「極道上司に愛されたら」ネタバレあらすじ|小田切は極道を辞められるのか

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極道上司に愛されたら
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職場では誰も近寄れない冷徹な部長、自宅では前髪を下ろしたメガネ姿。その落差で読者をつかんで離さないのが「極道上司に愛されたら~冷徹カレとの甘すぎる同居~」です。2025年に実写ドラマが独自の結末で幕を閉じた一方、漫画版の連載は今も続いていて、小田切が極道を抜けられるかどうかという争いはむしろここから激しくなっていきます。

この記事では単行本4巻・分冊版28巻(2026年8月時点)までの流れをネタバレ込みで整理し、原作チャットノベルとの関係、ドラマ版との結末の差、読者の評価が真っ二つに割れている理由まで扱います。読み終える頃には、真琴と小田切がいまどこに立っているのかがはっきり見えているはずです。

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もくじ

「極道上司に愛されたら」あらすじ・ネタバレ

作品名:極道上司に愛されたら~冷徹カレとの甘すぎる同居~
作者:真霜ナオ(原作)/@R(漫画)
出版社:taskey(comic 恋とカシス)
ステータス:連載中
巻数:単行本4巻・分冊版28巻(2026年8月時点)
連載媒体:めちゃコミック

入口が3つある作品 ー チャットノベル・漫画・実写ドラマ

この物語には入口が3つあります。出発点は、真霜ナオ先生がチャットノベルアプリ「peep」で2023年10月から連載している「極道上司の甘い顔 〜俺と一緒に住まないか〜」です。登場人物同士のメッセージのやり取りを追っていく形式で、漫画版よりストーリーが先行しています。

そのコミカライズが本作で、@R先生の作画により2024年9月20日から連載が始まりました。タイトルが原作と異なるため別作品と思われがちですが、同じ物語の別の形です。毎週金曜の0時に更新が入ります。

3つ目の入口が実写ドラマ「極道上司に愛されたら」で、2025年7月23日から9月10日まで毎日放送の「ドラマイズム」枠で全8話が放送されました。小田切蓮を戸塚祥太さん(A.B.C-Z)、菅原真琴を紺野彩夏さんが演じ、幼馴染の刑事・仙崎虎には中村嶺亜さん(KEY TO LIT)、側近の木場春華には柾木玲弥さんが起用されています。原作が未完のまま放送されたため、ドラマは独自の結末に着地しました。監督は柴田啓佑さんと酒見アキモリさん、制作はメディアプルポです。

あらすじ ー 家を失った雨の夜、傘を差し出したのは「極道上司」でした

広告代理店「アドライザ」で営業事務として働く菅原真琴、29歳。幸せな家庭に憧れながら、同棲3年目の恋人・石崎勇人の身勝手な言動に耐える日々を送っていました。社内恋愛を隠せと言われ、仕事を押し付けられても、真琴は彼のためだと思って引き受けてしまいます。

そんな真琴が飲み会の帰り道で目にしたのは、勇人があざとい新入社員・川谷愛菜と路上でキスを交わす場面でした。泣きながら走り出した彼女を呼び止め、静かに傘を差し出したのが、社内で「極道上司」と恐れられている営業部長・小田切蓮です。

翌朝、真琴は勇人に別れを告げ、同時に住む場所を失います。行き場のない彼女に小田切がかけた言葉が「俺と一緒に住まないか」でした。会社では一切の妥協を許さない鬼部長が、家では料理を褒め、体調を気遣い、無防備な笑顔を見せる。その落差に戸惑いながら、真琴は少しずつ彼に惹かれていきます。

ところが小田切の背中には、和彫りの刺青が一面に彫られていました。あだ名だと思われていた「極道上司」は、比喩ではなかったのです。彼が何者で、なぜ真琴を助けたのか。甘い同居生活と裏社会の影が隣り合わせに進む、危うい恋の物語が始まります。

