1998年、超人の出現により混乱した世界。平凡な高校生・黒原トキオは、親友を守るため「獣化の超人」となる。だが、その力は両刃の剣。超人として覚醒した少年少女たちは、己の存在意義と向き合いながら、迫り来る脅威に立ち向かう。スリリングなバトルと繊細な心理描写が融合した異能力アクション。独特な怪物デザインと緻密な作画で描かれる新時代の英雄譚。
「超人X」はどこで読める?
となりのヤングジャンプで連載中、既11巻。
「超人X」は以下の方法で読むことができます
- 電子書籍:Kindle、eBookJapan、ブックライブなどで配信中。
多くの電子書籍ストアでは、無料で試し読みできます。 - 紙の書籍:全国の書店で発売中。オンライン書店でも購入可能です。

作品基本情報
タイトル:「超人X」
作者:石田スイ
ジャンル:
バトルアクション
ダークファンタジー
異能力バトル・ヒーロー
ターゲット読者層:
16歳~25歳程度
男女問わず
アクション作品やダークヒーロー物が好きな読者
シュールなギャグやナンセンスな展開を楽しめる読者
登場人物
黒原トキオ(くろはら トキオ)

主人公で、ツル高校に通う2年生です。1982年1月13日生まれの16歳。身長175センチ、体重57キロで、前髪で右目が隠れているのが特徴です。
幼い頃からいじめられがちで、そこを助けてくれた東アヅマが親友となり、以来アヅマのことを大好きで、何事においても彼に合わせて生きてきました。
超人の薬を注射したことにより「ハゲタカの超人」となり、獣化の能力を得ます。長いクチバシ、黒い羽、鋭い爪などが特徴的で、鳥と会話することも可能です。
東アヅマ(ひがし アヅマ)

トキオの幼なじみで親友。ツル高校2年A組の男子で、1981年12月25日生まれの16歳です。身長158センチ、体重55キロ。マッシュルームヘアーと下にふちがあるアンダーリムのメガネが特徴です。
成績は学年トップで、柔道と空手の大会で5連覇を果たしているスポーツマンです。ヤマト警察の審議官である父から「義を見てせざるは勇なきなり」と教えられており、正義感が強いのが特徴です。
乙田エリイ

ガガ県出身の16歳の少女で、トキオと同じ高校の2年B組に編入してきました。身長135センチ、体重33キロと小柄な体型です。3歳の時に両親を亡くし、以後、母方の祖父母に育てられました。
農業を営む祖父から、農学や畜産学、バイオサイエンスなど様々な知識を学んでいます。方言が強く、一人称は「オラ」が特徴です。
星・サンダーク(ほし・サンダーク)

善の超人を育成する私立機関「ヤマトモリ」の教官です。金髪のロングヘアー、大きい顔と立派な顎、マッチョな体型が特徴的です。
チャンドラ・ヒュームの魔の手からエリイを救い、彼女を「ヤマトモリ」に連れ帰った人物です。
籠村シモン(かごむら シモン)

「ヤマトモリ」に所属する守衛(キーパー)です。1981年4月13日生まれの17歳で、身長165センチ、体重52キロです。学生服と学帽が特徴的です。
剣を操る「剣の超人」として知られ、クールな性格でいつも無表情です。
百萬マイコ(ももま マイコ)

「ヤマトモリ」に所属する守衛(キーパー)で、コンペイ高校3年生の女子です。1980年5月23日生まれの18歳。身長161センチ、体重54キロです。
豊満なボディ、ショートカット、カチューシャが特徴的です。常人の100倍の筋力を発揮する「百人力の超人」として知られています。マーシャルアーツやプロレスをベースにした格闘攻撃に優れ、心優しい性格で後輩の面倒見もよい人物です。
チャンドラ・ヒューム

黒いスーツに身を包んだ細身の男性で、42歳。身長178センチ、体重53キロです。発煙の超能力を持つ「煙の超人」として知られています。
人の命をなんとも思っていない冷酷非情な性格ですが、一流プロの自負と独特の美学を持っており、気に食わないことがあると激高する特徴があります。
辻ナリ(つむじ ナリ)

