
元カノの束縛に疲れたエンジニアの村田と、下ネタ好きを元カレに否定され続けた友香。「こういうのがいい」は、恋人でもセフレでもない「フリーダムフレンド」を選んだ二人の物語です。
この記事では、今下部長と一線を越えるのは何巻か、姉の徳子が二人の関係に気づくのは何巻かを、最新13巻までの内容をもとに答えから先に書いています。急ぐ方はQ&Aへ、順を追って読みたい方はネタバレあらすじへ。ネタバレ部分はすべて折りたたんであります。
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「こういうのがいい」あらすじ・ネタバレ
作品名:こういうのがいい
作者:双龍
出版社:集英社(ヤングジャンプコミックス)
ステータス:連載中
巻数:既刊13巻(2026年9月時点)
連載媒体:となりのヤングジャンプ
メディアミックス
2023年10月30日から12月18日まで、朝日放送テレビで実写ドラマが全8話で放送されました。村田元気を西山潤さん、江口友香を田中美麗さんが演じ、関西ローカルの深夜枠での放送でした。これに先立つ2021年5月には、河西健吾さんが村田、五十嵐裕美さんが友香の声を担当したボイスコミックも公開されています。アニメ化や小説化は、2026年9月時点で発表されていません。
あらすじ ー 恋愛に燃え尽きた男女が選んだ、名前のない関係
IT企業でエンジニアとして働く村田元気は、嫉妬深い元カノとの交際に疲れ果て、別れたあとも新しい恋人を作る気になれずにいました。一方、ファミレスでアルバイトをする江口友香も、下ネタやゲーム好きな素の自分を元カレに否定され続け、我慢の限界で別れを選んだばかりです。
そんな二人が出会ったのは、共通して遊んでいるオンラインゲームのオフ会でした。話してみると、恋愛へのうんざり感も笑いのツボも驚くほど噛み合います。意気投合した勢いのまま、二人はその夜ラブホテルへ向かいました。
付き合うわけでも、一夜限りでも、身体だけの関係でもありません。お互いを縛らず、素のままでいられる相手として会い続けることを二人は選び、その距離感を「フリーダムフレンド」と名付けます。やがて友香が村田の最寄り駅近くの店舗へ異動したことで、ゆるくて気楽な二人の日常が本格的に動き出しました。
「こういうのがいい」のネタバレあらすじ ー 今下部長が二人目のフリフレになるまでと、姉の徳子が気づく瞬間
【ネタバレ注意】「こういうのがいい」の最新話まで読む(タップで開きます)
オフ会の夜に結ばれたフリフレの約束(1〜2巻・始まり編)
オンラインゲームのオフ会で出会った村田と友香は、過去の恋愛で傷ついた経験を打ち明け合い、その夜のうちに身体を重ねます。二人は恋人にはならず、それでいて関係を切るわけでもない「フリーダムフレンド」でいようと決めました。友香は村田と出会ったあと髪を桃色に染め、在宅勤務の村田の部屋や自分の職場のファミレスを行き来しながら、ゲームや食事を気ままに楽しむようになります。2巻ではフリフレとしての初夜を過ごした翌日、二人がそれぞれの職場で慌ただしい一日を迎える様子が描かれました。ここで村田の上司である今下伊好と、友香のバイト先の後輩・伊藤寿哉が初めて登場し、のちの人間関係の種がまかれていきます。
周囲の好意と「恋人ができたら」の確認(3〜4巻・日常編)
3巻で村田は上司の今下から、友香は後輩の伊藤から、それぞれ好意を向けられていることに気づきます。二人は慌てるどころか、どちらかに恋人ができたらこの関係をどうするかを落ち着いて確かめ合いました。確認を終えた二人は、そのまま勢いよくある場所へなだれ込んでいきます。4巻では仕事終わりにオンラインゲームで遊んだあと、ふらりと喫茶店で待ち合わせ、どうでもいい話と少し深い話を交互に重ねました。夜の公園へ移動した先で友香は村田をあっと言わせるサプライズを仕掛け、二人の気楽な関係がどこまでも続きそうな空気が描かれています。
姉の徳子とジムでの出会いが招く包囲網(5〜7巻・接近編)
