近未来の東京、17歳の真紀が妹を救うため民営刑務所に潜入。過酷な環境で繰り広げられる脱獄サスペンス。人間の強さと弱さ、信頼と裏切りが交錯する緊迫のストーリー。格差社会への問いかけも秘めた、スリリングで深みのある作品。読者の心を掴んで離さない、息詰まる展開が待っている。
「脱獄のカザリヤ」はどこで読める?
マンガボックスで連載中。
既刊6巻。
以下の方法で読むことができます
- 電子書籍:Kindle、eBookJapan、ブックライブなどで配信中。
多くの電子書籍ストアでは、無料で試し読みできます。 - 紙の書籍:全国の書店で発売中。オンライン書店でも購入可能です。
作品基本情報
タイトル:「脱獄のカザリヤ」
原作:天下雌子
漫画:CHIEKO
ジャンル:
サスペンス
SF(近未来設定)社会派ドラマ
ターゲット読者層:
主な年齢層:18歳以上の青年〜若年成人
性別:男女問わず
興味・関心:社会問題、人間ドラマ、スリリングな展開を好む読者
その他:現代社会の課題に関心がある知的な読者層
主要キャラクター 相関図
飾矢 真紀(かざりや まき)
主人公で、17歳の少女です。妹の萌絵を救うために、自ら「関東矯正院」に潜入する勇敢な性格の持ち主です。真紀は、どんな困難な状況でも諦めない強い意志を持っています。
刑務所内では、周囲の状況を冷静に観察し、脱獄計画を練る賢さも持ち合わせています。他の受刑者たちとの関係構築にも長けており、時には味方を作り、時には敵対する者たちを巧みに操ることができます。
飾矢 萌絵(かざりや もえ)
真紀の妹で、物語の重要な鍵を握るキャラクターです。失踪し、「関東矯正院」に囚われているとされていますが、その詳細な状況は明らかになっていません。
馬場
馬場は、「関東矯正院」の看守長で、非常に残虐な性格の持ち主です。
受刑者たちを恐怖で支配しています。
馬場の存在は、刑務所内の過酷な環境と、受刑者たちが直面する危険を象徴しています。真紀にとっては、脱獄計画を実行する上で最大の障害となっています。
橋本 祥子(はしもと しょうこ)
橋本祥子は、真紀と同時期に「関東矯正院」に入所した受刑者です。彼女の存在は、真紀の刑務所生活に大きな影響を与えています。
祥子と真紀の関係性は、物語の重要な要素の一つです。二人が協力するのか、それとも対立するのか、その展開が物語に緊張感をもたらしています。
林 凛花(はやし りんか)
真紀と同じ房にいる受刑者の一人です。不良の性格を持ちながらも、立場の上の人には媚びるという複雑な性格の持ち主です。
凛花の存在は、刑務所内の権力構造と生存戦略を象徴しています。彼女の行動パターンは、過酷な環境下で生き抜くための一つの方法を示しており、真紀にとっては協力者にも敵にもなり得る不安定な存在です。
墨田 早苗(すみだ さなえ)
真紀と同じ房にいるもう一人の受刑者です。常に落ち着きがなく、オドオドした態度を取る特徴があります。
早苗の存在は、刑務所内の緊張感と不安を体現しています。彼女の不安定な様子は、「関東矯正院」の抑圧的な雰囲気を強調し、受刑者たちが直面している心理的ストレスを表現しています
用語集
関東矯正院
「脱獄のカザリヤ」の物語の主要舞台となる、民営化された刑務所です。国内有数の資産家によって運営されており、創設から13年間、一度も脱獄者を出していない厳重な施設です。この矯正院では、受刑者たちが厳しい監視下に置かれ、恐怖支配されています。主人公の真紀は、失踪した妹・萌絵を救出するために、この施設に自ら潜入します。
特別教練
関東矯正院で週に一度行われる特別な行事です。この行事では、受刑者たちが参加者として選ばれ、様々なゲームや競技に参加させられます。富裕層の観客たちは、これらの競技に金を賭けて楽しみます。負けた受刑者は、観客に買われてしまい、様々な非人道的な扱いを受ける可能性があります。この「特別教練」は、矯正院の残酷さと、受刑者たちが置かれた過酷な状況を象徴しています。
ミント
関東矯正院内で使用される独自の通貨システムです。受刑者たちは、日々の作業や特別教練での成績によってミントを獲得することができます。このミントは、施設内でのサービスや特権を得るために使用されます。ミントの獲得と使用は、受刑者たちの生活に大きな影響を与え、施設内での権力構造や人間関係を形成する重要な要素となっています。
