
7世紀の唐の後宮に、妃の中で最も低い才人として入った貧しい少女・武照。「レッドムーダン」は、彼女が知恵ひとつで女帝・武則天への階段を上っていく物語です。
この記事では、燕徳妃の最後がどこまで描かれているか、鄭賢妃の最後はどうなるのかを、玲玉の死の真相とあわせて、最新13巻の曲水の宴までの内容から答えから先に書いています。急ぐ方はQ&Aへ、順を追って読みたい方はネタバレあらすじへ。ネタバレ部分はすべて折りたたんであります。
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「レッドムーダン」あらすじ・ネタバレ
作品名:レッドムーダン
作者:園沙那絵
出版社:集英社(ヤングジャンプコミックス)
ステータス:連載中
巻数:既刊13巻(2026年9月時点)
連載媒体:グランドジャンプ
あらすじ ー 貧しい少女が「才人」として踏み込んだ後宮
舞台は7世紀の唐王朝です。材木商の家に生まれた武照は、父を亡くしてから異母兄に冷遇され、祖母や母、妹とともに召使い同然の暮らしを強いられていました。病に倒れた母を救おうと走り回っても、貧しさはその努力をあっさり踏みつぶしていきます。
母を失った武照は、都から来ていた宦官に見いだされて後宮へ入る道を選びました。与えられたのは妃の中で最も低い「才人」の位です。華やかな衣装と調度に囲まれた場所に見えても、そこは皇帝の寵愛をめぐって女たちが足を引っ張り合う戦場でした。
上位の妃の機嫌ひとつで女官の命が消える後宮で、後ろ盾も教養もない武照が頼れるのは自分の頭だけ。いじめや冤罪、命を狙う罠を一つずつ切り抜けるたびに、周囲が彼女を見る目は変わっていきます。のちに中国でただ一人の女帝となる少女が、最初の一歩をどう踏み出したのかを追う後宮サスペンスです。
「レッドムーダン」のネタバレあらすじ ー 玲玉の死の真相と、曲水の宴で暴かれる燕徳妃の不正
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酒壺の洗礼と義姉妹の契り(1〜2巻・入宮編)
入宮した武照は、同郷の女官・珍児が楊淑妃の衣に茶をこぼした場面に居合わせ、とっさに彼女をかばいます。しかし珍児は許されず、体を解体されて酒壺に漬けられるという凄惨な最期を迎えました。楊淑妃は武照にも鞭を振るい、後宮で逆らう者がどうなるかを思い知らせます。才人仲間からのいじめも続き、黒真珠を盗んだという冤罪まで着せられてしまいました。窮地を救ったのは同じ才人の徐恵で、二人はこれを機に義姉妹の契りを結びます。鄭賢妃が才人たちに出した「皇帝の服の布を作る」課題では、同僚の妨害を知恵で切り抜け、武照は初めて才覚を示しました。
行灯落としの罠と許旦陽の処刑(3〜5巻・内文学館編)
宮中の最高学府である内文学館への入学を許された武照は、老師の厳しい指導のもとで成績を伸ばしていきます。これを面白く思わなかったのが、有力貴族の姪で「美人」の位にある許旦陽でした。旦陽は夜の講義を口実に武照を呼び出すなどの嫌がらせを重ね、皇帝をもてなす慰労会では武照の頭上に巨大な行灯が落ちるよう細工します。ところが行灯は皇帝の頭上へ落ち、宴の場に炎が広がる大事件になりました。武照は実行役の女官が持っていたナイフと、旦陽が羊肉を切るのに使ったナイフの模様が同じだと突きつけ、旦陽の罪を暴きます。皇帝の命を危険にさらした旦陽は牢の中で頸動脈を切られて処刑され、武照の度胸に惹かれた李世民は彼女を夜伽の相手に選びました。
玲玉の死と白石家への報復(6〜8巻・寵妃編)
皇帝の寵愛を受けて屋敷まで与えられた武照は、後宮中の嫉妬を一身に集めます。四妃の一人・燕徳妃は、取り入ろうと近づいてきた白石家を手駒にして、武照の排除に動き出しました。そんな中、内文学館で親友になった玲玉が李世民の子を身ごもり、武照は仲間とともに彼女を守ると誓います。しかし玲玉は、祖父からの贈り物だった桂花糖を口にした直後に倒れ、お腹の子とともに命を落としてしまいました。
一見すると不幸な事故でしたが、武照は玲玉の死に違和感を抱いて調べを進め、白石家による毒殺だったことを突き止めます。月見の席で武照は、白石家が皇帝に用意した湯圓に自ら毒を仕込み、白石家に暗殺の嫌疑がかかるよう仕向けました。女官・阿蔵の裏切りで計画は露見しかけますが、武照は毒入りの湯圓を自分で口にして白石家の罪を証明します。白石家は皇帝の命で極刑に処され、武照は真の黒幕である燕徳妃を倒すと心に決めました。
