結婚5年目、セックスレスに悩む32歳のOL・吉野みち。夫からの愛情表現を求めながらも、その想いは届かず、同じ悩みを持つ上司・新名誠との出会いをきっかけに、夫婦のあり方を見つめ直していく。
互いの気持ちを理解できないまま、すれ違い続ける2組の夫婦。愛情と欲望、理想と現実の狭間で揺れ動く男女の機微を繊細に描いたヒューマンドラマ。セックスレスという現代的なテーマを通して、夫婦間の信頼と絆の本質に迫る。
「自分の気持ちに正直に向き合えない」「相手を理解したつもりになっている」―現代の夫婦が抱える問題をリアルに描き、読者に深い共感と新たな気づきをもたらす作品。
「あなたがしてくれなくても」はどこで読める?
漫画アクションで、2017年7月4日号から掲載。
既刊13巻。
2023年4月実写ドラマ化。
以下の方法で読むことができます
- 電子書籍:Kindle、eBookJapan、ブックライブなどで配信中。
多くの電子書籍ストアでは、無料で試し読みできます。 - 紙の書籍:全国の書店で発売中。オンライン書店でも購入可能です。
作品基本情報
タイトル:「あなたがしてくれなくても」
ハルノ 晴
ジャンル:
ヒューマンドラマ(夫婦間の葛藤と心理を描く物語)
青年漫画(深い人間関係と複雑な心情を描写)
社会派ラブストーリー(現代の夫婦問題を扱う)
ターゲット読者層:
主な年齢層:25-45歳の成人
結婚生活や夫婦関係に関心のある読者
現代の人間関係や心理に興味を持つ読者
主要キャラクター相関図
吉野 みち(よしの みち)
32歳の会社員で、建築会社「FUTABA建設」の営業推進部で働いています。結婚5年目で、夫の陽一との間で2年間のセックスレス状態が続いています。女性として見てもらえない寂しさを抱えながらも、夫婦関係を改善しようと様々な努力を重ねます。
新しい下着を購入したり、部屋着姿でも化粧をしたり、香水をつけたり、手の込んだ料理に挑戦したりと、自分を変えようと懸命に努力を続けます。しかし、夫からは面倒がられ、拒絶され続けることで深い傷を負っていきます。
職場の先輩である新名誠との出会いを通じて、同じ悩みを共有できる相手を得て、少しずつ明るさを取り戻していきます。
吉野 陽一(よしの よういち)
35歳のカフェ店長で、みちの夫です。妻のことを家族として大切に思っているものの、性的な面では興味を持てなくなっています。面倒な事から逃げる性格の持ち主で、みちとの性的な関係を避け続けています。
妻からのアプローチに対してプレッシャーを感じており、時にはEDを偽るなど、嘘をついてまで逃げようとします。しかし、同僚の三島結衣花との一線を越えた関係をきっかけに、罪悪感から妻への態度を改めようとする一面も見せます。
新名 誠(にいな まこと)
36歳のサラリーマンで、みちの職場の先輩です。妻の楓とは結婚7年目ですが、同じくセックスレス状態に悩んでいます。亭主関白だった父親と、それに従順だった母親という家庭環境の影響で、妻の楓に対して必要以上に気を遣う性格になっています。
みちと同じ悩みを共有する中で、次第に彼女への想いを募らせていきます。しかし、互いに既婚者であることを意識し、一線を越えることは避けようと努めます。妻との関係修復を試みますが、心はすでにみちへと向かっています。
新名 楓(にいな かえで)
36歳のキャリアウーマンで、ファッション誌「GINGER」の副編集長を務めています。仕事に打ち込むあまり、夫である誠との関係がおろそかになっていきました。夫の優しさを当たり前のように受け入れ、性的な関係も避けるようになっています。
夫の心が離れていることに気付いた後、家事を手伝うなど関係修復を試みますが、すでに誠の心は別の場所に向かっていることを悟ります。後に、育児雑誌「Baby-mo」の編集長として新たなキャリアを歩み始めます。
三島 結衣花(みしま ゆいか)
34歳の未婚の会社員で、陽一の同僚です。既婚者との関係に悩む傾向がある中、陽一との一時的な関係を持ってしまいます。セックスに関して、男女間の不平等さを感じており、特に女性側の選択肢の少なさに不満を持っています。
陽一との関係の後、彼が妻との関係修復を望んでいることを知り、複雑な感情を抱えながらも、その選択を受け入れようとします。