「極道上司に愛されたら」のネタバレあらすじ ー 刺青を撮った後輩の末路と、小田切に銃口を向けた側近

【ネタバレ注意】「極道上司に愛されたら」の最新話まで読む(タップで開きます)

浮気の現場と、雨の夜に差し出された傘(1巻・第1話〜第4話)

29歳の菅原真琴は、広告代理店アドライザの営業事務として働きながら、同僚の石崎勇人と交際3年目を迎えていました。勇人は社内恋愛を秘密にしろと真琴に命じ、自分の仕事を押し付け、弁当の中身にまで文句をつける身勝手な恋人です。ある夜、飲み会の帰り道で真琴は、勇人が新入社員の川谷愛菜と路上でキスをしている場面を目撃してしまいます。泣きながら逃げ出した真琴を呼び止めたのが、社内で恐れられていた営業部長の小田切蓮でした。小田切は真琴を馴染みのバーへ連れて行き、一晩かけて彼女の話を聞きます。翌朝、勇人から一方的に責める電話を受けた真琴は限界を迎えて別れを告げ、同棲していた家を追い出されました。行き場を失った彼女に、小田切は「新居が見つかるまで俺の家に一緒に住まないか」と提案します。

甘すぎる同居生活と、拉致未遂の夜(1〜2巻)

自宅の小田切は、会社での姿とはまるで別人でした。前髪を下ろしたメガネ姿で真琴の食事を気遣い、彼女が慣れない手つきで作ったオムレツを目を細めて食べます。真琴が動揺しながらも惹かれていく一方、小田切を狙う川谷愛菜は、真琴に未練を残す勇人を利用して二人の関係を壊そうと動き出しました。勇人は荒くれ者の友人を集めて真琴を待ち伏せし、復縁を拒まれると豹変して彼女に襲いかかります。その場に乗り込んできたのが、大勢の若い衆を引き連れた小田切でした。小田切は勇人の頭に拳銃を突きつけてねじ伏せ、真琴を無傷で連れ帰ります。裏社会の影をはっきり見たうえで、真琴は自分の気持ちを認めました。上司と部下だった二人は、ここで恋人になります。

刺青の写真を握った後輩と、その末路(2〜3巻)

恋人になったものの距離が縮まりきらない真琴の前に、小田切の側近である木場春華が挨拶に現れます。同じ頃、小田切への執着をこじらせた川谷愛菜が、彼の背中一面の和彫りを盗撮していました。愛菜はその写真を突きつけて「会社を辞めろ」と小田切を脅迫します。真琴を巻き込むまいと一人で退社を考える小田切の裏で、木場が即座に調査を開始しました。木場が掴んだのは、愛菜がSNSの裏アカウントで会社の機密を漏らし、同僚を執拗に中傷していた証拠です。解雇を告げられた愛菜は社内で暴れ、最後の手段として刺青の写真をばら撒きますが、周囲には合成写真として一蹴されました。勇人にも見捨てられ、愛菜は完全に居場所を失います。障害が片付いた夜、小田切と真琴は心身ともに結ばれました。

ナイフの刃を素手で掴んだ理由(3〜4巻)

幸せの只中にいた真琴の前に、絶縁していた実母・菅原弘子が現れます。かつて娘を支配し搾取してきた弘子は、会社の前で待ち伏せし、小田切とのディナー中の高級レストランにまで乱入して金を無心しました。この騒動に居合わせたのが、組織犯罪対策課の刑事になっていた高校時代の同級生・仙崎虎です。虎は弘子のつきまといを察知し、真琴の安全を守るため小田切や木場と秘密裏に連携して逮捕の段取りを整えました。追い詰められて逆上した弘子は、買い物帰りの真琴をナイフで刺そうとします。小田切は迷わず身を投げ出し、素手で刃を握り込んで真琴を守り抜きました。弘子は駆けつけた虎たちに現行犯逮捕され、真琴は長年自分を縛っていた毒親という呪縛と決別します。

