「高台家の人々」テレパスと妄想が織りなす、笑いと涙の現代人間ドラマ

普通のOLと特殊能力を持つ家族の交流を通じ、現代のコミュニケーションや家族の在り方を鋭く描く。森本梢子が贈る、深い洞察に満ちたラブコメディ。

「高台家の人々」はどこで読める？

6巻完結

作品基本情報

タイトル：「高台家の人々」
こうだいけのひとびと

森本梢子

ジャンル：
ホームドラマ
4コマ漫画
ヒューマンドラマ

ターゲット読者層：
20代後半から30代の女性（主人公の年齢層と近い）
恋愛や結婚に興味がある読者
家族関係や人間ドラマを楽しみたい読者
ファンタジー要素を含む現実的な物語を好む読者
社会問題や人間関係の複雑さに関心がある読者
コミュニケーションの本質について考えたい読者
ユーモアと共に深い洞察を求める読者
青年〜大人向けの内容を好む読者（若年層よりも成熟した読者）

登場人物

平野木絵（ひらの きえ）

平野木絵は本作の主人公で、29歳のOLです。外見は地味ですが、豊かな妄想力を持っています。素直で明るい性格の持ち主で、些細なきっかけから大規模な物語を創作する妄想癖があります。この妄想力は、高台家の人々、特に光正に強く惹かれる要因となっています。

木絵は当初、自分の妄想が光正に読まれていることに気づいていませんでしたが、次第に光正の能力に薄々勘付きつつも、彼を深く愛するようになっていきます。高台家の人々との交流を通じて、木絵は自身の妄想力が他人を癒す力を持っていることに気づいていきます。

高台光正（こうだい みつまさ）

高台光正は27歳のエリート社員で、イギリス人の祖母を持つクォーターです。身長180cmの黒髪碧眼の美形で、T大卒業後オックスフォードに留学した経歴を持ちます。スポーツ全般を趣味とする、穏やかで上品な雰囲気の持ち主です。

光正は人の心が読めるテレパス能力を持っており、この能力のために人間関係を築くことに慎重になっていました。しかし、木絵の豊かな妄想に惹かれ、彼女と交際を始めます。

高台茂子（こうだい しげこ）

高台茂子は光正の妹で、25歳です。光正と同様にイギリス人の血を引くクォーターで、非常に美しい容姿の持ち主です。性格は男勝りでさっぱりとしていますが、テレパス能力のために恋愛に臆病になっています。

茂子は長年の友人である岸本浩平との関係に一歩踏み出せずにいましたが、木絵の妄想に影響を受け、次第に自分の気持ちに向き合うようになります。しかし、テレパス能力を告白することの難しさに直面し、悩みます。

高台和正（こうだい かずまさ）

高台和正は光正と茂子の弟で、3人きょうだいの末っ子です。イギリスに留学していましたが、就職が決まって日本に戻ってきたばかりです。兄や姉と同様にテレパス能力を持っており、少々意地悪でひねくれ者になっていますが、根は真面目で純粋な性格です。

和正は茂子の同級生で獣医の斉藤純に好意を持っていますが、純が光正に片想いしているのを知って複雑な感情を抱えています。テレパス能力のために、純との関係を進展させることに躊躇しています。

高台アン（こうだい あん）

高台アンは光正、茂子、和正の祖母で、イギリス人です。サー・ローレンス・ぺドラー伯爵の一人娘という高貴な出身で、3兄弟のテレパス能力と青い瞳は彼女から受け継がれています。

アンは若い頃、テレパス能力ゆえに恋愛に冷めた態度を取っていましたが、高台茂正（祖父）と出会い、彼の真面目な人柄に惹かれます。茂正との恋愛を通じて、アンはテレパス能力を持つ人間の幸せな恋愛の可能性を示しています。

用語集

テレパス

この物語において、テレパスとは他人の心を読むことができる特殊な能力を指します。高台家の祖母と3人の孫（光正、茂子、和正）がこの能力を持っています。テレパス能力は彼らの日常生活や人間関係に大きな影響を与えており、特に恋愛面では相手の本心が分かってしまうため、関係を築くことに慎重になっています。この能力は物語の中核をなす要素であり、キャラクターの行動や心理描写に深く関わっています。

妄想

主人公の平野木絵の特徴的な趣味です。木絵は些細なきっかけから大規模な物語を頭の中で創作する癖があります。この妄想は非常にユーモラスで奇抜なものが多く、テレパス能力を持つ高台家の人々を楽しませ、癒す効果があります。特に光正は木絵の妄想に惹かれ、彼女と交際を始めるきっかけとなりました。物語の中で木絵の妄想は頻繁に描写され、ストーリーに笑いと温かみを添えています。

