「不滅のあなたへ」永遠を旅する物語

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不死の存在「フシ」が、世界を巡る壮大なファンタジー。

何も知らない球体として生まれたフシは、石からコケ、オオカミ、そして少年へと姿を変えながら世界を旅します。出会いと別れを繰り返すなかで、人間らしい感情が芽生えていく姿を描いた異色の物語。

フシを追う謎の存在「ノッカー」との戦いや、各地の独特な文化、そして人々との交流を通じて、生命の本質に迫っていきます。不死の存在だからこそ見える、生と死の境界線が織りなす壮大な叙事詩。

もくじ

「不滅のあなたへ」はどこで読める?

「不滅のあなたへ」は週刊少年マガジン2016年50号から連載の作品。
既刊23巻。

TVアニメは2021年4月12日から8月30日まで第一シリーズが、NHK Eテレにて毎週月曜22時50分から23時15分に放送。第2シリーズは、2022年10月23日から2023年3月12日まで毎週日曜19時から19時25分に放送された。第3シリーズも製作が発表されている。

以下の方法で読むことができます

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  • 紙の書籍:全国の書店で発売中。オンライン書店でも購入可能です。
不滅のあなたへ1
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作品基本情報

タイトル:「不滅のあなたへ」

漫画:大今良時

ジャンル:
ファンタジー・アドベンチャー(主要ジャンル)
ヒューマンドラマ(副次的ジャンル)
SF・異世界ファンタジー要素
成長物語・ビルドゥングスロマン

ターゲット読者層:
10代後半から30代前半
性別を問わない幅広い読者層
生と死、人間関係の機微に興味を持つ読者
ファンタジーやSF要素を好む読者
深い人間ドラマを楽しめる成熟した読者

登場人物

フシ

フシ

観察者によって生み出された不死の存在です。当初は意識すら持たない球体でしたが、石、コケ、オオカミ、そして少年の姿へと変化していきました。

強い刺激を受けることで、その対象の性質を記憶・模倣できる特殊な能力を持っています。また、致命的な傷を負っても再生する不死身の性質も持ち合わせています。

マーチとの出会いを通じて言葉を覚え、次第に感情や自我が芽生えていきました。タクナハでの生活では、グーグーやリーンとの交流を通じてより人間らしい感情表現ができるようになっています。

マーチ

マーチ

ニナンナに住む少女です。大人になることに憧れを持ち、生き生きとした性格の持ち主でした。オニグマへの生贄に選ばれますが、フシとの出会いによって運命が大きく変わります。

フシに対して母性的な感情を抱き、まだ言葉も満足に話せなかった彼に「フシ」という名前を付け、世話をする存在となりました。パロナとは姉妹のような関係を築いていました。

ヤノメ国での脱出劇の中で、パロナを守るためにハヤセの矢に倒れ、命を落としてしまいます。その後、幽霊となってフシの傍らに寄り添い続けています。

パロナ

パロナ

ニナンナに住む女性で、マーチを妹のように可愛がっていました。幼い頃に両親を亡くし、姉のペンナもオニグマへの生贄として命を落としているため、マーチが生贄に選ばれた際には必死に救出を試みます。

弓の練習に励むなど、積極的に行動する性格の持ち主です。マーチの死後、フシと別れてニナンナに戻りますが、その後ハヤセによって命を落としたことが明らかになります。

グーグー

グーグー

タクナハで酒爺の下で働く青年です。過去にリーンを守るために顔面を損傷する大怪我を負い、以降は仮面を着用して生活しています。酒爺による改造で、体内に高純度の酒を貯蔵できる特殊な臓器を持っています。

フシとは兄弟のような関係を築き、彼の成長に大きな影響を与えました。リーンへの想いを秘めながら生活していましたが、2度目のノッカーの襲撃の際に、リーンを守って命を落としました。その後、幽霊となってフシの傍らに付き添っています。

ピオラン

ピオラン

ヤノメ国の祈祷師として登場しますが、実際は罪人でした。フシと行動を共にする中で、彼に言葉や文字、生きていくための術を教えていく重要な存在となります。

タクナハで4年間の生活を共にした後、フシと旅に出ますが、老いに蝕まれ、認知症のような症状を発症して最期を迎えます。死の直前に観察者と取引を交わし、フシの傍らに生まれ変わることを願いました。

