幽霊を信じる女子高生と宇宙人を信じる男子高校生が、予想外の超常現象に巻き込まれる。ターボババアの呪いや宇宙人の襲撃など、次々と襲いかかる怪異との戦いを通じて成長していく二人の姿を描くオカルトアクション。笑いあり、恋愛ありの青春ストーリーが、読者を予測不能な展開へと導く。
「ダンダダン」はどこで読める?
少年ジャンプ+に2021年18号(4月6日)から連載中、既刊16巻。
「次にくるマンガ大賞2021」Webマンガ部門で第2位、「全国書店員が選んだおすすめコミック2022」で第1位を獲得。2024年10月テレビアニメ化。
以下の方法で読むことができます
- 電子書籍:Kindle、eBookJapan、ブックライブなどで配信中。
多くの電子書籍ストアでは、無料で試し読みできます。 - 紙の書籍:全国の書店で発売中。オンライン書店でも購入可能です。

作品基本情報
タイトル:「ダンダダン」
作者:龍 幸伸
ジャンル:
オカルトアクション
ラブコメディ
青春ファンタジー
ターゲット読者層:
10代後半から20代前半の若者
男女両方(特に少年マンガ好き)
オカルトや都市伝説に興味がある読者
アクションとコメディのバランスを楽しめる層
登場人物
綾瀬 桃(あやせ もも)
本作の主人公の一人で、霊媒師の祖母を持つ女子高生です。幽霊の存在は信じていますが、宇宙人やUFOなどのオカルトは信じていません。正義感が強く、いじめられている高倉健を助けたことがきっかけで物語が動き出します。
セルポ星人に誘拐されたことをきっかけに超能力に目覚め、人や妖怪、物体のオーラを掴んで自由に動かせるようになります。高倉健とは当初ケンカばかりしていましたが、共に怪異と戦う中で友達以上の存在として互いに意識し始めます。
桃は、俳優の高倉健の大ファンで、同姓同名の高倉健(オカルン)のことを意識しており、あえて「オカルン」というあだ名で呼んでいます。性格は正義感が強く、時に汚い言葉遣いをしますが、土壇場では度胸と機転を発揮する面も持っています。
高倉 健(たかくら けん)
通称オカルンは、本作のもう一人の主人公で、オタク気質の男子高校生です。宇宙人やUFOの存在は信じていますが、幽霊の存在は信じていません。幼少期から友人がおらず、宇宙人なら友達になってくれるかもしれないという思いからオカルトに没頭していきました。
いじめを受けていたところを綾瀬桃に助けられたことをきっかけに、彼女と関わりを持ち始めます。心霊スポットでターボババアに遭遇し、呪いをかけられることで超人的な力を得ます。当初は桃の超能力で呪いを抑制する必要がありましたが、後に自分の意思でターボババアの力を利用できるようになります。
性格は基本的に卑屈で控えめですが、桃と同様に土壇場では度胸と機転を発揮します。義理堅く優しい人物で、誰かのために力を発揮することができます。桃とは友人同士ですが、互いのことをそれ以上に意識し始めています。
綾瀬 星子(あやせ せいこ)
綾瀬桃の祖母で、腕の良い霊能力者です。外見が異常に若く年齢不詳で、近所では「美魔女」扱いされています。霊媒師として活躍しており、テレビにも出演しています。芸名は「ドドリア三太」です。
星子は、様々な観点から桃とオカルンにアドバイスを与えます。霊媒師としての実力は本物で、対峙したアイドルの詐称した年齢や家族構成まで言い当てることができます。ターボババアをはじめ、キャリアの長い悪霊や妖怪に詳しく、対処法も熟知しています。
性格は何かとあおる癖があり、霊と会話するとき以外は基本的にふざけていて言葉遣いも汚いです。桃とは喧嘩ばかりしていますが、本心では彼女をとても大切に思っています。
白鳥 愛羅(しらとり あいら)
オカルンたちの同級生で、誰もが認める美少女です。自他共に認める美少女で、男子からの人気も非常に高いです。ややナルシストの気があり、自分は選ばれた人間だと思い込んでいます。