19歳のGカップの美女で、身長164センチ、体重49キロです。獣化の能力を持つ「白蛇の超人」として知られています。巨大な白蛇になる完全獣化のほか、手足など体の一部を蛇にすることも可能で、蛇の言葉を理解することもできます。
謎の組織の依頼を受け、黒原トキオを襲撃した人物です。
用語集
超人
超能力を持つ人間の総称です。「煙の超人」「白蛇の超人」「剣の超人」などと呼称され、特定の超能力を扱う存在です。遺伝、「超人化薬」による後天的な獲得、周囲の超人からの伝染など、様々な経緯で能力を得ることがあります。傷ついた体を瞬時に治す「修復(レイズ)」機能を持ちますが、限界を超えた場合は能力が暴走する「混沌(カオス)化」を起こすことがあります。
自治県
超人の出現により、国家が形を成さなくなってから発生した自治形態です。作品の主な舞台であるヤマトをはじめ、ガガ、ナガマタ、イワトなどの自治県が存在します。それぞれが独立した統治体制を持っています。
ヤマトモリ
正義の超人による治安維持組織であり、同時に超人育成機関としての側面も持ちます。漢字では「大和守」と書かれます。守護(ガード)、キーパーなど訓練された超人が所属しています。超人になった人物には報告義務があり、ここで講習を受けて「一般超人」として登録する必要があります。
オメガタワー
ヤマトに存在する、斜めになっている高い塔です。時折煙を吐き出しているのが特徴で、チャンドラ・ヒュームらが所属する「塔」の本拠地として、ヤマトモリから常に警戒されています。内部には「塔」のトップである巨大な怪物ゾラが存在しています。
超人X
どの時代にも一人は現れるという強力な力を持った超人を指します。世界を滅ぼすことができるとまで言われています。過去には、ゲルタ連邦から超人部隊を率いてヤマトを襲った「戦争の超人」クイーム、ヤマトを守った英雄ソラ=シルハが超人Xとして認識されていました。
あらすじ
飛行機墜落事件と超人の出現
1998年、超人の増加により自治県に分断されてから50年が経過したヤマト県で、突如として旅客機墜落事故が発生します。事故の原因は「煙の超人」チャンドラ・ヒュームによるものでした。この事故で、農作物の品評会に向かっていた乙田エリイは、チャンドラの能力が伝染することで「煙の超人」として目覚めます。エリイの力により、乗客たちは奇跡的に生還を果たしました。
トキオとアヅマの決断
事故処理のボランティアに参加した高校生の黒原トキオと東アヅマは、帰り道で以前アヅマが撃退した不良・竹山ジョニーキヨシに襲われます。竹山は謎の人物から「超人になれる薬」を注射され、「軟体の超人」となっていました。命の危機を感じたアヅマは、竹山が落とした注射器を使用することを決意します。トキオもアヅマと共に闘うため、注射を打ちます。その結果、トキオは「ハゲタカの超人」として覚醒しました。
ヤマトモリとの出会い
トキオは超人の力を制御できず苦悩していましたが、動物園で鳥たちと会話できることに気づきます。そこで「白蛇の超人」辻ナリに襲われますが、エリイの助けと、ヤマトモリの守衛・籠村シモンの登場により救われます。トキオとエリイは善の超人組織「ヤマトモリ」で一般超人登録の講習を受けることになります。
沈下の超人・汐崎の悲劇
トキオとエリイは、「沈下の超人」として登録証を持つ汐崎テヅヤと出会います。元野球部のエースだった汐崎は、試合中に超人として目覚めてしまい、野球を断念せざるを得なくなっていました。貧困に苦しみ、犯罪グループに加わった汐崎は、仲間たちが超人化したことで暴行を受け、混沌化してしまいます。トキオは野球勝負を通じて汐崎の心を取り戻すことに成功します。
エリイの決意
エリイは飛行機事故の際、自身の戦いに巻き込まれて死亡したタカヂ少年の事実を知ります。この出来事をきっかけに、エリイはガガ県に帰らずヤマトに残り、ヤマトモリのキーパーとなることを決意します。トキオの通うツル高校に転入し、正義の超人を目指して訓練に励むようになります。
切り絵の超人との戦い
トキオは「切り絵の超人」ウメザワリリカと「畏怖の超人」リカルド・テラーに襲われ誘拐されます。救出に向かったアヅマは、超人の力を持たない人間として戦いますが、リリカによって体をバラバラに切り裂かれてしまいます。この危機的状況で、アヅマは超人として覚醒し、身体を修復して復活します。
アヅマの暴走
超人として目覚めたアヅマは、敵味方の区別なく暴走し、トキオやエリイにも襲いかかります。シモンやモモマも加わりアヅマを押さえ込もうとしますが、覚醒直後の混沌化気味のアヅマの能力に圧倒されます。トキオは何度も修復を繰り返しながらアヅマに挑み続け、最終的にアヅマは正気を取り戻します。
獣島での修行