高台家

この物語の中心となる家族です。元華族の名門家で、祖母のアンと3人の孫（光正、茂子、和正）がテレパス能力を持っています。高台家の人々は外見的にも優れており、イギリス人の血を引くクォーターであることから、黒髪碧眼の美しい容姿を持っています。家族の中でも父親の茂正Jr.（通称マサオ）だけはテレパス能力を持っておらず、むしろ空気が読めない性格として描かれています。高台家の人々は、テレパス能力ゆえの悩みを抱えながらも、木絵との出会いを通じて成長していきます。

マリッジブルー

結婚を控えた人が感じる不安や憂鬱な気分を指す言葉です。この物語では、木絵と光正の結婚が決まった後、アン（光正の祖母）が木絵に「マリッジブルー」という言葉を仄めかします。これをきっかけに木絵は様々な妄想を展開し、結婚への不安を感じるようになります。しかし、最終的には光正との絆を確認し、これを乗り越えていきます。マリッジブルーは物語の後半で重要なテーマとなり、木絵と光正の関係の深まりを描く要素として使われています。

ヨシマサ

高台家で飼われている猫です。ブリティッシュショートヘアという種類で、3歳です。ヨシマサは非常に大柄で目つきが悪く、強面な外見をしています。和正がイギリスから帰国する際に連れ帰ってきました。物語の中でヨシマサは、しばしば木絵の妄想の中に登場し、特に和正と組み合わせてコミカルな場面を演出することが多いです。また、実際の場面でも家族の団欒に加わるなど、高台家の日常を彩る存在として描かれています。

あらすじ

妄想OLと人の心が読めるイケメン社員の出会い

29歳のOL平野木絵は、地味な外見ながら豊かな妄想力を持つ女性です。ある日、会社にニューヨーク支社から転勤してきたイケメン社員・高台光正と出会います。木絵は自分の妄想を光正に見透かされているような不思議な感覚を覚えます。実は光正には人の心が読めるテレパス能力があり、木絵の面白い妄想に惹かれていたのです。光正は木絵に食事に誘い、二人の関係が始まります。

高台家の人々との出会い

木絵は光正との交際を通じて、高台家の人々と出会います。光正の妹・茂子と弟・和正もテレパス能力を持っており、木絵の妄想を楽しんでいます。高台家は元華族の名門家で、イギリス人の血を引く祖母・アンからテレパス能力が受け継がれています。木絵は高台家の人々との交流を深めていく中で、テレパス能力を持つ彼らの悩みや苦労を知ることになります。

光正の母・由布子との対立

木絵と光正の関係が進展し、婚約にまで至ります。しかし、光正の母・由布子は木絵を高台家の嫁として相応しくないと判断し、結婚に反対します。由布子は木絵に「結婚はあきらめてください」と宣言し、木絵は大きな試練に直面します。

この危機を救ったのは、イギリスから帰国した祖母・アンでした。アンは巧妙な話術で由布子を説得し、木絵を嫁として受け入れるよう促します。

木絵の花嫁修業

由布子の反対を乗り越えた木絵は、高台家の嫁となるための花嫁修業を始めます。由布子の厳しい指導の下、ウォーキングやダンスのレッスンに励みます。当初は戸惑いを感じていた木絵ですが、次第に由布子との関係も改善していきます。この過程で木絵は自信を付け、高台家の一員としての自覚を持つようになります。花嫁修業を通じて、木絵と由布子の間に理解が生まれていきます。

光正からのテレパス能力の告白

結婚を間近に控えた光正は、木絵に自分がテレパスであることを告白します。これまで隠してきた秘密を打ち明けることで、光正は木絵との関係に一抹の不安を感じます。木絵は一時的に混乱しますが、わずか3日で光正の能力を受け入れる決心をします。木絵の素直さと寛容さが、光正の不安を払拭し、二人の絆をより強固なものにします。

高台家の祖父母の恋物語

物語の中で、高台家の祖父母であるアンと茂正の恋愛エピソードが語られます。イギリス人のアンは、留学生だった茂正と出会い、恋に落ちます。アンはテレパス能力を持っていたため、茂正の純粋な心に惹かれます。茂正は当初アンに対して冷たい態度を取りますが、アンは諦めずに茂正を追いかけ、最終的に二人は結ばれます。この話は、テレパス能力を持つ人々の恋愛の難しさと可能性を示しています。

