失踪した親友の真相を追う25歳の主人公が、突如高校時代にタイムリープ。過去を変えるたびに未来が歪み、新たな犠牲者を生む。予測不能な展開と衝撃的な真実が待ち受ける戦慄のサスペンス。タイムリープの果てに、彼らを救う道はあるのか?
「君に二度目のさよならを。」はどこで読める?
ビッグガンガンにて連載。
4巻完結。
以下の方法で読むことができます
- 電子書籍:Kindle、eBookJapan、ブックライブなどで配信中。
多くの電子書籍ストアでは、無料で試し読みできます。 - 紙の書籍:全国の書店で発売中。オンライン書店でも購入可能です。
作品基本情報
4巻完結

タイトル:「君に二度目のさよならを。」
漫画:蛸川蛸丸
原作:タナカトモ
ジャンル:
サスペンス
ミステリー
タイムリープSF
ターゲット読者層:
主に10代後半から20代前半
性別を問わず
ミステリーやサスペンス、タイムリープものが好きな読者
グロテスクな描写や心理描写に抵抗がない読者
登場人物
春沢日向(はるさわ ひなた)

春沢日向は本作の主人公で、25歳のウェブデザイナーです。8年前に失踪した幼馴染みの音無空を救うため、高校時代にタイムリープします。日向は空を救おうと必死に奔走しますが、過去を変えるたびに新たな問題が発生し、混乱に陥ります。
彼は空に対して強い執着心を持っており、何度も過去をやり直そうとする姿勢から、その決意の強さがうかがえます。しかし、タイムリープを繰り返すうちに、自身の行動が予期せぬ結果を招くことに気づき、徐々に慎重になっていきます。
音無空(おとなし そら)

音無空は日向の幼馴染みで、高校2年生の時に突然失踪した人物です。絵の才能に溢れ、常に日向を支えてきた大切な存在でした。しかし、8年後に美術室の壁に埋められた白骨死体として発見されます。
空の失踪と死の真相は物語の中心的な謎となっています。彼の描いた絵には何らかの秘密が隠されているようで、その解明が物語の展開に大きく関わっています。
篠原(しのはら)

日向と空の美術部時代の先輩です。空の失踪に関する重要な情報を持っているキャラクターとして登場します。彼は空の描いた絵に何かを気づいた様子を見せますが、その直後に何者かに襲われてしまいます。
白楽(しらく)
白楽は美術部の顧問教師です。
彼の過去には、北海道で人を殺したという噂があり、それが物語の展開に重要な役割を果たしています。白楽の存在は、本作のミステリー要素を深める重要な要因となっています。
長谷部(はせべ)
日向たちと同じ美術部に所属していた人物です。物語の中で、空の失踪に関連する重要な情報を持っている可能性があるキャラクターとして登場します。
用語集
タイムリープ
この物語の中核となる要素です。主人公の春沢日向が、8年前の高校時代に突如戻ることができる現象を指します。日向は、失踪した親友・音無空を救うため、このタイムリープを利用します。しかし、過去を変えるたびに未来も変化し、新たな問題が発生するという複雑な状況を引き起こします。
美術室の壁
音無空の白骨死体が、失踪から8年後にこの美術室の壁に埋められた状態で発見されます。この発見が物語の出発点となり、日向のタイムリープの動機となります。また、この美術室は空の才能が開花した場所でもあり、物語の中で重要な意味を持つ場所として描かれています。
空間芸術
音無空が取り組んでいた芸術の形態を指します。具体的な内容は明らかにされていませんが、空が小屋を借りて制作していたことが描かれています。この「空間芸術」の制作過程や作品自体が、空の失踪や死の真相に関わる重要な手がかりとなっている可能性があります。
全国十代美術賞
物語の中で言及される美術コンクールです。音無空と常盤がこのコンクールに参加しようとしていたことが描かれています。このコンクールは、空の才能の高さを示すとともに、常盤との関係性や美術部内の人間関係を描写する上で重要な要素となっています。
北海道の事件
美術部顧問の白楽の過去に関わる出来事です。白楽が以前北海道で人を殺したという噂が存在し、この事件が物語の展開に重要な役割を果たしています。この事件の真相は物語のミステリー要素を深める重要な要因となっており、空の失踪や死との関連性が示唆されています。
