児童相談所職員・夏目アラタと連続殺人鬼・品川真珠の奇妙な獄中結婚から始まる、愛と真実の追求。真珠の過去の謎、アラタの揺れる心、そして周囲の人々の思惑が絡み合う心理戦サスペンス。善悪の境界線を行き来する登場人物たちの駆け引きに、読者は息をのむ。法廷、逃避行、そして最後の真実―― この結婚の行方は?
「夏目アラタの結婚」はどこで読める?
12巻完結。
「次にくるマンガ大賞2020」コミックス部門でU-NEXT特別賞を受賞。2024年9月6日実写映画化。
以下の方法で読むことができます
- 電子書籍:Kindle、eBookJapan、ブックライブなどで配信中。
多くの電子書籍ストアでは、無料で試し読みできます。 - 紙の書籍:全国の書店で発売中。オンライン書店でも購入可能です。
12巻完結
作品基本情報
タイトル:「夏目アラタの結婚」
著者:乃木坂 太郎
ジャンル:
サスペンス
心理戦
法廷ドラマ
ターゲット読者層:
20代後半から40代の成人
男性がメインだが、女性読者も多い
心理描写や犯罪ミステリーに興味がある読者
社会問題や人間の闇に関心のある知的な読者層
登場人物 相関図

夏目 新(なつめ あらた)

本作の主人公である30代の男性で、児童相談所に勤務しています。長身で細身の体型をしており、荒んだ家庭環境で育ったため、両親や夫婦、婚姻といった関係には不信感を抱いています。深い洞察力と強い正義感を持っていますが、同時に荒っぽい面もあり、自分の子供を虐待する親に暴力を振るうことも躊躇しません。
児童相談所での自分の役割を、法律などに縛られずに動ける「鉄砲玉」だと表現しています。担当児童の山下卓斗からの依頼で、死刑囚の品川真珠と接触することになります。真珠に結婚を申し込み、自分に興味を引いて彼女から情報を引き出そうとしますが、次第に真珠に惹かれていきます。
品川 真珠(しながわ しんじゅ)

21歳の女性で、四人の男性を殺害し、死体をどこかへ隠した罪で死刑判決を受け、再審のために拘置されている死刑囚です。高校生の少女のようなあどけない容姿をしていますが、歯並びが悪く、一人称は「ボク」です。犯行時は太っており、ピエロのメイクをして死体を解体していたところを逮捕されたことで、「品川ピエロ」という呼び名をつけられています。
生い立ちには謎が多く、学業的には落ちこぼれだったとされていますが、現在では高い知能を持っており、自分に結婚を申し込んできた夏目新の目的にも気づいている様子があります。犯行に関しては無罪を主張しており、アラタや弁護士の宮前光一などを利用し、釈放されようとしています。
真珠は非常に複雑な性格を持っており、状況に応じて異なる顔を使い分けます。時に可愛らしく振る舞い、時に冷酷な一面を見せます。彼女の真の目的や感情は常に謎に包まれています。
宮前 光一(みやまえ こういち)

品川真珠の私選弁護士です。アラタと同じくらいの長身の男性で、かつて虐待されていた、少女時代の真珠と偶然出会ったことがあります。真珠の生い立ちに同情心を抱いており、裁判では情状酌量を勝ち取ろうとしています。
宮前は真珠の無罪を強く信じており、彼女のために献身的に働きます。しかし、真珠からは「お人好し」と評されており、彼女の巧みな操作に気づいていない可能性があります。
山下 卓斗(やました たくと)

4歳の少年で、品川真珠に父親を殺害され、死体の首をどこかへ隠されています。真珠から死体の隠し場所を聞き出すために、児童相談所で自分の担当職員だった夏目新の名前を使い、真珠と文通を行っていました。その後、アラタに、真珠と直接会いに行ってほしいと依頼します。
卓斗は、父親の死という悲惨な経験をしているにもかかわらず、真珠に対して複雑な感情を抱いているようです。彼の行動は、失われた父親を取り戻したいという願望と、真珠への好奇心が入り混じったものとなっています。
桃山 香(ももやま かおり)

児童相談所に勤務しているアラタの先輩です。ややふくよかな体形に童顔が母性を感じさせる見た目をしており、アラタいわく「理想のタイプ」だと言います。「ポッチャリ」と言われると「うすポッチャリです」と訂正するなど、自身の体型を気にしている様子が見られます。
桃山はアラタの相談相手として、聞いた内容を元に真珠の本音を見抜くなど、洞察眼に優れた人物です。しかし、内心は彼が真珠に深入りする原因を作ったことを後悔しています。
