「BABEL」和洋折衷の戦国ファンタジー

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戦国時代を舞台に、南総里見八犬伝を大胆にアレンジした和洋折衷ファンタジー。宝珠に選ばれし八犬士たちが、日本に蔓延る西洋の悪魔と壮絶な戦いを繰り広げる。犬塚信乃を中心とした個性豊かな仲間たちの活躍と、重厚な世界観が織りなす壮大な物語。読者を異形の戦国時代へと誘う、唯一無二の歴史改変ファンタジー。

もくじ

「BABEL」はどこで読める?

「BABEL」はビッグコミックスペリオールで2018年第2号から2021年第18号にかけて掲載された
10巻完結

以下の方法で読むことができます

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10巻完結

babel

作品基本情報

タイトル:「BABEL」

作者:石川 優吾

ジャンル:
歴史ファンタジー
アクション
ダークファンタジー

ターゲット読者層:
青年層(18歳以上)
男性読者が中心
日本の歴史と西洋の神話に興味がある読者
複雑なプロットと深いテーマを楽しむ読者

主要キャラクター 相関図

babel-相関図
BABEL 主要キャラクター 相関図

犬塚 信乃 (いぬづか しの)

南総里見領で暮らす青年、「孝」の宝珠を持つ犬士
頭髪は顎に達するほどの鬢(びん)を残し、後頭部で括っている。愛刀は妖刀「村雨丸」

信乃は正義感が強く、困っている人を見ると危険を顧みずに助けてしまう性格です。無益な殺生を好まず、戦いの前には相手と対話し、双方が納得できる落とし所を模索する人格者です。しかし、他人にも模範的な行動を求めるため、「クソまじめでいけ好かない奴」とも評されています。

物語において信乃は主人公的な役割を果たしています。伏姫を助けたことをきっかけに里見領を巡る戦いに巻き込まれ、玉梓との死闘を経て「孝」の宝珠を授かり、犬士となりました。その後は犬の導きに従い、各地を転戦しながら「闇」との戦いを続けています。信乃の成長と活躍が物語の中心的な展開を担っており、他の犬士たちとの出会いや戦いを通じて、日本を覆う「闇」に立ち向かう重要な役割を果たしています。

ゝ大 (ちゅだい)

延暦寺の僧侶、犬士の一人
彫りが深く、剃髪して仏式の浄衣をまとっている。背丈ほどの簡素な木杖、数珠、懐刀を携行している

ゝ大は生真面目な性格ですが、困窮すると神仏に縋りがちで、念仏を唱えている場合かと指摘されることもあります。しかし、状況が好転することも少なくありません。眼力に優れ、真言で邪悪な存在に抗うこともできます。

物語において、ゝ大は八房の後見人のような立場から始まり、やがて日本を覆う「闇」と戦うために宝珠と犬士を集める重要な役割を担うようになります。彼の基本姿勢は「犬の導きに任せる」というもので、結果的に未来の犬士たちと出会うことに成功しています。ゝ大の行動と判断が物語の展開に大きな影響を与えており、犬士たちを導く精神的な支柱としての役割を果たしています。

八房 (やつふさ)

神の狗、犬士の一匹
外見的特徴:明るい体毛で耳はピンと立ち、尻尾はボリュームがあり垂れ下がっている。紀州犬に似ているが、有事に見せる獰猛な姿は狼のようでもある

八房は人に媚びるような犬ではありませんが、一部の人間には例外的に懐いています。特にゝ大には心を許しており、腹を見せて甘える姿も描かれています。「神の狗」と讃えられる存在で、財宝を持参する諸侯には見向きもせず、悠々自適に過ごしていました。

物語において八房は非常に重要な役割を果たしています。伏姫の願いに応じて南総里見領へ向かい、山下定包の討伐を成し遂げるなど、物語の初期の展開に大きく関わっています。しかし、玉梓の呪いを浴びて正気を失い、犬塚信乃に介錯されます。その後は生死の狭間の状態となり、御霊として信乃たちの前に現れ、宝珠を授けたり、進むべき道を示したりして犬士たちの旅を助けています。八房の存在は物語全体を通じて、犬士たちを導き、支援する重要な役割を果たしています。

あらすじ

BABEL 〜戦国時代の妖しき物語〜

物語の導入

戦国時代の日本を舞台に、神の加護を受けた八犬士と、耶蘇教の悪魔たちの戦いが繰り広げられる。主人公の犬塚信乃は、宝珠の力を得て、仲間たちと共に日本を覆う「闇」と戦うことになる。