特別房
関東矯正院内に存在する、通常の収容エリアとは異なる特別な区画です。この特別房は、高い秘匿性を持っており、一般の受刑者からは隔離されています。物語の中で、主人公の真紀は、失踪した妹・萌絵がこの特別房に収容されている可能性があると考え、そこにアクセスする方法を模索します。特別房の存在は、矯正院の隠された秘密や、より深い陰謀を示唆しています。
脱獄ゼロ
関東矯正院が誇る記録であり、施設の厳重さを象徴するフレーズです。創設以来13年間、一度も脱獄者を出していないことを指します。この「脱獄ゼロ」の記録は、施設の評判と権威の源となっていますが、同時に受刑者たちにとっては希望の無さを表すものでもあります。主人公の真紀は、この記録を破ることで、施設の権威を揺るがし、自身の脱獄計画を成功させようと試みます。
あらすじ
妹を探して刑務所へ
近未来の東京、経済格差が広がった社会で、17歳の少女・真紀は突然姿を消した妹・萌絵の行方を追っていました。
ある日、真紀のもとに関東矯正院から手紙が届きます。手紙には、真紀にだけわかるように萌絵からのメッセージが隠されていました。矯正院に萌絵がいると確信した真紀は、妹を救出するために自ら罪を犯し、矯正院に送られることを決意します。
矯正院に到着した真紀は、厳しい現実に直面します。服を脱がされ全身をチェックされた後、首輪を付けられます。この首輪には、身体の状態を感知する仕組みがあり、刑務官の操作で首を絞める機能もついていました。真紀は、この過酷な環境の中で妹を捜し出し、脱獄を図るための計画を立て始めます。
矯正院内の力関係
真紀は護送車で知り合った橋本祥子と共に監房に収容されます。
そこで彼女たちは、リーダー格の林梨花と出会います。梨花は新入りの真紀たちをいじめようとしますが、真紀の方が上手で、あっさりと梨花を押さえつけてしまいます。この出来事により、梨花は真紀の下僕となることを誓います。
その後、梨花に連れられて食堂に向かった真紀は、矯正院内で使用される「ミント」と呼ばれる通貨の存在を知ります。また、貫禄のある受刑者・酒井田瑠美の存在も知ることになります。瑠美は真紀の妹・萌絵について何か知っている様子で、真紀にとって重要な情報源となる可能性が示唆されます。
特別教練の実態
真紀は矯正院での日々を過ごす中で、週に一度行われる「特別教練」の存在を知ります。梨花から聞いた話によると、特別教練は表向きはミントを稼ぐチャンスですが、実際には金持ちたちの娯楽のための夜だといいます。
毎週土曜の夜、参加者は貴賓棟に連れて行かれ、様々なゲームで競い合います。金持ちたちはその勝負に金を賭け、負けた者は金持ちたちに買われ、ベッドの相手をさせられたり、身体を切り売りされるという恐ろしい運命が待っているのです。梨花は、次回の特別教練に真紀と祥子が指名されるだろうと警告します。
特別教練での予想外の展開
梨花の警告通り、真紀は特別教練に参加させられます。ゲームで有利な状況にあったにもかかわらず、真紀は自ら降りてしまいます。その結果、真紀の入札が始まることになります。真紀の美しい容姿や「初物」という特別な価値が加わり、入札額はどんどん上昇していきます。
しかし、予想外の展開が起こります。特別枠を使って優先的に真紀を落札しようとする超大富豪が現れたのです。この男は真紀に対して強い関心を持っており、院内のある秘密についても何か知っているようです。この大富豪の出現により、新たな展開を迎えることになります。
大金持ちの特級会員・御堂との出会い
特別教練で真紀を落札した大金持ちの特級会員・御堂は、真紀に強い興味を抱いています。真紀は御堂を味方につけ、矯正院の情報をさらに探ろうとします。御堂との会話の中で、真紀の妹・萌絵が秘匿性の高い「特別房」にいる可能性が浮上します。
特別房にアクセスするために、真紀はある人物に交渉を持ちかけます。この展開により、真紀の脱獄計画はより具体的になっていきますが、同時に新たな危険も伴うことになります。御堂の存在は、真紀にとって重要な味方となる可能性がある一方で、彼の真の意図や立場はまだ明らかになっていません。
脱獄計画の始動
