結婚5年目の主婦・映見は、結婚記念日に夫の浮気を知ってしまう。浮気相手の名前は「るり」―それは彼女の親友と同じ名前だった。真相を追い求める映見の前に、次々と明かされる謎と疑惑。親友は本当に敵なのか、それとも誰かの罠なのか。サスペンス要素満載の不倫ミステリーが、予想もつかない結末へと読者を誘う。
夫の裏切りに傷つきながらも諦めない主人公、離婚経験者の親友、幼なじみの夫婦など、魅力的なキャラクターたちが織りなす人間ドラマ。証拠集めに奔走する映見の姿に共感しつつ、誰もが予測できない衝撃のラストまで、目が離せない展開が続く。
「カノジョは悪女」はどこで読める？
「カノジョは悪女」はジュールコミックスにて連載。
6巻完結。
以下の方法で読むことができます
- 電子書籍：Kindle、eBookJapan、ブックライブなどで配信中。
多くの電子書籍ストアでは、無料で試し読みできます。 - 紙の書籍：全国の書店で発売中。オンライン書店でも購入可能です。
6巻完結
作品基本情報
タイトル：「カノジョは悪女」
画 : 時山はじめ
原作 : さぶれ
ジャンル：
サスペンス・ミステリー
心理サスペンス要素が強い展開
女性向け恋愛ドラマ
対象読者層：
主な年齢層：25歳～35歳
性別：女性読者がメインターゲット
結婚・恋愛関係に興味がある読者
ミステリー要素のある物語を好む大人の読者
登場人物 相関図
奥野 映見（おくの えみ）
ごく平凡な主婦として暮らしていた主人公です。夫の敦彦とは数カ月のセックスレス状態が続いていましたが、5度目の結婚記念日に夫の浮気が発覚します。親友の美奈子にアドバイスを求め、離婚に向けて証拠集めを始めます。
奥野 敦彦（おくの あつひこ）
映見の夫で、不動産会社に勤務しています。昇進して仕事が忙しくなったことを理由に、妻とのセックスレスが続いていました。”るり”という女性と浮気をしており、結婚記念日にもスマートフォンにそのやり取りの痕跡を残していました。
山西 るり（やまにし るり）
映見の親友で、お金持ちの家庭に生まれ育ちました。性格が良く、友人も多い人物として描かれています。映見は夫の浮気相手が彼女ではないかと疑いを抱くことになります。
山西 雄介（やまにし ゆうすけ）
るりの夫であり、映見の幼なじみです。映見にとって仲の良い人物で、浮気調査に協力してくれる重要な協力者となります。
六川（旧姓）美奈子（ろくかわ みなこ）
映見の親友で、夫の浮気が原因で離婚した経験を持っています。自身の経験から映見の相談に乗り、証拠集めなどのアドバイスを送ります。
相場 千秋（あいば ちあき）
映見の親友で、現在はアクセサリー会社に勤務しています。浮気相手の可能性のある人物として名前が挙がります。
佐伯（さえき）
雄介の知り合いで、探偵事務所での勤務経験を持つSEです。映見たちの浮気調査に協力し、メッセージアプリのパスワード解析などで重要な役割を果たします。
あらすじ
結婚記念日の裏切り
結婚5周年を迎えた映見は、夫・敦彦のために特別なディナーを準備します。近頃セックスレスに悩んでいた二人の関係を、この記念日を機に改善したいと願っていました。仕事で遅くなると言っていた敦彦が予想外に早く帰宅し、映見は一瞬喜びますが、その直後、敦彦のスマートフォンに衝撃的な内容を見つけてしまいます。「るりとのセックス最高だったよ」というメッセージでした。しかも、送信先のアイコンは親友の”るり”と同じものでした。せっかくの記念日が台無しになり、映見は動揺を隠せません。
美奈子との相談
翌日、映見は親友の美奈子とカフェで落ち合います。美奈子は夫の浮気が原因で離婚を経験しており、映見にとって最も相談しやすい相手でした。美奈子は自身の壮絶な経験を打ち明けます。夫の浮気現場を目撃した際、感情的になって手を上げてしまい、それを動画に撮られて不利な立場に追い込まれたのです。この失敗から、冷静な証拠集めの重要性を映見に説きます。映見は美奈子のアドバイスを受け、浮気の証拠を集める決意を固めます。
最初の調査