用語集

ノッカー

フシを追跡する正体不明の生命体です。球体に血管のような触手が絡みついた姿をしており、その触手を使って生物・無生物を問わず支配下に置くことができます。フシが獲得した姿(記憶)を奪う力も持っています。人間の身体からファイ(魂)を開放することを目的としています。

オニグマ

ニナンナで神として崇められている巨大な熊です。背中には無数の矢が突き刺さっており、人間を襲う獰猛な存在として恐れられています。毎年、一人の少女が生贄として捧げられる儀式の対象となっています。フシとの戦いで致命傷を負い、その後マーチの看病を受けながら息を引き取りました。

ファイ

現実世界でいう「魂」や「幽体」に相当する概念です。観察者が時折言及し、ノッカーもファイと何らかの関わりを持っていることが示唆されています。人間の本質的な部分を表す重要な要素として描かれています。

生贄の儀式

ニナンナで毎年行われる伝統的な儀式です。ヤノメ国から派遣された祈祷師によって一人の少女が選ばれ、オニグマへの生贄として捧げられます。実はこの儀式は、ヤノメ国がニナンナの豊かな大地を狙って行う支配計画の一環となっています。

闘技場の試合

ジャナンダ島で行われる島長を決定する戦いです。予選では8組に分かれて戦い、勝ち残った者たちで決勝トーナメントを行います。優勝者は島の全権限を得ることができますが、優勝後に殺されることも多く、実質的な意味を成していません。島長が死亡すると3日後には新たな大会が開催されます。

観察者

黒いローブを身にまとった謎の存在です。フシを創造し、この世界を保存することを目的としています。フシ以外からは認識されず、物語の中で時折フシに助言を与える役割を果たしています。「ミスターブラック」などの愛称で呼ばれることもあります。

あらすじ


神の意思により生まれた不死なる存在

この世界を保存するために観察者によって作り出された球体は、大地に投げ入れられ、石、コケ、そしてレッシオオカミの姿へと変化していきます。その後、寒冷地で暮らす名もなき少年と出会い、共に過ごす中で少年の死に直面します。少年の「自分のことを忘れないで」という言葉を受け、フシは少年の姿を写し取り、新たな旅へと出発します。

生贄の儀式とマーチとの出会い

ニナンナ国を訪れたフシは、オニグマという巨大な熊への生贄に選ばれた少女マーチと出会います。マーチを助けようとするパロナと共に行動するフシは、オニグマと対峙して勝利します。しかし、フシの不死の能力に興味を持ったヤノメ国の役人ハヤセによって、マーチ、パロナと共にヤノメ国へと連行されることになります。

ヤノメ国での悲劇

ヤノメ国で投獄されたマーチは、瀕死のオニグマの看護を任されます。彼女は恐れられてきたオニグマに優しく接し、オニグマは穏やかな最期を迎えます。その後、パロナの計画により脱獄を試みますが、追跡してきたハヤセの矢によってマーチは命を落としてしまいます。フシはオニグマの姿でハヤセに反撃し、パロナと共にニナンナへ戻りマーチの死を両親に伝えた後、一人旅立ちます。

タクナハでの新たな出会い

ヤノメ国から逃亡した祈祷師のピオランと再会したフシは、彼女から言葉や文字を学びながらタクナハへと向かいます。そこで出会った酒爺の家で暮らす仮面の少年グーグーや、裕福な家庭の少女リーンと共に平穏な日々を過ごします。しかし、ある日突如としてノッカーと呼ばれる怪物が現れ、フシは瀕死の重傷を負います。

4年後の再会と別れ

タクナハで4年の月日が流れ、フシは人間らしい感情を持つようになっていました。グーグーは逞しい青年に成長し、リーンとの仲も深まっていきます。しかし、リーンの誕生日パーティーの最中、より強力になったノッカーが襲来。建物の崩壊からリーンを守ったグーグーは命を落としてしまいます。フシはグーグーの姿を借りてノッカーを撃退しますが、大切な仲間を失った悲しみから、タクナハを去ることを決意します。

ジャナンダ島での戦い

新たな力を求めて密林を目指していたフシとピオランは、手違いから罪人が収容されるジャナンダ島へと送られてしまいます。島を出るためには島長決定戦で優勝する必要があると少女トナリから告げられ、フシは闘技場での戦いに身を投じます。決勝戦では、追跡してきたハヤセと対峙することになります。