嵐の海に飛び込んだ若頭と、そのプロポーズ(4巻)

母の問題が片付いた矢先、小田切は養父である不動会組長・不動龍星から、35歳を前に組へ戻って跡目を継げと迫られます。真琴と生きるために引退したい小田切と、16歳の頃から「一緒に組を守る」と誓ってきた木場春華の間に、埋めがたい溝が生まれました。一方、会社を追われてキャバ嬢になった川谷愛菜は、投資家を名乗る凶悪なヤクザ・影島を籠絡し、真琴への復讐を企てます。影島は真琴のバッグにGPSを仕込んで拉致し、海外へ売り飛ばそうとしました。異変を知った小田切は、独自に彼の正体を突き止めていた虎と手を組んで倉庫へ急行します。追い詰められた影島は真琴を船から海へ投げ落としますが、小田切は嵐の海へ飛び込んで彼女を助け上げました。事件のあと、小田切は真琴に生涯を共にしようと申し込みます。

銃口を向けた側近と、現れた元婚約者(単行本4巻より先・分冊版28巻の到達点)

組長は小田切がカタギになることを認めましたが、木場だけは最後まで首を縦に振りませんでした。そこへ、名家・西園家の令嬢で小田切の元婚約者だった西園椿が現れ、家柄を盾に真琴を揺さぶりながら強引に復縁を迫ります。真琴は動揺しつつも、小田切の隣に自分の意思で立つと決め、椿の宣戦布告に正面から向き合いました。虎からの再度の告白も、真琴ははっきりと断ります。虎は彼女が幸せになるまで想い続けると告げて身を引きました。最大の障害となったのが木場です。木場は実弾を込めた拳銃を手に小田切の前へ立ち塞がり、命懸けで引退を阻もうとします。そこへ同僚・正晃の闇金トラブルが重なり、その闇金会社と木場の繋がりまで表面化しました。小田切は弁護士の高峰を連れて借金取りに立ち向かい、木場との決着へ向けて緊迫した状況が続いています。

さいとうさん
あだ名が本当に極道だったって、タイトルからして仕掛けだったんですね。ドラマが終わったから話も終わったと思っていました。

みさき
むしろ漫画版はここからが本番です。悪意ある第三者を退けるパートが片付いて、いまは小田切自身の過去と組織が相手になっています。守る対象が真琴だけでなく「二人の未来」に変わった分、賭けているものも重くなりました。

ガチ評価・徹底考察

極道上司に愛されたら~冷徹カレとの甘すぎる同居~
画像
総合評価
( 4 )
メリット
  • 職場の鬼部長と自宅のメガネ姿を描き分ける、小田切の落差
  • 真琴を苦しめた相手が順番に退場していく展開の速さ
  • 背中の和彫りまで描き込む、色気のある作画
デメリット
  • 強い悪意を持つ人物が次々に現れるため、通して読むと疲れます

「みさきの総評」 ー 王道の型を、作画とギャップの説得力で押し切る一作
展開は読めます。それでも読ませてしまうだけの絵の力と心理描写があり、テンプレの一言では片付きません。

「極道上司」という呼び名が二重に効いている理由

極道上司に愛されたら
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本作を王道のシンデレラストーリーとして読むこともできますが、それだけでは説明のつかない仕掛けがいくつも埋まっています。ここでは物語を支えている構造を3つの角度から見ていきます。

あだ名がそのまま正体だった、という一点突破の設計

「極道上司」は、部下たちが小田切の冷たさを揶揄してつけた陰口です。読者も最初はそう受け取ります。ところが背中の和彫りが映った瞬間、その呼び名は比喩から事実へ裏返ります。タイトルに答えを置いておきながら、読者にそれを比喩として読ませる。この構えが第1話から最後まで効いています。