あらすじ
衝撃の発見
25歳のウェブデザイナー、春沢日向は8年前に失踪した親友・音無空の訃報を受け取ります。
葬儀に参列した日向は、空の遺体が美術室の壁に埋められていたという衝撃的な事実を知ります。混乱する日向の前に、空が最後に描いていた絵が現れます。その絵を見た先輩の篠原が何かに気づいた瞬間、何者かに襲われてしまいます。日向も襲われそうになったところで、突如8年前の高校時代にタイムリープしてしまうのです。
過去への旅立ち
タイムリープした日向は、空が失踪する180日前の高校時代に戻っていました。目の前には、あの絵を仕上げている空の姿があります。感極まった日向は空に抱きつき、何としても空を救おうと決意します。しかし、過去に戻って一週間が経つ頃、美術部内でトラブルが発生します。空と常盤の間に軋轢が生まれ、常盤は空の才能を妬んでいるようでした。日向は常盤を犯人だと疑いますが、その直後に常盤が何者かに突き落とされるという事件が起こってしまいます。
謎の小屋
日向は空の行動を追跡し、空が小屋を借りて”空間芸術”を描いていることを知ります。しかし、その小屋の外には小動物の死骸が散らばっており、不気味な雰囲気が漂っています。日向は犯人をおびき寄せるために部室の壁に絵を描きますが、その絵を見た空が突然気絶してしまいます。空に付き添う日向に、篠原は空に自殺願望があることを打ち明けます。日向は空を救うため、さらに真相に迫ろうとします。
白楽先生の過去
日向はゴシップ記者の木月から、美術部顧問の白楽先生が過去に教え子を死に追い込んだという衝撃的な情報を聞きます。白楽先生に疑いを抱いた日向は、木月と協力して北海道へ向かいます。そこで白楽先生の過去を探ろうとしますが、何者かに襲われてしまいます。意識を失った日向は、再び現在の時間軸に戻されてしまいます。過去を変えたことで未来も変化し、空は依然として行方不明のままでした。
篠原先輩の死
現在の時間軸に戻った日向は、空の秘密に気づいた篠原先輩が殺されてしまったことを知ります。
日向は全ての事件を未然に防ぐために、もう一度過去に戻ることを決意します。しかし、過去を変えようとするたびに、新たな悲劇が生まれてしまいます。日向は自分の行動が引き起こす予期せぬ結果に苦悩しながらも、空を救うための方法を必死に探し続けます。
空の秘密
日向は空との再会を果たし、ついに空の口から事件の真相を聞くことができます。空は自身の犯した罪を認め、その理由を告白します。実は空は両親に疎まれながら育ち、自分を支えてくれる日向に執着心を持つようになっていました。そして、その執着心が少しずつ空を壊していったのです。日向は空の複雑な心情を知り、衝撃を受けながらも、なんとか空を救い出す方法を見つけようと奮闘します。
白楽先生の企み
空の告白を聞いた日向は、白楽先生が空の才能を利用しようとしていたことを知ります。白楽先生は空の味方を装いながら、実は空を使って自身の理想とする芸術を完成させようと企んでいました。
空はそのそそのかしに乗せられ、親への復讐と日向との永遠の絆を求めて、極端な行動に走ってしまったのです。日向は白楽先生の真の姿を暴き、空を救い出すための新たな方策を練ります。
リンゴの絵の秘密
日向は空が描いていた絵に隠された秘密を知ります。
あのリンゴは血で描かれており、しかも未完成だったのです。空は誰かの血でその絵を完成させようとしていました。日向はその「誰か」が自分であることに気づき、愕然とします。
空の歪んだ愛情と芸術への執着が、このような恐ろしい結果を招いてしまったのです。日向は空の心の闇と向き合いながら、どうすれば空を正気に戻せるか、必死に考えます。
最後のタイムリープ
日向は全ての真相を知り、最後のタイムリープを決意します。
今度こそ空を救い、全ての悲劇を防ぐために、日向は空の両親が北海道に移住を決めた時期まで遡ります。日向は空の両親に向き合い、空の才能と苦しみを理解してもらおうと試みます。
同時に、白楽先生の企みを阻止するため、学校側にも働きかけます。日向の必死の努力が、過去を変え、未来を救うことができるのか、物語は最後の山場を迎えます。
結末
長い戦いの末、日向は空を救うことに成功します。
