
「あなたが一生で愛される量はゼロです」 ー ロッカーで拾ったピンクのガラケーが、そう宣告してきたら。韓国発のWebtoon「作戦名は純情」は、彼氏と親友の裏切りを同じ日に知った女子高生が、運命の数値を動かすために偽装恋愛を仕掛けるところから始まります。
物語は高校時代の甘い駆け引きで終わりません。10年の空白を挟んだ第2部で、消えた恋人と一途な想いを守り続けた男が、大人になった愛実の前に並び立ちます。この記事では最新138話までの展開を追いながら、橘蓮が姿を消した理由、来夢の目的、愛実が書く小説に隠された相似を整理します。日本で今どこまで読めるのかも、話数の実数で示します。
コミックシーモアなら、1話から買える。気になった話だけ読める。
「作戦名は純情」あらすじ・ネタバレ
作品名:「作戦名は純情」
作者:kkokkalee(文)/Dledumb(絵)
出版社:LINE Digital Frontier(LINEマンガ)
ステータス:休載中
巻数:日本語の紙単行本は刊行なし。韓国語版は既刊6巻(2026年8月時点)
連載媒体:NAVER WEBTOON(韓国)、LINEマンガ(日本)
メディアミックス
映像化はされていませんが、音楽まわりの展開が厚い作品です。日本では2023年7月に匿名音楽ユニット・ユトレヒトの楽曲「Hex」とのコラボPVが公開されました。韓国ではfromis_9の「Love Me Back」、FIFTY FIFTYの「Oops, My Bad」、iznaの「Psycho」など、複数のグループがオリジナルサウンドトラックに参加しています。YouTubeでは公式のボイスコミックも配信されており、絵だけでなく声と音楽から作品に入る道が用意されています。
韓国版と日本版 ー 読める話数がどこまで違うか
原作は韓国「NAVER WEBTOON」で2022年4月9日から毎週土曜に配信されている「작전명 순정」(英題 Operation: True Love)です。日本版はLINEマンガで2022年11月18日に配信が始まりました。韓国版は第1部を2023年12月に終え、2024年5月から第2部に入っています。
ここで押さえておきたいのが、日本の電子書店で買える話数と、韓国で公開済みの話数がずれている点です。韓国版は2026年3月14日公開の138話まで進んだところで休載に入りました。一方、コミックシーモアとeBookJapanで購入できるのは108話までです(2026年8月時点)。ネット上で「130話台」の展開が語られているのは、ほぼ韓国版の話数を指しています。
韓国版を先に読みたい場合は、NAVER WEBTOONの原作ページから追う方法があります。韓国語のみの対応となるため、ブラウザの翻訳機能を併用することになります。日本語で読むなら、まずは電子書店で108話までを追いかけ、その先を原作で確かめる順番が現実的です。