稚奴の正体と燕徳妃の暗躍(9〜10巻・李囂老師編)
白石家との戦いを終えた武照は、虫を怖がる少年・稚奴とコオロギ相撲を通じて仲良くなります。後宮に自由に出入りできるこの少年の正体は、皇帝の皇子である晋王・李治、のちの第3代皇帝・高宗でした。一方、李世民が遠征で不在になった後宮では、燕徳妃が皇帝の義兄・長孫無忌を誘惑して手を結び、勢力を広げていきます。燕徳妃の狙いは、武照が師であり母のように慕う鄭賢妃を後宮から追い出すことにありました。燕徳妃の殿に呼び出された武照は、癇癪持ちの息子・李囂を上手になだめたことで目を付けられ、李囂の漢詩の老師になるよう誘われます。師への裏切りに見えるその誘いを、武照は敵の懐に入るためにあえて引き受けました。
夜伽帳の奪取と鄭賢妃の退位(11〜12巻・調査編)
燕徳妃の罠にはまった武照を救ったのは、府兵になっていた幼なじみの躑仁輝でした。二人は協力して、殺された女に関わる燕徳妃の過去の秘密を探り始めます。証拠を押さえるため、武照は徐恵と慶鈴の力を借りて夜伽帳を持ち出しますが、作戦は敵側に見つかり、武照たちは奴婢への降格を言い渡されました。監督者として責任を問われた鄭賢妃は、自ら四妃の地位を降りることで武照たちをかばい、後宮を去ります。最悪の状況に追い込まれた武照たちは、皇子や公主が漢詩を競う曲水の宴で、一撃で燕徳妃を仕留める反撃を仕掛けると決めました。
曲水の宴で暴かれる不正の漢詩(13巻の到達点)
母たちの面子を懸けて、皇子や公主が漢詩を競う曲水の宴が始まります。詩題の「碧」に皇子たちが苦しむ中、燕徳妃の息子・李囂は老師も絶賛する漢詩を披露しました。しかしその詩は、燕徳妃の指示で不正に作られたものでした。鄭賢妃を追い詰めようとする燕徳妃に対して四妃の位をめぐる勅令が持ち出され、長孫無忌、さらに皇帝・李世民までもが宴の場に姿を見せます。燕徳妃が隠してきた過去と勅令の正当性に疑いが突きつけられ、後宮の権力争いは決着の目前まで来ました。13巻の時点で燕徳妃はまだ失脚しておらず、その最後は次巻以降に持ち越されています。
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みさき疑問を解消(Q&A)
読み始める前によく聞かれる疑問と、燕徳妃・鄭賢妃・玲玉の結末に関する質問をまとめました。ネタバレを含む回答は、質問をタップすると開きます。
【⚠️ネタバレ注意】「レッドムーダン」の燕徳妃の最後はどうなりますか?
最新13巻の時点で、燕徳妃はまだ失脚も死亡もしていません。13巻では曲水の宴で、息子・李囂の漢詩が燕徳妃の指示による不正だったことが描かれ、四妃の位をめぐる勅令の場に長孫無忌と李世民も現れます。武照と躑仁輝が追ってきた過去の秘密にも疑いの目が向けられ、燕徳妃は追い詰められる側に回りつつある状況です。決着は14巻以降に持ち越されています。
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【⚠️ネタバレ注意】「レッドムーダン」の鄭賢妃は最後どうなりますか?
13巻の時点で、鄭賢妃は亡くなっていません。12巻で、夜伽帳を持ち出した武照たちの監督責任を問われ、自ら四妃の地位を降りて後宮を去りました。それでも武照たちと手を組み、曲水の宴で燕徳妃に一撃を加える側に回っています。四妃の位を取り戻せるかどうかは、曲水の宴の決着にかかっています。
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【⚠️ネタバレ注意】「レッドムーダン」の玲玉はなぜ亡くなったのですか?
玲玉は李世民の子を身ごもったあと、祖父からの贈り物だった桂花糖を口にした直後に倒れ、お腹の子とともに亡くなりました。事故のように見えましたが、実際には燕徳妃に取り入ろうとした白石家による毒殺でした。武照は月見の席で毒入りの湯圓を自ら口にして白石家の罪を証明し、白石家は極刑に処されています。
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みさきガチ評価・徹底考察