北原 華(きたはら はな)
23歳のみちの後輩社員です。貞操観念が緩く、複数の男性と関係を持っていますが、それは体の相性の良い人と経済力のある人を分けて求めているためです。会社の先輩である新名誠に対して、既婚者と知りながらもアプローチを続けています。
女性同士の友情を信じておらず、常に男性の目を意識した行動を取る傾向にあります。しかし、みちと新名の関係に気付いた際には、現実的なアドバイスをする一面も見せます。出せ」という言葉を投げかけ、彼らの罪の意識を強く刺激します。
用語集
セックスレス
夫婦間で性的な関係を持たない状態を指します。本作品では、主人公の吉野みちと夫の陽一の間で2年間、新名誠と妻の楓の間で7年間続いている状態を指します。
FUTABA建設
吉野みちと新名誠が勤務する会社です。営業推進部があり、みちと誠はここで働いています。社員旅行などの行事もある会社として描かれています。
カフェ「肆」
吉野陽一が店長を務めるカフェです。高坂仁がオーナーを務めています。陽一の職場として重要な舞台となっています。
GINGER
新名楓が副編集長を務めるファッション誌です。楓のキャリアウーマンとしての立場を象徴する重要な要素となっています。後に楓は編集長に昇進します。
Baby-mo
育児雑誌の名称です。新名楓が後に編集長を務めることになる雑誌です。キャリアウーマンとしての楓の成長を示す重要な要素となっています。
主任試験
吉野みちが挑戦する会社での昇進試験です。レス問題から距離を置き、自分の成長のために取り組む目標として物語の中で描かれています。
社員旅行
FUTABA建設で行われる会社行事です。みちと新名誠の関係において重要な転換点となるイベントとして描かれています。
あらすじ
セックスレスの告白
結婚5年目の吉野みちは、夫・陽一との2年に及ぶセックスレス状態に悩んでいます。ある日、会社の先輩である新名誠と飲む機会があり、酔った勢いで悩みを打ち明けます。すると新名も同じくセックスレスの悩みを抱えていることを告白します。この偶然の告白をきっかけに、2人は互いの悩みを共有し始めます。
夫婦間の溝
みちは陽一との関係改善のため、様々な努力を重ねます。新しい下着を購入したり、家でも化粧をしたり、かわいい部屋着を着て香水を身につけたりと、工夫を重ねますが、陽一は面倒なことから逃げ続けます。みちの努力は実を結ばず、2人の溝は徐々に深まっていきます。
新名との接近
同じ悩みを持つ新名との会話に救いを見出すみちでしたが、ある日新名に抱きしめられてしまいます。その後、新名は会社でみちを避け始めます。みちは職場での居心地の悪さに悩みながらも、新名とは仕事仲間として関わろうと決意します。しかし、新名から謝罪の言葉とともに、みちへの特別な感情が明かされます。
陽一の過ち
一方、陽一は同僚の三島結衣花と一線を越えてしまいます。その後ろめたさから、みちに対して急に優しく接するようになりますが、それはみちにとって不自然な変化として映ります。みちは夫の態度の変化に一縷の望みを見出しますが、その裏には陽一の罪悪感が隠されていました。
楓の気づき
新名の妻である楓は、夫の様子の変化に気づき始めます。仕事一筋で夫を顧みなかった自分の態度を反省し、家事を手伝うなど、関係修復に努めようとします。しかし、すでに新名の心は大きく離れてしまっていました。
離婚の決意
みちは陽一との将来について話し合おうとしますが、子供を持つことについての考え方の違いが明らかになります。陽一の本心を知ったみちは、ついに離婚を決意します。長年の溝が埋まらないまま、2人の関係は終わりを迎えようとしています。
新名夫婦の決断
新名と楓も話し合いの末、離婚を選択します。楓は編集長として新たなキャリアを歩み始め、新名も自分の道を探し始めます。2人は互いを思いやりながらも、別々の道を歩むことを決意します。
新たな関係の始まり
離婚後、みちと新名は再会を果たします。互いに過去の傷を抱えながらも、新たな関係を模索し始めます。2人は慎重に距離を縮めていき、お互いの気持ちを確かめ合います。
今後の展望
