
性犯罪に人生を狂わされた女子高生ラブと、金属バットを握る青年キンキン。「撲殺ピンク~性犯罪者処刑人~」は、法で裁かれない性犯罪者を二人が私刑で潰していく物語です。
この記事では、知春が死亡するのは何巻か、道鐘男の黒幕の正体を、最新18巻の内容まで含めて答えから先に書いています。読む前に知っておきたい描写の強さにも触れました。急ぐ方はQ&Aへ、順を追って読みたい方はネタバレあらすじへ。ネタバレ部分はすべて折りたたんであります。
ブックライブなら1巻を無料で試し読み。続きは70%OFFクーポンで。
「撲殺ピンク~性犯罪者処刑人~」あらすじ・ネタバレ
作品名:「撲殺ピンク~性犯罪者処刑人~」
作者:山本晃司
出版社:日本文芸社(ニチブンコミックス)
ステータス:連載中
巻数:既刊18巻(2026年10月時点)
連載媒体:ゴラクうぇぶ!
メディアミックス
アニメ化・実写化はいずれも発表されていません(2026年10月時点)。公式スピンオフとして「撲殺ピンク外伝 バイバイピンク」があり、1巻が2025年9月29日に発売されました。本編で処刑後の後始末を担う闇医者オードリーこと大鳥梅子を主役に、ラブたちと出会う前の彼女が性犯罪者をどう処分してきたのかを描く作品です。
このほか、キャラクターをイメージしたオリジナル香水やグッズも展開されてきました。新刊の帯や電子書店の商品ページで告知されることが多いので、気になる方は最新刊の情報を確かめてみてください。
あらすじ ー 傷を負った二人が、法の外で金属バットを振るう
主人公は、派手な金髪の女子高生・国枝愛(通称ラブ)と、口数が少なく腕っぷしの強い青年・金林友(通称キンキン)です。二人はどちらも、性犯罪によって大切なものを奪われた側の人間です。
ラブは自ら囮となって夜の街に立ち、再犯を繰り返す性犯罪者、作中で言う「ピンク」を人目のない場所へ誘い出します。相手が本性を見せた瞬間、キンキンの金属バットが振り下ろされ、二度と同じ罪を犯せない体に変えてしまいます。それが二人の処刑の流儀でした。
二人の背後には、元組長の夏八木隆三、元若頭の綾知春、闇医者の大鳥梅子が控えています。血のつながらない者同士が身を寄せ合い、いつしか一つの家族のような形ができあがっていきました。ところがピンクを追ううちに、個人の犯罪では説明のつかない巨大な組織の影が、彼らの前に差し込んできます。
「撲殺ピンク~性犯罪者処刑人~」のネタバレあらすじ ー 隆三・郭公・知春の最期と、18巻で動き出す10年前の事件
【ネタバレ注意】「撲殺ピンク~性犯罪者処刑人~」の最新話まで読む(タップで開きます)
処刑人チームの始動と、刑事・村岡の接近(1〜3巻・始動編)
ラブが囮になり、キンキンが金属バットでピンクの生殖器を砕きます。二人の私刑は、元組長の夏八木隆三が資金と後始末を引き受けることで成り立っていました。処刑後の遺体は闇医者の大鳥梅子が処理し、元若頭の綾知春が情報収集と援護を担います。そこへ刑事の村岡功が現れ、一連の事件の実行犯として二人に疑いの目を向けました。のちに自分の娘が事件に巻き込まれたことをきっかけに、村岡は警察の内側から処刑人を支える協力者へと転じます。捕らえた双子のピンク・立花海と猫を尋問するうちに、隆三の孫娘・楓とキンキンの姉・樹里をさらった組織「道鐘男(ドーベルマン)」の名が浮かび上がりました。3巻では謎の男・鴉が二人の前に姿を現します。
子どもを生産する組織と、隆三の最期(4〜6巻・隆三編)
手がかりをつなぎ合わせたラブたちは、道鐘男が優れた遺伝子を持つ女性を拉致し、子どもを「生産」しているという事実にたどり着きます。生まれた子どもたちは選別され、組織の実働員や実験台として扱われていました。5巻で隆三は道鐘男の組員・郭公と接触し、単身で激しい一騎打ちに臨みます。死闘の末、隆三は「最後は必ずハッピーエンドだ」という言葉をラブとキンキンに残して息を引き取りました。その犠牲と引き換えに、チームは道鐘男が生み出した少年・龍を保護します。6巻では残された者たちが新たな拠点に移り、隆三の想いを胸に家族として再び歩き出しました。
人身売買、炭疽菌テロ、そして郭公の寝返り(7〜10巻・バイオテロ編)