オカルンの金玉を拾って持ち歩いたことで、霊力が覚醒し、霊や異能の力が見えるようになります。アクロバティックさらさらに襲われた際に一度死亡しましたが、桃によってアクロバティックさらさらの魂を愛羅の魂とつなげられ、一命を取り留めます。以後、アクロバティックさらさらの力を使えるようになります。
桃とは相性が悪く、いがみ合ってばかりですが、自分を助けてくれたオカルンのことが好きになります。オカルンへの好意から、桃とのライバル関係が生まれています。
円城寺 仁(えんじょうじ じん)
通称ジジは、綾瀬桃の幼なじみで初恋相手の男子高校生です。桃とは小学生までいっしょでしたが、中学校に進学するタイミングで地方の温泉地に引っ越しました。
爽やかな容姿を持つ美少年で、コミュニケーション能力が高いこともあり、関わった女子からは非常にモテます。一方で、円城寺仁自身も男子に興味がないことから、同性には敵が多いタイプです。
ある日突然、目の前に正体不明の歪んだ顔を持つブリーフ姿の男が現れるようになり、綾瀬星子に助けを求めます。その流れで桃の自宅に居候することになり、高倉健とも親しくなっていきます。後に、水に触れると邪視に身体を乗っ取られ、お湯に触れると戻るという複雑な体質になってしまいます。
怪異一覧
「ダンダダン」の世界に登場する怪異は、都市伝説や民間伝承、UMAなど、様々な要素を取り入れた独特の存在です。これらの怪異は、単なる敵対者としてだけでなく、主人公たちの成長に深く関わっています。多くの怪異は、人間社会との複雑な関係性を持ち、時に脅威となり、時に協力者となります。
ターボババア
高倉健たちの住むとなり町の心霊スポットであるトンネルに出現する悪霊です。昔は「100キロババア」と呼ばれていました。時速100キロの驚異的なスピードで駆け、カーブも減速せずに走ることができる身体能力を持ちます。ターボババアに遭遇したあと、走って逃げ出す者を追いかけ「呪い」という形で憑依します。トンネルに居着いた地縛霊と融合し、悪霊としてとてつもない力を得ています。その力は綾瀬星子から「自分の縄張りの中ではほぼ無敵」と評されるほどです。高倉健に憑依し、暴走しようとしますが、綾瀬桃の超能力によって抑え込まれます。
アクロバティックさらさら
大柄な女性の姿をした妖怪です。サラサラの黒髪に赤いワンピースを身につけ、鋭い無数の牙が生えた大きな口を持ちます。動きが非常に素早く、アクロバティックな技を駆使して人間を襲います。単語に「お」を付けて話す癖があり、「お不良(ツッパリ)」など独自の言い回しをします。以前、白鳥愛羅から母親だと間違われたことに喜びを覚え、ずっと彼女につきまとっています。愛羅が特別な霊力を持つ高倉健の金玉を拾って持ち歩いていたことから、彼女の霊力が覚醒して自分の姿を認識されるようになります。愛羅を自分だけのものにしたいと考えており、彼女の命を狙っています。妖怪になる前は人間で、貧しい生活の中でも必死に幼い娘を育てる優しい母親でした。
セルポ星人
綾瀬桃の前に現れた宇宙人の集団です。セルポ星人たちが住む星ではオスしか存在せず、生物的な進化を遂げることなく、皆同様の見た目をしています。また、感情を持てなくなっており、進化するためにメスの桃を誘拐し、犯したあとに生殖器を奪って研究しようと画策しています。ふだんは髪を七三分けにした中年男性のような見た目をしていますが、戦う際には網目模様の奇怪な宇宙人の姿にも変身できます。地球の生物、特に人間の生殖機能に強い興味を持ち、繰り返し地球を訪れては実験を行っています。
モンゴリアンデスワーム