あらすじ ー 愛される量ゼロの少女が仕掛けた、期限付きの嘘
高校生の木無愛実は、自分のロッカーでピンク色の古いガラケー「ジェリーポップ」を見つけます。画面に表示されたのは、人が一生の間に受け取る愛の総量を示す「ラブ・メーター」という数値でした。愛実に割り当てられていた数字は、ゼロ。冗談だと思って捨てても、ガラケーは何度でも彼女の手元に戻ってきます。
その日、愛実は長く付き合っていた彼氏の遠野智哉が、姉妹同然に育った親友の花咲来夢とキスをしている場面を教室で目撃します。恋人と親友、いちばん近い二人から同時に裏切られた瞬間でした。数値がゼロだという宣告は、ただの占いではなく、自分の実感そのものとして愛実に突き刺さります。
数値を上げなければ不幸な運命が待っていると告げられた愛実は、その現場に居合わせたクラスメイト・橘蓮に「偽の恋人作戦」を持ちかけます。智哉を嫉妬させ、自分の価値を数字で証明するための嘘の関係でした。ところが不器用な蓮の優しさに触れるうちに、演技のつもりだった感情は輪郭を変えていきます。
そこへ、学校一のモテ男である百谷玲央が愛実に真っ直ぐな好意を向け始めます。誰にも興味を示さなかった男が、よりによって「愛される量ゼロ」の少女だけを見つめる。三人の関係が動き出したところで、数値を管理する謎の企業マランエンターテインメントの影も、静かに濃くなっていきます。
「作戦名は純情」のネタバレあらすじ ー 蓮が消えた経緯と、10年後に三人が再会するまで
【ネタバレ注意】「作戦名は純情」の最新話まで読む(タップで開きます)
ゼロと表示されたラブ・メーター(プロローグ〜7話)
愛実がロッカーで拾ったジェリーポップは、持ち主の意思を無視して彼女の愛情数値を表示し続けます。ゼロという表示は、システム上のバグとしてマランエンターテインメント側にも検知されていました。同じ日、愛実は智哉と来夢の浮気を目撃し、信じていた二つの関係を同時に失います。来夢は幼い頃に両親を失い、愛実の家族に引き取られて育った相手でした。家族同然だった少女に恋人を奪われたという事実が、数値ゼロの宣告を裏づけるかたちで愛実を追い詰めます。ガラケーは、数値を増やさなければ不幸な運命が課されると警告を重ねてきました。
偽の恋人作戦が本物に変わるまで(8話〜50話)
愛実が協力を求めた相手は、浮気の現場に居合わせた智哉の親友・橘蓮でした。嫉妬を煽って数値を動かすという打算から始まった関係でしたが、蓮は約束をきちんと守り、愛実が傷つく場面では黙って前に立ちます。雨に濡れた蓮を愛実の父が家に招き入れた一件をきっかけに、二人の距離は一気に縮まりました。同じ頃、学校の人気者である百谷玲央が愛実に強い関心を示し始めます。玲央は他人に無関心でありながら、愛実にだけは不器用なほど直球で好意をぶつけました。裏ではマラン社の実務責任者・守谷健が愛実のバグ状況を会長のハルに報告し、監視の網が静かに絞られていきます。
暴かれた不倫と、告げられなかった別れ(51話〜103話)
愛実は甘い言葉で引き止めようとする智哉をきっぱり拒み、過去の関係を清算します。蓮とは互いの気持ちを確かめ合い、偽装ではない恋人同士になりました。幸福が続いたのはここまでです。来夢が学校の掲示板に、蓮の父・橘真一と音楽教師・夏美の不倫を暴露します。ピアノ科教授だった父の醜聞で橘家は崩壊し、その混乱のなかで蓮は左耳を負傷して聴力に障害を負いました。母の橘麻紀も精神的に追い詰められ、家庭は元の形に戻りません。蓮は理由を告げないまま海外へ渡り、愛実の前から完全に姿を消します。愛実を想い続けていた玲央も、自分の気持ちを胸にしまったまま転校していきました。
28歳の再会、崩れない冷淡さ(104話〜129話)
物語は10年後へ跳びます。28歳になった愛実はKDD企画のデザイナーとして働き、恋愛からは距離を置いたまま、趣味で書くウェブ小説「ベルサイユのブラックローズ」を心の逃げ場にしていました。そこへ、世界的な音楽プロデューサー「T」となった蓮と、トップ俳優に登り詰めた玲央が、仕事を通じて同時に現れます。再会した蓮は10年の空白について謝罪も説明もせず、突き放すような態度を貫きました。追い打ちをかけたのが、裏切ったはずの来夢とだけは10年間ずっと連絡を取り合っていたという事実です。自分だけが置き去りにされていたと知った愛実の怒りは、恋愛感情よりも先に噴き出します。
空港で止まった物語(第138話の到達点)
玲央は映画監督の受賞パーティーに愛実を招き、暗がりのなかで10年間変わらなかった想いを告げ、キスをします。その場面を偶然目撃した蓮の感情も、冷淡な仮面の下で崩れ始めました。車が故障した夜、愛実は蓮を問い詰めますが、彼は肝心なところで言葉を濁します。感情が振り切れた愛実は衝動的に蓮へキスをし、蓮もそれに応えました。後日、見合い相手のジフンが愛実を侮辱する電話をしているのを聞きつけた蓮は、静かな凄みで相手を追い払います。抗議する愛実に対し、蓮は「君の人生に干渉したい」と本音を漏らしますが、愛実は折れたヒールのまま裸足で去りました。最新話では、ニューヨークへ戻ろうとする蓮を愛実が空港で引き止め、蓮が飛行機を捨てて彼女に靴を履かせ、自分の秘密を打ち明けようとする直前で休載に入っています。
みさきガチ評価・徹底考察