八房と伏姫の出会い

比叡山で千日回峰行を終えたゝ大と、不思議な犬の八房は、南総里見領の危機を救うため、伏姫の要請に応じて旅立つ。途中、山下定包の襲撃を受けるが、犬塚信乃の助けを借りて無事に里見義実の居城にたどり着く。

玉梓の呪いと八房の犠牲

八房は山下定包を討ち取るが、妖婦玉梓の呪いに蝕まれてしまう。信乃は八房を介錯せざるを得なくなり、伏姫も意識を失って生死の狭間の状態に陥る。ゝ大は伏姫と八房の身体を比叡山に運び、「闇」との戦いに備えて宝珠と犬士を集める旅に出ることを決意する。

信乃の覚醒と旅立ち

玉梓の襲撃を受けた信乃は、八房の御霊の助けを借りて「孝」の宝珠を授かり、犬士として覚醒する。ゝ大と共に、他の宝珠に選ばれた者たちを探す旅に出る。途中、少女の浜路を仲間に加え、次なる犬士である犬飼現八と出会う。

佐倉城での戦い

佐倉城で開かれる闘技場に巻き込まれた信乃たちは、悪魔の正体を持つ扇谷定正と対峙することになる。現八は「信」の宝珠を得て犬士として覚醒し、定正との戦いに勝利する。しかし、定正は姿を変えて逃亡し、闘技場は混乱に陥る。

物語の展開

信乃たちは各地を転戦しながら、残りの宝珠と犬士を探し続ける。薩摩国では島津貴久との戦いに巻き込まれ、小文吾が「悌」の宝珠を得て犬士となる。一方、未来から来た内藤吉十郎孫兵衛も物語に加わり、織田信長の野望を阻止するために動き出す。

最終決戦へ向けて

織田信長の正体が悪魔のルシファーであることが明らかになり、信乃たちは最終決戦に向けて準備を進める。各地の武将たちと連合を組み、安土城での決戦に臨む。物語は激しい戦いと予期せぬ展開を経て、日本の運命を左右する壮大なクライマックスへと向かっていく。

見どころ

独創的な世界観と設定

本作は、江戸時代の大作『南総里見八犬伝』を題材としながら、独自の解釈と設定を加えた和風ファンタジー作品である。原作とは時代設定が80年ほど異なり、戦国時代を舞台にしている点が興味深い。また、主人公たちを神道や仏教の加護を得た者として描き、それに対立する悪役をキリスト教の悪魔として設定している点も、オリジナリティに富んでいる。この独特な世界観は、読者を惹きつける大きな要因となっている。

緻密な作画と迫力ある戦闘シーン

石川優吾氏の緻密な作画は、本作の大きな魅力の一つである。読者の意見にもあるように、効果線に頼りすぎることなく、要所で全体図を効果的に使用し、構図の素晴らしさが際立っている。特に戦闘シーンでは、その迫力ある描写が読者を引き込み、物語の緊張感を高めている。

複雑なキャラクター設定と成長

主人公の犬塚信乃をはじめ、各キャラクターの設定が非常に深く、複雑である。例えば、信乃は正義感が強く、困っている人を助けようとする一方で、他人にも模範的な行動を求める厳しさを持っている。このような多面的な性格描写により、キャラクターたちがより生き生きと感じられ、読者の共感を得やすくなっている。また、物語が進むにつれて、キャラクターたちの成長や変化も丁寧に描かれており、読者を飽きさせない工夫がなされている。

重層的なテーマと社会批評

本作は単なる戦国ファンタジーにとどまらず、宗教や文化の対立、権力の在り方、人間の善悪など、深いテーマを内包している。例えば、キリスト教の悪魔と日本の伝統的な神仏の対立は、単なる善悪の戦いを超えて、文化や価値観の衝突を象徴している。また、織田信長のような歴史上の人物を独自の解釈で描くことで、権力と野心についての問いかけも行っている。これらの要素が、読者に思索の機会を与え、作品の奥深さを増している。

スリリングな展開と謎解き要素

物語は次々と新たな展開を見せ、読者を飽きさせない構成となっている。宝珠を巡る冒険、悪魔との戦い、時間を超えた謎など、様々な要素が絡み合いながら物語が進行していく。特に、内藤吉十郎孫兵衛のような未来を知る謎の存在や、「時間」という概念の導入は、物語に新たな次元を加え、読者の好奇心を刺激している。