村岡は鴉に関する衝撃の事実をつかみ、鴉の血筋が19世紀の連続殺人者・氷見燕につながることが明らかになります。8巻では映画監督・高松を処刑する過程で「児童人身売買マーケット」の存在が浮上し、知春たちがその闇へ踏み込みました。9巻で道鐘男は、かつての女児誘拐事件で唯一生き残った樹里の命を狙います。家族総出で樹里を守ろうとする一方、鴉はラブたちが救った神木由貴の心につけ込み、チームの分断を企てました。10巻では炭疽菌によるバイオテロが発生し、警察庁次長の中村が、人間を「選別」して衰退する日本を救うという組織の理念を明かします。鴉と衝突した知春が危機に陥るなか、龍を取り戻しに来た郭公は大鳥の説得を受け、子どもたちを守るために組織と決別しました。
四重螺旋の少年と、郭公が選んだ最期(11〜13巻・龍争奪編)
龍が「四重螺旋」と呼ばれる特別なDNAを持ち、莫大な金を生む「道鐘男の財産」であることが判明します。郭公は「龍もお前らも、俺が必ず逃がす」とラブたちに誓いますが、裏切り者を始末するため、氷見燕の遺伝子を継ぐ青年・鶴が送り込まれてきました。激しい戦いの末、郭公はラブたちを逃がし切り、自らは命を落とします。12巻では道鐘男が性犯罪者を利用して新薬の市場を独占しようとしていることが見え始め、氷見燕の秘密も少しずつ明らかになりました。同じ巻で、ラブとキンキンは学習塾の生徒たちを苦しめる3人の悪質な教師に立ち向かいます。13巻では、キンキンとの死闘のあと長く意識を失っていた鴉が目を覚ましますが、その身にはある異変が起きていました。氷見燕とラブの関係が示されるのもこの巻です。
大の離脱と、美保乃関の抗争(14〜16巻・美保乃関編)
14巻で、チームの一員である大が突然「家族を抜ける」と告げ、仲間たちに大きな動揺が走ります。消えたピンクの行方と大の真意を追う一方で、知春と村岡は道鐘男のルーツを探るため美保乃関という小さな町を訪れました。そこで知春が出会ったのは、ずっと会いたいと願っていた楓の子どもです。しかし15巻で「三羽の守り鳥」と呼ばれる刺客たちが現れ、その非情な役割が知春と村岡を追い詰めていきました。町を舞台にした血みどろの争いは、家族が一丸となって戦うなかで16巻に決着を迎えます。物語はここから新たな局面へ移っていくことになります。
知春の死と、動き出す10年前の事件(18巻の到達点)
守り鳥たちとの激闘の末、村岡と元組員のひさ子は樹里の息子と楓の娘を取り戻しました。けれども代償はあまりに大きく、17巻でチームは大黒柱の知春を失ってしまいます。同じ巻では道鐘男の真の目的がついに語られ、ラブの瞳に隠された秘密と、鴉が失った記憶の向こう側に光が当たり始めました。18巻で家族が手にした道鐘男への手がかりは二つあります。一つは、記憶の欠片が少しずつつながり始めた鴉の存在です。もう一つとして、村岡たちは道鐘男が闇に葬ろうとした10年前の未解決事件、上田直美の死の真相に迫っていきます。止まっていた過去の時間が、ここから現在へと動き出しました。
この場面は18巻。ブックライブなら1巻から一気に読めます。
みさき疑問を解消(Q&A)
読み始める前に引っかかりやすい点と、途中で気になる謎をまとめました。ネタバレを含む質問は折りたたんであるので、開く前に読むかどうかを決めてください。
【⚠️ネタバレ注意】綾知春が死亡するのは何巻ですか?
17巻です。美保乃関で道鐘男の刺客「三羽の守り鳥」との抗争が続き、村岡とひさ子が樹里の息子と楓の娘を奪還しました。その代償として、チームの大黒柱だった知春が命を落とします。楓の子との再会を果たしたあとの別れであり、家族にとって隆三の死に並ぶ大きな喪失になりました。
→ この場面は17巻。ブックライブで確認する
【⚠️ネタバレ注意】道鐘男の黒幕と、組織の目的は何ですか?
道鐘男は、優れた遺伝子を持つ女性を拉致して子どもを「生産」し、選別している組織です。性犯罪者を実験台として抱え込み、新薬の市場を独占しようと動いています。10巻の炭疽菌テロでは、警察庁次長の中村が、人間を選別して衰退する日本を救うという理念を口にしました。警察や政界の上層部まで食い込んだ組織の真の目的は17巻で語られますが、18巻の時点でも全容の解明は続いています。
→ この場面は17巻。ブックライブで確認する
【⚠️ネタバレ注意】夏八木隆三は何巻で、どのように死亡しますか?
5巻です。道鐘男の組員・郭公と単身で一騎打ちに臨み、激闘の末に命を落としました。最期に隆三は、ラブとキンキンへ「最後は必ずハッピーエンドだ」という言葉を残しています。この言葉は退場後も家族の支えとなり、物語全体を貫く約束として何度も立ち返られていきます。
→ この場面は5巻。ブックライブで確認する
みさきガチ評価・徹底考察