- 「愛される量」を数値で突きつける設定が、甘い恋愛劇に生存のひりつきを持ち込んでいる
- フルカラーWebtoonの色彩設計が、セリフのない一コマで感情の落差を伝えている
- 黒ワンコの蓮と白ワンコの玲央という真逆のヒーロー像が、読者に選択を強いる構造になっている
- 第2部に入るとラブ・メーターとジェリーポップの設定がほぼ機能しなくなり、物語の軸が三角関係一本に細る
「みさきの総評」 ー 数値ゼロという宣告が、恋愛劇を生存の問題に変えた
愛されたいという願いを数字で可視化した発想が鋭く、偽装から始まる甘さと痛みが同時に走ります。設定の失速を差し引いても、三角関係の熱量だけで読ませ切る作品です。
数値ゼロから始まった物語が、10年後に問い直すもの

第1部で完成したはずの恋人関係を、作者はわざわざ壊してから10年後へ跳びました。その断絶が何のために置かれたのかを、三つの角度から読み解きます。
蓮の失踪は、愛情ではなく回避として描かれています
読者の怒りがいちばん集まっているのが、蓮が何も告げずに消えた点です。父の不倫が暴かれて家庭が壊れ、その過程で左耳の聴力を失った蓮は、自分の周囲にいる人間が次々に傷ついていく光景を見続けました。愛実を巻き込まないという判断には、守りたいという気持ちと、自分が近くにいれば相手も壊れるという恐怖の両方が混ざっています。
ただし、この行動を美談として受け取るのは難しい構造になっています。10年後に再会した蓮は、説明も謝罪もしないまま冷たい態度を取り続けました。守るために消えたのなら、戻ってきた時点で語る言葉があるはずです。それを避け続ける姿は、犠牲的な決断というより、向き合うことから逃げる人間の輪郭に近づいています。
興味深いのは、蓮が来夢との回線だけは切らなかったという事実です。来夢は橘家崩壊の直接の原因であり、蓮にとって守る理由のない相手でした。傷つける心配をしなくていい相手だからこそ遮断しなかったと読むこともできます。裏を返せば、愛実との連絡を断ったことは、彼が払える最大の代償だったのかもしれません。
この解釈が当たっているかどうかは、まだ確定していません。空港で秘密を打ち明ける直前に休載へ入ったため、読者は蓮自身の口から出る理由をまだ聞けていない状態です。
愛実の小説は予言なのか、痛みの裏返しなのか
大人になった愛実が書くウェブ小説「ベルサイユのブラックローズ」には、ヒロインがメインヒーローではなく2番手の男と結ばれるという筋書きが置かれています。これを現実に重ねれば、蓮ではなく玲央と結ばれる未来を示しているようにも見えます。読者のあいだで玲央エンド説が根強いのは、この一点が大きいところです。
別の読み方もできます。愛実はこの物語を現実逃避として書いています。小説のなかでだけ選ばれなかった側を救うことで、自分が失った蓮への未練を処理しようとしている、という解釈です。この場合、小説は未来の予告ではなく、10年前に置き去りにされた痛みの反転として機能します。
構図をさらに不穏にしているのが、マラン会長ハルの存在です。ハルはこの小説の熱狂的な読者であり、愛実の運命を動かす力を持っています。小説の展開と現実の三角関係が呼応して見えるとき、ハルが筋書きに合わせて現実を改変しているのか、愛実が無意識に自分の結末を書き当てているのか、どちらとも決まっていません。
消えたラブ・メーターと、残された三角関係
第1部でこの作品を特別にしていたのは、愛情を数値で管理するという発想でした。ゼロのままなら排除されるという設定が、恋愛の駆け引きに時間制限を与えていたわけです。ところが第2部に入ると、ジェリーポップもマラン社もほとんど画面に現れなくなります。読者が「設定はどこへ行ったのか」と戸惑うのは当然の反応です。
この失速を、単なる回収漏れと見るか、テーマの移し替えと見るかで評価は割れます。第2部が扱っているのは、外から与えられた数値ではなく、喪失を抱えた人間が自分の価値をどう測り直すかという問いです。誰かに愛された量ではなく、自分で選び直す力の話に主題が移ったと考えれば、システムが後景に退くのは筋が通ります。
とはいえ、ハルと来夢という二人の駒が宙に浮いたままである点は無視できません。ハルは愛実の人生を観賞するために運命を操作し、来夢は10年間ずっと蓮の側に居続けました。連載が再開したとき、この二人をどう畳むかが、第2部の評価をそのまま決めることになります。
登場人物・キャラクター分析
登場人物 相関図

