっふわで女子ウケのしそうな隣人さん、蓋を開けてみたら頭がおかしい。まるでエロゲーのバッドエンドのような話でした。愛とか執着とかではなく、異常者の気まぐれ寄りの、後味の悪い話です。
ブックライブより引用
現実問題、彼女はどうなってしまったのかが読者の想像にゆだねられている。薬で眠らされてスーツケースに閉じ込めらているのか。鞍馬さんが怖いことしていないといいけど
ブックライブより引用
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作者について
閏あくあ
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「203号の隣人は鍵束一つ残して消えた。」まとめ
- 連載状況:「203号の隣人は鍵束一つ残して消えた。」はブリック書店で連載、4巻完結。
- 作者:閏あくあ、蓮井子鹿
- 読むには:割引クーポンを使えば、eBookJapanでお得に読める
- 作品の魅力:
日常から徐々にサイコスリラーへと展開していく緻密なストーリー構成
主人公の心理描写と鞍馬の二面性の対比が秀逸
恐怖と愛情が交錯する独特な世界観 - キャラクター性:
表と裏の顔を使い分ける鞍馬凪人の不気味な魅力
恋愛下手が高じてストーカー行為に走る主人公の複雑な心理 - テーマ性:
現代社会における人間関係の脆さと孤独
愛情と執着の境界線の曖昧さ - ジャンルと対象読者:
サイコスリラー要素のあるTL作品
心理描写を重視したホラー要素を楽しめる18歳以上の女性読者向け - 読者の感想:
鞍馬の「優しい笑顔」の裏に潜む狂気の描写が秀逸という評価が多い
日常から一転する展開の緊張感が印象的という意見が目立つ