モンゴルの砂漠地帯に生息すると言われる伝説の生物です。巨大な蛇のような姿です。その正体は、古くから温泉街の人々が「大蛇様」として祀っていた存在でした。実際には地中を這う巨大なミミズのような姿をしており、その体長は数百メートルにも及びます。体表には無数の人面のようなものが浮かび上がっており、不気味な印象を与えます。自殺を誘発する能力を持ち、その力で多くの犠牲者を出してきました。また、体内に大量の水分を蓄えており、この特性を利用して火山の噴火を鎮めるという意外な活躍も見せます。
邪視
円城寺仁(ジジ)の体に取り憑いた怪異です。元々は温泉街の鬼頭家によって生贄にされた人々の怨念が集まって生まれた存在です。その姿は、歪んだ顔を持つブリーフ姿の男性です。強大な力を持ち、電撃を放ったり、粘液を吐いたりする能力があります。また、人々に自殺を促す念波を発することもできます。ジジの体を乗っ取った後は、鬼頭家への復讐を目的に行動します。しかし、その本質は孤独で寂しい存在であり、ジジの優しさに触れて少しずつ変化していきます。
カシマレイコ
長い黒髪を持つ女性の幽霊です。カシマレイコの特徴的な能力は、人間の体から魂を抜き取ることです。魂を抜かれた人間は、意識を失い、カシマレイコの操り人形のようになってしまいます。また、カシマレイコは自身の髪を武器として使用し、鋭い刃物のように相手を切り裂くことができます。その出現は突然で、多くの場合、夜間や人気のない場所で目撃されます。
あらすじ
幽霊と宇宙人、出会いと因縁の始まり
幽霊を信じる女子高生の綾瀬桃と、宇宙人を信じるオタクの高倉健(通称オカルン)は、互いの信じるものを否定し合い、口論になります。
その結果、桃はUFOスポットへ、オカルンは心霊スポットへと向かうことになります。桃は宇宙人のセルポ星人に遭遇し、超能力に目覚めます。一方オカルンは、妖怪のターボババアに追いかけられ、呪いをかけられてしまいます。
この出来事をきっかけに、二人は協力して怪異と戦うことになります。桃の超能力とオカルンのターボババアの力を使い、様々な困難に立ち向かっていくのです。
ターボババアとの決着
オカルンの体に憑依したターボババアを倒すため、桃とオカルンは命懸けの戦いに挑みます。
桃の祖母である霊能力者の星子の助言を得て、ターボババアを正能市の外に誘い出す作戦を立てます。激しい追跡劇の末、桃は電車を利用してターボババアを結界の中に追い込むことに成功します。
ターボババアは断末魔の叫びをあげて結界の中で爆滅しますが、その意識だけが招き猫の中に入り、オカルンの体内には霊力だけが残ることになります。この戦いを通じて、桃とオカルンの絆が深まっていきます。
アクロバティックさらさらとの遭遇
新たな怪異、アクロバティックさらさらが登場します。
この妖怪は白鳥愛羅という美少女に執着していました。実は愛羅は偶然オカルンの失われた金玉を拾ったことで霊能力に目覚めていたのです。アクロバティックさらさらの正体は、生前に大切な娘を奪われた母親の霊でした。
最終的に、さらさらは愛羅を守るために自らのオーラを与えて消滅します。この出来事により、愛羅はアクロバティックさらさらの能力を使えるようになり、新たな仲間として加わることになります。
セルポ星人との再戦
オカルンの性器を狙うセルポ星人が再び現れます。
今回は学校を結界で閉じ込め、オカルンと桃、そして愛羅を襲います。セルポ星人は様々な能力を持つ宇宙人と契約しており、三人は窮地に追い込まれます。
しかし、愛羅がアクロバティックさらさらの能力を使えるようになったことで戦力が増強され、三人の協力によってセルポ星人たちを撃退することに成功します。この戦いを通じて、三人の絆が深まり、チームワークの重要性が示されます。
円城寺仁(ジジ)の登場と新たな謎
桃の幼なじみで初恋の相手である円城寺仁(通称ジジ)が登場します。
ジジは突然、目の前に正体不明の歪んだ顔を持つブリーフ姿の男が現れるようになったと言い、桃の家に助けを求めてきます。オカルンは桃への想いを自覚し始めており、ジジの登場に複雑な感情を抱きます。一行はジジの家がある温泉街へと向かい、そこで新たな怪異の存在を知ることになります。