- 制裁の場面が被害を受けた側の視点から組み立てられ、痛快さに物語上の理由があります。
- 個人への復讐から国家規模の陰謀へ広がる構成で、18巻まで緊張が途切れません。
- 血のつながらない仲間が家族になっていく過程が丁寧で、退場者の重みが次の巻を動かします。
- 肉体の破壊と性被害の描写が濃く、読み手の耐性を強く選びます。
「みさきの総評」 ー 振り下ろすバットの先に、守りたい家族がいる
懲悪の痛快さで読み始めた人ほど、優生思想という重い主題と家族の物語に引き込まれていく、簡単には消費させてくれない一作です。
ブックライブなら18巻まで揃っています → ブックライブで読む
金属バットが向かう先 ー 道鐘男、瞳の秘密、遺された約束
この作品の読み心地は、巻を追うほど暴力の強さから、その手前にある問いの重さへと移っていきます。18巻までの展開を踏まえて、三つの謎を考えてみました。

(ゴラクうぇぶ! https://gorakuweb.com/episode/4286260776059849604 より引用)
道鐘男の正体は、命に値札をつける思想そのものです
結局のところ黒幕は誰なのでしょうか。物語はこの問いに、特定の誰か一人を差し出す形では答えません。輪郭を持ってきたのは、警察庁の次長から政界の上層部までを取り込んだ人脈の網と、その全員を束ねる一つの考え方でした。
道鐘男にとってピンクは使い捨ての実験台で、優れた遺伝子を持つ女性は子どもを産ませるための設備として扱われます。生まれた子どもさえ選別され、四重螺旋を持つ龍は「財産」と呼ばれました。炭疽菌をまいて社会を混乱させ、手元の薬で生き残る人間を選ぶという計画には、憎しみよりも冷たい合理性が流れています。
読んでいて薄気味悪さが残るのは、命に優劣をつける発想が、現実の社会にも小さく散らばっているからでしょう。ラブとキンキンが金属バット一本で挑んでいる相手は、銃を持った集団というより、人間の定義を書き換えようとする考え方そのものです。だからこそ、この戦いには簡単に終わりが見えません。
ラブの瞳に浮かぶハートは、血筋が刻んだ呪いなのでしょうか
ラブが危機に陥る場面で、その瞳に小さなハートが浮かぶ描写があります。初めて読んだときは、ギャルらしい絵の遊びだと受け取った人も多かったはずです。ところが13巻で氷見燕とラブの関係が示され、17巻では「ラブの瞳の秘密」が物語の中心に据えられました。
氷見燕は19世紀の連続殺人者で、その血は敵の鴉や刺客の鶴にも流れています。160という数字で語られる知能や、修羅場での冷静すぎる判断力など、ラブを形づくってきた要素が、生まれの側から説明し直されようとしているように見えます。
それでも、ラブは血筋を理由に戦っているわけではありません。家族と呼べる人たちのために、自分の意志でキンキンの隣に立っています。同じ源を持つ鴉と彼女を分けているものは何なのでしょうか。記憶を取り戻しつつある鴉の存在が、その答えを照らす鍵になりそうです。
遺された「ハッピーエンド」の約束と、10年前の事件
隆三が残した「最後は必ずハッピーエンドだ」という言葉は、彼の死後も作品の背骨として生き続けています。ただ、人を裁き続けてきた者たちが普通の幸福にたどり着いてよいのかという葛藤は、読者の側にも残ります。
隆三、郭公、そして知春の三人の最期に共通するのは、誰かを逃がすために自分が立ちはだかったという一点でした。彼らは敵を減らす処刑人から、次の世代を守り渡す守護者へと変わっていきました。この変化が積み重なるほど、隆三の言うハッピーエンドが個人の幸せだけを指していないことが分かってきます。
18巻で村岡たちが追い始めた上田直美の死は、道鐘男が10年前に闇へ葬ろうとした事件です。過去に置き去りにされた誰かの無念を拾い上げることも、約束の一部なのかもしれません。奪われた側が奪い返し、次の命を守り切ろうとしている今、物語は最終局面へ向かう助走に入ったように見えます。
登場人物・キャラクター分析
主要キャラクター
国枝 愛(くにえだ あい)– ラブ