5巻、友香は姉の徳子と夕食をとる中で、とっさに村田との関係を隠してしまいます。同じ頃、村田は友香の服を着たまま出社し、女性の影を感じ取った今下が思わぬ行動に出ました。6巻では体型を気にした友香がジムに通い始め、そこで出会ったのが村田の上司・今下です。互いに村田とのつながりを知らないまま、二人はジム仲間として急速に打ち解けていきます。村田の職場の後輩でもある徳子だけが少しずつ真相に近づき、7巻でついに村田と友香が仲良く歩く姿を目撃して後を追いました。巻の終盤には、ある三人が一堂に会するという予想外の場面まで用意されています。
誠太との語らいとジム友の会の広がり(8〜10巻・交錯編)
8巻では、海外から一時帰国した元バンド仲間の誠太と村田が再会し、セフレとフリフレは何が違うのかを語り合います。一方の友香は、かつてないほど性欲が高まり、爆発寸前の状態に陥っていました。9巻で今下に誘われて「ジム友の会」に参加した友香の前に現れたのは、二人のフリフレ関係を知る村田の後輩・下月です。同じ巻で、友香は村田に大胆で赤裸々な提案を持ちかけました。10巻では今下の豪邸でジム友の女子会が開かれ、友香の発案で水着を見せ合う計画が進み、お酒の勢いで場はどんどん開放的になっていきます。
お泊まり出張と二人目のフリフレ(13巻の到達点)
11巻、今下は友香に恋愛相談を持ちかけますが、友香はその相手が村田だとは知らないまま親身に応じます。そんな今下に、村田と二人きりで泊まりがけの出張へ行く機会が巡ってきました。12巻では初日の仕事を終えた二人がホテルの部屋で飲み始め、酔いが回るなかで距離が縮まり、ついに一夜を共にします。ここで今下の相談相手であり共通の知人でもある友香が、実は村田のフリフレだったことが明らかになり、三人の関係はこの作品らしいやり方で整理されました。13巻では晴れて二人目のフリフレとなった今下が、友香の助言を受けて村田を自宅に招きます。まだ実感の湧かない村田と、職場とは違う顔を見せる今下の関係がどう育つのかが、最新刊の読みどころです。
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みさき疑問を解消(Q&A)
購入前に気になりやすい点を、ネタバレのない質問から順に並べました。後半の3問は展開に触れるため、質問をタップしたときだけ回答が開きます。
【⚠️ネタバレ注意】今下部長と村田が一線を越えるのは何巻ですか?
12巻です。二人きりのお泊まり出張で、初日の仕事を終えた村田と今下がホテルの部屋で飲むうちに距離が縮まり、一夜を共にしました。同じ巻で、今下の恋愛相談に乗っていた友香が村田のフリフレだったことも判明します。13巻では今下が正式に二人目のフリフレとなり、村田を自宅に招く流れです。
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【⚠️ネタバレ注意】姉の徳子が二人の関係に気づくのは何巻ですか?
決定的なのは7巻です。5巻で友香は徳子に村田との関係を隠しますが、6巻で友香と今下がジム仲間になるなか、徳子だけが少しずつ真相に近づいていきます。そして7巻で、仲良く歩く村田と友香の姿を目撃し、思わず二人の後を追いました。その後の徳子は、妹の関係を壊さないよう見守る側に回ります。
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【⚠️ネタバレ注意】13巻では今下と村田の関係はどうなりますか?
12巻の出張で一夜を共にした今下は、13巻で晴れて村田の二人目のフリフレになります。まだ現実感を持てない村田に対し、今下は友香から助言を受けて彼を自宅に招きました。友香が今下の背中を押している点が、この作品ならではの展開です。
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みさきガチ評価・徹底考察