トキオとアヅマは共にヤマトモリの「キーパー見習い」となり、エリイと共に70年前の「超人大戦」の舞台となった獣島で訓練を受けることになります。しかし訓練中、「煙の超人」チャンドラと仲間たちが獣島を襲撃。トキオを「獣」として連れ去ろうと企てます。
オメガタワーでの対峙
鵺によって誘拐されたトキオは、オメガタワーで巨大な怪物ゾラと対面します。ゾラは未来の「災厄」に対抗するため、自らの力の後継者としてトキオを選んでいました。アヅマは力の継承に賛成しますが、エリイは強く反対。トキオの優柔不断な態度にゾラは激怒し、強制的に力を与えようとします。
星・サンダークの救出作戦
ヤマトモリの最強の戦士・星・サンダークが、トキオたちの救出のためにオメガタワーに現れます。サンダークは「無疵天則」という能力でオメガタワーを破壊し、鵺を圧倒。ゾラとの7時間に及ぶ激闘の末、トキオたちの救出に成功します。
今後の展望
ゾラの力の継承を巡る対立は今後も続くことが予想されます。トキオ、アヅマ、エリイの三人は、それぞれの立場で超人としての成長を遂げながら、迫り来る「災厄」に立ち向かうことになるでしょう。また、鵺の正体や、超人Xの真の意味についても、物語の重要な焦点となっていくと考えられます。
見どころ
独特の世界観と美しい作画
石田スイ先生の特徴的な画風が存分に活かされています。コマ割りの工夫や、白と黒のコントラストを活かした光の表現、そして繊細なタッチで描かれる質感の違いなど、一枚一枚のページに作者の卓越したセンスが光ります。特に超人化したキャラクターの描写は迫力があり、怪物的でありながらも美しさを感じさせる独特の表現力に引き込まれます。
主人公トキオの等身大な成長
主人公の黒原トキオは、決して完璧な人物として描かれていません。むしろ優柔不断で、親友のアヅマに依存的な性格を持っています。しかし、そんな彼が超人となり、自分の力と向き合っていく姿には共感を覚えます。特に、鳥と会話できる能力を得たことで、自分なりの道を模索していく展開は印象的です。
複雑な友情関係
トキオとアヅマの関係性が見事に描かれています。幼馴染という深い絆でありながら、アヅマの中に潜む劣等感や歪んだ正義感、そしてトキオへの複雑な感情が徐々に表面化していく様子は、読んでいて胸が締め付けられます。友情の裏側にある闇の部分まで丁寧に描かれているのが特徴的です。
エリイというヒロインの存在感
農家の娘として描かれるエリイは、従来の少年マンガのヒロイン像を覆す存在です。体力があり実直で、曲がったことが大嫌いという性格は、物語に新鮮な風を吹き込んでいます。超人となった後も、自分の過ちと向き合い、正義のために戦う決意を固める姿には強い意志を感じます。
シュールな要素とシリアスの絶妙なバランス
重厚な物語の中にも、時折挿入されるシュール要素が絶妙なアクセントとなっています。例えば、チャンドラ・ヒュームが玩具のローラースケートを乗りこなすシーンなど、緊張感のある展開の中にもユーモアが効いています。この緩急のつけ方が、作品の魅力をより一層引き立てています。
この作品は、超人バトルという王道的な設定を基盤としながらも、独自の世界観と繊細な人間ドラマを織り交ぜることで、読者を新しい物語体験へと導いてくれる作品です。
感想・考察
アヅマとトキオの友情が示す「才能」の意味
このマンガは「才能」について深く考えさせられる作品です。アヅマは文武両道で、人助けにも積極的な完璧な人物として描かれています。でも、トキオだけが超人として目覚めたことで、アヅマの中に劣等感が芽生えていきます。
実は、アヅマこそが「才能」に縛られていた人物だったのかもしれません。一方、トキオは自分の弱さを認められる、むしろそれを受け入れられる強さを持っていました。そこに本当の意味での「才能」があったのではないでしょうか。
「超人」が象徴する現代社会
この作品では、超人になることで差別を受けたり、野球をやめざるを得なくなったりと、様々な理不尽に直面する姿が描かれます。これは、現代社会における「特別な存在」が抱える孤独や葛藤を象徴しているように感じます。
汐崎のエピソードは特に印象的でした。野球選手としての才能を持ちながら、超人になったことで夢を諦めざるを得なくなる展開は、私たちの社会が持つ「異質なものへの排除」という側面を鋭く突いています。
エリイが示す「正義」の在り方
エリイという存在も非常に興味深いです。「悪いヤツをとっちめる」という単純な正義感から始まったものの、その裏には自身の過ちへの贖罪の意識が隠されています。これは、私たちが「正義」という言葉で片付けてしまいがちな行動の、実際の複雑さを示唆しているのではないでしょうか。
エリイの正義感は、アヅマの持つ危うさとも通じるものがあり、単純な善悪では割り切れない深みを持っています。この作品は、「正義」の持つ両義性について、読者に深く考えさせる機会を提供してくれます。