真紀は、瑠美の元仲間・今日子を逃がすことで「脱獄ゼロ」の記録を崩そうと計画します。情報を集めて脱出計画を立てますが、クリアしなければならない大きな障害があることに気づきます。失敗すれば間違いなく死が待ち受ける状況で、真紀は危険な選択を迫られます。
この計画の実行には、他の受刑者たちの協力が不可欠です。真紀は慎重に仲間を選び、それぞれの役割を決めていきます。しかし、誰を信頼していいのか、誰が裏切る可能性があるのかを見極めることは容易ではありません。真紀の判断力と行動力が試される重要な局面となります。
医者の陰謀
真紀の脱獄計画が進む中で、矯正院の医者の存在が重要になってきます。当初、医者は真紀にとって味方のように見えましたが、彼が裏で何かを企んでいることが明らかになります。
医者の目的は、自分の立場を守りながら、刑務所内での権力を強めることです。表向きは受刑者を助けているように見せかけていますが、実際には刑務所の恐ろしい実態を隠蔽し、真紀たちの脱獄を阻む役割を果たしています。この医者の裏切りによって、真紀は計画の再考を余儀なくされ、新たな戦略を立てる必要に迫られます。
裏切り者の存在
真紀の脱獄計画が具体化していく中で、新たな障害が現れます。それは、真紀が信頼していた仲間の一人が裏切り者であるという事実です。この裏切り者は、刑務所内の権力者と密かに通じており、真紀の計画を妨害する動きを取っています。
裏切り者の目的は、自分の安全と利益を確保することです。刑務所内で生き残るために他人を犠牲にすることも厭わない、冷酷な一面を持っています。この裏切りの発覚は、真紀に大きな衝撃を与え、誰を信じればいいのかという問題に直面させます。真紀は、この予期せぬ事態にどう対処するのか、そして誰が本当の味方なのかを見極める必要に迫られます。
特別房の謎
真紀は、妹の萌絵が秘匿性の高い「特別房」にいる可能性が高いことを突き止めます。特別房は通常の受刑者が立ち入ることのできない、矯正院内でも特別な区画です。真紀は特別房にアクセスする方法を模索し始めます。
特別房の存在は、矯正院内にさらに深い闇があることを示唆しています。なぜ萌絵が特別房に収容されているのか、そこで何が行われているのかは依然として謎に包まれています。真紀は、特別房の秘密を解き明かすことが、妹を救出し、脱獄を成功させる鍵になると確信します。
看守長・馬場との対決
真紀の脱獄計画が進む中で、最大の障害となるのが看守長の馬場です。馬場は非常に残虐な性格の持ち主で、受刑者たちを恐怖で支配しています。真紀は、脱獄を成功させるためには馬場を何らかの形で抑え込む必要があることを理解します。
馬場との対決は、単なる力の争いではなく、知恵と戦略の戦いとなります。真紀は、馬場の弱点を探り、彼の権力を揺るがす方法を模索します。この対決の結果は、真紀の脱獄計画の成否を大きく左右することになります。同時に、馬場との戦いは、矯正院内の非人道的な環境や権力の乱用といった問題に対する真紀の挑戦でもあります。
今後の展望
真紀の脱獄計画を軸に、さらに複雑な展開を見せていくことが予想されます。特別房の謎、医者の陰謀、裏切り者の正体など、多くの伏線が張られており、これらが今後どのように解決されていくかが注目されます。
真紀と妹・萌絵の再会シーンは、物語のクライマックスの一つとなるでしょう。しかし、萌絵の状況や、彼女が特別房に収容された理由など、まだ明らかになっていない部分も多く、予想外の展開が待っている可能性もあります。
また、大富豪の御堂や、他の受刑者たちの役割も今後重要になってくると考えられます。
真紀が誰を信頼し、誰と協力して最終的な脱獄を成功させるのか、そしてその過程で彼女自身がどのように成長していくのかも、物語の重要な要素となるでしょう。
最終的には、真紀が妹を救出し、脱獄に成功するかどうかが物語の大きな焦点となりますが、同時に、彼女の行動が矯正院システムや社会の不平等にどのような影響を与えるのかも、重要なテーマとして描かれていくことが予想されます。
見どころ
妹を救うため、自ら刑務所へ
この作品の最大の見どころは、主人公・真紀の強さと決意です。17歳という若さで、妹を救うために自ら危険な刑務所に潜入するなんて、想像を絶する勇気が必要だと思います。真紀の行動力には本当に圧倜されます。彼女の姿を見ていると、自分も何か大切なものために頑張ろうという気持ちになりますね。