- 恋人でもセフレでもない関係に、会話と生活の細部で説得力を持たせている
- 部屋の散らかりや寝相まで描き込む生活感が、二人の距離を身近に見せる
- 周囲の誰が何を知っているかのずれが、日常劇に程よい緊張を生んでいる
- 友香の下ネタ交じりの口調や露出描写は、合わない読者にはかなり厳しい
「みさきの総評」 ー 恋愛の面倒を引き算した先に、何が残るかを見せる一作
束縛のない気楽さに憧れる人ほど楽しめますが、12巻以降の三人の関係まで追うと、自由であることの重さも見えてきます。
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「フリフレ」という約束はどこまで持ちこたえるのか

(となりのヤングジャンプ https://www.mangabox.me/reader/237872/episodes/108219/ より引用)
フリフレは作中で何度も言葉にされる一方、その中身は巻を追うごとに揺れています。三つの切り口から、この関係の強さと危うさを見ていきます。
恋人とセフレのあいだに引かれた一本の線
二人のフリフレが単なるセフレと違うのは、身体の関係より先に「一緒にいて楽」という感覚が置かれている点です。ゲームで遊んだり、喫茶店でどうでもいい話をしたり、ファミレスで食事をしたりと、会う理由の多くは生活そのものにあります。性的な場面は、そうした日常の延長としてごく自然に挟まれています。
3巻で二人が「どちらかに恋人ができたらどうするか」を確かめ合う場面は、この線引きをよく表しています。相手を所有しない代わりに、終わり方まで先に話しておく姿勢が、責任を負わない関係に独特の安心感を与えているからです。
8巻で村田が旧友の誠太とセフレとの違いを語り合うのも、この線が本人たちにとってさえ言葉にしにくいものだからでしょう。制度でも契約でもなく、二人の感覚だけで保たれている関係は心地よく、同時に壊れやすくもあります。
友香の奔放さは、なぜ読者を二つに割るのか
読者の感想で最も割れるのが友香の描き方です。終始下ネタ交じりの口調や、人目のある場所での大胆な振る舞い、見返りを求めない気前のよさを「男性にとって都合のいい理想像」と受け取る声は、女性読者を中心に少なくありません。
一方で、同じ友香を「元カレに否定されてきた素の自分を、ようやく出せている人」として読む人もいます。物語の出発点で彼女は趣味も話し方も否定され続けた過去を背負っており、村田の前での奔放さは、その反動として描かれているからです。
どちらの読み方にも作品の中に根拠があるため、評価が一方に寄ることはありません。友香を解放された人と見るか、都合のいい存在と見るかで、読者自身の恋愛観がそのまま映し出される仕組みになっています。
今下の参入で、二人だけの安心感は終わった
12巻の出張で、物語の重心ははっきり動きました。それまでの本作は、周囲に好意を寄せる人物がいても、村田と友香の一対一の関係だけは揺らがないという前提の上に成り立っていたからです。今下が二人目のフリフレになったことで、その前提は崩れています。
読者の反応もここで割れました。連載時には否定的な声が多かったと振り返る感想や、初期にあった安心感がなくなったという戸惑いが見られ、今下の登場以降は読むのをやめたという人もいます。
ただ、独占しないことを約束した関係なら、二人目が現れるのは理念どおりの帰結でもあります。友香が今下に助言まで送っている点を見ると、この作品は自由な関係を本当に最後まで貫けるのかを、読者と一緒に試しているようにも読めます。14巻以降で三人がどこへ向かうのかが、今後の最大の焦点です。
登場人物・キャラクター分析
主要キャラクター
村田元気(むらたもとき)

IT系企業に勤めるエンジニアで、仕事は主に在宅のテレワークでこなしています。ゲームでのキャラ名は「ムラタング」で、かつてはバンドでギターを担当していました。冷静で相手に合わせる対応力が高く、職場でも仕事ぶりへの信頼を集める人物です。
嫉妬深い元カノに追い詰められて別れた経験から、恋人を作る気力を失っていたところで友香と出会いました。友香の下ネタにも自然に付き合い、笑って受け止める包容力が、この物語の土台になっています。12巻以降は今下とも関係を持ち、二人の女性とそれぞれのフリフレ関係を続けることになります。
江口友香(えぐちともか)

ファミレスでホールスタッフのアルバイトをしている、もう一人の主人公です。ゲームでのキャラ名は「トモカ」で、「モモンバ」の名前でゲーム配信もしています。趣味はゲームとAV鑑賞で、村田と出会ったあとに髪を桃色に染めました。
元カレに下ネタ好きな一面を否定され続け、限界を迎えて別れた過去を持っています。村田の前では口調も振る舞いも遠慮がなく、その奔放さが本作の笑いと色気を引っ張る存在です。ジムで知り合った今下とは友人になり、村田との関係を知ったあとも助言を送るほどの間柄になりました。
今下伊好(いましたいよ)

村田が勤める会社の部長で、彼の上司にあたる女性です。仕事のできる人物として部下から慕われていますが、村田には密かに好意を寄せていました。
6巻でジムに通い始めた友香と知り合い、相手の素性を知らないまま親しくなります。11巻では村田への想いを友香に相談し、12巻のお泊まり出張で村田と一夜を共にしました。13巻からは二人目のフリフレとして、職場では見せない顔を村田の前で見せていきます。
江口徳子(えぐちとくこ)