過去の出来事が変わったことで、現在の時間軸も大きく変化しました。空は生きており、日向たちとともに明るい未来を歩み始めています。
しかし、タイムリープによって変えられた過去の記憶は日向だけのものとなり、誰も元の時間軸での出来事を覚えていません。
日向は複雑な思いを抱えながらも、大切な人たちが幸せに生きている現在に安堵し、新たな人生を歩み始めるのでした。
見どころ
予測不能なストーリー展開
この作品の最大の魅力は、予測不能なストーリー展開です。タイムリープものとしての斬新さが際立っています。主人公の日向が過去に戻るたびに、未来が少しずつ変化していく様子が緻密に描かれており、読者を飽きさせません。例えば、常盤が突然事故に遭うシーンは、タイムリープの影響がどれほど大きいかを示す衝撃的な場面でした。私は毎回のタイムリープで、どんな未来が待っているのかとワクワクしながら読み進めています。
可愛らしい絵柄とグロテスクな描写のギャップ
一見すると可愛らしい絵柄なのに、意外にもグロテスクな描写が多いのも本作の特徴です。特に、美術室の壁から発見された白骨死体の描写は衝撃的でした。このギャップが、物語に独特の緊張感をもたらしています。夜中に読むと怖くて眠れなくなるほどのインパクトがあり、サスペンスとしての魅力を存分に味わえます。
「空間芸術」の謎
音無空が取り組んでいた「空間芸術」の正体が気になって仕方ありません。小屋の中が血の海のような状態だったシーンは、空の内面の闇を象徴しているようで、ゾクッとしました。この「空間芸術」が物語の核心にどう関わってくるのか、今後の展開が楽しみです。芸術と狂気の境界線を探る要素として、深い意味を持っているように感じます。
複雑な人間関係と心理描写
登場人物たちの関係性が複雑で、それぞれが闇を抱えているところが魅力的です。特に、空と日向の関係性の変化が印象的でした。幼馴染みという関係から、空が日向に対して異常な執着を持つようになっていく過程が丁寧に描かれています。また、美術部の仲間たちも、一筋縄ではいかない個性的な人物ばかりで、彼らの心理描写にも引き込まれます。
北海道の謎
白楽先生の過去に関わる北海道での出来事が、物語全体の謎を深めています。人を殺したという噂や、突然の北海道行きなど、白楽先生の行動には不可解な点が多く、ミステリー要素を高めています。この北海道の謎が、空の失踪や死とどのように関連しているのか、真相解明への期待が高まります。
『君に二度目のさよならを。』は、タイムリープというSF要素を巧みに活用しながら、人間の心の闇や関係性の複雑さを描き出す秀逸なサスペンス作品です。予測不能な展開と深い人間ドラマが融合した本作は、読者の心を掴んで離さない魅力に溢れています。
感想・考察
過去を変える代償
このマンガを読んで、過去を変えることの難しさと危うさを強く感じました。主人公の日向が、親友の空を救おうと必死にもがく姿に胸が痛みます。でも、過去を変えるたびに新たな犠牲者が生まれてしまう。これって、私たちの日常生活にも通じるものがあるんじゃないでしょうか。
例えば、常盤が突然事故に遭うシーン。日向の行動が思わぬ結果を招いてしまったんです。現実世界でも、良かれと思ってした行動が、思わぬ人を傷つけてしまうことってありますよね。
結局のところ、過去を変えることで全てが上手くいくわけじゃない。むしろ、新たな問題を生み出してしまうかもしれない。そんな当たり前だけど見落としがちな真実を、このマンガは鮮やかに描き出しているんです。過去を変える代償の大きさを、改めて考えさせられました。
芸術と狂気の境界線
芸術と狂気の境界線について深く考えさせられました。空の「空間芸術」は、その象徴的な存在です。天才的な才能を持つ空が、なぜ犯罪に手を染めてしまったのか。その答えは、彼の芸術への執着にあるのかもしれません。
芸術家として認められたい、自分の作品を通して何かを表現したい。そんな純粋な思いが、いつしか歪んでしまう。小屋の中が血の海のような状態だったシーンは、まさにその狂気を表現していると感じました。
でも、考えてみれば私たちの日常にも、似たようなことがあるんじゃないでしょうか。仕事や趣味に没頭するあまり、大切なものを見失ってしまう。そんな経験、誰にでもあるはずです。