物語を動かす主要キャラクター
木無愛実(きなし まなみ)

ラブ・メーターに「愛される量ゼロ」と表示された主人公です。両親に大切に育てられた素直な性格で、そそっかしい一面もあります。彼氏と親友の裏切りを同じ日に知り、運命を動かすために偽装恋愛作戦を決行しました。
28歳になった現在はKDD企画のデザイナーとして自立していますが、10年前の喪失を抱えたまま誰とも深く関われずにいます。逃げ場として書き続けているウェブ小説が、彼女自身の現実と不気味に重なり始めました。優柔不断だという批判を受けやすい立場ながら、二人の男に挟まれても流されずに立っている姿は、第1部の彼女とは別人です。
橘蓮(たちばな れん)

偽装恋愛の共犯者から本物の恋人になり、理由も告げずに海外へ消えたメインヒーローです。愛想のない態度の裏に面倒見の良さを隠すタイプで、高校時代の愛実にとっては数少ない理解者でした。
父の不倫が暴露された混乱のなかで左耳の聴力を失い、家庭ごと壊れた過去を背負っています。10年後は音楽プロデューサー「T」として成功を収めていますが、再会した愛実には説明も謝罪もしません。それでいて彼女を侮辱した男は容赦なく追い払い、「君の人生に干渉したい」と口を滑らせる ー その矛盾こそが、この人物の現在地です。
百谷玲央(ももたに れお)

高校時代から愛実だけを見つめ続ける、もう一人のヒーローです。誰もが振り返る容姿を持ちながら、カメラ恐怖症で音痴という弱点があります。他人にはまるで関心を示さないのに、愛実に対してだけは真っ直ぐな言葉を選びました。
高校時代は愛実の選択を尊重して身を引き、黙って転校しています。10年後はトップ俳優として再会し、受賞パーティーで積年の想いを告白しました。逃げ続ける蓮とは正反対の姿勢が、読者から「報われてほしい」という声を集め続けています。
脇を固める重要人物たち
花咲来夢(はなさき らいむ)

幼い頃に身寄りを失い、愛実の家に引き取られて姉妹同然に育った親友です。成績優秀で容姿にも恵まれた人気者でありながら、愛実の彼氏と関係を持ち、蓮の父の不倫を掲示板に暴露して橘家を壊しました。10年後も蓮と連絡を取り合っていた事実を愛実に突きつけ、精神的に追い詰め続けています。愛情と嫉妬と依存が分かちがたく絡んだ人物で、その目的はまだ明かされていません。
遠野智哉(とおの ともや)

