政略結婚で強国E国に嫁いだB国の王女アルナ。侍女と入れ替わり、騎士として潜入した宮廷は、6人の王妃候補が正妃の座を巡って殺し合う地獄だった。アルナは「スミレ」と呼ばれ、若き国王アーサーと出会い、腐敗したE国を変える決意を固める。残酷な宮廷政治と切ない恋、そして国の行く末を賭けた壮大な物語が幕を開ける。
「コールドゲーム」はどこで読める?
ベツコミにて連載中。
既刊9巻。おおよそ10-11ヶ月に1回のペースでリリースですので、完結までまだかかりそうです。
以下の方法で読むことができます。
- 電子書籍:Kindle、eBookJapan、ブックライブなどで配信中。
多くの電子書籍ストアでは、無料で試し読みもできます。 - 紙の書籍:全国の書店で発売中。オンライン書店でも購入可能です。
作品基本情報
タイトル:「コールドゲーム」
作者:和泉かねよし
ジャンル:
歴史ファンタジー
政治サスペンス
ロマンス
アクション
心理ドラマ
ターゲット読者層:
10代後半から20代の若年層
政治や歴史に興味のある読者
複雑な人間関係や心理描写を楽しむ読者
ファンタジー要素を含む物語を好む読者
主要キャラクター 相関図
スミレ(アルナ)
スミレは、B国の第五王女で、本名はアルナです。15歳の美少女で、銀色のストレートボブヘアとすみれ色の瞳が特徴です。10人兄弟の末っ子として生まれました。
性格はクールで落ち着いており、感情の起伏が少ないため、人形のような印象を与えます。女性らしい趣味よりも剣術を好み、元許婚のヨハン・クレーに剣を習っていました。
政略結婚でE国に嫁ぐことになりますが、E国の内情を探るため侍女のカミラと入れ替わり、「スミレ」と呼ばれる女騎士として潜入します。当初は早く帰国したいと考えていましたが、アーサーとの出会いを機にE国に真の平和をもたらそうという決意を固めます。
アーサー
アーサーは、E国の16歳の若き国王です。金色の短髪と琥珀色の瞳を持つ美形で、マーガレットの息子であり、ヘンリーの異母弟にあたります。
性格は正直で自信家ですが、同時に心優しく正義感が強いです。知略に長けていますが、年相応の少年らしい一面も持っています。
幼少期は両親や兄のヘンリーを慕っていましたが、父親の死後、ヘンリーが豹変します。囚人のヴァリーとの出会いと別れを経験し、E国の現状を理解するようになります。ヘンリーの死後、即位し、E国をよくするために奔走しています。
カミラ
B国出身のスミレの侍女です。スミレと入れ替わって「アルナ」と名乗ります。血筋はB国王家傍流のもので、容姿がスミレと似ているため入れ替わりの相手に選ばれました。
しかし、顔は似ておらず地味な印象で、自分の容姿にコンプレックスを抱いています。泣き虫で気が弱く、E国語をほとんど話せません。E国の異常さに怯え、精神的に参ってしまいます。
アン・グレゴリー
E国大貴族の娘で、E国正妃候補の一人です。17歳で、ジョージ・グレゴリーの娘であり、クリスティナ・ディアラムの妹です。
黒のロングヘアに、目をギョロギョロさせ、唇の左下にほくろがある特徴的な容姿をしています。表向きは穏やかで優しい印象を与えますが、実際は残虐で身勝手な性格の持ち主です。弱い生き物を殺して楽しむ趣味があります。
六人の候補の中で最も正妃の座に執着しており、高い知性を武器に他の正妃候補を陥れ、次々に殺害します。
クリスティナ・ディアラム
クリスティナ・ディアラムは、E国大貴族の娘で、E国正妃候補の一人です。アン・グレゴリーの姉で、金髪碧眼、色白で、スタイルが良く、異性から非常に人気があります。
表面上はマイペースでのんびりとした性格に見えますが、実際は高い知性と戦略的思考を持っています。16歳で老人のディアラム卿に嫁ぎ未亡人となった後、美貌と知性で男性を操る術を身につけました。
エドワード・ヒューズ
E国の貴族・ヒューズ家の長男で、カミラの世話係を務めることになった少年です。口が悪いですが、根は真面目で家族思いです。アーサーの側近となり、スミレの剣術の指導も行います。
用語集
E国
物語の主要舞台となる強国です。アルナが王妃として迎えられる国で、複雑な政治情勢と権力闘争が渦巻いています。6人の王妃候補が正妃の座を巡って争う場所でもあります。
B国
アルナの出身国です。10人の王子・王女がいる国で、アルナは第五王女として生まれました。E国との政略結婚のため、アルナをE国に送り出します。