友香の実の姉で、村田の会社では後輩として同じプロジェクトに加わっています。妹とは仲が良く、周囲の変化を見逃さない観察力の持ち主です。
5巻で友香に関係を隠されながらも少しずつ真相に近づき、7巻で村田と友香が並んで歩く姿を目撃しました。妹と村田、さらに上司の今下までが複雑につながっていく状況を一人でハラハラしながら見守る姿は、読者の目線にいちばん近いものです。
脇を固める重要人物たち
伊藤寿哉(いとうかずや)

友香のバイト先の後輩で、ウブで純情な青年です。友香に好意を寄せ、不器用ながらも距離を縮めようと試みます。フリフレという特殊な関係とは対照的に、ごく一般的な恋愛観を体現する存在として描かれています。
下月(しもつき)

村田の職場の後輩で、上司の今下を心から尊敬している女性です。村田と友香のフリフレ関係を知る数少ない人物で、9巻では今下主催の「ジム友の会」で友香と顔を合わせました。職場とプライベートの人間関係をつなぐ役回りを担っています。
拝島陸夫(はいじまりくお)

村田の職場のマネージャーで、今下とは同期入社の間柄です。既婚者で、村田たちにとって話しやすい先輩として職場の空気を和らげています。
川瀬愛(かわせあい)

友香と伊藤が働くファミレスの後輩で、伊藤に想いを寄せています。友香に夢中な伊藤と、その伊藤を見つめる川瀬の関係は、主人公たちとは違う真っすぐな恋愛の形を物語に添える要素です。
誠太(せいた)

村田の元バンド仲間で、8巻で海外から一時帰国します。村田とセフレとフリフレの違いについて語り合い、村田が自分たちの関係を見つめ直すきっかけを与える人物です。
「うらやましい」と「無理」が同じ作品に並ぶ理由
束縛のない気楽さと、生活の細部への共感
好意的な感想で目立つのは、お互いを縛らない関係そのものへの憧れです。若い頃にこういう異性の友達がいたら人生がもっと楽しかった、恋愛要素がありつつ笑えて気分転換にちょうどいい、といった声が並びます。
描写の丁寧さを評価する声も多く見られました。気の合う相手と打ち解けていく過程の細かさや、ヒロインのトイレの場面、寝相の悪さ、舌打ちの表情といった普段あまり描かれない生活感を楽しむ読者もいます。二人とも根は常識的で誰にも迷惑をかけていないから、下ネタが多くても不快感がないという受け止め方は、この作品の支持層をよく表しています。
「男性目線すぎる」という違和感と、そこから見えるもの
否定的な感想の多くは友香に向けられています。男性にとって都合のいい理想の女性像に見える、終始続く下ネタ交じりの口調がつらい、公共の場での露出がどうしても受け付けない、という声は根強く、会話のノリが合わずに4巻で読むのをやめたという人もいました。12巻以降の三人の展開に戸惑い、初期の安心感が薄れたと感じた読者も少なくありません。
ただ、こうした違和感は、作品が描こうとしているものと表裏一体でもあります。自由な関係は裏を返せば無責任な関係でもあり、二人はその不自由さにどこまで耐えられるのかと問いかける感想もありました。引っかかりを覚えた点を入り口に、自分がどんな関係を心地よいと思うのかを考えさせてくれるところに、この作品の手ごわさがあります。
「こういうのがいい」を一番お得に読む方法・まとめ
自由な関係の心地よさと、その先の問いを味わう一作
「こういうのがいい」は、恋愛から束縛や義務を取り除いたとき、男女の間に何が残るのかを描き続けている作品です。村田と友香の気楽な日常には、読んでいるだけで肩の力が抜けるような心地よさがあります。
その一方で、12巻の出張を境に今下が加わり、物語は二人だけの関係から三人の関係へと広がりました。自由であることを約束した関係が、人が増えても本当に自由でいられるのかが、いま問われています。好みが分かれる展開ですが、作品のテーマがいちばん試されている場面でもあります。
既刊は13巻(2026年9月時点)で、14巻は2026年10月19日に配信予定です。序盤の二人だけの時間から最新刊の三人の関係まで、変化を追いながら読むと、この作品の面白さがよく分かります。
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