読者の声
シリアスとコミカルの同居した、石田スイ先生の新作
東京グールから紆余曲折を経て、石田スイ先生が漫画に帰ってきた。
独特の退廃とした世界観はそのままに、コミカルな部分もミックスしながら物語が進んでいく。
人と、人ではない能力を持った超人とが同居した世界がどのように進んでいくのか。
これからが楽しみです。
Amazonより引用
まだ探されていない表現の領域
夢がない、青年の立場がいちおう、確保されています。これはめっけものですね。これから探せばよいのです。
ふと思いだすのが、学生時分のカテキョーの最初の面談です。親のために、とか、なんとなく、とか言っている子どもは、難航必至で、「自分のために」と最低でも思っていないとなかなかでした。
でも、いま、夢がなかったり、目的がはっきりとしていなかったりするのも、これからの楽しみで、希望をつないでいけます。
本作は、よい作品に共通する、みどころのある、暖かい気持ちが、作中人物のあいだの交流のなかで確かめることができるので、ほっと一息つけます。
今の時代には、ほっと一息つける場所や、きっかけが必要なのでしょう。
Amazonより引用
絵が綺麗で、戦闘描写がよくわからん、これぞ石田スイ
話の中身がごちゃごちゃしてしてて纏まりなく、戦闘描写がイマイチよくわからん。東京喰種の時から引き続き石田スイさんだな、って感じです。
けど、絵はすごく綺麗で質感や世界観なんかも本当に好み。漫画買ってるというより、画集買ってる気持ち。
この人はシナリオ別の人が書いたら大ブレイク作品作るんじゃなかろうか。
東京喰種もブレイクしたっちゃしたのだが。
もっとドカンといってくれそう。
とにかく表紙のパルマかわいい。それが言いたかった。
Amazonより引用
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作者について
石田 スイ
いしだ すい
日本の漫画家。2010年『東京喰種トーキョーグール』にて「週刊ヤングジャンプ」新人賞・第113回MANGAグランプリ準優秀賞を受賞。同作が「週刊ヤングジャンプ増刊ミラクルジャンプ」No.2に掲載され漫画家デビューを果たした。同作は、2011年「週刊ヤングジャンプ」にて連載開始。東京を舞台にしたダークファンタジーが好評を博し、2014年にはテレビアニメ化され、2017年には実写映画が公開された。2021年、「となりのヤングジャンプ」にて『超人X』の連載を開始。
作者のSNSリンク
「超人X」まとめ
- 連載状況:「超人X」は「となりのヤングジャンプ」にて2021年5月10日より不定期連載中
- 作者:石田スイ
- コミックス情報:既刊11巻。
- 読むには:割引クーポンを使えば、eBookJapanでお得に読める
- 受賞歴:2023年「全国書店員が選んだおすすめコミック2023」にて第13位を獲得
- 関連情報:CHAIやシンガーソングライターの松木美定とコラボレーションしたPVが制作された。2023年にはTikTokでボイスコミックが配信
- 作品の魅力:石田スイが背景・仕上げ等も一人で描いており、独自の世界観と美麗な作画が特徴。怒濤の展開が続くジェットコースターのようなストーリー、濃い味付けのキャラクター、シュールでナンセンスなギャグが特徴
- キャラクター:主人公トキオの成長、幼馴染アヅマとの関係性、農家の少女エリイなど、個性的なキャラクターたちが魅力的に描かれている
- テーマ性:超人として覚醒した者たちの葛藤や成長、理不尽な世界に抗う人間模様が描かれる
- ジャンルの新規性:異能バトルアクションでありながら、レトロな雰囲気と現代的な描写が融合した独特の世界観を持つ
- 読者の感想:作画の美しさ、キャラクターの魅力、予想外の展開などが高く評価されている
- 今後の展望:2024年11月時点で累計部数が200万部を突破しており、今後も人気作品として連載が続くことが期待される