正妃候補
E国には6人の正妃候補がおり、正妃の座を巡って争っています。アルナ(カミラ)は最下位の序列6番目として迎えられました。他の候補者には、カザリン、アン・グレゴリー、クリスティナ・ディアラムなどがいます。
あらすじ
政略結婚と身代わりの策略
B国の第五王女アルナは、15歳の時に強国E国へ嫁ぐことになります。しかし、E国の情報が乏しく、不審な点が多かったため、アルナの父親は大胆な計画を立てます。アルナと髪の毛と瞳の色が似ている侍女のカミラにアルナのふりをさせ、一方のアルナにはカミラを名乗らせ、E国に向かわせることを決めます。こうして入れ替わった二人がE国に到着すると、正妃候補の姫はアルナのほかに五人もおり、アルナは最下位の序列6番目の王妃だという衝撃の事実が発覚します。アルナは周囲から瞳の色にちなんだ「スミレ」というあだ名を付けられ、危険な宮廷政治の渦中に身を置くことになります。
残酷な宮廷政治の幕開け
E国の宮廷では、正妃の座を巡って王妃候補たちが激しい争いを繰り広げています。その中で、スミレは第五王妃のリズィー・オブ・グレイと親しくなります。しかし、第二王妃アン・グレゴリーの策略により、リズィーが姦通罪の疑いで処刑されてしまいます。この出来事により、スミレはE国の宮廷が生命の危険さえ伴う残酷な場所であることを痛感します。リズィーの死を目の当たりにしたスミレは、アンに対して復讐を誓い、宮廷での生き残りと真相究明を決意します。
真の王の正体
スミレは宮廷で何度も遭遇する謎の少年に興味を持ちます。この少年は身分が高く、第一王妃カザリンとも親しい人物でした。やがてスミレは、この少年こそがE国の真の国王アーサーであることを知ります。アーサーは16歳の若さながら、腐敗したE国を変えようとする強い意志を持っています。彼は従兄弟のケイと入れ替わり、素性を隠して独自に動いていました。アーサーとスミレは互いに惹かれ合っていきますが、身分の違いや国の事情が二人の間に立ちはだかります。
アーサーの過去と苦悩
アーサーの過去が明かされます。幼い頃のアーサーは、兄のヘンリーを慕っていました。しかし、父親である国王が亡くなり、ヘンリーが即位したことで、彼の態度が急変します。アーサーは田舎に追いやられ、かつて親しくしていた囚人のヴァリーとも会えなくなってしまいます。ヘンリーはアーサーにヴァリーを処刑するよう命じますが、アーサーはヴァリーを逃がします。しかし、ヴァリーは自ら戻ってきて、アーサーの手によって処刑されることを選びます。この経験がアーサーを大きく変え、E国を変革しようという決意を固めさせます。
カミラの苦悩と悲劇
アルナの身代わりとなったカミラは、宮廷生活のストレスと恐怖に苦しみます。E国語をほとんど話せないカミラは、常に不安を抱えています。やがてカミラは精神的に追い詰められ、スミレ(本物のアルナ)に対して依存的になっていきます。しかし、スミレとの関係にすれ違いが生じ、カミラは孤立感を深めていきます。最終的に、カミラは何者かによって殺害されてしまいます。カミラの死は、スミレに大きな衝撃を与え、E国での立場をさらに複雑にします。
クリスティナの過去と姉妹の確執
第四王妃クリスティナ・ディアラムの過去が明かされます。クリスティナは美貌と知性を持つ女性で、かつてケイと恋仲でした。しかし、ヘンリー王に陵辱され、その後ケイとも離ればなれになってしまいます。クリスティナは老齢のディアラム卿と結婚させられますが、ディアラム卿は彼女を大切にし、死後の彼女の立場を守るために尽力します。一方、クリスティナの妹であるアン・グレゴリーは、姉の美貌と才能に常に比較され、コンプレックスを抱えて育ちました。この姉妹の複雑な関係が、宮廷での権力闘争にも影響を与えています。
北方遠征と戦乙女スミレ
アーサーは北方の蛮族を鎮圧するための遠征を決意します。この遠征にスミレも同行することになります。スミレは戦場で実力を発揮し、「戦乙女(ヴァルキュリア)」と呼ばれるようになります。彼女は兵士たちの信頼を得て、指揮官としての才能も開花させていきます。一方で、エドワード・ヒューズはスミレに好意を抱き、アーサーとの間で恋の鞘当てが始まります。スミレは戦場で自分の役割を果たしながらも、アーサーとの関係や自身の立場について葛藤を抱えています。