映見は敦彦の車を調べることから始めます。車内からは決定的な証拠は見つかりませんでしたが、カーナビの履歴に大田区のホテル「Vivid Color」が記録されていることを発見します。そこは親友のるりが住んでいる地域と一致していました。さらに不安を募らせる映見でしたが、この日も変わらず敦彦の帰りを待ち、夕食の支度をします。しかし、敦彦からは「残業で遅くなるから夕食はいらない」というメールが届き、映見の心はさらに苦しくなります。
雄介の協力
るりの夫であり映見の幼なじみでもある雄介から突然連絡が入ります。映見の様子を心配した美奈子が連絡していたのです。映見はパソコンの調査に詳しい雄介に協力を依頼します。雄介は快く承諾し、さらに元探偵事務所勤務のSE・佐伯も加わることになります。雄介は妻のるりのことを疑いたくない様子でしたが、真相を突き止めるため、映見に協力することを決意します。
パソコンの調査
映見は敦彦のパソコンを調べ始めます。スマートフォンと同じメッセージアプリがインストールされており、大量のやり取りが保存されていることを発見。しかし、決定的な証拠を撮影しようとした矢先、敦彦が帰宅。慌ててパソコンの電源を切ろうとしますが、フリーズしてしまい、映見は冷や汗をかきながら必死の対応を迫られます。この緊迫した状況で、映見は証拠集めの難しさを実感します。
メッセージの解析
佐伯の協力でメッセージアプリのパスワードが解析され、敦彦と”るり”のやり取りの全容が明らかになります。そこには、雄介と妻のるりしか知らないはずの秘密も含まれていました。特に、雄介に生殖能力がないという極めてプライベートな情報まで書かれており、雄介は大きなショックを受けます。しかし、写真に写る”るり”の右肩には、本物のるりにはない黒子があることも判明し、”るり”の正体に新たな疑問が生まれます。
新たな疑惑
調査を進める中で、アクセサリー会社に勤務する親友の相場千秋にも疑いの目が向けられます。メッセージアプリの写真に映っていたアクセサリーが、千秋の持ち物に似ていたためです。さらに、千秋と映見が全く同じスカーフを持っているという事実も判明し、この偶然は二人の間に何らかの関係性があることを示唆する重要な手がかりとなります。
美奈子への疑い
映見は調査を進めるうちに、親友の美奈子にも疑念を抱き始めます。離婚経験者として親身になってアドバイスをくれる美奈子でしたが、彼女もまた”るり”になりすましている可能性が浮上します。映見は誰を信じていいのか分からなくなり、精神的に追い詰められていきます。
雄介の告白
雄介は妻のるりになりすました誰かがいることに気付きながらも、生殖能力の秘密が暴露されたことに大きな衝撃を受けています。この秘密は本来、るりと雄介しか知らないはずのものでした。るり自身もこのなりすましに関わっている可能性を考え始めた雄介は、不安を抱えながらも真相究明への決意を新たにします。
真相へ
“るり”になりすましている人物の存在が確実となります。その人物は映見たちの身近にいて、るりと雄介の秘密を知っており、さらに計画的に証拠を残していったことが判明します。誰もが予想できないような衝撃的な結末を迎えます。
見どころ
心理描写の緻密さ
この作品の最大の魅力は、浮気を知った妻の揺れ動く心情を丁寧に描いている点です。結婚記念日という特別な日に夫の裏切りを知った映見の動揺、そして冷静さを保とうとする姿に、多くの読者が共感を覚えるはずです。
サスペンス要素の巧みな展開
浮気相手が親友と同じ名前の”るり”を名乗っているという設定から始まり、証拠集めの過程で次々と新たな謎が浮かび上がってきます。読者の評価からも、予想外の展開と衝撃的な結末が高く評価されています。
リアルな人間関係の描写
親友たちの複雑な人間関係が見事に描かれています。特に、美奈子の離婚経験を通じた助言や、雄介の秘密が暴露されていく過程など、登場人物それぞれの立場や心情が繊細に表現されています。
緊迫感のある展開