真珠からの手紙を受け取り、宮前の勧めで面会に行くなど、物語の展開に関わる行動を取ります。しかし、真珠の巧みな心理操作に影響を受け、彼女に同情的な態度を取るようになっていきます。
あらすじ
児童相談所職員と連続殺人犯の出会い
児童相談所に勤務する夏目アラタは、担当児童の山下卓斗から「父親を殺した犯人に会って欲しい」と依頼されます。
その犯人とは、3人の男性を殺害し、遺体をバラバラにした連続殺人犯の品川真珠。アラタは父親の遺体の隠し場所を聞き出すため、真珠との面会に向かいます。しかし、逮捕時は太ったピエロの姿だった真珠が、華奢で可愛らしい女性として現れたことに驚きます。
アラタは真珠の興味を引くため、突然「結婚しよう」と持ちかけてしまいます。
獄中結婚への道
アラタと真珠の面会は続き、二人の間で駆け引きが始まります。
真珠は巧みな話術でアラタを翻弄し、アラタも真珠から情報を引き出そうと奮闘します。真珠の私選弁護人である宮前光一も加わり、真珠の無実を信じて奔走します。
アラタは当初、真珠を利用するつもりでしたが、次第に彼女に惹かれていきます。ついに二人は婚姻届を提出し、正式に夫婦となります。しかし、真珠の本心はまだ謎に包まれたままです。
法廷での真珠の演技
真珠の控訴審が始まり、法廷は彼女の舞台と化します。
真珠は清楚な姿で現れ、傍聴人の心を掴みます。彼女は父親からの虐待や、自殺しようとしていた過去を語り、同情を誘います。
しかし、裁判長は真珠の演技を見抜き、「人の心に忍び込む天才」と警戒します。アラタも真珠の言動に振り回されながらも、彼女の本当の目的を探ろうとします。
法廷での真珠の証言は、真実と嘘が巧みに織り交ぜられており、真相の解明はさらに難しくなっていきます。
真珠の過去の謎
アラタは真珠の過去を探るため、彼女の故郷である石川県を訪れます。
そこで、真珠の母親・環が遺した手がかりを発見します。真珠は幼少期に知能指数が低かったのに、逮捕時には急激に上昇していた謎や、母親が真珠を歯医者に連れて行かなかった理由など、様々な疑問が浮かび上がります。
アラタは真珠の母親が埋めたという「形見」を掘り起こしますが、そこには衝撃の事実が隠されていました。真珠の過去には、まだ誰も知らない重大な秘密が眠っていたのです。
逃避行の始まり
真珠の裁判で新たな事実が明らかになり、公判は一旦中止されます。
そのわずかな隙を突いて、アラタは真珠を連れ出し、二人で逃避行を始めます。法の抜け穴を巧みに利用した真珠の計画により、彼女を拘束する法的根拠がなくなったのです。
アラタと真珠は、バイクで裁判所を後にします。しかし、この逃避行の先に何が待っているのか、誰にもわかりません。真珠の本当の目的はまだ明らかになっておらず、アラタも彼女の思惑に巻き込まれていくのです。
真珠の父親の正体
逃避行を続ける中で、真珠の父親に関する衝撃の事実が明らかになります。
真珠の弁護人である宮前光一が、実は彼女の実の父親だったのです。宮前は過去に環と関係を持ち、真珠が生まれたことを知りませんでした。
この事実は、真珠の行動の背景にある動機を理解する重要な鍵となります。アラタは真珠の複雑な家族関係を知り、彼女の心の闇をより深く理解していきます。
アラタの葛藤
アラタは真珠との逃避行を続ける中で、自分の感情に戸惑います。
彼は真珠に惹かれながらも、彼女が連続殺人犯であることを忘れられません。アラタは真珠を守りたい気持ちと、法を守る立場としての責任感の間で揺れ動きます。同時に、真珠の本当の姿を知りたいという欲求も強くなっていきます。
アラタの心の中で、真珠への愛情と恐れが入り混じり、彼の行動を複雑にしていきます。
真相への接近
逃避行を続けるアラタと真珠は、少しずつ事件の真相に迫っていきます。
真珠は自分の過去や犯行の動機について、徐々に明かしていきます。卓斗の父親の遺体の隠し場所や、なぜ真珠が太っていたのか、なぜ裁判で2年も待ったのかなど、これまで謎だった部分が明らかになっていきます。
さらに、卓斗が実の子ではないという衝撃の事実も判明します。真珠の複雑な心理と、彼女を取り巻く状況が次第に浮き彫りになっていくのです。
追跡者たち
アラタと真珠の逃避行は、様々な人物によって追跡されます。
警察や検察はもちろん、真珠に惹かれた人々も彼らの行方を追います。周防の妹である沙菜や、「死刑囚アイテムコレクター」の藤田など、それぞれの思惑を持った人物たちが絡んできます。