サールナイン島での40年

ピオランの死後、フシはサールナイン島で40年間を過ごし、襲来するノッカーと戦い続けます。そこへフシの守護団を名乗る一行と、団長のヒサメが現れます。ヒサメはハヤセの孫で、左腕にノッカーの核を宿していました。当初は警戒していたフシでしたが、純真な彼女を次第に受け入れていきます。

ウラリス王国での新たな展開

街での生活を始めたフシの元には、度々守護団が訪れるようになります。6代目の継承者カハクと行動を共にする中で、ウラリス王国のボンシェン王子に捕らえられます。しかし、これは死者と対話できる能力を持つボン王子が、フシを仲間に引き入れるための策でした。

王都レンリルでの決戦

カハクの左腕のノッカーから、1年後にノッカーの軍勢が王都レンリルを襲撃するという情報を得たフシたちは、街の防衛体制を整えていきます。フシは船と一体化して感覚を広げる修行を行い、ボン王子の集めた新たな仲間たちと共に、街を守る準備を進めていきます。

現世での再会

現代の世界で蘇ったフシは、かつての仲間たちと再会を果たしていきます。しかし、幸せに暮らす彼らを見て自分の居場所が分からなくなっていきます。そんな中、オカルト研究部の副部長アオキユーキと出会い、新たな関係を築いていきます。

今後の展望

現世編では、ハヤセの子孫である守護団18代目のミズハとフシの関係性が描かれています。平和な日常の中にもノッカーの気配が忍び寄る中、観察者であるサトルの姉貴分スミカとの対立など、新たな展開が予感されます。フシが現世で見つける自分の居場所や、再び迫り来るノッカーとの戦いの行方が注目されます。

見どころ

不思議な生命体フシの成長物語

最初は球体だったフシが、様々な存在の姿を写し取りながら成長していく様子は非常に印象的です。特に、少年の姿を得てからの感情の芽生えや、マーチとの出会いを通じた変化には引き込まれました。

マーチがもたらした変化

ニナンナ国でマーチと出会ったフシは、彼女から「フシ」という名前を与えられ、人間らしい感情を学んでいきます。生贄として選ばれながらも明るく前向きなマーチの存在は、フシの人間性の目覚めに大きな影響を与えました。

グーグーとリーンの切ない恋

タクナハ編では、顔に大怪我を負い仮面をつけることになったグーグーと、裕福な家庭で育ったリーンとの関係が印象的です。リーンを守るために顔を潰されながらも、彼女への想いを抱き続けるグーグーの姿には胸が締め付けられます。

ノッカーという謎の存在

フシを追跡する正体不明の生命体・ノッカーの存在は物語に緊張感をもたらします。フシから記憶を奪おうとするノッカーとの戦いは、単なる戦闘描写以上の深い意味を感じさせます。

観察者との不思議な関係

黒いローブを着た観察者は、フシを見守りながら時折アドバイスを送る謎めいた存在です。フシ以外には見えない彼の存在は、この物語の世界観をより深いものにしています。

この作品は、生と死、出会いと別れを通じて描かれる成長物語でありながら、独特なSFファンタジー要素と深いテーマ性を併せ持つ作品として、非常に魅力的です。

TVアニメ

あわせて読みたい
アニメ「不滅のあなたへ」Season2 公式サイト 原作:大今良時 のTVアニメ「不滅のあなたへ」公式サイト。

TVアニメは以下の3シリーズが制作されています:

第1シリーズ:

  • 2021年4月12日から8月30日までNHK Eテレにて放送
  • 当初は2020年10月放送予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大による制作スケジュールへの影響で延期となりました
  • 第6回Crunchyrollアニメアワード2022のベスト・ドラマ賞を受賞しています

第2シリーズ:

  • 2022年10月23日から2023年3月12日まで放送
  • 毎週日曜19時から19時25分の放送枠で展開されました

第3シリーズ:

  • 第2シリーズの最終回放送直後に制作が発表されました

主要キャストには以下の声優陣が参加しています:

  • リーン役:石見舞菜香
  • フシ役:川島零士
  • 観察者役:津田健次郎
  • マーチ役:引坂理絵
  • パロナ役:内田彩
  • ピオラン役:愛河里花子
  • ハヤセ役:斎賀みつき
  • グーグー役(少年時代):白石涼子、(青年時代):八代拓