結論として、『BABEL』は豊かな想像力と緻密な作画、深いテーマ性を兼ね備えた作品である。戦国時代を舞台にしながら、宗教や文化の対立、時間を超えた冒険など、多彩な要素を織り交ぜることで、読者を飽きさせない魅力的な物語世界を創り上げている。歴史ファンタジーの枠を超えた、重層的で奥深い作品として、読む価値が十分にあると言えるだろう。

感想・考察

ストーリー展開と構成

「BABEL」は、曲亭馬琴の『南総里見八犬伝』を独自にアレンジした作品である。戦国時代を舞台に、神道や仏教の加護を得た犬士たちとキリスト教の悪魔との戦いを描いている。ストーリーの展開は非常にテンポが良く、読者を一気に物語の世界へ引き込む力を持っている。特筆すべきは、原作の複雑な設定や背景説明を省略しながらも、読者を十分に楽しませる構成となっていることだ。

キャラクターの魅力や成長

主人公の犬塚信乃を始めとする犬士たちの活躍が物語の中心となっている。彼らの成長や葛藤、そして宝珠によって覚醒していく過程は、読者の共感を呼ぶ要素となっている。特に、八房という不思議な犬の存在は物語に神秘性を与え、読者の興味を惹きつける。キャラクターたちの関係性や成長が丁寧に描かれており、読者は彼らの旅路に強く感情移入することができる。

テーマと作品のメッセージ

本作は、単なる歴史ファンタジーにとどまらず、深いテーマ性を持っている。バベルの塔という象徴的な要素を取り入れることで、言語や文化の壁、そして人々の分断という現代社会にも通じる問題を提起している。また、西洋と東洋の宗教観の対立という設定は、文化の衝突や共存という普遍的なテーマを浮き彫りにしている。

作画と演出の特徴

石川優吾の繊細かつ迫力ある作画は、本作の大きな魅力の一つである。特に戦闘シーンでは、効果線の使い方が絶妙で、全体図を効果的に使用することで、何が起こっているのかを明確に伝えている。また、構図の素晴らしさも特筆すべき点であり、読者を物語の世界に引き込む演出となっている。

本作の優れている点は、複雑な歴史的背景や設定を、読者に負担をかけずに自然に理解させる storytelling の技術にある。一方で、改善の余地があるとすれば、一部の読者にとっては物語の展開が速すぎる可能性がある点だろう。

この作品は、私に深い感動と興奮をもたらした。特に、伝統的な日本の物語を現代的な視点で再解釈する手法に、新鮮な驚きを覚えた。また、宗教や文化の対立というテーマは、現代社会の問題を考える契機ともなり、単なるエンターテインメント以上の価値を感じさせる。

「BABEL」は、歴史ファンタジーの枠を超えて、現代社会の問題にも通じるテーマを持つ作品である。その独創的な世界観と緻密な構成は、単なる娯楽作品としてだけでなく、深い思索を促す良質な文学作品としても評価できる。本作は、歴史や文化、宗教に興味を持つ読者はもちろん、深いテーマ性を持つ物語を求める幅広い年齢層の読者にお勧めできる作品だと確信している。

BABEL 打ち切りの噂について

この作品の打ち切りについては、様々な意見が読者の間で飛び交っているようだ。確かに、最終巻の展開が急であったという声も聞かれる。

石川優吾氏の作品は、これまでも緻密な構成と伏線の回収で知られている。「BABEL」も例外ではなく、物語の序盤から丁寧に張り巡らされた伏線が、最終巻で一気に回収されている印象を受ける。確かに、展開のテンポは急であったかもしれないが、これは作者の意図した演出である可能性も高い。

また、本作は「ビッグコミックスペリオール」で連載されていた。週刊誌と比べて作者が長期的な視点で物語を構築しやすい環境にある。そのため、最初から決められた巻数で完結する計画があった可能性も十分に考えられる。

さらに、本作の主題である「バベルの塔」のモチーフは、物語の最後まで一貫して描かれている。これは作者が最後まで自身の意図を貫いた証左とも言えるだろう。

確かに、読者の中には物語の展開にもっと時間をかけて欲しかったという声もあるだろう。しかし、それは作品の魅力が読者の心を掴んでいた証でもある。打ち切りではなく、むしろ作者の意図通りの結末だったと私は捉えている。この作品は、読み返すたびに新たな発見があり、長く楽しめる奥深さを持っているのではないだろうか。

babel
コミック・トライアル作成のイメージ画像

読者の声

面白かったです。(^^)b

まず絵が美麗で話も原作の南総里見八犬伝のはじまり方と
違うから南総里見八犬伝を知ってる人とか
特に犬好きの人には超オススメ!