愛実の元彼氏で、学校では人当たりの良い人気者として通っていました。来夢との浮気を目撃されてもなお、甘い言葉で愛実を引き止めようとします。愛実にきっぱり拒まれて関係は完全に終わり、10年後の第2部には登場しません。彼の身勝手さが、愛実を作戦へ踏み出させた最初の一押しでした。
ハル
マランエンターテインメントの会長として、ラブ・メーターとジェリーポップのシステムを握る人物です。表向きは芸能事務所の経営者でありながら、愛実の書くウェブ小説の熱狂的な読者でもあります。彼女の人生を物語として特等席から眺めるために、裏で運命に手を入れていると示唆されてきました。
守谷健(もりや たける)
マラン社の新人育成チーム総括チーム長です。ハルの部下として組織の実務を回しながら、愛実のバグ状況や行動を逐一報告する役目を担っています。システム側から愛実を見ている数少ない視点であり、読者に会社の内情を伝える窓口にもなっています。
橘真一(たちばな しんいち)
芸徳大学でピアノ科教授を務める、蓮の父親です。教え子である夏美との関係が来夢によって暴かれ、家庭の崩壊を招きました。息子の人生を最も大きく狂わせた張本人でありながら、その後の描写は多くありません。
橘麻紀(たちばな まき)
弁護士として働く、蓮の母親です。夫のスキャンダルが公になったことで追い詰められ、入院を余儀なくされました。プライドが高く感情の揺れが激しい人で、家庭が壊れていく過程は蓮の心に消えない傷を残しています。彼が何も告げずに海外へ渡った背景には、この母との関係も影を落としています。
夏美(なつみ)
高校の音楽教師であり、橘真一のかつての教え子です。真一との関係が暴露されたことで、蓮の家庭が崩れる直接の引き金になりました。当人の心情はほとんど描かれず、スキャンダルの当事者という位置に留まっています。
ドヨン
第2部で登場する蓮の知人です。バーで蓮の話し相手になり、遠慮のない言葉で本音を引き出します。誰にも弱みを見せない蓮が、唯一だけ愚痴めいた言葉をこぼせる相手として機能しています。
読者の評価と反響 ー 「どちらも選べない」が生む熱狂と苦悩
課金が止まらなくなる読者たち
レビューで最も多いのは、「橘くんと百谷くんのどちらも推せる」という声です。愛実がどちらに転んでも構わない、いっそ両方のルートを見せてほしい ー そんな悲鳴に近い感想が並びます。黒ワンコの蓮と白ワンコの玲央という呼び方が定着していることからも、二大勢力の拮抗ぶりが伝わってきます。
作画への評価も高く、「こんな色気のある高校生は見たことがない」「電車のなかで悶えてしまった」といった反応が繰り返し投稿されています。普段は漫画を読まない年代の読者が娘に布教したという体験談まで出てくるあたり、キャラクターの引きが年齢層を越えて届いていることが分かります。
序盤で一度離脱したものの、話が進んでから読み直してハマったという声も目立ちます。ラブ・メーターやマラン社の説明が最初は飲み込みにくく、そこを越えた読者から「主人公が実はすごく良い」「二人とも心が優しい」という再評価が出てくる流れです。設定に戸惑ったまま止めてしまうのは、少しもったいない読み方かもしれません。
展開への怒りは、本気で読んでいる証拠
厳しい声も相当な量があります。中心にあるのは、10年のタイムスキップで蓮が別人のようになった点です。音信不通のまま姿を消しておいて、再会後も説明せず冷たい態度を取り続ける ー その振る舞いに、韓国のコメント欄でも「主人公を交代させてほしい」という反応が並びました。序盤の設定が第2部で機能しなくなったことへの落胆も重なっています。
ヒロインに対する不満も無視できません。玲央の気持ちを知ってからも二人のあいだで揺れ続ける姿に、「見ていて苦しい」と離脱した読者がいます。玲央が報われないまま当て馬で終わるのではないかという心配は、同情というより祈りに近い温度で語られています。
それでも、これだけ怒られる作品はそう多くありません。感情移入していなければ、10年前の別れ方に本気で腹を立てることはないからです。空港で蓮が口を開いたとき、この怒りがどんな感情に変わるのか ー そこを見届けたい気持ちが、読者を離さない燃料になっています。
疑問を解消(Q&A)
読み進めるほど気になってくる疑問を、作中の情報と公式の配信状況をもとに整理しました。結末に触れる質問は末尾にまとめてあります。
みさき「作戦名は純情」を一番お得に読む方法・まとめ
愛されたい願いを数字に変換した、残酷で優しいラブストーリー
この作品が読者を離さない理由は、恋のときめきと生存の緊張が同じ画面に同居しているところにあります。ラブ・メーターに出たゼロという数字は愛実だけの問題ではなく、自分は誰かに必要とされているのかという読者自身の不安を静かに映し返してきます。
偽装から始まった蓮との関係、10年間ぶれなかった玲央の想い、そして来夢とハルの思惑。空白を挟んで絡まった糸は、まだ一本もほどけていません。休載中の今は、第1部から108話までを一気に追いかけるのに向いた時期です。読み終えたころには、空港で蓮が口を開く瞬間を心待ちにしている自分に気づくはずです。
フルカラーの作画とK-POPアーティストによるサウンドトラックまで含めて、韓国発Webtoonの強みが素直に出た一作です。1話ずつ買える形式なので、気になった場面だけを拾い読みする楽しみ方もできます。
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