みちと新名が少しずつ距離を縮めている様子が描かれています。2人とも離婚という大きな決断を経て、新しい関係を築こうとしています。しかし、過去の経験から慎重な姿勢を崩さず、お互いの気持ちを確かめ合いながら、ゆっくりと関係を深めていくことが予想されます。
見どころ
夫婦の関係性の変化
特に印象的なのは、2組の夫婦それぞれの関係性の変化を丁寧に描いている点です。みちと陽一の夫婦、新名と楓の夫婦、それぞれが抱える問題は一見似ているようで異なります。特に、陽一の「プレッシャーを感じる」という告白シーンは、セックスレスの問題の複雑さを浮き彫りにしています。
北原華の視点
後輩の北原華が投げかける言葉には鋭い洞察が含まれています。「誰かを傷つける覚悟」という彼女の言葉は、不倫という選択に向き合うみちの心情を的確に表現しています。華の存在は、主要な登場人物たちの心の機微を読者に伝える重要な役割を果たしています。
楓の変化と気づき
キャリアウーマンとして描かれる楓の心境の変化も見どころの一つです。夫・新名との関係が危機に瀕してから、初めて自分の態度を振り返り、変わろうとする姿には共感を覚えます。しかし、その気づきが遅すぎたことで生まれる葛藤は、現代の夫婦関係の難しさを象徴しています。
三島結衣花の存在
陽一の不倫相手となる三島結衣花のキャラクターも興味深い存在です。既婚者に惹かれてしまう自分の性癖に悩む彼女の姿は、不倫という行為を単純な善悪では片付けられない複雑さを提示しています。
新名誠の優しさの本質
新名誠の持つ優しさは、時として相手を傷つけることもある諸刃の剣として描かれています。みちへの共感から始まった関係が、次第に深い感情へと変化していく過程には、読者の多くが複雑な感情を抱くことでしょう。
この作品が読む価値があるのは、現代の夫婦関係が抱える問題を、登場人物たちの繊細な心理描写を通じて深く掘り下げているからです。誰もが正解のない選択を迫られる中で、それぞれの人物が自分なりの答えを探していく姿に、多くの読者が自身の経験や感情を重ねることができるはずです。
ドラマ化情報
放送情報
2023年4月13日から6月22日まで、フジテレビ系「木曜劇場」枠で放送されました。初回は15分拡大(22:00 – 23:09)で、第10話は15分繰り下げ(22:15 – 23:09)となっています。
スタッフ
脚本は市川貴幸、おかざきさとこ、黒田狭が担当。演出は西谷弘、髙野舞、三橋利行、清矢明子が務めました。音楽は菅野祐悟、エンディングテーマには稲葉浩志の「Stray Hearts」が使用されました。
キャスト
主演の吉野みち役を奈緒が演じ、その他の主要キャストとして:
- 吉野陽一役:永山瑛太
- 新名誠役:岩田剛典
- 新名楓役:田中みな実
特別編の放送
2023年6月29日22時から特別編として第10話と最終話の間「空白の数ヶ月」を描く物語が放送されました。
制作背景
2014年7月期に同枠で放送された「昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜」のスタッフが9年ぶりに再集結して制作された作品です。不倫をテーマにした作品で話題を呼んだスタッフによる新たな挑戦となりました。
監修
作品の細部にもこだわりが見られ、以下の専門家による監修が入っています:
建築関連の監修:上田真路、加藤聖也作るシーンが描かれるなど、細部にも工夫が凝らされています。
コーヒーの監修:カフェスタイルコジロウ、石本春華
誘導警備の監修:株式会社SGS
感想・考察
結婚という制度の中で見失う自分
結婚という形を取ることで、人は何かを見失ってしまうのかもしれません。この作品では、みちと陽一の夫婦が良い例です。陽一は面倒なことから逃げ続け、みちの気持ちに寄り添おうとしません。結婚という安定した関係の中で、相手への思いやりを忘れ、自分本位になってしまう危うさが描かれています。
女性としての自尊心
みちは夫から女性として見られていないことに深く傷つき、自分を変えようと必死に努力します。この姿は多くの読者の共感を呼んでいます。自分の価値を相手に認めてもらいたいという願いは、現代を生きる女性たちの普遍的な悩みを象徴しているように感じます。
逃げることの罪深さ