鬼頭家との対決
ジジの家がある温泉街で、鬼頭家という謎の一族と対峙することになります。
鬼頭家は大蛇の怪異から温泉街を守るため、定期的に他の土地の者を生贄として捧げていました。桃たちは鬼頭家の非道な行為に立ち向かいます。この過程で、温泉街に伝わる大蛇伝説の真相が明らかになっていきます。
鬼頭家との戦いは、人間の欲望や因習の恐ろしさを浮き彫りにします。
モンゴリアンデスワームの脅威
温泉街の地下に潜む大蛇の正体が、UMAのモンゴリアンデスワームであることが判明します。
この巨大生物は自殺を引き起こす能力を持ち、非常に危険な存在でした。桃たちはこの脅威に立ち向かいますが、その過程でジジが邪視に取り憑かれてしまいます。モンゴリアンデスワームとの戦いは、オカルンや桃たちの能力の限界を試すものとなり、彼らの成長を促す重要な転機となります。
邪視との対決
ジジの体を乗っ取った邪視との戦いが始まります。
邪視は鬼頭家への復讐心に燃えており、その力は桃たちを圧倒します。オカルンは必死にジジを取り戻そうと奮闘します。この戦いを通じて、オカルンと桃の絆がさらに深まり、ジジへの友情も試されることになります。
邪視との対決は、単なる敵対関係ではなく、過去の因縁や人間の複雑な感情が絡み合う重層的な物語となっています。
人体模型による封印
邪視を封印するため、桃の祖母である星子が人体模型を使った独特の方法を提案します。
この奇抜な発想により、邪視は一時的に封じ込められます。しかし、水をかけると邪視が復活してしまうという新たな問題が生じます。人体模型による封印は、この作品独特のユーモアと奇想天外さを象徴する出来事となっています。
金玉探しの旅
オカルンの失われた金玉を探す旅が始まります。
この探索は単なる身体の一部を取り戻すだけでなく、オカルンのアイデンティティや成長の象徴としても描かれています。金玉探しの過程で、新たな怪異や宇宙人との遭遇が予想され、物語はさらに広がりを見せていきます。また、この旅を通じてオカルンと桃の関係性がどのように変化していくのかも注目点となっています。
今後の展望
オカルンの金玉探しを軸に展開していくことが予想されます。
この過程で、新たな怪異や宇宙人との遭遇が期待されます。また、オカルン、桃、愛羅の三角関係の行方も注目されます。ジジの邪視問題の完全解決や、セルポ星人の再来の可能性も考えられます。
物語は、怪異と科学、そして人間ドラマが絡み合いながら、予測不可能な展開を見せていくでしょう。さらに、オカルンと桃の関係性の深まりや、彼らの能力の成長も重要なテーマとなっていくと予想されます。
見どころ
ターボババアの衝撃的デビュー
『ダンダダン』の見どころと言えば、何と言ってもターボババアの存在感です!最初に登場したときの衝撃は忘れられません。時速100キロで走る老婆の姿は、不気味さと滑稽さが絶妙にミックスされていて、思わず目が釘付けになりました。特に、オカルンを追いかけるシーンでは、その異様なスピード感と迫力に息をのみました。ターボババアのデザインも秀逸で、作者の龍幸伸さんの画力の高さを感じずにはいられません。
でも、ターボババアは単なる怖い存在じゃないんです。物語が進むにつれて、彼女の複雑な背景や、地縛霊となった少女たちを慰める優しい一面も描かれていて、キャラクターの奥深さに惹かれました。最終的には招き猫に憑依して味方になるという展開も、予想外で面白かったです。
オカルンとモモの絶妙な関係性
主人公のオカルン(高倉健)とモモ(綾瀬桃)のやりとりも、この作品の大きな魅力です。最初は幽霊と宇宙人をめぐって対立していた二人が、徐々に打ち解けていく過程がとても自然で心地よいんです。特に、お互いの弱点を補い合いながら成長していく様子は、読んでいて温かい気持ちになります。