- 才人という最下位の立場から、知恵と度胸だけで敵を退けていく逆転劇が巻を追うごとに規模を増していきます。
- 毒殺や冤罪が日常の後宮で、次に誰が狙われるか分からない緊張が最後まで途切れません。
- 心優しい少女が冷徹な判断を覚えていく過程が丁寧で、女帝になる未来に説得力があります。
- 拷問や処刑の描写が生々しく、唐代の考証から離れた髪型や衣装の画風も含めて好みが分かれます。
「みさきの総評」 ー 優しさを武器に変えていく、後宮サバイバルの記録。
友を失うたびに強くなる武照の変化が一本の線でつながり、13巻の曲水の宴で積み上げてきた調べが一気に動き出します。
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武照が「悪女」へ近づいていく理由
心優しい少女として描かれる武照が、なぜ史書で恐れられる女帝へと近づいていくのか。作中の出来事から三つの視点で考えます。

(ヤンジャン+ https://ynjn.jp/title/6394 より引用)
酒壺の洗礼が教えた後宮のルール
武照の変化の起点は、入宮直後に見せつけられた珍児の死にあります。茶をこぼしただけの女官が解体されて酒壺に漬けられる光景は、読者にとっても忘れがたい衝撃でした。後宮では情けをかけた相手ほど先に失われるという事実を、武照はこの場面で知ります。
楊淑妃の残虐さは、単なる性格の問題として描かれてはいません。恐怖で下の者を黙らせることが、四妃にとって最も手っ取り早い支配の方法になっているからです。正しさだけでは身を守れない場所に来たと、武照はここで理解しました。
以降の武照は、敵の手口を先に読み、証拠をそろえてから動くようになります。許旦陽の罪を暴いたナイフの模様も、白石家を追い詰めた湯圓の罠も、酒壺の場面で学んだ「先に動いた者が生き残る」という原則の延長線上にあります。
敵にだけ牙をむく主人公は冷酷なのか?
読者の感想には、序盤のしおらしい武照が急に冷酷になったように見えて戸惑った、という声があります。親しい相手には優しく、敵には徹底してやり返す姿を、性格が悪いと受け取る人もいます。
ただ、武照が冷徹な手段を選ぶ場面を並べてみると、きっかけはいつも自分か仲間の命が危険にさらされたときです。白石家への報復も、玲玉とお腹の子を奪われた直後に起きました。自分から弱い者を踏みつけにいく場面は、13巻までほとんど見当たりません。
むしろ注目したいのは、報復のたびに武照が何かを差し出している描き方です。毒入りの湯圓を自分で口にする決断は、勝つためなら自分の体さえ賭けるという覚悟の表れでした。優しさを守るために冷徹さを身につけていく、その矛盾こそが武則天という人物像に厚みを与えています。
燕徳妃の秘密と、曲水の宴の行方
燕徳妃は、これまでの敵と違って自分の手を汚しません。白石家を動かし、長孫無忌を味方につけ、責任を他人に負わせる形で鄭賢妃を後宮から追い出しました。武照にとっては、これまでで最も攻めにくい相手です。
その燕徳妃にも弱点があります。武照と躑仁輝が追ってきた、殺された女に関わる過去の秘密です。13巻の曲水の宴では、息子・李囂の漢詩が燕徳妃の指示で不正に作られていたことも描かれ、母としての面子が大きく揺らぎ始めました。
燕徳妃がどんな最後を迎えるのかは多くの読者が気にしている点ですが、13巻の時点で決着はついていません。勅令が持ち出され、皇帝まで宴に姿を見せたことで舞台は整いつつあります。燕徳妃がどんな形で失脚するのかが、次巻の最大の見どころになりそうです。
登場人物・キャラクター分析
登場人物相関図