ここで見落としたくないのが、小田切が職場で徹底して冷たく振る舞っていた理由です。生来の性格というより、正体を悟らせないための壁だったと考えると筋が通ります。誰も踏み込んでこない距離を保つことが、彼にとっては安全策でした。真琴に傘を差し出した時点で、小田切はその壁を自分から崩しています。

「現役の若頭が大手企業の部長を務められるのか」というリアリティへの疑問は、読者レビューでも繰り返し出てきます。作品としてはそこを厳密に詰めるより、二つの顔を同時に背負う男の緊張感を優先した作りです。設定の精度で読ませる作品ではなく、落差の破壊力で読ませる作品として受け取ると、噛み合いが良くなります。

4歳で救われた男が、救う側に回るまでの距離

小田切は不動会組長・不動龍星の実子ではありません。4歳のときに救われ、育ててもらった恩から極道の世界に身を置いています。この一行が、彼の行動の大半を説明してしまいます。

行き場を失った真琴を放っておけなかったのは、かつての自分を重ねたからだと読めます。捨てられた側だった人間が、今度は手を差し伸べる側に回る。この反転が、物語の底に敷かれた「救済」というテーマを支えています。同居の提案は思いつきではなく、彼の来歴から自然に出てきた行動でした。

同時に、この恩義が引退を難しくしている点も見逃せません。組長に返しきれない借りがあるから、35歳での跡目相続を断るのは裏切りになりかねない。組長本人があっさり引退を認めたのは、恩を返させることに興味がなかったからでしょう。ところがその判断を受け入れられない人間が、組の内部にいました。

木場春華が向けた銃口は、憎しみから出たものでしょうか

いま最も議論を呼んでいるのが、側近・木場春華の反乱です。木場は16歳の頃に小田切と「一緒に組を守る」と誓い合い、それを支えに生きてきました。愛菜の脅迫を裏で潰したのも、弘子の逮捕作戦に加わったのも木場です。小田切のために最も動いてきた人物が、最後に銃口を向ける側へ回りました。

これを単純な内紛と見ると、木場という人物を読み違えます。彼にとって小田切の引退は、10代の自分が信じたものが丸ごと否定されることに等しい。拳銃は敵意の表明というより、置いていかれる恐怖の裏返しとして機能しています。実弾を込めているのは本気の証ですが、その本気が向いている先は小田切の命ではなく、二人の約束のほうかもしれません。

そこへ同僚・正晃の闇金トラブルが重なり、闇金会社と木場の繋がりが明るみに出ました。木場が独断で裏の資金源に手を伸ばしていたとすれば、彼はすでに小田切の知らない場所まで行ってしまっています。小田切が弁護士の高峰を連れて表の手段で立ち向かうのに対し、木場は裏の論理で動く。二人の別れ方こそが、小田切が本当にカタギになれるかどうかの試金石になるはずです。

登場人物・キャラクター分析

主要キャラクター

小田切 蓮(おだぎり れん)

小田切 蓮

広告代理店アドライザの営業部長で34歳、裏の顔は極道組織「不動会」の若頭です。仕事では一切の妥協を許さない鬼部長として通っていますが、真琴の前では過保護すぎるほど甘くなります。4歳のときに組長に救われた恩から極道の世界にいましたが、真琴と生きるために組を抜ける決意を固めました。恋愛には意外なほど不器用で、そこも読者に好かれている理由です。

菅原 真琴(すがわら まこと)

菅原 真琴

アドライザの営業事務、29歳。仕事にも人にも誠実で、頼まれると断れない性格です。毒親に支配された生い立ちから自己評価が極端に低く、序盤ではモラハラ気質の元カレの言いなりになっていました。小田切に愛され、母との決着をつけたことで、少しずつ自分の意思で立てるようになります。元婚約者・椿の登場にも、逃げずに向き合いました。

仙崎 虎(せんざき とら)