パソコンがフリーズする場面や、次々と明らかになる新たな疑惑など、読者を飽きさせない展開が続きます。特に、証拠集めのシーンでは、読者もハラハラドキドキしながら物語に引き込まれていきます。
伏線の絶妙な配置
スカーフの一致や右肩の黒子など、一見些細な設定が重要な伏線として機能しています。これらの要素が最終的にどのように結びつくのか、読者の期待を高めています。
結論として、この作品は日常に潜む人間関係の闇と、予想もつかない展開で読者を魅了する傑作です。読者の評価にあるように、最後まで読んで初めて気付く伏線の数々が、読み返す価値も高めています。
感想・考察
予想を裏切る結末の衝撃
このマンガは最後まで読んで初めて真価が分かる作品だと強く感じます。読者の評価を見ると、「最後の最後で、えー！！！悪女！って叫びたくなる」という感想が多く見られ、私も同じような衝撃を受けました。最初は典型的な不倫モノに見えて、実はもっと深い仕掛けが施されていたんです。
信頼関係の脆さ
人を信じることの難しさが印象的でした。映見は夫を疑い、親友を疑い、最後には誰を信じていいのか分からなくなっていきます。でも、それは現代社会を反映しているのかもしれません。SNSのアイコン一つで簡単になりすましができる時代だからこそ、この作品のメッセージは重みを持ちます。
計画的な罠の恐ろしさ
「わざと映見が浮気に気付くように仕込んでいた」という展開には背筋が凍りました。誰かを陥れようと緻密に計画を立て、実行する。その冷徹さに恐怖を覚えます。特に、身近な人間関係の中でこそ起こりうる恐ろしさが、リアルに描かれていると感じます。
最後の読後感
「こんな人が近くにいたら怖い」という感情を抱きました。ハッピーエンドではないかもしれませんが、だからこそリアルで、現代社会を映し出す鏡のような作品だと感じました。
読者の声
この手の話好きだから
不倫ねぇ。それが妻の友達とよ？20年来の友達よ？
どこで出会った？元々の知り合い？
不思議が沢山だけど、どうなっていくのか？目が離せないです。
めちゃコミックより引用
絶対最後まで読むべき漫画
最後の最後でめちゃくちゃビックリする展開があるから絶対最後まで読んで欲しい。
ここで終わるのかって思ったらまだ続きがあったから読み進めると…まさかすぎる…
めちゃコミックより引用
最高
よくある不倫漫画で読後爽快になるのかと思っていたら
思っていたのと全然違うけれど、いい意味で裏切られ、めちゃくちゃ面白かったです。
他の方のレビューにもあるように、賛否両論別れるとは思いますが、
同じような作品が溢れる中、これは斬新ですごく面白かった！
どなたかも書いていたように、ドラマで見れる作品ですね。
絵も綺麗で話も面白く、最高でした。
めちゃコミックより引用
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作者について
時山はじめ
作者のSNSリンク
「カノジョは悪女」まとめ
- 原作：エブリスタで人気の恋愛小説「悪女」（作者：さぶれ）のコミカライズ作品
- 作者：原作：さぶれ／作画：時山はじめ
- コミックス情報：6巻完結
- 読むには：ebookjapanでお得に読める。新規会員は70%OFFクーポンが利用可能
- 作品の魅力：緻密な伏線と予想外の展開、心理描写の丁寧さが特徴。特に結末での衝撃的な真相は多くの読者から高評価を得ている
- キャラクター：主人公の映見を中心に、夫・敦彦、親友のるり、美奈子など、現代的な人間関係を持つ魅力的なキャラクターが登場
- テーマ性：現代社会における人間関係の脆さ、SNSでのなりすましの危険性、信頼関係の崩壊など、現代的なテーマを深く掘り下げている
- 読者の感想：「最後まで読んで初めて真価が分かる」「予想外の展開に驚かされた」という意見が多く、特に結末の衝撃度が高く評価されている
- 読者層：サスペンスと人間ドラマを好む大人の女性読者から特に支持を得ている
- 見どころ：浮気をテーマにしながらも、単なる不倫物語に留まらない深いミステリー性と社会性を持つ作品として評価が高い