アンの策略と宮廷の闇
アン・グレゴリーは正妃の座を手に入れるため、様々な策略を巡らせます。彼女は表面上は穏やかで優しい態度を装いながら、裏では残虐な手段を用いて他の王妃候補を陥れていきます。アンはリズィーの処刑だけでなく、カミラの死にも関与している可能性があります。彼女の父親ジョージ・グレゴリーや、宮廷の闇の実力者スタンレーとも結託し、宮廷内での影響力を強めていきます。アンの存在は、E国の腐敗した政治体制を象徴しており、アーサーとスミレにとって大きな障害となっています。
ケイとクリスティナの複雑な関係
ケイとクリスティナの過去の恋愛関係が明らかになります。二人は若い頃に深く愛し合っていましたが、ヘンリー王の介入により引き裂かれてしまいます。ケイはクリスティナを守るために戦地に赴きますが、その間にクリスティナはヘンリー王に陵辱されてしまいます。その後、誤解と すれ違いにより、二人の関係は冷え切ってしまいます。しかし、互いへの想いは完全には消えておらず、宮廷での再会により、複雑な感情が再燃します。二人の関係の行方は、E国の政治情勢にも影響を与える可能性があります。
スミレの成長と決断
スミレは宮廷での経験や戦場での活躍を通じて、大きく成長していきます。彼女は政治的な駆け引きや戦略を学び、自身の立場を守りながらE国の未来のために行動する力を身につけていきます。アーサーへの想いが深まる一方で、エドワードからの告白も受け、自身の心と立場の間で葛藤します。スミレは最終的に、アーサーと共にE国を変えていく道を選ぶことになりますが、そのためには多くの障害を乗り越えなければなりません。彼女の決断は、B国とE国の関係、そしてE国の未来に大きな影響を与えることになります。
今後の展望
物語は北方遠征を経て、新たな局面を迎えようとしています。アーサーとスミレの関係が深まる一方で、二人の立場の違いや周囲の反対がさらなる障害となることが予想されます。アン・グレゴリーの策略や、クリスティナとケイの関係の行方など、宮廷内の権力闘争も一層激化する可能性があります。また、スミレの正体が明らかになった場合の影響や、B国との関係の変化なども重要な焦点となるでしょう。北方の脅威への対処や、E国内の改革の進展など、国家レベルの問題も物語の展開に大きく関わってくると考えられます。これらの要素が絡み合いながら、アーサーとスミレを中心としたE国の変革と、登場人物たちの運命が描かれていくことが期待されます。
見どころ
複雑な人間関係と宮廷政治の駆け引き
この作品の最大の魅力は、登場人物たちの複雑な人間関係と宮廷政治の駆け引きだと思います。6人もの正妃候補がいて、それぞれが自分の立場を守るために策略を巡らせています。特にアン・グレゴリーの残虐さには背筋が凍りますよね。彼女の行動は本当に恐ろしいのですが、同時にストーリーを大きく動かす原動力にもなっています。
クリスティナとケイの過去の恋愛や、アンとクリスティナの姉妹関係など、登場人物たちの複雑な過去が明らかになっていくのも、どんどん引き込まれていく要素の一つです。読んでいるうちに、誰が味方で誰が敵なのか、本当の狙いは何なのか、考えさせられます。
主人公スミレの成長と活躍
スミレの成長も、この作品の大きな見どころです。最初は政略結婚の犠牲者として始まったスミレの物語が、どんどん主体的なものに変わっていきます。侍女と入れ替わって騎士として潜入するという設定も面白いですよね。
特に、スミレが「戦乙女(ヴァルキュリア)」と呼ばれるようになっていく過程が印象的です。剣術の稽古を重ね、実際の戦場で活躍していく姿は、まるでジャンヌ・ダルクのようで、とてもカッコいいです。女性読者としては、こういう強くてしなやかな女性主人公に憧れを感じます。
アーサー王の魅力と葛藤
アーサー王の存在も、この作品の大きな魅力ですね。若くしてE国の王となった彼の過去や、国を変えようとする姿勢に心を打たれます。特に、幼少期にヴァリーと出会い、別れを経験したエピソードは本当に切なくて、アーサーの人格形成に大きな影響を与えているのがよくわかります。
アーサーとスミレの関係性の変化も見どころの一つです。二人の立場の違いや、スミレの正体を知らないアーサーの葛藤など、ドキドキしながら読んでしまいます。「おまえは俺のものだ」というアーサーのセリフには、思わずキュンとしてしまいました。