オカルンの変身後の姿がカッコよくて、モモとのギャップも面白いんですよね。普段は冴えない高校生なのに、ターボババアの力を使うと超人的な能力を発揮する。でも、同時に「萎えるぜ」が口癖になるという設定が絶妙です。モモの方も、ギャルっぽい見た目とは裏腹に、正義感が強くて行動力があるキャラクターで、二人の掛け合いにはいつもクスッとさせられます。
予測不能なストーリー展開
この作品の魅力は、予測不能なストーリー展開にもあります。幽霊、宇宙人、UMA、妖怪と、様々なオカルト要素が次々と登場するんです。最初はターボババアとの戦いだったのに、気づけばセルポ星人やアクロバティックさらさらとも戦っている。そんな展開の速さと多様性に、毎回驚かされます。
特に印象的だったのは、オカルンの「金玉」を探す冒険です。こんなシュールな設定、他の漫画では中々お目にかかれません。しかも、それが重要な伏線になっているんです。こういった意外性のある展開が、読者を飽きさせない要因になっていると思います。
緻密な作画と迫力のあるバトルシーン
『ダンダダン』の作画の素晴らしさは特筆に値します。特にバトルシーンの迫力には目を見張るものがあります。ターボババアとの鬼ごっこや、セルポ星人との戦いなど、どのシーンも細部まで丁寧に描き込まれていて、臨場感があふれています。
見開きページを使った大胆な構図も印象的です。例えば、モモが電車を掴んでターボババアを追い詰めるシーンは、スピード感と緊迫感が見事に表現されていて、思わず息を呑みました。こういった丁寧な作画が、オカルトやSFの世界観をより説得力のあるものにしていると感じます。
ユーモアと恐怖のバランス
『ダンダダン』の魅力は、ユーモアと恐怖のバランスが絶妙なところにもあります。ターボババアやセルポ星人など、不気味でグロテスクな存在が登場する一方で、キャラクター同士の掛け合いや状況のシュールさに思わず笑ってしまうんです。
例えば、モモの祖母・星子の若々しい外見と毒舌キャラ、オカルンの変身後の「萎える」発言、愛羅の勘違いした行動など、コミカルな要素が随所に散りばめられています。これらのユーモアが、ホラー要素を和らげつつも、物語の緊張感を損なわないバランスで描かれているのが素晴らしいと思います。
『ダンダダン』は、オカルトとSFを融合させた独創的な世界観、予測不能なストーリー展開、緻密な作画、そしてキャラクター達の魅力的な掛け合いが見事に調和した作品です。読めば読むほど引き込まれる魅力があり、毎回新しい発見や驚きがあるこの作品は、間違いなく読む価値があります。
アニメ化情報
人気漫画「ダンダダン」のTVアニメ化が決定しました。2024年10月3日よりMBS・TBS系列「スーパーアニメイズムTURBO」枠にて放送開始されました。
ストーリー
霊媒師の家系に生まれた女子高生・モモ<綾瀬桃>と、同級生でオカルトマニアのオカルン<高倉健>が主人公です。モモがクラスのいじめっ子からオカルンを助けたことをきっかけに知り合いますが、幽霊と宇宙人の存在を巡って口論になります。お互いの主張を証明するため、モモはUFOスポットへ、オカルンは心霊スポットへ向かい、そこで超常現象に遭遇します。窮地の中で覚醒した力を駆使し、迫りくる怪奇に立ち向かう2人の姿を描くオカルティックバトル&青春物語です。
制作陣
アニメーション制作はサイエンスSARUが担当します。監督は山代風我、シリーズ構成・脚本は瀬古浩司が務めます。キャラクターデザインは恩田尚之、宇宙人・妖怪デザインは亀田祥倫が担当し、原作の魅力的なビジュアルをアニメでも再現することが期待されます。
キャスト
登場人物の声優陣も発表されました:
- モモ<綾瀬 桃>:若山詩音
- オカルン<高倉 健>:花江夏樹
- 星子:水樹奈々
- アイラ<白鳥愛羅>:佐倉綾音