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感想・考察

不死者の孤独と変化する人間性

この物語の核心は、永遠の命を持つフシが人間らしさを獲得していく過程にあると考えています。最初は球体だったフシが、人々との出会いと別れを通じて感情や自我を形成していく様子は、人間性とは何かを問いかけているように感じます。

特に印象的なのは、マーチとの出会いです。言葉もままならないフシに名前をつけ、世話をする彼女との関係は、フシが初めて他者との絆を形成する重要な転換点となっています。

フシの永遠の命は、逆説的に人生の儚さを浮き彫りにしています。大切な人との別れを繰り返さなければならないフシの存在は、生きることの意味を深く考えさせられます。

死と再生のサイクルが描く希望

この作品では、死が単なる終わりではなく、新たな始まりとしても描かれています。フシの能力は、失われたものを完全には取り戻せないという限界を持ちながらも、記憶と形を継承することで、大切な人々との絆を紡ぎ直す可能性を示唆しています。

現世編では、フシが失った人々を蘇らせる展開がありますが、これは単純な復活劇ではなく、別れと再会の意味を問い直す機会となっています。死と再生のテーマを通じて、生命の循環と永続性について深い洞察を提供しているのです。

物語が問いかける「観察」の意味

観察者の存在は、この物語の重要な謎の一つです。フシを創造し、世界を保存しようとする観察者の目的は、単なる記録以上の意味を持っているように思えます。

観察者とフシの関係は、私たち読者の立場とも重なり合います。永遠の存在として世界を見つめ続けるフシの視点を通じて、私たちも人生の意味や価値について考えさせられるのです。この重層的な「観察」の構造が、物語に深い奥行きを与えています。

不滅のあなたへ
コミック・トライアル作成のイメージ画像

読者の声

講談社版「なろう系」作品です。

1巻を読んだ時には全く気付きませんでしたが、
6巻まで読んでやっと気付きました。これは完全に「なろう系」作品を意識して漫画を作っています。

・まず、主人公がチートです。
 不死で絶対に死なない上に、ある一定の条件を満たせばこの世のありとあらゆる物に变化できます。
・次に舞台は中世の日本ではない異国で、剣やヤリなどの原始的な武器で戦います。(魔法はないですけど)
・さらに、主人公は自分が存在する世界のことを良く理解していません。
 (転生とはちょっと違いますが、自分が全く知らない世界に放り込まれるという意味では「なろう系」と一緒です。)
・世界には神(のような存在)と、神の思惑を防ごうとする悪魔のような存在がいます。

絶妙にアレンジされているので読んでいても「なろう系」の作品とは気付けません。
なろう系の中でも敢えてジャンル分けするならば、「異世界SFファンタジー」みたいな感じでしょうか。
「同じ題材でも少年漫画として作るとこうなるのか」と妙に感心しました。

内容に関してですが、正直1~2巻はそこまで面白くないです。本番は主人公に自我が芽生えて成長していく3巻から。
そこまで我慢して読んで下さい(笑)

でも、3巻以降は本当に面白いです。
最近の少年漫画にしては珍しい「ロボットのように無感情だった主人公に感情が芽生え、成長していく」という形式の話です。
なので最初は感情移入しにくいのですが、主人公が精神的に成長していく過程でどんどん魅力的になっていき、物語に没入していけます。
主人公も内容の面白さも大器晩成です。
Amazonより引用

読むのが難しい

登場人物の心理を圧倒的に作り込んでいるのは、もはやこの作者にしかできないことで、間違いなく傑作です。
ただし、読み解くのにはそれなりに読解力が必要となり、且つ前巻までのストーリを理解している必要があります。
そのため、今の商業ベースの少年誌で連載を読めることが奇跡的です。
今回の11巻は、カイが主人公といってもよい巻です。
長期戦となっているレンリル防衛戦ですが(数百年に及びノッカーとの長期戦の天王山ともなっています)、
長引く戦いに、フシの自我が摩耗していきます。そしてカイの自我も摩耗していきます。
フシは、街を自身と一体化したことによって多くの命の消失を感じ取ってしまうが故に摩耗していきます。
カイは、フシへの感情が愛である故に、愛が分からないフシからの合理的な拒絶によって磨耗していきます。
カイの自我が摩耗することによって、カイの左手が奥に秘めたノッカーの意思を徐々に行動に移していきます。
それによってカイはますます摩耗していき、レンリルを防衛する人間陣営に直接的な被害を与えていきます。
「フシの人間性を守りたい」奇しくも、ボンとカイは同じ台詞を言います。
このことからも、カイの根底にあるのはボンを含む人間陣営と同じなのです。ただし、それがカイの場合は愛であり、フシが理解できないところに悲劇があったのです。表紙にはそのキャラクターにとっての理想の姿が書かれています。
フシを愛すること、気持ちが通じること、カイの想いは純粋なのです。
Amazonより引用