彼らの存在が、アラタと真珠の逃避行にさらなる緊張感をもたらします。追跡者たちの動きが、物語の展開に大きな影響を与えていくのです。
最後の選択
逃避行の果てに、アラタと真珠は最後の選択を迫られます。真珠の過去のすべてが明らかになり、彼女の行動の真の理由が浮かび上がります。
アラタは真珠を愛するか、法を守るかの究極の選択を迫られます。真珠自身も、自分の人生をどう締めくくるかを決断しなければなりません。二人の選択が、物語の結末を大きく左右することになります。
結末
結末は、アラタと真珠の関係性に大きな転機をもたらします。
長い逃避行と真相の追求の末、二人は互いの本質を理解し、新たな形での関係を築きます。社会の規範と個人の感情の狭間で揺れ動いた二人の物語は、予想外の展開を見せながらも、ある種の救いと共に幕を閉じます。
真珠の罪の償いと、アラタの正義感の行方が、読者に深い余韻を残す結末となっています。
見どころ
心理戦の駆け引きが生み出す緊張感
この作品の最大の魅力は、主人公のアラタと真珠の間で繰り広げられる心理戦です。二人の駆け引きは、まるでチェスの対局のように緻密で、読むたびにハラハラドキドキさせられます。特に、真珠の演技力と洞察力には目を見張るものがあり、彼女の言動の真意を探ろうとするアラタの姿に、思わず引き込まれてしまいます。
真珠の多面的な人物像
真珠というキャラクターの魅力は、その複雑さにあります。彼女は時に可愛らしく、時に恐ろしく、そして時に哀れを誘う存在として描かれています。読者の中には「怖カワイイ」と評する人もいるほどです。彼女の過去や真の目的が徐々に明らかになっていく過程は、まるでミステリーを解くような面白さがあります。
法廷シーンの緊迫感
控訴審の法廷シーンは、この作品のハイライトの一つです。真珠の巧みな演技と証言、それを見抜こうとする裁判長や検事たちの姿は、まるで舞台劇を見ているかのような臨場感があります。特に、裁判長の「人の心に忍び込む天才、あの怪物の心を覗き込まないように注意してください」というセリフは、真珠の恐ろしさを端的に表現していて印象的でした。
アラタの心境の変化
アラタの心境の変化も、この作品の大きな見どころです。当初は真珠から情報を引き出すためだけに接していたアラタが、次第に彼女に惹かれていく様子が丁寧に描かれています。特に、「俺と一緒に歳を取ってくれるんだろう」というアラタの言葉には、彼の真珠への複雑な感情が凝縮されていて、グッとくるものがありました。
伏線回収の妙
この作品は伏線の張り方と回収の仕方が秀逸です。例えば、真珠の知能指数が急激に上がったことや、歯医者に行けなかった理由など、一見些細な設定が後になって重要な意味を持つことがあります。これらの伏線が回収されるたびに、「あぁ、そういうことだったのか!」と驚きと納得を覚えます。
『夏目アラタの結婚』は、心理サスペンスとしての緊張感、キャラクターの魅力、そして巧みな伏線回収によって、読者を最後まで惹きつける作品です。一度読み始めたら止められない、そんな中毒性のある漫画だと言えるでしょう。
映画について

基本情報
- 監督:堤幸彦
- 脚本:徳永友一
- 公開日:2024年9月6日
- 上映時間:120分
- 配給:ワーナー・ブラザース映画
キャスト
- 夏目アラタ:柳楽優弥
- 品川真珠:黒島結菜
- 宮前光一:中川大志
- 桃山香:丸山礼
- 大高利郎:立川志らく
- 桜井健:福士誠治
- 井出茂雄:今野浩喜
- 平岡祐太 藤間爽子
- 藤田信吾:佐藤二朗
- 神波昌治:市村正親
ストーリー
児童相談所職員の夏目アラタが、連続バラバラ殺人事件の犯人「品川ピエロ」こと品川真珠と接触。被害者の遺体の一部を探すため、アラタは真珠に獄中結婚を申し込む。面会を重ねるうちに、真珠の innocence や過去が明らかになっていく。
原作との主な違い
- 面会室でのやり取りの緻密さが映画では簡略化されています
- 原作に含まれるエロティックな描写が映画では排除されています
- アラタが真珠に惚れる過程が映画ではやや唐突に感じられます
観客の感想
- 予想外に重厚なテーマ性と展開に驚いた
- 柳楽優弥と黒島結菜の演技力が高く評価されている
- ラストに関しては賛否両論あり、感動した人と物足りなさを感じた人に分かれる