緻密な世界観と歴史的背景
この作品の世界観も、とても魅力的です。中世ヨーロッパを思わせる設定でありながら、独自の歴史や政治情勢が緻密に描かれています。E国、B国、S国など、それぞれの国の事情や関係性が丁寧に描かれているのも、物語に深みを与えています。
特に、北方民族との戦いや、教会の力が強い社会など、歴史的な要素がふんだんに盛り込まれているのが面白いです。ファンタジーでありながら、リアリティのある世界観に引き込まれます。
予測不可能な展開とサスペンス
この作品のもう一つの魅力は、予測不可能な展開とサスペンス要素です。特に、リズィーの突然の処刑や、カミラの変化と最後など、衝撃的な展開の連続に目が離せません。「次は誰が消えるんだろう」とハラハラしながら読んでしまいます。
また、スミレの正体がいつバレるのか、アーサーとの関係がどうなるのか、E国の未来はどうなるのかなど、様々な伏線や謎が張り巡らされているのも、読者を飽きさせない要素だと思います。結論として、「コールドゲーム」は、複雑な人間ドラマと緻密な世界観、そして予測不可能な展開が絶妙に絡み合った作品で、読み始めたら止まらなくなる魅力があります。少女漫画の枠を超えた深みと迫力があり、大人の読者にも十分に楽しめる作品だと思います。
感想・考察
宮廷政治と人間ドラマの奥深さ
「コールドゲーム」を読んで、まず驚いたのは宮廷政治の複雑さと登場人物たちの深い背景です。6人もの正妃候補が登場し、それぞれが自分の立場を守るために策を巡らせる様子は、まるで中世ヨーロッパの宮廷を彷彿とさせます。特にアン・グレゴリーの残酷さには背筋が凍りましたが、同時にストーリーを動かす重要な存在だと感じました。
読者の方々も「女は怖いよ」という感想を持たれているようですが、私もその通りだと思います。でも、それぞれの人物に複雑な背景があることが分かってくると、単純に善悪を判断できなくなってきて、そこがこの作品の奥深さだと感じました。
主人公スミレの成長と魅力
スミレ(アルナ)の成長も、この作品の大きな魅力だと思います。政略結婚の犠牲者として始まった彼女の物語が、徐々に主体的なものに変わっていく過程がとても印象的でした。特に、「戦乙女(ヴァルキュリア)」と呼ばれるようになっていく様子は、読んでいてワクワクしました。
読者の方々も「女騎士に扮した王女が謎の隣国でいろいろがんばるお話です」と評価されているように、スミレの奮闘ぶりは本当に魅力的です。私も女性として、こんな強くてしなやかな主人公に憧れを感じてしまいます。
予測不可能な展開と読者を惹きつける魅力
この作品のもう一つの魅力は、予測不可能な展開とサスペンス要素だと思います。リズィーの突然の処刑や、カミラの変化と最後など、衝撃的な展開の連続に目が離せません。読者の方々も「あっさりと一人処刑されましたね」と驚いている様子が伺えます。
また、「次は誰が消えるんだろう」というハラハラ感や、スミレの正体がいつバレるのか、アーサーとの関係がどうなるのかなど、様々な伏線や謎が張り巡らされているのも、読者を飽きさせない要素だと感じました。
作者の和泉かねよしさんの意図としては、単なる恋愛物語ではなく、人間の複雑さや政治の闇、そして成長の物語を描きたかったのではないでしょうか。少女漫画の枠を超えた深みと迫力があり、大人の読者にも十分に楽しめる作品に仕上がっていると思います。
読者の声
前作は東アジアっぽい設定のお話でしたが、今回の舞台はヨーロッパです。
おそらく「B国=バスク地方」「E国=イングランド」「S国=スペイン」「F国=フランス」辺りでしょうか〜?!なんて想像しながら。
現代と過去がスイッチングしながら話が進んでいく構成です。
あとがきに「ラストは決まっていて、最後に『あ、こーゆー話だったんだ〜!』って思ってもらえると思います。」的な事が書かれていたので、今度は最後にホッと出来るお話だと良いなぁ〜なんてちょっと期待しながら読んでます。
Amazonより引用
王女アルナが侍女カミラと入れ替わって敵国に嫁ぎ、一つの正妃の座をほかの正妃候補達と争うという、女同士のマウンティング合戦が繰り広げられています。
和泉先生は女同士のドロドロを描くのが上手いですよね。前作「女王の花」も土妃との戦いの物語でもありました。今作は特に女同士の戦いがフィーチャーされていますが、初っ端から中々ハードで面白いです。