- ジジ<円城寺 仁>:石川界人
- ターボババア:田中真弓
- セルポ星人:中井和哉
期待される点
原作漫画の人気要素である緻密な作画や、オカルトと日常を融合させた独特の世界観が、アニメでどのように表現されるかが注目されています。また、モモとオカルンの関係性の変化や、次々と登場する個性的なキャラクターたちの活躍も、アニメファンの期待を集めています。
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感想・考察
現代の都市伝説と怪異の融合
『ダンダダン』は、現代の都市伝説と古典的な怪異を見事に融合させた作品だと思います。特に印象的なのが、ターボババアやアクロバティックさらさらといった、現代的な要素を含んだ怪異たち。これらのキャラクターは、従来の妖怪とは一線を画す新鮮さがあります。
例えば、ターボババアは「追い抜かれたら呪われる」という現代的な設定を持ちながら、その姿は伝統的な妖怪のイメージを踏襲しています。この融合が、読者に新鮮な恐怖と親しみやすさを同時に与えているんじゃないでしょうか。
また、アクロバティックさらさらのような都市伝説を基にしたキャラクターも、現代の読者にとってリアリティのある恐怖を提供しています。これらの怪異たちは、私たちの身近にある不安や恐れを具現化したものとも言えるかもしれません。
結局のところ、『ダンダダン』は現代の都市伝説と伝統的な怪異を巧みに組み合わせることで、新しい形のホラー・コメディを生み出しているんです。この独特な世界観が、多くの読者を引き付ける魅力の一つになっているんだと思います。
ジェンダーステレオタイプの逆転
『ダンダダン』では、主人公の綾瀬桃とオカルンの関係性が、従来のマンガにおける性別を逆転させている点が面白いです。一般的な少年マンガでは、男性キャラクターが強くてクールで、女性キャラクターが弱くて守られる存在として描かれることが多いですよね。でも、この作品ではそれが逆になっています。
桃は強気で行動力があり、オカルンを守る立場にいることが多いです。例えば、最初の出会いのシーンでも、桃がオカルンをいじめっ子から守っています。一方で、オカルンは臆病で弱々しい印象があり、桃に助けられることが多いんです。
この設定は、従来のジェンダーロールを覆すだけでなく、キャラクター間の関係性にも新しい動きをもたらしています。桃とオカルンの関係は、お互いを補完し合う対等なパートナーシップとして描かれているんです。
結果として、『ダンダダン』は単なるオカルトコメディを超えて、現代的な視点からジェンダーの問題にも切り込んでいるんじゃないかなって思います。この斬新な アプローチが、作品の魅力をさらに高めているんだと思います。
「普通」の概念への挑戦
「普通」とは何かという概念に挑戦している作品だと思います。主人公たちが直面する非日常的な出来事は、私たちが「普通」だと思っている日常の脆さを浮き彫りにしているんです。
例えば、オカルンが突然ターボババアに呪われて超能力を得るシーンがありますよね。これは、私たちの「普通の高校生活」というイメージを一瞬にして覆すものです。また、桃が宇宙人に遭遇するシーンも、日常と非日常の境界線があいまいになる瞬間を象徴しています。
このような展開を通じて、作者は「普通」という概念自体が実は曖昧で、いつでも覆される可能性があるということを示唆しているように感じます。登場人物たちは、常識では説明のつかない事象に直面しながらも、それを「新たな日常」として受け入れていくんです。
結局のところ、『ダンダダン』は読者に「普通」の再定義を促しているんじゃないかなって思います。非日常的な出来事を通じて、私たちの日常の見方を変える。そんな作品の姿勢が、多くの読者の心に響いているんだと思います。


読者の声
最高!