- 原作ファンからは、尺の都合で削られた部分を惜しむ声も
- サスペンスとラブストーリーの融合に成功しているという評価が多い
総評
原作の魅力を損なわずに映画化に成功した良作という評価が多数。主演二人の演技や、緊張感のある展開、社会性のあるテーマなどが高く評価されています。一方で、原作の緻密さや深みが十分に表現しきれていない部分もあるという意見も。全体としては、予想以上の出来栄えに満足した観客が多いようです。
感想・考察
心理戦の奥深さと人間性の探求
主人公のアラタと真珠の駆け引きは、単なる心理戦を超えて、人間の本質に迫る深い探求になっています。
特に印象的だったのは、真珠の多面的な性格描写です。彼女は時に可愛らしく、時に恐ろしく、そして時に哀れを誘う存在として描かれています。この複雑な人物像は、私たち読者に「人間とは何か」という根本的な問いを投げかけているように感じました。
また、アラタの心の変化も非常に興味深いです。最初は単なる任務として真珠に接していたのが、次第に彼女に惹かれていく過程が丁寧に描かれています。これは、人間の感情がいかに変化しやすく、また予測不可能なものであるかを示しているように思います。
単純に善悪を判断することの難しさも浮き彫りにしています。真珠の行動は確かに犯罪的ですが、彼女の過去や心の奥底にある思いを知るにつれ、単純に彼女を悪人と決めつけることができなくなります。これは現実社会でも同じで、人を簡単に判断することの危険性を教えてくれているように感じました。
人間の複雑さと、それぞれの人生に隠された真実の探求を通じて、読者に深い洞察を与えてくれる作品だと思います。簡単に答えが出せない問いかけが多いからこそ、読み終わった後も長く心に残る作品なのでしょう。
法律と倫理の境界線を考えさせられる展開
法律と倫理の狭間で揺れ動く人々の姿を通して、私たちに深い問いかけをしています。
まず、法律の抜け穴を利用して真珠が自由を得ようとする展開は、法律の限界と人間の知恵の両方を示していて興味深いです。法律は完璧ではなく、それを知り尽くした人間によって操作される可能性があることを、このマンガは鋭く指摘しています。
また、アラタが職業倫理と個人的な感情の間で葛藤する姿は、多くの読者の心に響くものがあるでしょう。彼の行動は、時に法律や倫理に反するものでありながら、人間的な温かさや正義感に基づいています。これは、法律や倫理が必ずしも人間の複雑な感情や状況に対応しきれないことを示唆しているように感じました。
さらに、裁判官や弁護士たちの姿を通して、司法システムの中で働く人々の葛藤も描かれています。彼らは法律を守る立場にありながら、時に人間的な判断を求められる場面に直面します。これは、法律と人間性のバランスを取ることの難しさを浮き彫りにしています。
単純に「法律を守るべきか、それとも人間的な判断を優先すべきか」という二者択一の問題提起ではなく、その両方のバランスを取ることの重要性と難しさを示しています。読者である私たちに、法律と倫理、そして人間性について深く考えさせてくれる作品だと感じました。
予測不可能なストーリー展開の魅力
「夏目アラタの結婚」の最大の魅力の一つは、その予測不可能なストーリー展開にあります。
まず、タイトルから想像される平和な結婚物語とは全く異なる、サスペンスフルな展開に驚かされました。児童相談所職員と連続殺人犯の獄中結婚という設定自体が衝撃的で、読み始めた瞬間から引き込まれます。
特に印象的だったのは、真珠の正体が明らかになっていく過程です。最初は単なる冷血な殺人鬼に見えた彼女が、実は複雑な過去を持つ被害者でもあったという展開は、私の予想を完全に裏切るものでした。この展開によって、物語の見方が180度変わり、それまでの出来事を全て新しい視点で見直すことになります。
また、アラタの心境の変化も予想外でした。最初は真珠から情報を引き出すためだけに接していたのが、次第に彼女に惹かれていく過程が丁寧に描かれています。この変化は、人間の感情の複雑さと予測不可能性を見事に表現していると感じました。
さらに、法廷シーンでの予想外の展開も圧巻でした。真珠の巧みな話術と戦略によって、事態が思わぬ方向に進んでいく様子は、ハラハラドキドキの連続でした。