脇を固めるイケメン達も、それぞれ個性があって今のところは誰とくっつくのかわからない感じです。
一巻のツカミとしてはかなり面白いと思いましたので、星五つで。
Amazonより引用
すこしネタバレあり。
またまた、戦う女達の物語ですね。
冒頭のシーンからは、「ヒロインが命を賭けて好きになる誰かと出会う?その誰かのためにも、戦うことになる?」のかなあと、想像されます。
一巻のあらすじは、小国のクールな王女が、大国からの要請で王妃として嫁ぐと、そこには王妃候補が複数いた。
誰が王妃として残れるか!?女達の仁義なき戦いがスタート!と、いう感じ。しかし、作者のコメントからは、女達の争いだけではなく、次から次へと、ジェットコースターのように事件が起きるのではないかと予想(期待)されますね。
一巻のラストで、ある事件が起きます。
そこまでは、どこか他人事で、まだまだお嬢さん感覚が抜けなかったスミレちゃんが、その事件で「これは、命をかけた戦いなのだ」と、目覚めたようです。
そして、戦うべき敵を見定めたようですね。スミレが出会う「命を賭けても良い相手」は誰なのか?(あの人かなあ・・あの人って、実は○○じゃないのかなあ・・?)
これから、どんな事件が起きるのか?
誰が、生き残るのか?起承転結の起の起ですね。
波乱万丈のこれからが予想されて、楽しみです。(ただ・・・お願いがありまして・・
死に別れオチとか、最期に夢で逢えましたオチとかは、もうやめてくださいね・・
みんな、なんだかんだ言って、すっきりしたハッピーエンドが好きなんですよ・・)
Amazonより引用
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作者について
和泉 かねよし
いずみ かねよし
静岡県伊豆地方在住。血液型は本人曰く「多分A型」。
1995年、「天使」で第36回小学館新人コミック大賞少女・女性部門に入選。同作品が『別冊少女コミック』(小学館)9月号に掲載されデビュー。
2005年、「そんなんじゃねえよ」で第51回小学館漫画賞少女向け部門を受賞。2006年、初めて挑んだ歴史を題材にした作品「二の姫の物語」を発表。主に『ベツコミ』(小学館)で、現代の男子・女子高校生を裏表のない率直なキャラクターとして描いたラブコメディーや、いにしえの中国を舞台としたラブロマンスなど、多彩な作品を執筆。
2015年、「女王の花」が、第60回小学館漫画賞少女向け部門を受賞。
作者のSNSリンク
和泉かねよしさんのSNSは見つかりませんでした。
「コールドゲーム」まとめ
- 連載状況:「コールドゲーム」は小学館の月刊誌、ベツコミにて連載中
- 作者:和泉かねよし
- コミックス情報:現在9巻まで発売、連載中
- 受賞歴:作者の和泉かねよしは「そんなんじゃねえよ」で第51回小学館漫画賞少女向け部門を受賞、「女王の花」で第60回小学館漫画賞少女向け部門を受賞
- 読むには:割引クーポンを使えば、eBookJapanでお得に読める
- 作品の魅力:緻密に構築された政治的駆け引きと人間ドラマの融合、予測不可能な展開、緊張感溢れる政治劇、スリリングな戦闘シーン、繊細な心理描写の調和が多層的な読み応えを生み出している
- キャラクター:主人公スミレ(アルナ)の冷静沈着な性格と内面の葛藤、アーサー王の複雑な背景と成長、そして他の登場人物たちの立体的な描写が魅力的
- テーマ性:権力、生存、自己実現といった普遍的テーマを巧みに織り込み、現代社会における自己と社会の関係性を問い直す
- ジャンルの新規性:歴史ファンタジー、政治サスペンス、ロマンス、アクション、心理ドラマを融合させた作品で、10代後半から20代の若年層、政治や歴史に興味のある読者、複雑な人間関係や心理描写を楽しむ読者、ファンタジー要素を含む物語を好む読者に向いている
- 読者の感想:女性キャラクター同士の駆け引きや戦いの描写が評価されており、予測不可能な展開や波乱万丈な物語展開を楽しみにしている意見が多い
- 今後の展望:宮廷内の権力争いから国家の存亡をかけた戦いへと展開し、スミレとアーサーの関係性の変化や、北方との戦いなど、さらなる波乱が予想される。作者のコメントから、最後に「あ、こーゆー話だったんだ〜!」と思えるような展開が期待される