組織犯罪対策課の暴力犯捜査係、いわゆるマル暴に所属する刑事です。真琴の高校時代の同級生で、学生の頃から一途に想いを寄せ続けてきました。小田切を追う立場でありながら、真琴の危機には迷わず手を組む熱さがあります。告白を断られた後も、彼女が幸せになるまで見守ると宣言しました。

川谷 愛菜(かわたに あいな)

川谷 愛菜

アドライザの元新入社員で、物語前半から中盤にかけての最大の障害です。真琴の恋人を奪ったうえ、より条件の良い小田切に狙いを変え、盗撮した刺青の写真で彼を脅迫しました。機密漏洩が発覚して解雇された後はキャバ嬢に転身し、太客のヤクザ・影島を使って真琴への復讐を実行します。その計画が破綻したことで、自らも居場所を失いました。

木場 春華(きば はるか)

不動会の構成員で、小田切の右腕を務める側近です。裏社会の処理を任せれば誰よりも速く、愛菜の悪事を掘り起こしたのも彼でした。16歳のときに小田切と交わした「一緒に組を守る」という約束を、いまも自分の芯に置いています。その約束を裏切られたと感じた彼は、実弾入りの拳銃を手に主の前へ立ち塞がりました。

脇を固める重要人物たち

石崎 勇人(いしざき ゆうと)

石崎 勇人

アドライザの社員で、真琴の元恋人です。仕事を押し付け、社内恋愛を隠せと命じ、その裏で愛菜と浮気していました。別れた後も真琴への執着を捨てられず、友人を集めて彼女を連れ戻そうとして小田切に制圧されます。最後は愛菜からも切り捨てられ、自滅していきました。

菅原 弘子(すがわら ひろこ)

真琴の実母で、長く娘を支配し搾取してきた人物です。絶縁後も職場やデート先にまで押しかけて金を要求し、断られると人前で暴れました。追い詰められた末にナイフを手に取り、真琴を襲おうとしたところを現行犯逮捕されます。真琴の自己評価が極端に低いのは、この母との関係に根があるためです。

不動 龍星(ふどう りゅうせい)

不動会の組長で、小田切の育ての親にあたります。4歳の蓮を救い、実子ではない彼を跡目に据えようとしてきました。それでいて、蓮がカタギになりたいと告げたときには寛大に受け入れる度量を見せます。恩を返させることより、育てた息子の選択を尊重する大物です。

遠藤 ゆみ(えんどう ゆみ)

アドライザの事務員で、社内における真琴の数少ない味方です。愛菜の言動をいち早く不快に思い、真琴が孤立しないよう気を配ってくれました。緊張の続く物語のなかで、日常側の空気を保つ役どころを担っています。

西園 椿(にしぞの つばき)

名家・西園家の令嬢で、小田切のかつての婚約者です。いまも彼を想っており、家柄の差を持ち出して真琴を揺さぶりながら復縁を迫ります。西園家は不動会とも深い関わりがあるため、彼女の登場は個人的な恋愛のもつれにとどまりません。

影島(かげしま)

愛菜が勤めるキャバクラの太客で、投資家を名乗っていますが実態は凶悪なヤクザです。愛菜に唆され、真琴のバッグにGPSを仕込んで拉致しました。嵐の海に彼女を投げ落とした後、小田切から若頭という正体を明かされて完全に怯みます。

正晃(まさあき)

真琴の同僚で、恋人の牧田を大切に想っている人物です。裏社会が絡む深刻な闇金トラブルに巻き込まれ、相手を守るために別れを切り出して自暴自棄になりました。この事件が、木場と闇金会社の繋がりを暴く糸口になります。

高峰(たかほう)

小田切が信頼を寄せる敏腕弁護士です。正晃の金銭トラブルの現場に現れ、法律論だけで悪質な業者を退けました。暴力ではなく制度で解決する手段を持ち込む存在であり、小田切がカタギの側へ移りつつあることを示す配役でもあります。