何年前に見たか覚えてないけど、見返しするため漫画を購入!
大好きで少しでも内容を脳に焼き付けたいと思い、ダンダダンをその1冊に選びました。
とにかく、迫力×バトル×恋愛が好きな方は、ハマると思います。
改めて読んでもめちゃ面白く、まだ擬音があったんだ〜とおもい、いつ無くなるのかも楽しみにしつつ、前に読んだといっても細かくは覚えてなかったので、ターボババァとかセルポ星人の登場を改めて読めて良かった。
そして、幽霊も宇宙人も行動が大胆すぎると、戦いとかもカッコよくて最高です!!
改めて最新刊まで追いかける際、オカルンとモモの距離感を意識して読みたいなぁと思います。
Amazonより引用
白ブリーフ一丁で、あそこまでかっこよく描けるのは天才すぎる…!!
本巻は、オカルンの成長がみられて、バトルに迫力がましたり、モモの超能力と発想力の自由差に感心させられカッコイイなって思ったり、そして忘れてたけど、邪視の恐ろしさを思い出したり、起伏が感じられた巻だった。
そんで荒れてる場こそ、ターボババァに癒されたりするんだよねw
あぁジジがどんな感じで現状を乗り越えるか、先がまた楽しみです。
Amazonより引用
キャラが増えて本格的に面白くなってきた
今一番楽しみにしている漫画です。
超絶技巧と緻密な作画にもかかわらず、まったく休むことなく週刊連載されているのが、とてもありがたい。アシスタント10人体制ぐらいでやってるんですかね…。
本編は文句なしにおもしろく、現在連載中のエピソードのプロローグといったところです。
早く次が読みたくなります。次回の表紙は金髪美少女のバモラちゃんだ。西野つかさちゃんに似てます。
書き下ろしおまけ漫画の、チキチータちゃんが可愛い。
Amazonより引用
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試し読みの利点:
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作者について
龍 幸伸
たつ ゆきのぶ
日本の漫画家。2021年、集英社「少年ジャンプ+」にて『ダンダダン』を連載。
「次にくるマンガ大賞2021」webマンガ部門で2位を獲得するなど、各所で話題となる。
2024年10月にはテレビアニメ化された。その他の作品に『正義の禄号』『Fire BALL!』など。
作者のSNSリンク
「ダンダダン」まとめ
- 連載状況:集英社「少年ジャンプ+」で連載中。
- 作者:龍 幸伸
- コミックス情報:現在16巻まで発売、連載中
- 受賞歴:「次にくるマンガ大賞2021」Webマンガ部門で第2位、「全国書店員が選んだおすすめコミック2022」で第1位を獲得
- 関連情報:2024年10月テレビアニメ化予定
- 読むには:割引クーポンを使えば、eBookJapanでお得に読める
- 作品の魅力:オカルト、SF、ラブコメ、バトルなど様々なジャンルを融合させた独特の世界観と、緻密で迫力のある作画が魅力。ストーリー展開のスピード感と予測不可能な展開も読者を引き付ける要素となっている
- キャラクター:主人公の綾瀬桃と高倉健(オカルン)を中心に、個性的で魅力的なキャラクターが多数登場。ターボババアやアクロバティックさらさらなど、独特な妖怪や宇宙人のデザインも特徴的
- テーマ性:オカルトと科学の融合、人間と超常現象との関わり、友情や恋愛など、多様なテーマを扱っている
- ジャンルの新規性:オカルト、SF、ラブコメ、バトルなど複数のジャンルを融合させた新しいタイプの少年漫画。幅広い年齢層に楽しめる作品
- 読者の感想:作画の素晴らしさ、ストーリー展開の面白さ、キャラクターの魅力などを高く評価する意見が多い。一方で、エロ要素や下ネタに関しては賛否両論がある
- 今後の展望:オカルンの残りの「金玉」探しや、新たな妖怪・宇宙人との戦い、キャラクター間の関係性の発展など、さらなる展開が期待される。アニメ化に伴い、さらなる人気の拡大も予想される