過酷な「特別教練」の恐怖
関東矯正院で行われる「特別教練」のシーンは、本当にハラハラドキドキします。受刑者たちが富裕層の観客の前で競わされる様子は、現代社会の格差問題を象徴しているようで、ゾッとしてしまいます。特に、真紀が初めて参加した時のシーンは印象的でした。有利な状況なのに自ら勝負を降りるという予想外の展開に、思わず息を呑んでしまいました。
緻密な脱獄計画
真紀の脱獄計画の緻密さには驚かされます。刑務所内の人間関係を巧みに利用し、情報を集め、味方を作っていく様子は、まるで将棋の名人のよう。「脱獄ゼロ」の記録を崩すために他の受刑者を逃がそうとするアイデアなど、彼女の頭の回転の速さには感心させられます。読んでいて、自分も一緒に計画を立てているような気分になりますよ。
個性豊かな登場人物たち
この作品の魅力の一つは、個性的な登場人物たちです。リーダー格の林梨花、不安定な様子の墨田早苗、真紀と同時期に入所した橋本祥子など、それぞれのキャラクターが立っていて魅力的です。特に、残虐な看守長・馬場のキャラクターは本当に憎たらしくて、早く真紀たちに負けてほしいと思ってしまいます。キャラクター同士の駆け引きや関係性の変化を見るのも、この作品の楽しみの一つですね。
美しくも残酷な作画
「脱獄のカザリヤ」の作画は本当に素晴らしいです。近未来の東京や関東矯正院の描写は細部まで丁寧で、その世界観に引き込まれてしまいます。特に、受刑者たちの表情や仕草の描写が秀逸で、彼女たちの心情がよく伝わってきます。ダークな世界観と美しい絵のギャップが、この作品の独特の雰囲気を作り出しているんです。
「脱獄のカザリヤ」は、スリリングな展開と深いテーマ性を兼ね備えた作品です。人間の強さと弱さ、信頼と裏切り、そして現代社会の問題を鋭く描き出しながら、読者を惹きつけて離さない魅力があります。この作品は、単なるエンターテイメントを超えた、考えさせられる深い物語なのです。
感想・考察
人間の尊厳と自由を問う物語
「脱獄のカザリヤ」は、人間の尊厳と自由について深く考えさせられる作品です。近未来の日本を舞台に、極端な格差社会と非人道的な刑務所システムを描いていますが、これは単なるフィクションではなく、現代社会の問題を鋭く指摘しているように感じます。
主人公の真紀が、妹を救うために自ら危険な状況に身を置く姿は、人間の愛と勇気を象徴しています。彼女の行動は、極限状態でも失われない人間性の美しさを示しています。例えば、真紀が他の囚人たちと信頼関係を築こうとする場面は特に印象的でした。
一方で、富裕層が囚人たちを「玩具」のように扱う様子は、人間の残酷さと欲望の醜さを浮き彫りにしています。「特別教練」のシーンなどは、読んでいて胸が締め付けられるようでした。
この作品は私たちに問いかけているのです。人間の尊厳とは何か、真の自由とは何か、そして私たちはどのような社会を目指すべきなのか。そういった深い問いに、読者一人一人が向き合わざるを得ない、そんな力強い作品だと感じました。
女性の強さと連帯を描く
「脱獄のカザリヤ」は、女性の強さと連帯を描いた作品としても読むことができます。主人公の真紀を始め、多くの女性キャラクターが登場しますが、彼女たちはそれぞれに強さを持っています。
特に印象的なのは、真紀と同房の女性たちとの関係性です。最初は敵対的だった彼女たちが、徐々に信頼関係を築いていく過程は、女性同士の連帯の力を感じさせます。例えば、林梨花が真紀の味方になっていく展開は、女性同士の絆の強さを象徴しているように思えます。
また、真紀自身の成長も見逃せません。17歳という若さで、過酷な状況に立ち向かう彼女の姿は、多くの女性読者に勇気を与えるのではないでしょうか。彼女が困難を乗り越えていく様子は、私自身にも「頑張ろう」という気持ちを起こさせました。
この作品は、女性が置かれた厳しい状況を描きつつも、そこから這い上がろうとする女性たちの姿を力強く描いています。それは、現代社会における女性の地位向上や権利獲得の運動とも重なって見えます。結局のところ、この物語は女性の潜在的な力と、連帯の重要性を教えてくれているのだと思います。
社会システムの欠陥を暴く
「脱獄のカザリヤ」は、社会システムの欠陥を鋭く暴いている作品だと感じました。この物語に描かれている近未来の日本は、一見すると秩序が保たれているように見えますが、実際には深刻な問題を抱えています。