胸を打たれる人と、置いていかれる人

支持を集めているのは、落差と退場の速さです

読者の声で最も多いのが、小田切の落差への熱狂です。社内での冷徹さと、自宅で真琴にだけ向ける甘さ。とりわけメガネにエプロン姿という日常の絵に対する評価が高く、「オフの部長のビジュアルに立ち上がって拍手した」という趣旨の感想まで見かけます。作画の美しさがその落差を裏づけている点も、繰り返し挙げられています。

もう一つの支持は、真琴を苦しめた相手が順番に退場していく展開です。モラハラの元カレ、あざとい後輩、金をせびる母親、そして半グレ。読んでいて胃が痛くなる人物が、小田切と木場の実力で手際よく片付けられていきます。読者からは「スカッとする」という声が絶えません。二次元だからこそ刺青も極道も萌えになる、という受け止め方も見られました。

手厳しい声は、どこに向けられているのでしょうか

批判の矛先は主に3つに分かれます。1つ目は設定の既視感で、「クズな元カレ、略奪する後輩、颯爽と助けるハイスペック上司」という並びが量産型だという指摘です。2つ目は序盤の真琴への苛立ちで、モラハラに耐え続ける姿に共感できないという声があります。3つ目は極道描写の浅さで、任侠ものを読み慣れた層からは物足りないという評価が出ていました。

ただ、この3点は本作が何を優先しているかの裏返しでもあります。真琴が最初から強い女性であれば、小田切の救いは成立しません。組織の描写に紙幅を割けば、同居生活の甘さは薄まります。欠けたところのある二人が立ち直る過程を見届ける物語として読むと、批判されている部分がそのまま設計意図として見えてきます。合う人と合わない人がはっきり分かれるのは、その割り切りが徹底しているからです。

疑問を解消(Q&A)

原作との関係や配信状況など、読み始める前に整理しておきたい点をまとめました。後半3問はネタバレを含むため、折りたたんであります。

原作は小説ですか、漫画ですか?

出発点は小説です。真霜ナオ先生がチャットノベルアプリ「peep」で2023年10月から連載している「極道上司の甘い顔 〜俺と一緒に住まないか〜」が原作にあたります。本作はそのコミカライズで、@R先生の作画により2024年9月から連載が始まりました。タイトルが違うため別作品に見えますが、同じ物語です。原作のほうがストーリーは先行しています。

単行本は何巻まで出ていますか?完結していますか?

2026年8月時点で、単行本は4巻まで、1話ずつの分冊版は28巻まで配信されています。まだ完結しておらず、毎週金曜0時に新しい話が追加されます。分冊版のほうが単行本より大きく先行しているため、続きを追いたい場合は分冊版を選ぶことになります。数字が食い違って見えるのは、この2種類が並行して配信されているためです。

「極道上司に愛されたら」はどこで読めますか?

紙の単行本は刊行されておらず、電子配信のみの作品です。配信しているのはコミックシーモアやブックライブなどで、いずれも1話ずつの分冊版と単行本版の両方を扱っています。この記事で触れた木場との対立まで読み進めるには、単行本ではまだ届かないため分冊版を使うことになります。

実写ドラマ版と漫画版は、どこが違いますか?

最も大きな違いは結末です。ドラマは全8話という尺のなかで恋愛を軸に組み立てられ、原作が未完のまま独自の着地を迎えました。漫画版は極道としての暴力性や真琴の過去のトラウマまで踏み込む分、重さがあります。ドラマを観てから漫画に入ると、既に知っているはずの場面でも印象がかなり変わるはずです。

【⚠️ネタバレ注意】真琴を苦しめた元カレと後輩は、どうなりますか?