主要キャラクター
武照(ぶしょう)

唐の後宮に最下位の「才人」として入った主人公で、のちの武則天です。材木商の家に生まれながら、父の死後は極貧の暮らしを送り、母を亡くしたことをきっかけに後宮入りを決めました。天真爛漫で正義感が強い一方、追い詰められるほど頭が冴える性格で、罠を先に読んで敵を退けていきます。13巻の時点では李世民の寵愛を受けながら、玲玉の仇である燕徳妃との対決に挑んでいます。
李世民(りせいみん)

唐の第2代皇帝(太宗)です。後宮の争いにうんざりしつつも、勇気と知恵のある者を重んじる人物として描かれています。慰労会の火事で見せた武照の度胸に惹かれて夜伽に指名し、以後は深い寵愛を注いできました。遠征で後宮を空けることが多く、その不在が燕徳妃の暗躍を許す原因にもなっています。
燕徳妃(えんとくひ)

四妃の一人で、妖艶な美貌の裏に強い野心を隠した策略家です。自分の手は汚さず、白石家や長孫無忌を動かして邪魔な者を排除していきます。玲玉の死の黒幕であり、鄭賢妃を後宮から追い出したのも燕徳妃でした。13巻では、殺された女に関わる過去の秘密と、息子・李囂の漢詩の不正を突かれる立場に追い込まれつつあります。
鄭賢妃(ていけんひ)

四妃の一人で、冷静沈着で情に厚い女性です。才人たちの指導役として武照の才を早くから見抜き、後宮での生き方や夜伽の作法まで教えた、師であり母のような存在です。12巻では武照たちをかばうため自ら四妃の地位を降り、後宮を去りました。それでも曲水の宴に向けて、武照たちとともに反撃の準備を進めています。
徐恵(じょけい)

武照と同時期に入宮した才人で、博識で誠実な性格の持ち主です。黒真珠の冤罪で追い詰められた武照を救い、義姉妹の契りを交わしました。以来、内文学館での学びから夜伽帳を持ち出す作戦まで、武照のいちばん近くで支え続けています。
脇を固める重要人物たち
李治(りち)/稚奴(ちぬ)

虫を怖がる純朴な少年で、コオロギ相撲をきっかけに武照と親しくなりました。正体は李世民の皇子である晋王・李治で、のちに唐の第3代皇帝・高宗となる人物です。13巻の時点では姉と弟のような間柄ですが、史実では武照の運命を大きく変える存在になります。
楊淑妃(ようしゅくひ)

四妃の一人で、残虐な気性の持ち主です。自分の衣に茶をこぼした女官・珍児を酒壺に漬け、入宮したばかりの武照に後宮の恐ろしさを突きつけました。武照が最初に向き合った、恐怖で人を支配する敵です。
簫玲玉(しょうれいぎょく)

内文学館で武照の親友になった才人で、勉強は苦手ながら無邪気で心優しい性格です。李世民の子を身ごもりますが、白石家の毒殺によってお腹の子とともに命を落としました。その死が、武照に燕徳妃との戦いを決意させます。
許旦陽(きょあさひ)