茂子と和正の恋愛模様

光正の妹・茂子と弟・和正の恋愛も物語の重要な要素です。茂子は大学時代からの友人・岸本浩平に密かに想いを寄せていますが、テレパス能力のために関係を進展させるのを躊躇しています。一方、和正は獣医の斉藤純に好意を抱いていますが、純が光正に片思いしていることを知っています。二人ともテレパス能力ゆえの悩みを抱えながら、恋愛に苦心します。彼らの恋愛模様は、テレパス能力がもたらす複雑な人間関係を浮き彫りにしています。

木絵の妄想力が高台家を救う

木絵の豊かな妄想力は、高台家の人々に癒しをもたらします。テレパス能力のために人間関係に苦労してきた光正、茂子、和正にとって、木絵の純粋で面白い妄想は心の安らぎとなります。特に、茂子が恋愛の悩みを抱えた時、木絵の妄想が彼女を勇気づけ、前に進む力を与えます。木絵の存在が、高台家の人々の心の支えとなり、家族の絆を深める役割を果たしています。

結婚式と新生活

木絵と光正の結婚式が執り行われます。式の最中も、木絵の豊かな妄想は止まりません。結婚後、木絵は高台家の英国風大邸宅で新生活を始めます。慣れない環境に戸惑いながらも、木絵は高台家の一員として徐々に馴染んでいきます。新婚生活の中で、木絵と光正の絆はさらに深まり、高台家全体が木絵の存在によって明るく温かな雰囲気に包まれていきます。

新しい家族の誕生

物語の終盤、木絵の妊娠が明らかになります。この知らせは高台家全体に喜びをもたらしますが、同時に光正や茂子、和正にとっては不安の種にもなります。彼らは生まれてくる子供にテレパス能力が遺伝するかもしれないという心配を抱きます。しかし、木絵はそんな心配をよそに、明るく前向きに出産を迎えようとします。新しい命の誕生は、高台家に新たな希望と未来をもたらす象徴となります。

結末

「高台家の人々」は、木絵と光正の幸せな結婚生活と、新しい家族の誕生を迎えて幕を閉じます。テレパス能力という特殊な設定を通じて、人々の心の機微や家族の絆を描いた本作は、読者に温かな余韻を残します。茂子や和正の恋愛の行方など、一部の伏線は完全には回収されませんが、それぞれの登場人物が新たな一歩を踏み出す姿が示唆されています。

映画および、オリジナルドラマについて

「ごくせん」「デカワンコ」の森本梢子による人気ラブコメディ漫画を綾瀬はるか＆斎藤工の共演で映画化。

主人公・木絵役を綾瀬が演じ、光正役で斎藤が共演。水原希子、間宮祥太朗、大地真央、市村正親らが脇を固めます。監督は「映画　謎解きはディナーのあとで」の土方政人。

また、dTVオリジナルドラマとして、『高台家の人々』連動企画が2024年公開されました。

見どころ

木絵の爆笑必至の妄想シーン

この作品の最大の魅力は、なんといっても主人公・木絵の突飛な妄想です。日常のちょっとしたきっかけから、壮大で面白い物語を想像する木絵の妄想力には驚かされます。特に印象的なのは、マリッジブルーに悩んだ時の「2ヶ月でガタイのいい漁師になる」妄想や、結婚式での「金太郎」妄想です。これらのシーンは、読んでいて思わず声を出して笑ってしまうほど面白く、何度読み返しても楽しめます。木絵の妄想は、ストレスを解消する手段としても描かれており、現実世界の悩みを独特の方法で乗り越えていく様子が印象的です。

テレパス能力がもたらす恋愛の複雑さ

高台家の人々が持つテレパス能力は、この作品にユニークな要素をもたらしています。人の心が読めることで、恋愛にも複雑な影響が出てきます。光正が木絵の純粋な心に惹かれる様子や、茂子や和正が恋愛に臆病になってしまう姿は、とても興味深いです。特に、テレパス能力を告白するシーンは緊張感があり、相手の反応を見守るドキドキ感が伝わってきます。この能力が、キャラクターたちの人間関係や成長にどう影響していくのかを見守るのも、この作品の大きな楽しみの一つです。

ほっこりする家族愛と絆

「高台家の人々」は、恋愛コメディーでありながら、家族の絆や愛情もしっかりと描かれています。木絵が高台家に溶け込んでいく過程や、高台家の人々が木絵を受け入れていく様子は、とても温かく感じられます。特に、木絵の妄想が高台家の人々を癒す存在となっていく様子は印象的です。また、木絵の実家を訪問するシーンでは、普通の家族の温かさや愛情が描かれており、読んでいてほっこりした気持ちになります。家族の形は違えど、お互いを思いやる気持ちは同じだということが伝わってきて、心が温まります。