 壮大なテーマ、再び

フシとその仲間たちの冒険を中心に描かれてきた物語、その第23巻。

前巻末において、ボンが天空に浮かぶカイバラ・サイバネティクス本社で見た、「人の生える木」はいったい何だったのか。その疑問を残しつつ、死期が近づくエイベルを救うために、フシと人形は再度カイバラ社へと潜入する。ミズハのクローンたちがいた研究所で、彼らが見たものとは…?

蘇る人形の記憶のなかで、遂に明かされる32番の正体に加え、描かれる15番や3番を始めとするミズハのクローンたち、幼きエイベルと、そして人形自身の恐るべき秘密。これらだけでも驚愕の事実で、ストーリーが大きく進んだ実感があるのだが、それだけではなく、ここで本作品の前世編、現世編から脈々と描かれてきた「人間の生きる喜び、幸せとは何か」という壮大なテーマと再びつながり、今ひとつ曖昧だったこの来世編の方向性、そして作品自体の終着点が、おぼろげながら見えてきたようである。

半永久の肉体、満たされる物欲と引き換えに、囚われの社会で生きる人々やクローンたちに対し、身体を失っても、相手への強い想い、永遠の自由を残そうとした32番。果たして人間の幸せとは何なのか、人と人との繋がり、その想い、そして本当の人生の豊かさについて描こうとする本作品も、そろそろ佳境に入ったのかもしれない。次巻での展開も、大いに期待したい。
Amazonより引用

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作者について

大今 良時

おおいま よしとき

漫画家。女性。2008年『聲の形』(オリジナル版)が、第80回週刊少年マガジン新人漫画賞に入選。しかし、本誌掲載を見送られ、2009年「別冊少年マガジン」から『マルドゥック・スクランブル』(原作・冲方丁)でデビュー。その後、『聲の形』は、オリジナル版が2011年「別冊少年マガジン」に、リメイク版が2013年「週刊少年マガジン」に掲載され、高評価を得て、後に同誌にて週刊連載となる。同作は、2015年、第19回「手塚治虫文化賞」新生賞を受賞。2016年には『映画 聲の形』として劇場アニメ化され、大ヒットとなる。

SNSリンク

「不滅のあなたへ」まとめ

  • 連載状況:「不滅のあなたへ」は週刊少年マガジンにて2016年50号から連載中。2023年8号より「来世編」が連載
  • 作者:大今良時
  • 読むには:割引クーポンを使えば、eBookJapanでお得に読める
  • コミックス情報:既刊23巻
  • 受賞歴:第43回講談社漫画賞少年部門受賞。マンガ大賞2018で第5位、このマンガがすごい!2018でオトコ編3位を獲得。
  • 関連情報:テレビアニメ化され、第1シリーズが2021年4月から8月まで、第2シリーズが2022年10月から2023年3月まで放送。第3シリーズの制作も決定。第6回Crunchyrollアニメアワード2022でベスト・ドラマ賞を受賞。
  • 作品の魅力:不死身の存在「フシ」を主人公に、数々の出会いと別れを通じて成長していく姿を描く壮大なファンタジー。緻密な世界観と独特の設定が特徴。
  • キャラクター:主人公フシを始め、マーチ、パロナ、グーグーなど、それぞれが強い意志と魅力的な個性を持つ登場人物たちが物語を彩る。
  • テーマ性:生と死、成長、出会いと別れ、記憶と継承といった普遍的なテーマを独自の視点で描く。
  • ジャンルの新規性:少年マンガでありながら、哲学的なテーマと繊細な心理描写を組み込んだ新しいタイプのファンタジー作品。
  • 今後の展望:来世編が連載中で、フシの新たな冒険と成長が描かれる予定。2022年2月時点で累計発行部数は300万部を突破。
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