有力貴族の姪で「美人」の位にある才女です。武照の台頭に嫉妬して慰労会で行灯を落とす罠を仕掛けましたが、行灯は皇帝の頭上に落ちました。ナイフの模様から罪を暴かれ、牢の中で頸動脈を切られて処刑されています。
白石家(はくせきか)

女官から「美人」の位に上った、出世欲の強い后妃です。燕徳妃に取り入るため、身ごもった玲玉の毒殺に手を染めました。月見の席で武照が仕掛けた湯圓の罠によって罪を暴かれ、皇帝の命で極刑に処されています。
躑仁輝(てきじんき)

武照の幼なじみで、現在は府兵として働いています。燕徳妃の罠にはまった武照を助け、後宮の外から燕徳妃の過去の秘密を調べる協力者になりました。後宮の中で動けない武照に代わって、外で手足となる存在です。
長孫無忌(ちょうそんむき)
皇帝の義兄にあたる朝廷の実力者です。皇帝が遠征で不在のあいだに燕徳妃と手を結び、鄭賢妃を後宮から追い出す動きに加わりました。13巻では、曲水の宴で四妃の位をめぐる勅令の場に姿を見せています。
珍児(ちんじ)
武照と同郷の女官です。楊淑妃の衣に茶をこぼしたことで怒りを買い、武照にかばわれながらも、体を解体されて酒壺に漬けられました。その死は、武照が後宮の残酷さを知る最初の出来事になります。
残酷な後宮で、それでも武照を応援したくなる理由
広告から読み始めて、止まらなくなった読者たち
広告をきっかけに試し読みだけのつもりで手に取り、気づけば最新刊まで買いそろえていた、という感想が数多く寄せられています。最新刊を読み終えてから連載中だと知り、続きが待ちきれないと嘆く読者もいました。
支持の中心にあるのは、コネも教養もない田舎娘がどうやって頂点に上り詰めるのか、という関心です。結末が史実で決まっているからこそ、素直で可愛らしい今の武照がなぜ恐れられる女帝になるのか、その途中を見届けたいという声が目立ちます。徐恵をはじめとする仲間の人気も高く、許旦陽の罪を暴く場面のような頭脳戦には爽快感があるという評価も少なくありません。
残虐描写と画風に戸惑う声も
一方で、使用人の遺体を漬けた酒を飲む場面など、序盤の猟奇的な描写が受け入れられず、途中で読むのをやめたという感想もあります。唐代の考証から離れた髪型や衣装、野性的に見える顔立ちの画風が気になるという指摘も見られました。
主人公が急に冷酷になったように感じた、敵に徹底してやり返す姿が好きになれない、という声もあります。ただ、そうした読者の多くも、心優しい少女がどう変わっていくのかにはハラハラしながら注目しています。画風が苦手だったものの物語の面白さで読み進めたという人もおり、最初の数巻で相性を確かめる価値のある作品です。
「レッドムーダン」を一番お得に読む方法・まとめ
失ったものの数だけ、武照は強くなる
「レッドムーダン」は、後宮の残酷さを正面から描きながら、その中で知恵を武器に生き残る少女の成長を追う物語です。珍児、そして玲玉と、大切な人を失うたびに武照は判断を研ぎ澄まし、敵の一手先を読むようになっていきます。
13巻では、玲玉の死から続いてきた燕徳妃との因縁が、曲水の宴という大舞台でついに動き出しました。四妃の座を降りた鄭賢妃、後宮の外で調べを続けた躑仁輝、そばで支え続けた徐恵と、これまでの人間関係がすべてこの宴に集まっています。
燕徳妃の最後はまだ描かれていませんが、決着の手前まで来た今こそ、1巻から通して読むと武照の変化がよく分かります。酒壺の場面で震えていた少女が、皇帝の前で敵の不正に迫るまでの道のりを、ぜひ本編で確かめてください。
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