コミカルな中にある人間ドラマ

この作品は、コミカルな要素が多い一方で、人間ドラマとしての深みもあります。テレパス能力を持つがゆえの悩みや、恋愛における不安、家族との関係など、現実的な問題も扱っています。特に、茂子や和正の恋愛模様は、テレパス能力という特殊な設定がありながらも、恋する人の気持ちとしてはとても共感できるものがあります。また、木絵が高台家の人々に受け入れられていく過程も、人間関係の機微が丁寧に描かれており、読んでいて心地よい気持ちになります。

「高台家の人々」は、笑いあり、涙あり、そして心温まる瞬間ありの、バランスの取れた素晴らしい作品です。コミカルな展開と深みのある人間ドラマが絶妙に融合しており、読む人を飽きさせません。この作品は、楽しく読みながらも人間関係や家族の大切さを考えさせてくれる、まさに「笑って泣けて心が温まる」マンガだと言えるでしょう。

感想・考察

テレパスと妄想の不思議な化学反応

このマンガを読んで、人の心が読めることと、豊かな妄想力の組み合わせが生み出す化学反応に魅了されました。テレパス能力を持つ高台家の人々と、妄想癖のある木絵が出会うことで、お互いの弱点を補い合い、新しい世界が広がっていく様子が印象的です。

テレパス能力は一見すると便利そうですが、実際には他人の本音を知ってしまうことで人間不信に陥りやすい側面があります。一方で、木絵の明るく前向きな妄想は、テレパスたちに新鮮な驚きと喜びをもたらしています。この相互作用が、登場人物たちの成長と関係性の深まりにつながっているのが素敵だなと感じました。

作者は、コミュニケーションの難しさと大切さを、テレパスという特殊能力を通して描いているように思います。心が読めても、あるいは読めなくても、お互いを理解し合うには努力が必要だということを、このマンガは教えてくれているのかもしれません。

個性豊かなキャラクターたちの魅力

高台家の人々には、それぞれ個性的で魅力的なキャラクターが登場します。特に印象的だったのは、主人公の木絵です。一見地味で平凡な女性に見えますが、その豊かな妄想力と前向きな性格は、読んでいて元気をもらえるほどパワフルでした。

テレパス能力を持つ光正、茂子、和正の三兄弟も、それぞれ異なる性格で描かれていて面白いです。慎重な長男、臆病な長女、意地悪な次男と、テレパス能力によって形成された性格が、木絵との交流を通じて少しずつ変化していく様子が印象的でした。

また、高台家の祖母アンや母由布子など、脇を固める人物たちも魅力的です。特に由布子の強烈な個性と、木絵との関係性の変化は見どころの一つだと思います。

キャラクター一人一人に深みがあり、その関係性の変化を追うのが楽しい作品だなと感じました。テレパスという設定がありながら、むしろ人間らしさが際立っているのが不思議で面白いです。

ラブコメディの新しい形

「高台家の人々」は、テレパスという特殊能力をベースにしたラブコメディですが、従来の少女マンガの王道とは一味違う新鮮さがあります。

まず、ヒロインの木絵が典型的な「モテる女性」ではないところが斬新です。むしろ地味で平凡な外見ながら、その内面の豊かさで周囲を魅了していく姿が印象的でした。これは、外見至上主義に一石を投じるメッセージにもなっているように感じます。

また、テレパス能力という設定によって、恋愛における「誤解」や「すれ違い」といったお決まりの展開を避けつつ、新たな障害や葛藤を生み出しているのも面白いポイントです。相手の気持ちが分かってしまうからこそ生まれる悩みや、逆に相手の気持ちが読めない人との関係性など、従来のラブコメとは異なる視点で恋愛を描いています。

このマンガは、「個性的な設定」と「普遍的なテーマ」をうまく融合させた、新しいタイプのラブコメディだと思います。読者に笑いと共感を与えつつ、人間関係や自己受容について考えさせる、奥深い作品だなと感じました。

妄想の中に隠された真実

木絵の妄想シーンは、一見すると単なる笑いを誘うためのギャグに見えますが、よく読むと深い意味が隠されていることに気づきました。

例えば、木絵が不安を感じるときに展開される大げさな妄想は、彼女の内なる恐れや不安を表現しているように思います。それを笑いに変えることで、木絵は自分の感情と向き合い、乗り越えようとしているのかもしれません。