金髪のギャル姿をした17歳の女子高生で、処刑人チームの囮役を担います。性犯罪によって人生を狂わされた過去を持ちながら、自ら危険な夜の街に立ち、標的を人目のない場所へ誘い出していきます。160という知能を生かした判断力も彼女の武器です。明るく情に厚い性格で、キンキンとは互いの存在を支え合う相棒になっていきました。物語の後半では、その瞳に宿る秘密と血筋が大きな焦点になります。
金林 友(きんばやし ゆう)– キンキン

ラブの相棒で、金属バットを握る実行役の青年です。並外れた身体能力を持ち、複数の相手に囲まれても押し負けません。姉の樹里が道鐘男の誘拐事件に巻き込まれたことが、戦いの出発点になりました。普段はウブでお人好しな一面を見せる一方、ピンクに対しては一切の容赦がありません。無謀に飛び込んでしまう危うさも含めて、まっすぐな人物として描かれています。
夏八木 隆三(なつやぎ りゅうぞう)

元夏八木組の組長で、処刑人チームを束ねる家長のような存在です。孫娘の楓を道鐘男に奪われたことから、組織の追跡に乗り出しました。荒事の経験を重ねてきた豪胆な人物でありながら、ラブやキンキンに向ける言葉はいつも温かいものでした。資金や拠点、処刑後の後始末まで引き受け、チームの土台を支えています。「最後は必ずハッピーエンドだ」という口癖は、作品全体を貫く約束として残り続けます。
大鳥 梅子(おおとり うめこ)– オードリー

処刑人チームの治療と後始末を一手に引き受ける闇医者です。処刑したピンクの体を捌いて臓器を売り、活動資金を生み出すという、最も暗い役割を担っています。かつて隆三に救われた過去があり、そこから彼のもとで生きる道を選びました。ラブを妹以上に溺愛し、彼女を守るためなら手段を選びません。その半生はスピンオフ「撲殺ピンク外伝 バイバイピンク」で描かれています。
綾 知春(あや ちはる)

元夏八木組の若頭で、隆三の右腕を務めてきた人物です。冷静な分析力と高い戦闘能力を併せ持ち、情報収集から前線での援護までこなします。亡き楓に深い想いを寄せており、その背中には楓の刺青が刻まれていました。隆三の死後はチームの大黒柱となり、村岡とともに道鐘男のルーツを追います。美保乃関での戦いは、彼にとって再会と決断の両方が待つ場所になりました。
脇を固める重要人物たち
村岡 功(むらおか いさお)
当初は処刑人を追う側の刑事でした。自分の娘が事件に巻き込まれたことで立場を変え、警察の内側からラブたちを支える協力者になります。
安部 大(あべ だい)

処刑人チームの一員として、家族と暮らしてきた青年です。14巻で突然「家族を抜ける」と告げ、仲間たちに大きな動揺を残しました。
鴉(からす)

道鐘男に属する強敵で、氷見燕の血を引くことが示されています。キンキンとの死闘のあと記憶に異変が起き、18巻ではその記憶が組織への手がかりになっていきます。
郭公(かっこう)

子どもたちの管理を任されていた道鐘男の元幹部です。龍と栞の幸せを願って組織を裏切り、ラブたちを逃がすために命を懸けました。
龍(りゅう)