この作品で最も印象的なのは、登場人物たちが問題から「逃げる」という選択をしていることです。陽一は面倒な事からとことん逃げ回る性格で、楓は仕事を理由に夫との関係から逃げています。しかし、逃げることで問題は解決せず、むしろ深刻化していく様子が丁寧に描かれています。これは現代社会における人間関係の希薄さを浮き彫りにしているように思えます。
愛とは何か
セックスレスという問題を通じて、「愛とは何か」という根源的な問いが投げかけられています。みちにとってセックスは愛情確認の手段であり、その欠如は深い孤独感につながっています。一方で、陽一は家族としての愛情は持っているものの、それだけでは関係は成り立たないことが示されています。
読者の声
丁寧に書かれている。
いちばん近くにいて、いちばん遠い。
わかって欲しくて、わからないこともわかっていて。わかるから、言葉が出なくなって、溝は深まっていって、さみしい。
一緒に暮らすって、結婚するって難しい。
家族になるって難しい。
互いを見てるけど、見てない。
そんな、機微がかかれている作品でした。
ようちゃんは察してちゃんだったんだな
9巻まで買ってしばらく放置していたのだが、最近ドラマ化などが進みドラマを見た人の感想などを聞くにつれ、「え、原作はもう少しニュアンスの効いた書き方してたし、そんなみんなどうしようもない感じじゃなかったよね…?三島さんもっといい女じゃなかった…?」と気になり記憶を掘りかえす目的もあり最初から読み返した。結果やっぱり面白くて最新刊まで買った。
ドラマ見てないんだけど、絶対原作のほうがもっとみんなそれぞれ悩みを抱えるなかで、必要以上に相手を傷つけないように一生懸命してる感じがあると思う。変にかゆくなるようなシチュエーションとかもそんなにないから雑音も少なくて集中して物語に入っていける。(要するに、原作のほうが面白い。)
ドラマはようちゃんはカフェの雇われ店長だったみたいだけど、原作だと結構忙しそうだし納期の前とか頑張ってるから仕事に情熱もあるんだろうなと思う。それをカフェ店員にしたのは明らかに陽ちゃん悪役というか、落としにかかってきてない?なぜ?三島さんも最近流行りのサバサバ系を装った粘着質女子というより、結構人の感情の変化に気づくことができる優しい女性だったし、気持ちわかるところも多かったんだけどなぁ。
さてドラマはおいといて、
今巻に限った感想というより今まで読み返した全体に対しての感想なんだけど、この漫画に出てくるメインの登場人物は圧倒的にコミュニケーションが足りてなくて、察してちゃんが多いんだよなと改めて思った。
セックスレスも深刻な問題だけど、コミュニケーションの話なんだよなと思う。
そして察してちゃんは現実世界では女性のほうが多いと思うんだけど、この漫画で一番の察してちゃんは陽ちゃんだったんだなというのが巻が進むにつれて明らかになっていく。
もともとミチがアタックして付き合ったのも、こういう不均衡な関係というか、陽ちゃんが話し合いに応じてくれなくてもそれがまかり通ってしまうような、そういう関係が続く要因になってしまったのかな。
陽ちゃんは恋人に向き合うことから逃れて、目の前の問題を先延ばし先延ばしにして、自分が一番心地良い状態を続けようとした結果、一番大事な相手をないがしろにして傷つけていたことにやっと気づいた感じ。
子供将来欲しいかどうかとかなんて大事なこと結婚する時点で明らかにしとけよって思うんだけど、そら嘘つかれてたならわからんし、そんなことされてたらミチはもう彼のこと信じられなくなるわな。
最後に陽ちゃんやっと気付いてよかったよね。
30代くらいになって婚活(そしてその後の出産子育て)を念頭に相手を探し始めると、自分の中での優先順位がはっきりしてきて、それを守るために相手と自分の時間を無駄にしないようにしようって行動取る人増えると思うんだけれど、20代とか若いうちから恋愛関係が発展して結婚したりすると、案外お互いの優先順位がまだ明らかになってないままでズルズルきちゃうことってあると思う。
年をとるうちに欲しいものも変わってくるんだから(それに女性は30近くなると子供ほしいが深刻な問題になるし)、その度に相手と話しあって価値観のすり合わせとかアップデートをすることが大事だよなって読みながらしみじみ思いました。そしてそういうタイミングがミチと陽ちゃんにとっては今だったのかなとも。