まず、極端な格差社会の描写は衝撃的でした。富裕層と貧困層が完全に分断され、貧困層の人々が簡単に「犯罪者」のレッテルを貼られてしまう社会システムは、現代社会の問題を誇張して描いているようで、ゾッとしました。
特に問題だと感じたのは、民営化された刑務所システムです。利益追求のために囚人の人権を無視し、さらには人身売買まで行われているという設定は、民営化の行き過ぎた姿を象徴しているように思えます。「特別教練」のシーンなどは、その最たる例でしょう。
また、このシステムを維持するために働く人々、例えば残虐な看守長の馬場のような存在も、システムの歪みを表しています。彼らの行動は非人道的ですが、それもこのシステムが生み出した結果なのかもしれません。
この作品は現代社会のシステムの問題点を誇張して描くことで、私たちに警鐘を鳴らしているのだと思います。効率や利益だけを追求するのではなく、人間の尊厳を大切にするシステムの必要性を、強く訴えかけているように感じました。
読者の声
女版刑務所からの脱出、といった話。
これが通常の刑務所ではなく、オークションで囚人を奴隷のように売買するという要素も加わっている。
このおかげで話に深みが生じている一方で、設定としてはあまりにも安っぽい。
これ、日本を舞台にするからこれほどまでに安っぽく感じられるのだと思う。
絵は同じで良いので、舞台を海外の刑務所とかにしておけば、もっとスムーズに受け入れられただろうに。
この手の作品にしては、絵が抜群にキレイ。
こんな作品ではなく、他の普通の作品を描いているのを見たいと思うほど。
この絵の出来だけで、評価は1つ上がる。
主人公が強く、冷静で話の深みもありそう。
設定としては非常に陳腐ではあるが、それを許容できさえすればなかなかレベルの高い作品だと思う。
BookLiveより引用
緊迫感のあるダークな物語
近未来、日本に身分制度みたいなものができて、
スラム街の住民が監獄に送り込まれる。
失踪していなくなった妹を探して、自ら監獄へ入った姉の監獄での生活を描く。
世界観は面白い、作画も作風に合っていて良い。
バイオレンスや虐待シーンが苦手でなければ楽しめそう。
BookLiveより引用
題名は洒落ているが
ストーリーの筋道や展開がわかりにくい作品である。ストーリーの背景や顛末の説明を早めにしてしまう方がいいのではないと感じた。ただひたすら暴力シーン 拷問シーンなどの残虐なシーンが多く読みづらい。ただ絵がきれいなので、それほど極端な嫌悪感は受けない。
BookLiveより引用
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試し読みの利点:
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作者について
CHIEKO
作者のSNSリンク
「脱獄のカザリヤ」まとめ
- 連載状況:「脱獄のカザリヤ」最新話はマンガボックスで読める
- コミックス情報:現在6巻まで発売、連載中
- 読むには:割引クーポンを使えば、eBookJapanでお得に読める
- 作品の魅力:近未来の格差社会を舞台にしたスリリングな脱獄ストーリー。美しい作画と残酷な世界観のコントラストが特徴的
- キャラクター:主人公の真紀は17歳の勇敢な少女。妹を救うために自ら危険な状況に身を置く強さと決意を持つ
- テーマ性:人間の尊厳と自由、格差社会の問題、女性の強さと連帯を描く
- ジャンルの新規性:女性主人公の脱獄もので、従来の男性中心の脱獄ものとは一線を画す。サスペンス、アングラ、バイオレンス、犯罪、脱獄のジャンルに分類される
- 読者の感想:緊張感溢れる展開や主人公の強さに魅了される意見が多い。一方で、過激な描写に不快感を覚える読者もいる
- 今後の展望:真紀が妹を無事に救出し、脱獄に成功するかが焦点。「脱獄ゼロ」の記録を破ることができるかがクライマックスでの大きなテーマになると予想される
- 作品の特徴:「特別教練」と呼ばれる囚人たちの命を賭けたゲームなど、独特の設定が物語に深みを与えている
- 社会的意義:現代社会の問題を誇張して描くことで、読者に警鐘を鳴らし、考えさせる作品となっている