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石崎勇人は真琴を連れ戻そうと友人を集めて襲いかかりますが、駆けつけた小田切に拳銃を突きつけられてねじ伏せられます。その後は愛菜にも見捨てられ、自滅していきました。川谷愛菜は小田切の刺青を盗撮して脅迫しますが、木場の調査で機密漏洩と誹謗中傷が発覚して解雇されます。キャバ嬢に転身した後、ヤクザの影島を使った復讐も失敗し、完全に居場所を失いました。

【⚠️ネタバレ注意】真琴と母親のトラブルは、どう決着しますか?

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実母の菅原弘子は職場やデート先まで押しかけて金を無心し、断られると人前で暴れました。刑事になっていた同級生の仙崎虎がこれを察知し、小田切や木場と連携して逮捕の段取りを整えます。逆上した弘子は買い物帰りの真琴をナイフで刺そうとしますが、小田切が素手で刃を握り込んで彼女を守りました。弘子は現行犯逮捕され、真琴は毒親という呪縛と決別します。

【⚠️ネタバレ注意】小田切は極道を辞められますか?背中の刺青はどうなりますか?

ネタバレ回答を見る(タップして開く)

組長の不動龍星は小田切の引退を認めましたが、側近の木場春華だけが最後まで受け入れませんでした。木場は実弾を込めた拳銃を手に立ち塞がり、さらに闇金会社との繋がりまで表面化しています。2026年8月時点で決着はついていません。背中の和彫りについても、消すのか残すのかは描かれていません。刺青は彼が極道にいた証そのものなので、その扱いは過去との向き合い方を示す問いとして残されています。

さいとうさん
ドラマと漫画で結末が違うと聞いて驚きました。木場さんの件がまだ終わっていないなら、追いかける価値がありますね。

みさき
ええ。ドラマは一つの答えを示しましたが、漫画版はまだ答えを出していません。小田切が本当に手放せるのか、その瞬間を同時に見届けられるのは連載中の作品だけの楽しみです。

「極道上司に愛されたら」を一番お得に読む方法・まとめ

壊された自尊心を、もう一度組み立て直すまでの物語

「極道上司に愛されたら~冷徹カレとの甘すぎる同居~」は、危険な男に守られる恋愛物語という枠に収まりません。この作品が一貫して描いているのは、他人に踏みにじられて自分の価値を見失った人間が、どうやってもう一度自分を肯定できるようになるのかという過程です。真琴が母から受けた支配、元カレの言いなりになっていた日々、そのすべてが小田切との生活を通して少しずつ解けていきます。

興味深いのは、救う側の小田切もまた欠けた部分を抱えている点です。4歳で捨てられ、拾われ、返しきれない恩を背負って生きてきた男が、真琴を救うことで自分の来歴に折り合いをつけていく。片方が一方的に与える関係ではなく、二人がそれぞれの過去を引き受け直す物語として読むと、甘い同居生活の場面にも別の意味が立ち上がってきます。

ドラマ版は一つの答えを提示して幕を下ろしました。漫画版はまだその答えを出していません。木場との決着、西園椿の妨害、そして背中の刺青の行方。小田切が本当にカタギとして真琴の隣に立てるのかどうかは、これから描かれます。結末を先に知っている人も知らない人も、同じ場所で続きを待てるのが連載中の作品の面白さです。

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本作の分冊版は1話164ポイント(2026年8月時点)なので、クーポンの枠内で十話以上を割引価格にできます。1話ずつの購入にも使えるうえ、有効期限は7日間あるため、どの話から読むか決めてから登録しても間に合います。単行本版もあわせて配信されているので、序盤をまとめて読みたい場合はそちらを選ぶこともできます。

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みさきからの推薦

さいとうさん
「極道上司に愛されたら~冷徹カレとの甘すぎる同居~」、衝撃が強い話だと思っていたら、ときめきのほうが残りました。似た読後感の作品があれば教えてほしいです。
みさき
極道上司に愛されたら~冷徹カレとの甘すぎる同居~の余韻が残っているうちに次を読むのが、いちばんいいです。近い読み心地の3作品を選びました。
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