今まで批判コメント参考にして私好みの絵なのに
買うのやめてたけど、期間限定キャンペーンで無料で読めたから
読んでみたら面白くて続きが気になってます。

犬好きの人にオススメな点は、
やっぱり愛犬家の漫画家さんが描いてるみたいで犬をディスって
無いところがオススメする部分。
「神の犬」って、そこまで描く程犬好きなのか?(笑)って思ったし。
私は超がつく程の犬好きなので楽しく読ませて頂きました。

注意なのがグロい描写があるので、それが苦手な人は無理かも。
ちょうど、「ものの◯姫」と同じ位のグロさです。
女性の裸体も絵描かれていますがエロくは無かったです。

私にとってはグロすぎず裸体もエロすぎずといった感じで、
許容範囲内で大丈夫でした。
Amazonより引用

下手すると、超が付くほど、駄作になるのもあり得る。

南総里見八犬伝をベースを漫画を描いてる作家さんなんでしょう。
八犬伝と言えば、子供の頃、NHKの人形劇ドラマで見た思い出があります。
玉梓が〜怨〜〜霊と決めゼリフが流行りました。
今のペースでいけば、何巻?本を描くつもりなんでしょうね?
じっくり描く時と、話しを進めていく時の
兼ね合いが難しい、途中で、尻切れ蜻蛉も
やだし、ダラダラ駄作になるのも困ります。
割り切って描いて欲しい‼️
Amazonより引用

打ち切り(?)のせいで、めちゃくちゃ

1巻からずっと読んでました。
途中、「もっと話が膨らませられるのにもったいない」と思うところもありましたが、とても次巻を楽しみにしてました。
スプライトはほとんど読んでいなかったので、クロスオーバーし始めたころはよくわからない状態でしたが、
それでも、だんだんと面白くなってきたなと思えたころに、9巻の巻末に「10巻完結」と告知が出ていてがっくりしました。
10巻は、結局余裕のない、ごちゃごちゃ、めちゃくちゃのまま無理やり終わらせたようにしか見えませんでした。
編集部の意図なのか、本当にもったいない、もう少し長い目で見れば、他の巻の評価の星もついてきたところだったのに、残念としか言えません。
物語はそんな感じで、残念な状態ですが、この作者の絵はとってもきれいで細かく描写されており、
とても好きですので、そのため、星を一つ増やしました。(話だけなら1つしか付けられない)
作者の次回作に期待したいのと、編集部は単純な売り上げだけを見るのではなく、先の方まで見通してほしいものです。
(そもそも編集部は売る努力はしたのか?疑問です。)
Amazonより引用

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作者について

石川 優吾

(いしかわ ゆうご、1960年2月9日 – )

日本の漫画家。大阪府四條畷市出身。

農家の次男として生まれる。高校卒業後にいったん大学に入学するが、パチンコに明け暮れて、1年で中退。大学にはトランポリン(体育の授業)だけ参加した。

大学中退後、大阪デザイナー学院に入学する。デザイン会社に就職するも半年ほどで辞め、以前からの夢であった漫画を志す。新人賞に出し、うまく賞に引っかかったことがきっかけで漫画家になることができた。1982年、22歳の時に「革命ルート163」(『週刊ヤングジャンプ』新人増刊号)でデビュー。

他作品:湖底のひまわり春ウララスプライトカッパの飼い方

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「BABEL」はどこで読める?総括

  • 連載状況:「BABEL」は「ビッグコミックスペリオール」2018年第2号から2021年第18号にかけて連載されていた
  • 作者:石川優吾
  • コミックス情報:10巻で完結している
  • 作品の魅力:曲亭馬琴の『南総里見八犬伝』を題材としたファンタジー要素の強い時代劇。原作とは時代設定が異なり、戦国時代を舞台に、神道や仏教の加護を得た者たちと、キリスト教の悪魔として描かれる敵対勢力との戦いを描いている
  • キャラクター:犬塚信乃を中心に、ゝ大、八房、伏姫など、個性豊かなキャラクターが登場する。それぞれが「宝珠」に選ばれた「犬士」として超人的な能力を発揮する
  • テーマ性:善悪の対立、信仰の力、歴史の改変など、重厚なテーマを扱っている
  • ジャンルの新規性:戦国時代を舞台にしながら、ファンタジー要素や宗教的な要素を取り入れた独特の世界観を持つ。歴史ファンや和風ファンタジー好きに向いている
  • 読者の感想:独特の世界観や壮大なストーリー展開が評価されている一方で、打ち切りによって急遽終わったのではないかという声も多い
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