道鐘男によって生み出された少年です。四重螺旋という特別なDNAを持ち、莫大な金を生む「財産」として組織に狙われ続けます。
金林 樹里(きんばやし じゅり)
キンキンの姉で、かつての女児誘拐事件で唯一生き残った人物です。道鐘男から命を狙われ、家族総出の救出劇の中心に置かれました。
夏八木 楓(なつやぎ かえで)
隆三の孫娘で、知春が想いを寄せていた女性です。道鐘男に拉致されて子どもを産まされ、命を落としました。彼女が遺した娘が、物語後半の焦点になります。
鶴(つる)
氷見燕の遺伝子を継ぐ道鐘男の刺客です。裏切り者となった郭公を始末するために送り込まれ、11巻の激突で大きな役割を果たしました。
「代わりに裁いてくれた」という声と、離れていった声
被害の記憶を抱えた読者が受け取った「代弁」
電子書店のレビュー欄で目立つのは、自分にも被害の経験があると打ち明けたうえで書かれた感想です。未遂で終わったけれど今も男性と二人きりになるのが怖い、中学生の頃の被害で外に出られない時期があった、という告白も少なくありません。そうした言葉に続けて、こんな組織が本当にあればいいと結ぶ投稿がいくつも見られました。
現代版の必殺仕事人だと評する声や、悪辣な加害者が叩きのめされる場面でスカッとしたという声も多く寄せられています。刑が軽すぎる現実への怒りに、この物語がまっすぐ形を与えているからでしょう。
一方で、刺激の強さだけが評価されているわけではありません。ラブの頭の良さが見えてくる辺りからの伏線回収が面白い、知春の男気に泣けた、遺伝子の話が中心になった10巻以降が好き、といった声です。単なる復讐譚として消費しなかった読者ほど、何度も読み返している様子がうかがえます。
合わなかった理由と、その裏にある作品の振れ幅
否定的な感想で多いのは、描写の過激さに関するものです。性被害や暴力の場面がえげつなく読むのがつらい、という声は少なくありません。1巻の時点では毎回バットで殴るだけのワンパターンに見えた、キンキンが一人で無謀に飛び込む場面にハラハラさせられる、という指摘もありました。
話のスケールが大きくなったことで離れた読者もいます。一話完結の悪党退治を期待していたのに、国家レベルの巨悪が出てきてリタイアした、という感想です。男性キャラクターの髪型が気になって話が頭に入らない、という率直な声も見られました。
ただ、序盤のオムニバス形式が好きな人と、組織との戦いになる中盤以降が好きな人に分かれる、という分析もあります。どちらの読者も惹きつける振れ幅こそが、18巻まで支持を集め続けてきた理由なのでしょう。苦手な描写がある方は、試し読みで序盤の空気を確かめてから判断すると安心です。
「撲殺ピンク~性犯罪者処刑人~」を一番お得に読む方法・まとめ
失ったものを数えながら、それでも前へ進む家族の物語
金属バットが振り下ろされる瞬間の描線には、怒りだけでなく祈りに近いものが込められています。山本晃司先生が積み上げてきたのは、瞳の奥の小さな揺れや、握りしめた指先の震えといった細部でした。そこを丁寧に追えるかどうかで、この作品の読み心地は大きく変わります。
隆三を失い、郭公を失い、17巻では知春まで失いました。それでも18巻では鴉の記憶と10年前の事件という二つの手がかりが示され、物語は道鐘男との決着へ向けて動き出しています。彼らが守ろうとしているものの輪郭は、巻を追うごとにはっきりしてきました。
きれいに整った正義の物語に物足りなさを感じているなら、この歪んだまま前へ進む話を一度のぞいてみてください。描写の強さが気になる方も、まずは1巻の試し読みで自分に合うかを確かめるところから始められます。
購入するなら「ブックライブ」がお得!
初回限定 ー 1冊が70%OFF(割引上限なし)
本作は1冊819円(2026年10月時点)です。クーポンは1冊にしか使えないため、クーポンを当てる巻と続きの巻を同じ会計でまとめて購入すると、無駄なく先まで読み進められます。期限は登録から24時間以内なので、買う巻を決めてから登録するのがおすすめです。アプリ内での購入には使えないため、ブラウザから購入してください。
その他のサイトで読みたい場合
みさきからの推薦
みさき