セックスレスの問題に関しては陽ちゃんだけが悪いとは思わないけど、そこも年とって来るとやりたい頻度って変わってくるから、その都度話し合いが必要だなと思った。
相手のことが好きならその人の幸せを一番に願って、身を引いてあげるのも愛情だよねぇ。
一方で楓・新名さんカップルは元サヤに戻りそうな気もしているし、戻ってほしい。
楓は自分がしてたことをされて、自分が相手を傷つけてたことと、新名さんの大切さを再確認できてよかったね。
新名さんもそれに向き合おうとしてて偉いし、一度は愛した相手はそういう真摯な気持ちで反省してくれているのだから、それを受け入れてあげて欲しいなって思う。
バリキャリ女性カッコいいし、このカップルは応援したいなぁ。相手の大事さを再確認してそこからまた再出発してほしいよ。
そしていくらバリキャリで忙しくても、それを理由にパートナーに甘えてないがしろにしちゃいけないんだなって思いましたね。相手も人間なんだから。
三島さんは自分を大事にできるようになってきた感じで、これからどんどん輝いてほしい。
華ちゃん結構キャラというか信念が一貫してて好きなんだけど、ハイスペ彼氏みつけるより自分がハイスペになった方が早くね?という境地にいたった華ちゃんも見たい。
そんな感じで次巻が待ち遠しい!
Amazonより引用
新しい人生をスタートさせるために必要な時間
お互いパートナーがいる時に始まってしまった二人、不倫というフィルターを通して燃え上がっていただけなのか・・
そんな風に考えてしまうと、フリーになったにも関わらず、お互いが前に進むことに躊躇してしまう
相手のことが好きだと言う気持ちがあっても、本当にこのまま進んでいいのだろうか、二人とも手放しに祝福される関係じゃないんじゃないか・・
第13巻の本作は、そんな二人の戸惑いが描かれる一冊となっています。
したがって、全然話が進展しない盛り上がりのない巻に感じるかもしれません。
それでもやはり、現実は、ひとつの関係が終わったからと言って、そう簡単に次の段階に進めるものではない、新しい人生をスタートさせるために必要な時間なのだという、これぞリアルな状況なのでしょう。
一方、みちと離婚し実家に帰った陽一、帰省した姉の助言が身に沁みます。
さて、1巻に6話が収録される本作、連載されているのは月刊誌ですので、1冊出すのにどうしても半年はかかることになります。よって、次の14巻が出るのは来年になります。
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作者について
ハルノ 晴
はるの はる
漫画家。2017年、双葉社「漫画アクション」にて『あなたがしてくれなくても』を連載。扱いづらい夫婦間のセックスレスを繊細に描き話題となる。2023年4月実写ドラマ化。その他の作品に『僕らは自分のことばかり』『私がひとりで生きてくなんて』など。
作者のSNSリンク
「あなたがしてくれなくても」まとめ
- 連載状況:「あなたがしてくれなくても」は双葉社「漫画アクション」にて2017年から連載中。
- 作者:ハルノ晴。
- コミックス情報:既刊13巻。電子版を含めた累計発行部数は1000万部を突破。
- 関連情報:2023年4月13日から6月22日までフジテレビ系「木曜劇場」枠でドラマ化。主演は奈緒。
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- 作品の魅力:セックスレス夫婦の問題を深く掘り下げ、リアルな心理描写と繊細な人間関係の描写が特徴。
- キャラクター:主人公の吉野みちを中心に、夫の陽一、同僚の新名誠とその妻楓など、それぞれの立場や心情が丁寧に描かれている。
- テーマ性:現代の夫婦関係における性の問題、コミュニケーションの難しさ、相手への思いやりと自己実現の葛藤を描く。
- ジャンルの新規性:青年漫画誌での連載ながら、女性読者からも強い支持を得ており、特に20-30代の共感を集めている。
- 読者の感想:キャラクターの心理描写の丁寧さ、現実的な展開、共感できる描写に対して高評価が多い。
- 今後の展望:みちと新名の関係性、それぞれの夫婦関係の行方など、複雑に絡み合った人間関係の結末に注目が集まっている。