結局、芸術と狂気の境界線は、とても曖昧で危ういもの。このマンガは、その危うさを見事に描き出していて、読んでいて背筋が寒くなるほどでした。
執着が生む悲劇
空が日向に対して異常な執着を持つようになっていく過程が、とても丁寧に描かれていて、胸が締め付けられる思いでした。
執着は、時として人を盲目にします。空は、日向という唯一の救いを失うことを恐れるあまり、最終的に取り返しのつかない行動に出てしまう。これって、私たちの日常にも通じる部分があるんじゃないでしょうか。
例えば、恋愛関係で相手を束縛してしまったり、仕事で成功することにこだわりすぎて周りが見えなくなったり。程度の差こそあれ、誰もが経験したことがあるはずです。
このマンガは、そんな執着が最悪の場合どんな結果を招くのかを、極端な形で描き出しています。読んでいて居心地が悪くなるほど、自分の中にある執着心と向き合わされる気がしました。執着することの危うさを、改めて考えさせられる作品でした。

読者の声
すごく面白かった! 突如身の周りで起きた凄惨な事件をきっかけにタイムリープの能力が備わった主人公の日向。 大事な幼馴染の空や、日向と空が所属する美術部のメンバーを救う為に奔走する中で、目を覆いたくなるような過去が明らかになって……。 日向のタイムリープのトリガーとなる「ある事」が泣ける。 ラストはいろんな意味で皆が救われて、嵐の後に美しい青空が広がったような読後感も100点満点でした!
コミックシーモアより引用
もっと有名になって欲しい作品
序盤しか読んでないけど、個人的には初っ端からadabana同様内容がエグイことになってました。絵が可愛い反面、グロ描写めっちゃ飛び散ってます、、!空くんが失踪からの遺体として発見されたのが心が痛かった….。絵には何が関係してるの?!タイムリープものだけど、adabanaみたいな展開になってしまうのか、、?空くんは何かを抱えてるのかな?何らかの形で救われてくれ….。
コミックシーモアより引用
疑心暗鬼を楽しみたい方にオススメ。
日向の高校生時代に失踪した親友・空が見つかったと知らせがあり、向かった先は斎場だった。 当時所属していた美術部の仲間と通夜に参列した際、不穏な話を耳にする日向。 空は失踪していたわけではない。 失踪したと思われた8年前、既に死んでいた。 しかも、その遺体は美術室の壁に埋められていた。 日向の中にある疑惑が過ぎる。 「それじゃ、美術部の人間が殺したみたいじゃん」 話を聞き、体調を崩した日向が立ち寄った部屋で失踪直前に空が描いていた絵を見つける。 追うように入室した先輩の篠原がその絵を見て何かに気づくが、日向が席を外した隙に何者かに襲われてしまう。 助けを呼ぼうとすると、日向までその場で襲われてしまうが、気づけば空が失踪する直前に遡っていた。 何故、親友は死んだのか? 親友の絵に何が? 主人公が親友を助けようと動いた結果が、主人公を傷つけ、猜疑心を植え付ける。 気になって試し読みしたら、きっと本編を購入してるはず。
コミックシーモアより引用
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作者について
蛸川蛸丸
たこがわたこまる
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「君に二度目のさよならを。」まとめ
- 連載状況:ビッグガンガンにて連載。4巻完結
- 漫画:蛸川蛸丸、原作:タナカトモ
- 読むには:割引クーポンを使えば、eBookJapanでお得に読める
- 作品の魅力:タイムリープを題材にしたサスペンスミステリーで、予測不能な展開が特徴です。
- キャラクター:主人公の春沢日向と、失踪した幼馴染の音無空を中心に、複雑な人間関係が描かれています。
- テーマ性:過去を変えることの難しさと危うさ、芸術と狂気の境界線、執着が生む悲劇などが主要なテーマとして扱われています。
- ジャンルの新規性:タイムリープものとしての斬新さが際立っており、サスペンス要素も強いです。
- 読者の感想:予測不能な展開や複雑な人間関係、グロテスクな描写などが評価されています。