また、妄想の中で登場人物たちが見せる意外な一面は、木絵の鋭い洞察力を表しているようにも感じました。テレパスではない彼女が、相手の本質を見抜いているからこそ、そのような妄想が生まれるのではないでしょうか。

さらに、高台家の人々が木絵の妄想に惹かれていく様子は、彼らが求めていたものが「正直な感情表現」だったことを示唆しているように思います。心を読める彼らにとって、飾らない素直な感情の表出は新鮮で魅力的なのでしょう。

このように、一見ふざけたギャグに見える妄想シーンも、実は登場人物たちの内面や関係性を表現する重要な要素になっているのだと気づき、作者の巧みな構成力に感心しました。

読者の声

マンガアプリで読んで、とてもおもしろかったので書籍を購入してしまいました。私はアシガールより好きな感じです。高台家の人々をはじめ、出てくる人がみんな素敵。それぞれのエピソードもおもしろいです。6巻で終わってしまうのがもったいない。もっと彼らの物語を読み続けたいなと思いました。笑えて、心が温かくなる。キュンとするような少女漫画らしさは少ないので、男性にもオススメできます。
Amazonより引用

Kindleで読むのなら買いですよ！
　今年、100冊くらい、うっかりKindleで買ってしまいましたが
その中で、一番読み返したまんがです。
　ひとつ入れておいて、絶対損はないです。ちょっとした
為になる知識も、手を握るスリルも、手を叩いて笑い転げる
ことも、全くありませんが、読むたびくすっと笑って
ほんわかした気分になれます。主人公が思いっきり
不幸な気持ちでいても、あらら～と思いながら
なんとかなるでしょ～と思ってしまう。

で、あんまり、面白いので紙でも買って1.2巻共友達に送りつけました。
（2巻が手元になくなってしまったので、早くKindleにしてほしい）
　ここのところ流行っていた、吸血鬼も魔法使いも狼男も妖精も
まず、絶対にありえない話ですが、
これは、もしかしたら、どこかで、あるかもしれない非日常。
　ドラマ化されるでしょうね～いつかきっと。
今から、だれが、カラーコンタクトをして高台家の兄弟をやるのか
とっても楽しみです。（ダッフンヌ神父も）
Amazonより引用

すでに多くの方が登場人物やストーリーなどについて紹介されているので、そちらの方は割愛させていただきます。

得点の高いレビュー数の多さから、作品に興味はあったのですが、タイトルも表紙の美男美女にも、いまいちピンとこなかったので買わずにいました。しかし読んでみて後悔、もっと早く購入して読むべきでした。

もうとにかくおもしろおかしい！この一言に尽きます！
正確には高台家の長男の光正さんと付き合う事になった木絵さんの、溢れ出てくる空想のちょっとずれた感じのセンスが本当に最高なんです。
初めて読んだときは、夜中に腹をよじらせて大声で笑い、立て続けに３回も読んでしまいました。腹筋が粉砕されること間違いなしです。

また面白いだけで終わらずに、心がちょっと暖かくなるのも良いところです。
木絵さんの優しさと、高台家の３人の魅力が良いアクセントになっています。
この本を読まないと、人生損しますよ！(笑)
それとできれば、コミックとKindle版の同時発売を切に願います。
Amazonより引用

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2024年にはdTVオリジナルドラマも公開されています。

作者について

森本 梢子

（もりもと こずえこ、2月27日 – ）
熊本県熊本市出身。真和高等学校、佐賀大学教育学部卒業。血液型O型。女性。

他作品：アジガール、ごくせん、たまのこしいれ ―アシガールEDO

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「高台家の人々」まとめ

• 集英社 YOUにて、2013年3月号から2017年4月号まで連載
• 作者：森本梢子
• コミックス情報：全6巻で完結
• 関連情報：2016年に映画化、2024年にdTVオリジナルドラマとして制作
• 読むには：割引クーポンを使えば、eBookJapanでお得に読める
• 作品の魅力：テレパス能力という独特な設定を通じて、現代社会のコミュニケーションの本質を鋭く描いている
• キャラクター：主人公の木絵は30歳のOLで、多くの読者が共感できるキャラクター。高台家の人々それぞれが個性的で魅力的
• テーマ性：現代社会におけるコミュニケーションの問題、家族の在り方を探求
• ジャンルの新規性：ラブコメディと社会派漫画の要素を融合。20代後半から30代の女性向け
• 読者の感想：キャラクターの魅力や、現代社会を反映したテーマ性に共感する意見が多い