このように、「夏目アラタの結婚」は、読者の予想を常に裏切り続ける展開によって、最後まで目が離せない作品となっています。次に何が起こるのか全く予測できないというスリル感が、この作品の大きな魅力の一つだと感じました。

読者の声
最終話まで一直線
無料公開時に1巻のみを読んで気になってはいたが、全巻~23%還元+12冊購入でボーナス還元のタイミング(’24年9月上旬)に思い切って12巻全巻を一括購入。
無駄なエピソード、キャラクターは無く最終回まで一直線に展開するストーリーに引き込まれて一気読みしてしまった。ダラダラと巻数ばかり重ねる作品が多い中、中だるみも消化不良も無く12巻で気持ちよく完結する本作は貴重な存在である。
本作が実写映画化されていることを購入後に知ったが(というか映画公開に合わせての漫画セールだったのか)、この作品を実写でしかも2時間でまとめるのは至難の業と思われ、私は観ようという気には全くなれない。
Amazonより引用
また泣けた
乃木坂先生って、他にも親子関係を取り上げた作品を描いてらっしゃるけど(読んだのは、『幽霊塔』『第3のギデオン』)、どれも泣けるんだよね。
今回も、真珠と母親の環の話をどんどん掘り下げてほじくり返していくんだけどさ、母も娘もどっちも切ないよね。
で、今回いちばん刺さったのが、藤田さんの「子供って、いいなぁ…って!!」の場面。私も
子供がいないから、産まなかったことを今になって後悔している口でさ。共感してぐさっときました。
それに対するアラタの「戦士だよ」にも涙腺がゆるんだ。
親子をテーマにした作品は他にもいっぱいあるけど、ここまでエンタテインメント性が高くて、読む人の心に響くものを描ける乃木坂先生は天才としか思えない。
Amazonより引用
展開が読めない 想像を超えて来る‼️
設定がありえないところか、スタートして展開が読めない?
でも、読み始めたら止まらない!
奇想天外なのに、キャラクターの心理は分かる、最後まで期待してOKのストーリーでした‼️
Amazonより引用
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作者について
乃木坂 太郎
のぎざか たろう
概要
日本大学藝術学部映画学科卒業。1999年、「週刊少年サンデー超」に『HOOP STAR』を連載開始し、漫画家デビュー。2002年より、「ビッグコミックスペリオール」にて『医龍-Team Medical Dragon-』(原案:永井均)を連載開始。本格的な医療ドラマ作品で人気を博し、2005年には第50回「小学館漫画賞」一般向け部門を受賞。2006年にはテレビドラマ化もされた。そのほかの代表作に、黒岩涙香の『幽霊塔』を翻案したミステリー作品『幽麗塔』、革命期のフランスを舞台にした『第3のギデオン』などがある。
作者のSNSリンク
「夏目アラタの結婚」まとめ
- 連載状況:「夏目アラタの結婚」はビッグコミックスペリオールにて、2019年14号から2024年4号まで連載。12巻完結
- 作者:乃木坂太郎。
- コミックス情報:12巻完結。2024年3月時点で、単行本の紙と電子書籍を合わせた累計部数は230万部を突破している。
- 読むには:割引クーポンを使えば、eBookJapanでお得に読める
- 受賞歴:「次にくるマンガ大賞2020」コミックス部門でU-NEXT特別賞を受賞。
- 関連情報:2024年9月6日に実写映画化。
- 作品の魅力:複雑な心理戦と謎めいた展開が特徴で、読者を引き込む巧みなストーリー構成が魅力。
- キャラクター:主人公の夏目アラタと連続殺人鬼の品川真珠を中心に、深みのある人物描写が特徴的。
- テーマ性:結婚、愛、正義、罪と罰などの重いテーマを扱いながら、人間の心理や社会の闇を探求している。
- ジャンルの新規性:サスペンス、ミステリー、心理戦、恋愛要素を融合させた独特のジャンル。成人向けの重厚な内容が特徴。
- 読者の感想:展開の予測不可能さや登場人物の心理描写の深さに魅了される意見が多い。一方で、過激な描写や複雑な展開に戸惑う声もある。
- 今後の展望:完結した作品だが、その独特の世界観や人気から、スピンオフや関連作品の可能性も考えられる。実写映画の反響次第では、さらなるメディア展開も期待できる。が、劇場アニメ版の反響次第では関連作品の可能性もある
- 心を動かされた、感動したという意見が多い
- 漫画表現の新たな可能性を感じたという評価
- 映画版も高評価